「いつのまにか庭が穴だらけ……もしかしてモグラ?」
庭に盛り上がった土の山ができていたら、モグラの仕業かもしれません。
放置してしまうと大事な庭を荒らされるだけでなく、芝生が枯れてしまうなどさまざまな被害を受ける可能性があります。
モグラの穴を見つけたら、早めの対策をおこないましょう。
当記事では以下の項目について詳しく解説していきます。
- モグラの穴の特徴
- モグラの穴を見つけたときの対処法
- モグラの穴を放置してはいけない理由
この記事を読めば、庭にモグラの穴を見つけたときにやるべき対策がわかり、モグラを追い出して大事な庭を守ることができるでしょう。
モグラでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
芝生にモグラがつくる穴の特徴
モグラがつくる穴には2つの特徴があります。
- 穴の横に「モグラ塚」がある
- 穴の周辺の土に「盛り上がり」や「へこみ」がある
芝生にモグラのつくった穴のようなものを発見したら、このような特徴があるか確かめてみましょう。
次で詳しく解説していきます。
穴の横に「モグラ塚」がある
穴の横に土が山のように盛り上がっていたら、それは「モグラ塚」かもしれません。
モグラは穴を掘る際に、不要になった土を前足で押しながら地中を進み、土を地上へ押し出します。
そのときに地上に溜まった土のことを「モグラ塚」といいます。
穴の周辺の土に「盛り上がり」や「へこみ」がある
土の中にモグラがいるときの特徴として、土の盛り上がりやへこみがあります。
モグラは基本的に地中を移動するため、その部分の芝生が盛り上がったり、へこんだりします。
もし、芝生にこのような形跡があれば、モグラを疑ったほうがよいでしょう。
モグラの穴を見つけたときの対処方法
モグラの穴を見つけたら、早めにモグラを追い出すなどの対策をおこないましょう。
具体的には、以下の4つの方法があります。
- 「ニオイ」で追い払う
- 「音」で追い払う
- 「捕獲」する
- エサを減らす
詳しく解説していきます。
【事前に確認!】穴を潰し「本道」と「支道」を判別
モグラの作るトンネルには、頻繁に通る「本道」と一度しか通らない「支道」の2種類あります。
効果的に対策をするためには、頻繁に通る本道に忌避剤や罠を設置しなければなりません。
そこで、まずは本道と支道を判別しましょう。
判別する方法は以下のとおりです。
- モグラ塚を見つけたら、土の盛り上がりを踏んで地面を平らにする
- 翌日同じ場所を確認し、モグラ塚が復活していたらそこが「本道」
※2~3日経っても同じ場所にモグラ塚が作られていなければそこは「支道」である可能性が高い
本道を見つけることができたら、対策へと進んでください。
モグラを「ニオイ」で追い払う
モグラは土の中で生活するため、目が退化している代わりに嗅覚が発達しています。
モグラの嫌いなニオイのする忌避剤を使えば、モグラを効果的に追い出すことができるでしょう。
モグラの忌避に効果がある市販の忌避剤は何種類か存在します。
なかでもおすすめしたいのが、モグラ忌避剤の「モグレス」です。
モグレスは効果試験がおこなわれ、科学的に効果があると認められています。
レインボー薬品 モグレス
価格 | 748円 (税込) |
容量 | 200g(約50~60錠) |
効果持続期間 | 約3ヵ月 |
※価格は2022年12月8日時点のものです。
錠剤で取り扱いはとても簡単です。
モグレスは非農耕地用のため、畑では使用しないよう注意してください。
詳しい使用方法は、こちらの記事でご紹介しています。
ぜひこちらの記事も参考にしてください。
モグラを「音」で追い払う
モグラは嗅覚のほかに聴覚も発達しています。
この特性を利用して「音」でモグラを追い払うこともできます。
手軽な方法としては、「ペットボトル風車」がおすすめです。
材料はペットボトルや針金のため、低コストで手軽に自作できます。
音で追い払う方法は一時的には効果が期待できますが、そのうちモグラが慣れてしまいます。
あまり効果が現れないときは、他の方法を組み合わせるなどしてみましょう。
▼ペットボトル風車の作り方▼
①ペットボトルの底とキャップに針金を通すための穴を開ける
②底の部分を切り落とし、羽を作る
ペットボトルの底から3センチメートルの位置で切り落とし、縦に切れ目を入れていきます。
切った部分が羽になるため、切れ目を開いて折りましょう。
切り落としたペットボトルの底を、開いたペットボトルの中にはめ込み接着剤で固定します。
③針金を通して完成
針金がペットボトルから抜けないように、針金の片方だけ先端を丸め、穴に差し込んでください。
キャップ側に出た針金を、1センチメートルほど開けて90度に折り曲げます。
