イタチ捕獲の成功のカギは罠と餌にあり!法律を守って安全に処分する方法

法律を守ってイタチを退治! 捕獲率UPのポイントと捕まえたあとの処理

「屋根裏にイタチが住み着いてしまった!」
「イタチよけのグッズを使ってみたけど全然追い出せない!」

とお困りではないですか?

「これはもう捕まえて駆除するしかないか……」
とお考えの方のために、この記事では効果的なイタチの捕獲方法をご紹介します。

読み終えればイタチがかかりやすい罠(わな)や餌、仕かけ方のポイントがわかり、捕獲の成功率が上がるはずです。
捕獲したあとの処理方法再発防止策までご紹介していますので、参考にしてイタチ被害を食い止めてください。

ただし、イタチは鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)という法律で保護の対象となっている野生動物です。
そのため、次の条件に当てはまらなければ捕獲はできません。

  1. 狩猟制度に基づいて狩猟鳥獣を捕獲する(原則免許が必要)
  2. 対策をおこなっても害獣被害を防げないときに許可を受けて捕獲する(免許不要)
  3. 学術目的で許可を受けて捕獲する(免許不要)

(参考:大阪市「有害鳥獣の捕獲許可の手続き」

家屋に住み着いたり作物を食い荒らしたりするイタチを捕まえるときは上記の「2」に該当し、お住まいの自治体に出向いて申請をおこなう必要があります。
なお、許可が下りるまでには通常1週間程度かかり、申し込めばすぐに捕獲駆除ができるわけではありません。

「許可申請なんて面倒だな……」
「すぐにイタチを退治したいのに何日も待たないといけないの?」

と思った方は、害獣駆除110番のご利用をおすすめします。

イタチの生態を熟知したプロが状況に合わせた対策をおこなうため、迅速なイタチ被害の解決が可能です。
ご自分での追い出しがうまくいかなかった方も、ぜひ一度ご相談ください。

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イタチの捕獲は4つのポイントで成功率UP!

イタチの捕獲は次の4つのポイントを押さえれば成功率が上がります。

  • 小型動物用の箱罠を使う
  • 食いつきやすい餌をセットする
  • イタチのいる場所に設置する
  • 必ず毎日点検する

「罠を仕かけたけど一向にイタチがかからない」という方も、これらのポイントがきちんとできているか見直してみてください。

捕獲器は小型動物用の箱罠を使う

イタチの捕獲には小型動物用の箱罠(はこわな)を使いましょう。

一般的に販売されている動物用の捕獲器は、

  • 箱罠(エサに食い付くと扉が閉まる箱型の罠)
  • くくり罠(踏むとワイヤーが足に巻き付くバネ式の罠)
  • トラバサミ(踏むとギザギザの金属板で足を挟み込むバネ式の罠)

のおもに3種類あります。

くくり罠トラバサミは目的外の動物がかかったときに傷付けてしまったり、捕獲時に人身被害が発生したりと危険です。
そのため、使用には厳しいルールがあり、自治体でも箱罠のみ許可していることがほとんどです。

箱罠には大小さまざまなサイズがありますが、イタチを捕まえたいなら小型動物用のものを選んでください。
アライグマなどの中型獣や、イノシシなどの大型獣用の捕獲器では大きすぎて

  • 餌が取りにくくて仕かけが作動しない
  • 捕まえたイタチが隙間から逃げてしまう

といった失敗につながるからです。

このように、安全で確実なイタチの捕獲には、小型動物用の箱罠が最適です。

小動物キャッチャー TA24 動物捕獲器(フック式)

こちらはイタチの捕獲に適したサイズで、しっかりとした造りの箱罠です。
つり下げ式のフックにセットした餌にイタチが食い付くと、仕かけが動いて扉が閉まります。
コストパフォーマンスのよい商品ですが、とがったフックの先で動物が怪我をするおそれがある点には注意が必要です。
こまめに点検をして、捕獲に成功したらすぐに針金などでフックを横に固定しましょう。

