【ゴキブリ駆除剤】たった1本で予防も駆除もおまかせ！最強駆除剤を紹介｜害虫駆除110番｜クロアリ・ダニ・ムカデなどの害虫トラブルを即解決

「ゴキブリ駆除剤を検索したらたくさん出てきた！スプレーにくん煙剤にゴキブリ団子、結局どれがよいの？！」
ゴキブリ駆除剤はたくさんあるため、どれがよいか迷いますよね。
ゴキブリ駆除で迷ったら「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー（通称ごいス）」がおすすめです。
「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は目の前のゴキブリ駆除と1ヵ月のゴキブリ予防ができる、万能型の殺虫スプレーだからです。
しかも大手の通販サイトでよく販売されており、今人気の商品でもあります。

この記事では「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」の他、今人気のゴキブリ駆除剤8選やゴキブリ駆除剤を選ぶときにどこを見ればよいか？ゴキブリ駆除剤の情報をまとめました。
効果的なゴキブリ駆除剤の使い方も掲載しているため、気になるゴキブリも自分で徹底的に駆除できますよ。

下記の本文を読めば、今後ゴキブリ駆除剤選びで悩むことはありません。
ゴキブリでお悩みなら、この記事でご家庭にあったゴキブリ駆除剤を選んでください。

迷ったら万能タイプ！コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー

メーカー	KINCHO
平均価格	998円(税込)
内容量	200ml
主要成分	イミプロトリン、フェノトリン(ピレスロイド系)
製品サイト	https://www.kincho.co.jp/seihin/insecticide/go_aerosol/gokiburi_n_spray/index.html

※平均価格は次章のPDFを参照

ゴキブリ駆除剤選びで迷ったら、KINCHO（キンチョー）の コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー（通称・ごいス）がおすすめです。

理由は「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」が、今回調査した196商品のなかで予防と駆除が1本でできる万能型の殺虫スプレーで、大手通販サイト5社で取り扱っている数も多い今人気の商品だからです。

ゴキブリ駆除剤には大きく分けて「殺虫スプレー、ワンプッシュくん煙剤・くん煙剤、毒エサ（ゴキブリ団子）」があります。
殺虫スプレーのコックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレーと他のゴキブリ駆除剤の効果を比較しました。

種類	駆除までの時間	予防期間	隠れたゴキブリへの効果	準備
ゴキブリがいなくなるスプレー	数秒	約1ヵ月間	〇	なし
ワンプッシュ	記載なし	約2週間～約1ヵ月間	〇	なし
くん煙剤	2~3時間	なし	◎	必要
毒エサ	ゴキブリが食べてから	数ヵ月間～1年間	〇	なし

ゴキブリ駆除剤は製品によって異なるためすべての商品に該当するわけではありませんが、一般的に上記の製品が多いでしょう。
コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレーは、他の駆除グッズと比べてお手軽でいろいろな効果がありますね。
ではじっくり見ていきましょう。

コックローチ コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレーがイチオシの4つの理由

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」がイチオシの理由は以下のとおりです。

ゴキブリ駆除剤は種類によって、効果やメリットが異なります。
そのため駆除の目的によってゴキブリ駆除剤を選ばなくてはなりませんが、「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は上記の効果を1本で発揮します。
そのため買っておけば駆除から予防が手間なく簡単にできるため、おすすめなんです。

では理由を詳しく解説します。

目の前のゴキブリ駆除と予防が一緒にできる

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は目の前のゴキブリ駆除はもちろん、約1ヵ月間ゴキブリの発生予防できます。

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は殺虫スプレーのため目の前のゴキブリ駆除ができるのはもちろん、あらかじめスプレーを散布しておくとゴキブリ予防もできます。
さらに後述の侵入防止もできて、予防もバッチリです。

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」を用意すれば、ゴキブリ駆除と予防が1本で手間なくできます。

ゴキブリの侵入防止につかえる

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は室内だけでなく、玄関やベランダなどの侵入防止にも使えます。

ゴキブリは開けっ放しの玄関や掃き出し窓などの、人間の出入り口からも侵入します。
そのため本来は予防用のスプレーをまいたり忌避剤を設置したりしますが、「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」があれば侵入防止も室内のゴキブリ駆除も1本にまとめられます。予防に加えて侵入防止にも対応したいなら、「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」がおすすめです。