これで完成です。
モグラを「捕獲」する
忌避剤や音を使ってもモグラがいなくならないときは、捕獲器でモグラを捕獲する方法もあります。
しかしモグラは鳥獣保護管理法により許可のない捕獲や殺傷は禁止されているため、簡単ではありません。
自治体で許可を取れば捕獲は可能ですが、許可がおりるまで1週間ほどかかることもあり、時間がかかります。
また、捕獲器を設置しても確実に捕獲できるとは限らず、労力もかかるでしょう。
モグラのなかには絶滅危惧種や準絶滅危惧種に指定されている種もいるため、捕獲したあとは自然に離すことが望ましいです。
以上のことから、自力で捕獲するのはおすすめできません。
どうしてもモグラを捕獲したいときは、専門の駆除業者に相談しましょう。
モグラのエサを減らす
モグラはミミズなどの昆虫がおもなエサです。
そのため、芝生の地中にいるミミズを減らすことで、モグラ対策になります。
ミミズを駆除するには特殊肥料の「椿油粕」を、芝生に散布するのがおすすめです。
100%天然素材からできているため、安心して使用できます。
椿油粕に含まれるサポニンという成分がミミズ駆除に効果を発揮します。
椿油粕
価格 | 1,680円 (税込) |
容量 | 4.5kg |
使い方 | 1㎡あたり2~4握りぐらいを散布し、水をたっぷりかけるだけ |
※価格は2022年12月8日時点のものです。
芝生のモグラの穴を放置してはいけない理由
庭の芝生にモグラの穴を発見したら、放置してはいけません。
なぜなら、以下のような被害が発生してしまうおそれがあるからです。
- モグラ塚によりきれいな芝生が枯れる
- 秋から冬にかけて荒らされると芝が再生しない
- 芝生以外の生育も悪くなる
- 穴からネズミが侵入して作物を食べられる
- 付近の水田の水が抜けてしまう可能性もある
それぞれ詳しく解説していきます。
モグラ塚によりきれいな芝生が枯れる
モグラは地中を移動するため、芝生の根を傷つけて芝生を枯らしてしまうことがあります。
また、モグラ塚の土が芝生の上に覆いかぶさると、芝生の発育を妨げてしまうこともあるでしょう。
芝生がボコボコになったり、ところどころ枯れたりするのは見た目的にもよくありませんよね。
きれいな芝生を保つためにも、モグラ塚を見つけたら早めに対処しましょう。
秋から冬にかけて荒らされると芝が再生しない
秋から冬にかけてモグラが芝生に穴を掘ってしまうと、芝生は春になっても再生できずに枯れてしまいます。
なぜなら芝生は春〜秋に育ち、冬には生育を停止してしまうからです。
モグラは冬眠せず一年中活動するため、秋と冬は特にモグラの被害には注意しましょう。
芝生以外の生育も悪くなる
モグラによる被害は、もちろん芝生だけに留まりません。
モグラが土の中にトンネルを掘ることで、植物の根や芽を傷つけ生育を悪くするおそれがあります。
きれいな芝生や植物を育てるためには、モグラ対策は欠かせません。
穴からネズミが侵入して作物を食べられる
モグラの掘った穴は、ネズミの通り道になってしまうことがあります。
穴に侵入したネズミが、花壇や家庭菜園の作物を食べてしまう可能性もあるため、注意が必要です。
また、モグラの穴を利用して家の中にネズミが侵入してしまう危険性もあります。
ネズミによる二次被害を防ぐためにも、モグラの穴を見つけたときは早急に対処しましょう。
付近の水田の水が抜けてしまう可能性もある
モグラが水田の水をせき止めている場所に穴を掘り、水が抜けてしまうことがあります。
そうなれば、作物は水不足になり枯れてしまうでしょう。
家の近くに水田がある方は、モグラを見つけたら放置しないようにしましょう。
本格的な退治ならプロに相談してみよう
忌避剤などを使用してもモグラを追い出せなかったときは、害獣駆除の業者に相談しましょう。
自力で追い出し対策をするには限界があります。
モグラを捕獲すれば確実に駆除できますが、捕獲するには自治体の許可が必要などハードルが高いです。
困ったときはプロに相談するほうがスピーディーに解決できるでしょう。
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まとめ
モグラが芝生に穴を掘ると、芝生の見た目が悪くなるだけでなく、さまざまな被害が発生します。
モグラの穴を発見したら、早急に対処しましょう。
追い払う対策の他に、捕まえる方法もありますが、庭にいるモグラを捕獲するには基本的に自治体の許可が必要です。
忌避剤などを使用してもモグラを追い払うことができなかったときは、害獣駆除の業者に依頼しましょう。
害獣駆除のプロに任せたほうがスピーディーに解決できます。
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