捕獲器を無料で貸し出している自治体もある

捕獲器の貸し出しを無料でおこなっている自治体もあります。
例えば、大阪府枚方市では、次の条件で箱罠を借りられます。

貸し出し条件
(1) 貸し出し期間は、原則2週間となります。
(2) 設置できるのは、自宅敷地内の家屋、畑など借受者の管理地になります。
(3) 捕獲後、借受者により放獣していただきます。(人家より離れた緑地や山中、河川敷などへ)
(4) イタチ以外の動物(猫など)を誤って捕獲した場合も、借受者によりすみやかに放獣していただくことになります。
(5) その他、事故の無いように借受者により捕獲器の運用管理を行っていただきます。
(6) 市で、捕獲器の設置、回収やイタチの引き取りはしません。
(7) 捕獲器は、市環境政策室(環境保全担当)まで受け取りに来ていただき、使用後は返却していただきます。

出典:枚方市「イタチについて」

細かい条件は自治体ごとに定められているので、お住まいの地域の担当課に問い合わせてみてください。
自治体で貸し出しをおこなっていない場合や、貸し出し条件に該当しなかった方は、造りのしっかりとした小型獣用の箱罠を購入しましょう。

捕獲器の自作はおすすめできない

イタチの捕獲器の自作は、費用や手間を考えるとおすすめできません。

捕まえたイタチを逃がさないだけの強度のある捕獲器を作るためには、鉄板や金網を溶接するなどの大がかりな作業が必要です。

溶接機をお持ちでない場合には、ワイヤーメッシュやL字の金具、合板を針金でつなぎ合わせて作ることもできます。
しかし、ざっと書き出しただけでもこれだけの部品を用意しなければいけません。

  • ワイヤーメッシュ
  • カラーアングル(L字金具)
  • アングルプレート
  • 塗装合板
  • 亜鉛亀甲金網
  • ボルトナット
  • 針金
  • ナイロンロープ
  • スナップシャックル(カラビナ)
  • リング
  • 滑車
  • ザル
  • 重石
  • 鉄筋
  • ナイロンテグス

(参考:愛媛県農林水産研究所「中型獣捕獲用低コスト簡易箱わな 自作マニュアル」

材料をそろえるだけで1万円程度かかり、組み立て作業も複雑で重労働です。
イタチの捕獲器は自治体で借りるか、市販品の購入をおすすめします。

餌は唐揚げがおすすめ

捕獲器に仕かける餌は、唐揚げがおすすめです。

イタチは雑食性の動物ですが、なかでも小動物や魚などの動物性たんぱく質を好んで摂取します。
油っこいものも大好きで、お肉と油の香りが広がる唐揚げは、イタチを引き寄せる絶好の餌になるのです。
コンビニで販売されている骨なしのフライドチキンもよいですね。

一方、果物や野菜ではイタチを引き寄せにくいです。
イタチがなかなか罠にかからないという方は、餌を唐揚げやフライドチキンに取り替えてみてください。

【関連記事】イタチの好きな食べ物、嫌いな食べ物。家の食物が餌とならないためにできること

イタチのいる場所に設置する

捕獲器はイタチのいる場所に設置することが大切です。

例えば屋根裏への住み着き被害にお困りの方は、屋根裏に設置しましょう。
理由は次の3点です。

  • イタチの行動範囲に置かないと捕獲できない
  • 屋外に設置すると他の動物を間違って捕獲しやすい
  • 屋外に設置すると餌が劣化しやすい

イタチのねぐらに設置すれば罠に入りやすくなり、目的外の動物を捕まえてしまうリスクや、餌の劣化も抑えられます。

畑など屋外の被害にお困りの方は、被害の発生している場所やイタチの通り道に設置してください。
その際は、餌が劣化していないか、目的外の動物がかかっていないか、罠の点検をこまめにおこないましょう。

必ず毎日点検する

捕獲器を屋根裏に設置する場合でも、1日1回は点検が必要です。

これは、間違って捕獲された動物が放置されて衰弱することを防ぐためです。
目的外の動物が罠にかかってしまったときは、すみやかに逃がしましょう。

また、目的のイタチを捕まえたときも、衰弱させて殺してはいけません。
鳥獣保護管理法の方針のなかでも、動物愛護の観点から「殺処分はできるだけ苦痛が少ない方法でおこなう」と決められています。
(参考:環境省「鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律の参照条文等」