隠れたゴキブリにも効く

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は隠れたゴキブリを追い出す、追い出し効果があります。

追い出し効果とは、ゴキブリの嫌がるニオイや薬剤で隠れているゴキブリをいぶり出す効果のことです。
ごいスをすき間に噴射すると、ゴキブリが薬剤を嫌がり出てきます。

出てきたゴキブリには直接噴射して対応できますし、「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」をスプレーした場所をゴキブリが通れば駆除ができます。
家具のすき間に隠れたゴキブリも駆除できるため、おすすめです。

準備・待ち時間・片付けの手間がいらない

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は準備・待ち時間・片付けの手間がいりません。

殺虫スプレーのよいところは、ゴキブリが出たらすぐに使える利便性です。
「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」は殺虫スプレーのため、サッと使えます。

使う前に家電にカバーをかけたり、使ったあとに掃除をしたりする必要もないのでいつでもすぐに使えます。

駆除・予防が簡単にできるため、ゴキブリ駆除剤で迷ったらコックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレーを用意しましょう。
しかし「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」にも注意点があります。
それは昆虫や爬虫類のペットがいるお部屋では使えないことです。

キンチョー公式でも「昆虫、魚類、両生類・爬虫類を飼育している部屋で使用しないでください」と述べています。
昆虫や爬虫類のペットを飼っている方は、薬剤を使わない瞬間冷凍のスプレーや毒エサをつかいましょう。

参考:KINCHO 製品 Q&A[昆虫や観賞魚がいる部屋で使用しても大丈夫ですか？]

「コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレー」の紹介は以上です。
しかしいろいろな商品から自分で選びたい方も多いですよね。

次の章から人気のゴキブリ駆除剤8選をご紹介します。

今人気！おすすめゴキブリ駆除剤8選

Amazon、楽天市場、ヨドバシカメラ、Yahoo！ショッピング、au　PAY　マーケットのインターネット通販サイト5社で販売している害虫駆除グッズ196商品を調査しました。
調査してわかった多くのサイトで取り扱いの多い、人気商品を8商品をご紹介します。

ゴキブリ駆除剤には大きく分けて「殺虫スプレー、ワンプッシュくん煙剤・くん煙剤、毒エサ（ゴキブリ団子）」があります。
ざっくりと使い方を分けると以下のとおりです。

そこでタイプに分けて、おすすめの商品を紹介します。

またゴキブリ駆除グッズは同じシリーズでも量が違う、使用場所が違うなどいろいろな商品展開がなされています。
そのため今回はシリーズの累計で集計しています。

※調査日2023年2月28日　平均価格など詳細は下記のPDFをご確認ください。
今人気！おすすめゴキブリ駆除剤8選商品一覧 （PDFファイル）

[スプレー]ゴキジェットプロシリーズ 平均994円（税込）

メーカー	アース製薬株式会社
平均価格	994円(税込)
内容量	450ml
主要成分	イミプロトリン(ピレスロイド系)
製品サイト	https://www.earth.jp/products/goki-jet-pro-450/index.html

ゴキジェットプロは速攻成分イミプロトリンが配合された殺虫剤です。
イミプロトリンは他の殺虫成分に比べて、ゴキブリにすぐに効くため、素早く駆除ができます。
すき間用ノズルもあるため、狭い場所に逃げ込んだゴキブリも安心です。

ゴキジェットプロのシリーズには、より強力な医薬品ゴキジェットプロもあります。
医薬品ゴキジェットプロには待ち伏せ効果もあるため、予防効果も欲しい方は医薬品のほうを購入しましょう。

[スプレー]コックローチ　ゴキブリがうごかなくなるスプレー 平均821円（税込）

メーカー	KINCHO
平均価格	821円(税込)
内容量	300ml
主要成分	イミプロトリン(ピレスロイド系)
製品サイト	https://www.kincho.co.jp/seihin/insecticide/go_aerosol/gokiburi_u_spray/index.html

