可愛らしい見た目から一度はアライグマをペットとして飼ってみたい、と思われたかたもいるかもしれません。ですが、アライグマを飼っている人を実際に見たことがある人は少ないと思います。
この記事ではアライグマの特徴や生態を説明しながら、果たしてアライグマをペットとして飼育することができるのか、ということや、野生化したアライグマが私たちに与える影響など、アライグマに関する情報をまとめてみました。
この記事を最後まで読んでいただければ、日本のアライグマの歴史について知識を深めることができると思います。アライグマって可愛らしいけどちょっと難しくて、かわいそうな動物なんですよ。
もし、現在すでにアライグマが家の中に侵入してしまったという方は、【害獣駆除110番】までご連絡ください。
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自分で駆除をしようとすると、噛まれて感染症にかかる可能性もあるため、アライグマの駆除はプロにおまかせください。
アライグマについておさらいしよう
愛くるしい見た目のアライグマですが、実際はどんな性格をしているんでしょうか。アライグマの生態や特徴について触れていきましょう。
アライグマの生態は?
見た目はすごく可愛らしいのでペットとして飼いたい、と思ったかたは意外と多いのではないでしょうか。しかし、実際にアライグマは飼育には適していない生態をしています。
まず、アライグマはものすごく気性が荒く、攻撃性が高い動物です。牙や爪も鋭く、噛む力も強いため、噛まれてしまったら大怪我をしてしまいます。運動神経も抜群で、柵を飛び越えたり、わずかな柵の隙間から抜けだして、脱走することもあります。
また繁殖力が高く、オスは複数のメスと交尾し、メスは一度に3~6匹の子供を産んでしまいます。動物園で飼育されているアライグマは、オスとメスが別々で飼育されていたり、オスは去勢されていたります。
アライグマの特徴は?
アライグマという名前ですが、クマの仲間ではないようです。顔が似ているから、という理由で命名されたそうです。クマよりもどちらかというとタヌキに似ているような気がしますよね。しかし、タヌキの仲間でもないのです。タヌキがイヌ科なのに対し、アライグマはネコ科です。
体長は40cm~60cm、体重は4~10kgほどです。尻尾に黒い輪がついており、5本指の足は前足よりも後ろ足の方が一回り大きく、目と頬の周りの毛が黒いのが特徴です。
アライグマってなつく?ペットにできる?
アライグマの生態や特徴についてご紹介しましたが、次はアライグマは人になつくのか、ペットとして飼育することはできるのか、ということについて触れていきましょう。
アライグマはなつくの?
前述しましたが、アライグマは非常に気性が荒く、攻撃性が高い動物です。人にはあまりなつかないといわれています。実際にペットとして飼ったことのある人は何度もアライグマに噛まれて怪我をしている、と報告しているかたもいます。可愛らしい見た目とは裏腹にとても凶暴な動物なのです。
ペットにすることはできるのか?
現在では、アライグマをペットとして飼育することは法律で禁止されています。というのは「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」で特定外来生物に指定されているからです。特定外来生物とは、生態系を破壊し、農林水産業に被害をもたらす生物で、駆除の対象となる生物が指定されています。
ただし、研究や展示、教育などの目的で飼育する場合は、大臣の許可を得れば、飼育することは可能です。
かつてはペットとして飼われていた
1970年代に放映されたアライグマと少年の絆を描いたアニメの影響で、日本にはアライグマブームが到来しました。アメリカから大量のアライグマを輸入し、当時は1匹5万円程度で取り引きされていたそうです。
実際にアライグマをペットとして飼った人はその凶暴性に手が負えず、飼育を放棄して森へ放してしまう人が後を絶ちませんでした。繁殖力の強いアライグマはたちまち日本国内で数を増やして、その結果、人に害を与えるようになり、現在では駆除対象となっています。
現実は「害獣」として駆除が必要なアライグマ
可愛らしい見た目から一時はブームになったアライグマですが、現実はそんなに甘くありません。凶暴なアライグマは私たちにさまざまな害を与えます。野生化したアライグマが人に与える被害とは具体的にはどんなことがあるのでしょうか。これから詳しくご紹介していきます。
なぜ害獣扱いなの?
アライグマが人に与える被害というのはさまざまです。まず、挙げられるのが「食害」です。畑に侵入して作物を食い荒らします。ときにアライグマは屋根裏に侵入することがあります。屋根裏に侵入されてしまうと、夜中足音に悩まされ、たまった糞尿による悪臭や、天井のシミなどの被害も出てきます。
気をつけなくてはならないのが、アライグマの持つ病原菌や寄生虫です。アライグマの糞には「アライグマ回虫」という寄生虫が潜んでいます。この寄生虫が人に寄生すると、脳に入り込んで、最悪の場合死に至ります。一命をとりとめても、後遺症が残ってしまうおそれもあります。
また、アライグマは狂犬病などの病原菌も保有しているため、噛まれてしまったら大変なことになります。狂犬病は治療法がなく、ワクチンの連続投与で発症を防ぐことはできますが、発症してしまえば助かる可能性は極めて低い病気です。
もしケガなどで保護してしまったら?
アライグマをペットとしての飼育、保護も法律で禁止されています。もしも怪我をしているアライグマを見つけたら、自治体や役所に連絡するようにしましょう。地域によってはアライグマを保護している団体があるかもしれません。市役所などで対応してもらえなかった場合は団体に相談してみましょう。
現在アライグマの被害でお困りの方がいれば、ぜひ害獣駆除110番までご連絡ください。
追い出しから予防まで一貫して承ります。
もし現れたら…被害拡大の前に業者へご相談ください
もし、アライグマが家の近くで発見された場合は注意が必要です。近くに縄張りがあったり、住みかにされているかもしれません。アライグマは私たちの作物や食料に被害を与え、ペットを捕食してしまうこともあります。
屋根裏に侵入されてしまった場合は、騒音や悪臭、病原菌による被害が出てしまうかもしれません。駆除しようにもアライグマは凶暴だから反撃をされて大怪我を負うリスクもあります。さらに、アライグマは法律で守られているので下手に危害を加えると、法律に罰せられる危険性があります。
アライグマによる被害でお困りのかたは業者に相談することがもっともよい選択かもしれません。業者はアライグマのことを熟知しており、法律に触れることなく、確実にアライグマを駆除してくれます。被害が拡大してしまう前にまずは業者に相談しましょう。
業者といっても世の中にはたくさんの業者があり、初めてのかたはどの業者に依頼すればいいか分からないかもしれません。そんなときは、複数の業者に相見積をとってもらい、業者を比較することをおすすめします。
それでもわからないかたは業者を紹介してくれるサイトを利用するのがいいでしょう。業者紹介サイトの業者はどれも実績があり、お客様の要望に合った業者を紹介してくれます。
また、害獣駆除110番までご連絡いただければ、迅速にアライグマの駆除・予防をいたします。
依頼する業者に迷ったときは、ぜひご利用ください。
まとめ
凶暴な性格と生態によりアライグマはペットには適しておらず、現在では、特定外来生物に指定されているため、個人で飼育、保護することはできません。また、アライグマは私たちにさまざまな被害を与えます。
作物などを食い荒らす食害、ときには屋根裏に侵入して糞尿による悪臭や天井の腐敗、病原菌による衛生被害を与えてくるかもしれません。アライグマの姿を見かけたら、業者に駆除を依頼することをおすすめします。
業者を選ぶ際には、複数の業者に相見積をとってもらって、比較するのがよいでしょう。それでも業者選びに困ったかたは業者紹介サイトを活用するのも一つの手です。