それでは、捕獲したイタチの正しい処分方法を確認しておきましょう。

捕獲したイタチの処分方法

捕獲したイタチの処分方法は、

  • 放獣する
  • 殺処分する

の2つです。

捕獲許可の申請書類にも処理方法の申告欄があるため、必ず記載した方法で処理してください。
申告内容と異なる方法で処理した場合、鳥獣保護管理法第9条第1項違反になるおそれがあります。
(参考:環境省「鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針」

また、放獣も殺処分も、イタチの引っかきやかみつきに十分注意しておこなってください。
それぞれ方法を詳しくご説明します。

放獣する

住み着かれ被害への対策としてイタチを捕獲したときは放獣するのが一般的で、放獣しか許可していない自治体も多いです。

イタチを捕まえたときは箱罠ごと運び、捕獲場所から離れた次のような場所に放します。

  • 広い河川敷や緑地帯
  • 人や車の往来が少ない場所
  • 所有者の許可が取れた私有地

正しく放獣しないとイタチの被害を広げることになってしまうため、放獣場所も自治体への許可申請時に確認してください。
また、勝手に動物を放している不審者だと間違えられないように、放獣時には捕獲許可証を携帯しましょう。

そして、イタチの運搬時に気を付けなければいけないのが、「イタチの最後っ屁(さいごっぺ)」と呼ばれる臭い攻撃です。
イタチは危険を感じると、こう門付近の臭腺から強烈な悪臭の分泌物を放出します。

屋根なしの荷台があるトラックならよいですが、乗用車で運ぶ途中で最後っ屁をされれば悪臭が充満して大変です。
イタチを車に乗せる際には、箱罠ごと大きなダンボールに入れるか、袋やシートで被うなどの対策をおこなうことをおすすめします。

【関連記事】「イタチの臭いがひどすぎる……」悪臭への対策方法を紹介

殺処分する

イタチ被害の拡大を防ぐために、捕まえたイタチの殺処分を推奨されることもあります。
殺処分が必要なときには、プロに任せるのがおすすめです。
前述のとおり、イタチの殺処分はなるべく苦痛を与えない方法でおこなわなければいけません。

二酸化炭素ガスを使った安楽死が一般的で、密閉された容器に箱罠ごと入れてガスを送り込みます。
専用の処分箱も販売されていますが、購入は狩猟免許保有者に限定されていることがほとんどです。
(参考:J-Works「Uタイプ CO-1/CO-2 捕獲動物処分箱 CO2BOX-S/CO2BOX-L」

処分箱の作り方
  1. 箱罠がそのまま入るサイズのプラスチック製容器を用意する
  2. 容器にチューブ取り付け用の穴を開ける
  3. アクリル板を取り付けてのぞき窓を作る
  4. 炭酸ガスボンベをチューブでつなぐ

(参考:環境省「アライグマ等防除ハンドブック」

上記の方法で手作りもできますが、容器や部品の購入費用、ガスボンベのレンタル費用などをあわせると、1~2万円程度はかかってしまいます。
また、ガスの噴射角度や勢いの調整をうまくおこなわないと、イタチに過度な苦痛を与えてしまうおそれもあります。

慣れない方がおこなうには難しく、精神的な負担もある作業のため、殺処分はプロの害獣駆除業者や狩猟免許保有者への依頼をおすすめします。

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効果的な追い出し方法を試してみる

「イタチ被害がひどくて捕獲許可が下りるまで待てない!」
「捕獲後の処理が自分ではできそうにない……」

このような方は、すぐに実施できる追い出し方法を試してみるのもひとつです。

「一度追い出そうとしたけどうまくいかなかった」
という方も、やり方を変えて再チャレンジしてみてください。

イタチの追い出し方法はおもに3つです。

  • 匂いで追い出す
  • 光で追い出す
  • 音で追い出す

イタチの嗅覚が優れていることや、強い光や音に敏感に反応することを利用して追い出します。
それぞれ有効なグッズや方法をまとめて紹介します。

匂い
  • 市販の害獣用忌避剤(きひざい)
  • クレゾール石けん液
  • 木酢液
  • 漂泊液
  • 害虫用くん煙剤
  • 動物撃退ライト
  • イルミネーション用ライト
  • イタチのいる天井をたたく