コックローチゴキブリがうごかなくなるスプレー（通称:ごうス）は、最初に紹介したごいスのシリーズ商品です。
コックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレーはゴキブリ駆除の他予防ができましたが、こちらは駆除に特化した商品です。
殺虫成分に加えて冷凍成分が配合されており、凍らせて動きを鈍らせ殺虫成分を使い2秒噴射でゴキブリを駆除します。

「とにかく早くゴキブリを駆除したい！」という方におすすめです。

[ワンプッシュ]おすだけアースレッド 無煙プッシュシリーズ 平均1,819円（税込）

メーカー	アース製薬株式会社
平均価格	1,819円(税込)
内容量	16ml
主要成分	ペルメトリン(ピレスロイド系)
製品サイト	https://www.earth.jp/products/earth-red-spray-60/index.html

ワンプッシュタイプのくん煙剤は、すき間や部屋の四隅にふきかけるとゴキブリ駆除ができるくん煙剤です。
従来のくん煙剤と違い、準備や待ち時間がかからないのが特徴です。

おすだけアースレッド無煙プッシュは、ゴキブリのいそうなすき間にひと吹きすれば、バリア効果でゴキブリのいない空間を1ヵ月作ります。
従来のくん煙剤と違い、脱衣所や玄関など狭い場所のすき間にも使えるのがうれしいポイントです。

60プッシュ～120プッシュの容量タイプがあるため、たくさん使いたい方は120プッシュがおすすめです。

[ワンプッシュ]ゴキブリムエンダー 平均1,574円（税込）

メーカー	KINCHO
平均価格	1,574円(税込)
内容量	36ml
主要成分	フェノトリン、メトフルトリン(ピレスロイド系)
製品サイト	https://www.kincho.co.jp/seihin/insecticide/go_aerosol/muender/index.html

ゴキブリムエンダーは部屋全体に使う、ワンプッシュタイプのくん煙剤です。
窓を閉め切り、方向をかえながら4プッシュするだけでゴキブリ駆除ができます。

キンチョーによるとムエンダー40プッシュ用で60畳のゴキブリ駆除ができるそうです。
40プッシュから80プッシュまであるため、ムエンダー1本で家中のゴキブリが駆除できますね。

[くん煙剤]バルサンシリーズ 平均1,882円（税込）

メーカー	レック株式会社
平均価格	1,882円(税込)
内容量	12g
主要成分	メトキサジアゾン、シフェノトリン(ピレスロイド系)
製品サイト	https://varsan.jp/products/varsan/4580543941634/

ゴキブリくん煙剤でおなじみのバルサンには、おもに3種類のシリーズがあります。
昔ながらのバルサン、バルサンに有効成分をプラスして効き目が強くなったバルサンプロEX、精密機器にカバーをかけなくても使えるらくらくバルサンです。

今回紹介するくん煙剤は、カバーをかけなくても使えるらくらくバルサンです。
くん煙剤の部屋中隅々まで届く徹底駆除の効果と精密機器や観葉植物にカバーをかけなくても使える利便性の2つを兼ね備えています。

ただし他のバルサンシリーズと同じく、火災報知器、変色や故障のおそれがあるものにはカバーが必要です。

[くん煙剤]アースレッドWシリーズ 平均1,216円（税込）

メーカー	アース製薬株式会社
平均価格	1,216円(税込)
内容量	10g
主要成分	メトキサジアゾン(オキサジアゾール系)、シフェノトリン(ピレスロイド系)
製品サイト	https://www.earth.jp/products/earth-red-6-8/index.html

アースレッドWには、10種類ほどの製品があります。
レバーを押すだけで使える製品や子供部屋・寝室専門のものなど、さまざまです。

今回紹介しているアースレッドWはシリーズのなかで標準的な商品です。
煙の出るくん煙タイプと煙の出ないノンスモークタイプがありますが、火災報知器の誤作動の心配が少ないノンスモークタイプがおすすめです。

[毒エサ]ブラックキャップシリーズ 平均869円（税込）

メーカー	アース製薬株式会社
平均価格	869円(税込)
内容量	12個
主要成分	フィプロニル(フェニルピラゾール系)
製品サイト	https://www.earth.jp/products/black-cap/

ブラックキャップはドミノ効果のある毒エサです。
ドミノ効果は後述しますが、簡単にいうと巣にいるゴキブリまで効く効果のことです。
ブラックキャップのドミノ効果は、メスが産む前の卵にも効果があります。

効果は1年間続くため、年に1回取り替えるだけでゴキブリ予防ができますよ。

[毒エサ]コンバットシリーズ 平均933円（税込）

メーカー	KINCHO
平均価格	933円(税込)
内容量	4個
主要成分	ヒドラメチルノン(アミジノヒドラゾン系)
製品サイト	https://www.kincho.co.jp/seihin/insecticide/go_combat/combat/index.html

コンバットはドミノ効果があるため、巣にいるゴキブリまで徹底的に駆除できます。

またコンバットは6種あり、今回紹介している部屋に置いて使うタイプや屋外用などさまざまです。
部屋に置くタイプだけでも薬剤が大きく少ない個数でよいもの、反対にあちこちに置いて使いやすい小型で個数の多いタイプなど、間取りに合わせた商品が選べます。

コンバットはどれも1年間の予防効果があるため、毎年同じ時期に交換すればゴキブリ予防ができます。

ゴキブリ駆除剤の紹介は以上です。
ゴキブリ駆除剤は製品によって使い方が異なります。

ご家庭に合わせて使いましょう。
しかし「どれも同じに見えてイマイチ選び方がわからない……」という方も多いでしょう。
そこで次の章からはゴキブリ駆除剤の選び方を解説します。

殺虫スプレーの選び方と使い方

ここからはゴキブリ駆除剤の選び方と使い方を解説します。
まずは使いやすく常備を考える方も多い、スプレーについてです。

殺虫スプレーの選び方はズバリ、成分です。
殺虫スプレーの成分によって効果が違うため、駆除用向きか？薬剤は使っているか？確認しましょう。

また殺虫剤を使うときは、ゴキブリの背中からかけると安全です。

では詳しく解説します。

殺虫スプレーは成分で選ぼう

殺虫スプレーでよく使われる成分は、以下のとおりです。

参考:大阪府[殺虫剤の系統分類]

殺虫スプレーの成分は、メーカー公式ホームページや商品の背面を見れば確認できます。
購入前に確かめておくとよいでしょう。

では1つずつ説明します。

即効性が高い【ピレスロイド系】

蚊取り線香にも使われている、除虫菊に含まれる成分です。
ピレスロイドはゴキブリが嫌がり寄ってこない忌避成分でもあるため、駆除や予防薬で幅広く使われています。

昆虫・爬虫類・両生類や魚には影響がありますが、人間やイヌ・ネコなどの恒温動物には影響の少ない成分です。
前の章でご紹介したコックローチ　ゴキブリがいなくなるスプレーや無煙プッシュシリーズに配合されています。
商品の一例:KINCHOキンチョール

予防効果が高い【カーバメイト系】

毒のある植物・カラバル豆から作られた成分です。
光、熱や酸に強く長い時間残る、残存性が高い特徴があります。

残存性が高いため、待ち伏せ効果のあるスプレーに使われています。

商品の一例:バルサンまちぶせスプレー

薬剤成分を使わず駆除【瞬間冷凍】

瞬間冷凍は殺虫成分を使わず、ゴキブリを凍らせて駆除するスプレーです。
薬剤を使っていないため予防効果はなく、追い出し効果も薄いのでゴキブリに直接当てて使いましょう。

瞬間冷凍は薬剤を使わないため、昆虫や爬虫類のペットを飼っているご家庭でも使用できます。
ただし商品によっては薬剤を含む瞬間冷凍のスプレーもあるため、使用前に確認してください。

商品の一例:アース製薬ナチュラス 凍らすジェット ゴキブリ秒殺

薬剤成分を使わずに予防効果【ハーブアロマ類】

薬剤ではありませんが、ハーブなどの香りでゴキブリを予防する商品もあります。
ゴキブリはハーブのニオイを嫌うため、ゴキブリの侵入しそうな場所に散布してゴキブリを予防します。

ハーブにゴキブリを駆除する能力はないため、あくまでも予防用です。
薬剤成分を使っていないため、洋服や寝具など肌に触れるものにも使えます。

商品の一例:北見ハッカ通商ハッカ油

殺虫スプレーはゴキブリの背後に回って使う

殺虫スプレーは、ゴキブリの背後に回ってから使いましょう。

「ゴキブリにスプレーをかけたらとびかかってきてトラウマ」という話をよく聞きます。
ゴキブリは体の構造上前にしか進めないため、驚くと前に飛んできます。
そのためゴキブリの背後に回れば、スプレーをかけてもとびかかってきません。