追い出しを成功させるポイントは、イタチの侵入口から離れたところで匂いや光、音を発生させることです。
イタチが建物の奥へと逃げるのを防ぎ、スムーズに追い出します。

イタチの追い出し方法は、こちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

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そして、追い出しに成功したらすぐに侵入口を塞ぐことが重要です。
追い出し対策は一時的な効果しか期待できないため、再発防止策もあわせておこないましょう。

イタチの駆除後は再発防止も忘れずに

イタチ被害を繰り返させないために、イタチの駆除後には再発防止の対策も忘れずにおこなってください。

イタチ被害の再発防止策
  1. イタチがいた場所を清掃・消毒する
  2. 侵入口を塞ぐ
  3. 忌避剤を設置する

イタチのフン尿はマーキングの役割もあり、臭いが残っていると同じ場所に戻ってきたり他のイタチが寄ってきたりするおそれがあります。
もちろん、衛生面からも追い出し後の清掃・消毒は重要です。

フン尿をきれいに除去し、クレゾール石けん液などの殺菌消毒剤を使って消毒してください。

その後、イタチの侵入口となる隙間はすべて塞ぎます。
イタチが建物や敷地内に近付かないように、忌避剤を設置しておくとさらに安心ですね。

再発防止の方法は、こちらの記事でより詳しく解説しています。
ぜひ参考にして、イタチ被害を防いでください。

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イタチ対策は害獣駆除のプロに任せれば安心

ご自分ではイタチを追い出せず駆除をお考えの方は、害獣駆除のプロに任せるのがおすすめです。

ここまでお伝えしてきたように、イタチの捕獲は法律を守っておこなう必要があり、手間や時間がかかります。

イタチの捕獲駆除の流れ
  1. 捕獲許可の申請
  2. 罠の準備
  3. 餌の準備
  4. 適切な場所に設置
  5. こまめな点検
  6. 捕獲したイタチの放獣または殺処分
  7. 清掃・消毒
  8. 侵入口の封鎖

捕獲時にはイタチにかまれたり引っかかれたりするおそれもあり、フン尿のたまった屋根裏での作業は衛生面も心配ですよね。

そこで頼れるのが、害獣駆除業者です。
害獣駆除業者のなかには、上記のような作業をまとめて請け負ってくれる業者もあります。

また、イタチの生態を熟知したうえで追い出し作業をおこなっている業者に頼めば、より迅速なイタチ被害の解決が期待できます。
「自分では追い出せなかった」という場合でも、プロの技術で捕獲せずに対処できる可能性がありますよ。

止まらないイタチ被害にお悩みの方は、一度業者に相談してみてください。
お近くの業者をお探しの際には、害獣駆除110番のご利用が便利でおすすめです。

害獣駆除110番にご相談ください

すぐに手間なく安全にイタチ被害を解決したい方は、害獣駆除110番にご相談ください。

害獣駆除110番では以下の施工に対応しており、イタチ被害の解決に必要な作業をまとめてお任せいただけます。

  • 被害状況の特定
  • 安全な薬剤を使用した追い出し
  • 清掃・消毒
  • 侵入口の封鎖

お電話やメールでのご相談は24時間年中無休で受け付けており、日本全国の優良な害獣駆除業者をご紹介しています。

害獣駆除110番ご利用の流れ
  1. 電話・メールでご相談(無料)
  2. 害獣駆除のプロによる現地調査・見積り(無料※)
  3. ご検討(キャンセル無料※)
  4. 作業日確定
  5. 施工
  6. お支払い

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積り・キャンセルに費用をいただく場合がございます。

費用の総額を明記したお見積りを作成しているため、ご契約後に「聞いていたより高い!」となる心配がありません。
お見積りだけでも歓迎しておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

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