ゴキブリのおしりには空気の流れを感じる毛があり、それで人間の気配を察知しています。
そのためゴキブリを見つけたら空気の流れを乱さないように、そっと背後に回りゴキブリの進行方向に向かってスプレーをかけましょう。

動きが鈍くなったらとどめのスプレーを噴射、動かなくなったらビニール袋に入れて可燃ゴミで処分して駆除完了です。
ゴキブリにスプレーをかけるときには、後ろからかけましょう。

参考:ゴキブリキャップの株式会社タニサケ[タニサケの虫コラム ゴキブリさんに秘められた恐るべき能力とは !?]

しかし「ゴキブリが隠れてしまい見失った。隠れたゴキブリまで徹底的に駆除したい」なら、くん煙剤がおすすめです。
選び方や使い方を見てみましょう。

ワンプッシュ・くん煙剤の選び方と使い方

隠れたゴキブリまで徹底的に駆除するなら、くん煙剤がおすすめです。
くん煙剤にはワンプッシュタイプ、くん煙タイプ、ノンスモークタイプの3種類があります。
簡単に違いをまとめると以下のとおりです。

大きな違いは手軽さと使用範囲です。

手軽に使いたい方はワンプッシュタイプ、部屋の隅々までしっかり駆除したい方はくん煙タイプがおすすめです。
部屋の隅々まで使いたいけど、煙が気になるのならノンスモークタイプです。

では詳しく解説します。

くん煙剤は手軽さと使用範囲で選ぶ

くん煙剤は手軽さと使用範囲で選びましょう。
手軽さで選ぶならワンプッシュタイプ、部屋の隅々までしっかり駆除するならくん煙タイプ・ノンスモークタイプがおすすめです。
またより効果を高めたい方は、同じ日にすべての部屋でくん煙剤を使うと効果的です。

3種類のくん煙剤を大まかに分けると以下のとおりです。

種類	準備・片付け	使用範囲	煙
ワンプッシュ	なし	・家具のすき間 ・部屋の四隅	なし
ノンスモーク	必要	・部屋中 ・家具の中
くん煙			あり

参考:アース製薬株式会社公式

くん煙剤はどれも、部屋全体に効果があります。
しかし作業をおこなう範囲は異なります。

ワンプッシュタイプは手軽使えますが、範囲は狭くおもに家具の隙間に使います。
そのため「押入れや家具の中まで徹底的に駆除したい！」という場合は、ワンプッシュタイプでは大変です。

反対にノンスモーク・くん煙タイプは、部屋全体・家具の中まで駆除剤が行き渡りますが、準備・片付けが必要です。

手軽に使うのならワンプッシュタイプがおすすめです。
しかし部屋の隅々まで使いたいなら、ノンスモーク・くん煙がよいでしょう。

またくん煙剤は、煙が出るか出ないか？も重要です。
煙が出ると火災報知器に反応、ご近所の目も気になる方が多いからです。

ワンプッシュタイプとノンスモークタイプは煙が出ません。
火災報知器やご近所の目が気になる方は、煙の出ないタイプを選びましょう。

手軽さで選ぶならワンプッシュタイプ、しっかり駆除したいならくん煙タイプ、しっかり駆除したいけど煙が気になる方はノンスモークタイプを選びましょう。

さらにくん煙剤はどのタイプを選んでも、同じ日にすべての部屋でくん煙剤を使うと効果的です。
1部屋だけくん煙剤を使うと、ゴキブリが別の部屋に逃げてしまうことがあります。
そのため同じ日にすべての部屋で同時にくん煙剤をまけば、より効果的にゴキブリ駆除ができます。

くん煙剤のタイプを選び、より効果的にくん煙剤をつかいましょう。

くん煙・ノンスモークタイプ使用手順

くん煙・ノンスモークタイプは準備や片付けが必要です。
準備は製品により若干違いはありますが、大まかに以下のとおりです。

ポイントはカバーをかける家具や家電です。
くん煙剤ごとに異なりますが、大まかには以下のとおりです。

薬剤の影響が気になるなら、小さいものは別の部屋に避難させると安心です。
ただしくん煙剤によってはカバーなしで使える商品もあります。

くん煙剤は使用前に注意点や使用法を確認してから使いましょう。

くん煙剤は昆虫や爬虫類のペットがいると、なかなか使いづらいですよね。
昆虫などのペットがいるご家庭は、薬剤を散布しない毒エサがおすすめです。
次の章で解説します。

毒エサ（ゴキブリ団子）の選び方と使い方

毒エサ（ゴキブリ団子）はゴキブリの食べ物に薬剤を混ぜて駆除する方法です。

毒エサを選ぶポイントは、追い出し効果かドミノ効果です。
追い出し効果はゴキブリが建物から出ていく効果、ドミノ効果は巣にいるゴキブリまで駆除する効果です。
では詳しく説明します。

毒エサ（ゴキブリ団子）は追い出しかドミノ効果で選ぶ

毒エサは、追い出し効果かドミノ効果で選びましょう。
違いは以下のとおりです。

毒エサは被害の多い場所に重点的に置く

毒エサはよくゴキブリを見かける場所に、重点的に設置しましょう。
また毒エサには使用期限があるので、定期的に交換してください。

ゴキブリがよくいるのは、エサがあり、湿気がこもり、暗くて狭い場所です。
例えば以下のとおりです。

毒エサは基本的には「トイレに1個、脱衣所に1個」など、一部屋に1個ずつ仕掛けます。
ですが特にゴキブリをよく見かける場所は「冷蔵庫の下に1個、レンジの裏に1個」など重点的に仕掛けましょう。

また毒エサは、数ヵ月～1年ほどの使用期限があるため定期的に交換しましょう。

毒エサはゴキブリの多い場所に重点的に設置、定期的に交換をおこなうとより効果的にゴキブリが駆除できます。

粘着シートと毒エサを使うとより効果的

毒エサを効果的に使いたい方は、粘着シートと併用すると効果的です。

毒エサはゴキブリが食べてはじめて効果を発揮しますが、ゴキブリが食べているかどうか？わかりづらいですよね。
そこで粘着シートを使い観測します。

「毒エサを仕掛けたばかりの頃は粘着シートに5匹かかっていたが、1ヵ月後は2匹に減った」とわかれば、効果がよくわかりますね。
もし毒エサの効果が薄いようであれば、毒エサの種類を変えたり、設置場所を変えたり工夫しましょう。

毒エサと粘着シートの併用はプロでも実践している方法のため、より効果的な駆除を目指す方は試してみましょう。

ちなみにプロの害虫駆除業者は「ベイト剤」という毒エサを使用します。
ベイト剤は害虫駆除や害獣駆除で使われる、毒エサで形状はさまざまですが専用器具を使ったジェルタイプが多いでしょう。

大手の通販サイトでも市販されていますが、プロ用のベイト剤は量も多く使用方法も少し面倒です。
専用ケースに薬剤を注入、定期的に見回り薬剤が減っていたらまた注入を繰り返すためです。

もしも「プロ用のベイト剤を試したい、毒エサを使いたいが効果があるか不安」なら、害虫駆除のプロに相談しましょう。
また害虫駆除業者に相談したい方は、害虫駆除110番にご連絡ください。

害虫駆除110番は害虫駆除の業者をご提案するサービスです。
害虫駆除110番は全国にネットワークがあるため、日本全国のご依頼に対応いたします。

「でもうちはただの一軒家だし……」という方でも大丈夫です。
害虫駆除110番は一般のご家庭から、飲食店などさまざまな場所の害虫駆除を受け付けています。
害虫駆除110番の平均駆除費用は約3.7万円（37,238円税込）です。

本格的な駆除を考えるほどゴキブリでお悩みなら、ぜひ一度害虫駆除110番にお電話ください。

ゴキブリ駆除剤を使うときの注意点

ゴキブリ駆除剤は効果がよいほど、人体に影響があるのでは？と不安になりますよね。
ゴキブリ駆除剤は使用法を守れば、安全に、効果的に使用ができます。

また薬剤が付着しても洗い流したり、換気をおこなえば大丈夫です。
ではゴキブリ駆除剤の注意点を解説します。

薬剤の影響が気になるときの対処法3選

薬剤の影響が気になるときは、掃除や換気をおこないます。
体調に変化があった場合は、薬剤の成分がわかるものをもって医療機関にいきましょう。

薬剤の影響が気になる場合は、以下の行動をとってください。

殺虫スプレーやくん煙剤は、基本的に食器用洗剤などの中性の洗剤で洗えば落ちます。
食器やプラスチック性の容器は、洗えばOKです。

机や調理台にかかったら、中性洗剤でふき取りましょう。

寝具やカーペットなどすぐに洗えないものは、日光に当てて天日干しします。
殺虫スプレーやくん煙剤でよく使われるピレスロイド系は、光や熱に弱くすぐに分解されるためです。

薬剤の匂いが気になる場合は、換気をおこないます。
以上で薬剤の影響はなくなるはずです。

しかし「駆除剤の使用後気分が悪くなった、肌や目に刺激を感じる、誤飲・誤って吸った」場合は緊急外来などの医療機関に相談しましょう。
受診の際には、原因の薬剤の成分がわかるように商品の箱や説明書を持参してください。

用法用量、使用方法や注意点は必ず守る

ゴキブリ駆除剤は用法・容量を守らないと効果が出ない、健康に影響が出るおそれがあります。
商品の用法用量はきちんと守りましょう。

ゴキブリ駆除剤は製品によって使用方法が違います。
例えば殺虫スプレーにはゴキブリの嫌がる成分が使われていることが、よくあります。
もしも殺虫スプレーを毒エサの近くで使うと、ゴキブリが近づかなくなり効果が落ちてしまいます……。

また殺虫スプレーの成分は人間には影響が少ないものが使用されていますが、肌や目に刺激を感じる、大量に吸引して気分が悪くなることがあります。

ゴキブリ駆除剤には使用方法が記載されているため、購入時や使用前に必ず読み、用法用量はきちんと守りましょう。

ゴキブリ駆除剤は定期的に交換・作業を続ける

ゴキブリ駆除・予防は継続的におこないましょう。

ゴキブリ駆除剤には使用期限があり、大体数ヵ月から1年ほどです。
例えばワンプッシュタイプのくん煙剤は1ヵ月程度、毒餌エサは数ヵ月から1年程度です。

また駆除グッズの設置とともに、以下もあわせておこなうと効果的です。

日々の掃除、定期的な大掃除、定期的なゴキブリ駆除グッズの管理をおこないましょう。

しかし定期的な大掃除やゴキブリ駆除グッズの管理は、忙しいとなかなかむずかしい方も多いでしょう。
もしも「定期的な駆除をおこないたいけど、むずかしそう……」と感じたら、害虫駆除110番にご相談ください。

害虫駆除110番は、ゴキブリ駆除はもちろん作業後に清掃をおこないます。
害虫駆除110番は一般のご家庭から飲食店まで幅広く対応しているため、どのような広さの建物のゴキブリ駆除もお任せください。

ゴキブリの定期的な駆除でお悩みなら、ぜひ害虫駆除110番にご相談ください。

ゴキブリ駆除剤の質問

最後にゴキブリ駆除でよくある疑問や質問をまとめました。

中性洗剤がゴキブリ駆除剤の代わりになると聞きましたが本当ですか？

中性洗剤は駆除剤の代わりになります。
ただし使い勝手は悪いため、早めに殺虫スプレーを用意しましょう。

ゴキブリの胴体には気門（きもん）という空気を吸う穴があります。
気門にドロッとした中性洗剤が入ると、ゴキブリは呼吸ができなくなり駆除できます。

ただし中性洗剤を使ったあとの掃除に手間がかかるため、目の前のゴキブリには殺虫スプレーがおすすめです。
手元に駆除剤がないときに、中性洗剤を使いましょう。

抵抗性ゴキブリとはなんですか？

抵抗性ゴキブリとは、従来の薬剤が効かないゴキブリのことです。
抵抗性ゴキブリの対策は、別の駆除グッズを使うのが有効です。
いろいろな商品を試してみましょう。

例えばAという薬剤を、ゴキブリにまき続けます。
大半のゴキブリは駆除できますが個体によっては薬剤Aが効かないゴキブリもおり、わずかながらに残ります。
生き残ったゴキブリは薬剤Aに強い遺伝子を持っており、薬剤Aに強いゴキブリが残る、薬剤Aに強いゴキブリの子供が生まれるため抵抗性のあるゴキブリが増えるわけです。

抵抗性ゴキブリの対応として、ゴキブリ駆除グッズを販売している会社は別の薬剤を使ったり、別の味や匂い（誘引剤）を使ったりと工夫をしています。
もしもゴキブリ駆除グッズを使い続けて効果が薄いと感じたら、抵抗性ゴキブリがいるのかもしれません。

別の駆除グッズも使ってみましょう。

参考:ゴキラボ[驚異の生命力！スーパーゴキブリ（抵抗性ゴキブリ）は殺虫剤が効かない！]

ペットや子供に影響はありませんか？

ゴキブリ駆除剤は正しく使えば、多くのペットや子供に影響はありません。
しかし一部ペットには影響が出ます。
ゴキブリ駆除グッズは用法用量を守り正しく使いましょう。

ゴキブリ駆除の薬剤は、基本的に人間やイヌ・ネコなどの恒温動物には影響が少ないものを使っています。
しかしゴキブリ駆除剤は、昆虫・魚・爬虫類・両生類には影響があります。
カブトムシやトカゲなどのペットを飼っている方は、注意しましょう。

またいくら影響が少ないからといえ、説明を無視して使い続けると気分が悪くなるなどの健康に影響が出る場合があります。
ゴキブリ駆除グッズは用法用量を守り正しく使いましょう。

毒エサ（ゴキブリ団子）につられて外からゴキブリが集まることはありますか？

毒エサ（ゴキブリ団子）の有効範囲を考えると、ないそうです。
不安ならゴキブリ予防のスプレーや忌避剤を置いておきましょう。

毒エサの有効範囲は、製品にもよりますが数メートルほどです。

例えばタニサケのゴキブリキャップは、1平方メートルあたりに1個です。
距離にすると1メートルごとであり、タニサケホームページでも「ゴキブリキャップの場合は、ゴキブリが1～2メートルほどの距離に近づくと初めて引き寄せられる」とのことです。

また外からゴキブリが誘われることについて、タニサケは「ありません」とも明言しています。

補足ですが使用期限が切れた毒エサによっては、駆除の成分が消えて誘引成分だけが残ることがあります。
室内外にかかわらず、使い終わった毒エサを放置しているとそれがゴキブリのエサになるかもしれません。

毒エサが原因で外からゴキブリが来ることはまずありませんが、用法用量をきちんと守りましょう。

どうしても「外からゴキブリが来そうで怖い」という場合は、ゴキブリ予防のスプレーをまいたり、ゴキブリ忌避剤を設置しましょう。

参考:ゴキブリキャップの株式会社タニサケ[よくある質問]
参考:書籍「本当に困っている人のためのゴキブリ取扱説明書―ドクター青木式・究極の退治マニュアル」青木 皐（2002）:ダイヤモンド社

まとめ

ゴキブリ駆除剤は製品によって使い方や効果がさまざまです。
手軽に使える便利なものから、隠れたゴキブリまで一気に駆除できる本格的なものまで利用しやすいものを選びましょう。

迷ったら駆除と予防が一緒にできる商品がおすすめです。

ゴキブリ駆除剤の選び方は、製品によってさまざまです。
殺虫スプレーは成分で選びましょう。
即効性ならピレスロイド系、予防効果ならカーバメイト系がおすすめです。
薬剤を使わない殺虫スプレーもあるため、そちらも検討しましょう。

くん煙剤は手軽さと範囲が重要になります。
手軽に使いたいならワンプッシュタイプ、部屋の隅々までしっかり駆除したいならくん煙・ノンスモークタイプがおすすめです。

毒エサは追い出し効果とドミノ効果で比べてみましょう。
死骸を見たくない人は追い出し効果、巣のゴキブリまで徹底的に駆除したいならドミノ効果を選んでください。

最後にゴキブリ駆除グッズには効果の期間があります。
定期的に駆除グッズの散布や交換をおこない、ゴキブリの出ない環境を維持しましょう。

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