夜中や明け方に天井裏をドタバタと走り回る音……
「イタチがうるさくて眠れない!」「今すぐ駆除したい!」
とお困りではないですか?
イタチの騒音を今夜から止めて、今後も被害に遭わないようにするには、
- 忌避グッズを使って追い払う
- 侵入口の封鎖を業者に依頼する
この2つを同時におこなえばバッチリです。
イタチが嫌がって逃げる忌避(きひ)グッズを使えば、天井裏に入り込んだイタチを即刻退散させられる可能性があります。
ただし、イタチの駆除は追い出して完了ではありません。
驚いて一度は逃げ出したイタチも、侵入口を塞がないかぎりすぐに戻ってきてしまうからです。
しかも、イタチはわずかな隙間もこじ開けて通り抜けるため、出入り口となる箇所をすべて見つけて徹底的に塞ぐ必要があります。
イタチの被害を繰り返させないためには、プロの知識や技術が不可欠なのです。
安眠を妨害するイタチをスムーズに駆除できるように、この記事では以下の内容を解説します。
- すぐできるイタチの追い出し方法
- イタチが戻って来ないようにする方法
- イタチ駆除の費用を抑える方法
最後まで読めば迅速で確実なイタチ駆除を実践でき、もうイタチに悩まされずにすむはずです!
今すぐイタチ被害を止めたいなら追い出しグッズで応急処置
「天井裏を走り回るイタチを今すぐなんとかしたい!」
という方は、次の3つの追い出し方法で応急処置をしてください。
- 音で追い出す方法
- 匂いで追い出す方法
- 光で追い出す方法
うまくいけば一時的にイタチを追い出すことができますよ。
音で追い出す方法
まず、一番手軽にできるのは、音を立てて追い出す方法です。
モップの柄などを使って、イタチのいる天井をたたきます。
このとき、イタチが出入りしている場所がわかると追い出しに成功しやすいです。
出入り口とは逆側の天井をたたけば、スムーズに建物の外へ誘導できます。
イタチがどこから出入りしているかは【追い出したあとには侵入口の封鎖が必須!】を参考に特定してください。
ただし、音に驚いたイタチが天井裏で暴れるだけで、外に出て行かないこともあります。
また、あまり強い力でたたくと天井を傷付けるだけでなく、イタチのフン尿で傷んだ天井が抜けてしまいかねません。
何度かたたいても追い出せないときは、他の方法に切り替えてください。
忌避剤で追い出す方法
次に試したいのは、イタチの苦手な匂いを使って追い出す方法です。
イタチのいる天井裏に、強い匂いを放つ忌避グッズを設置します。
イタチが嫌う匂いとして代表的なのは、
- 市販のイタチ用忌避剤(イタチが嫌がって逃げる薬)
- 木酢液
- クレゾール石けん液(殺菌消毒剤)
です。
いずれもホームセンターやインターネット通販で購入できます。
市販の忌避剤は商品の説明に従って使用しましょう。
木酢液やクレゾール石けん液は、丸めた新聞紙に染み込ませて設置します。
匂いを使った追い出し方法も、音で追い出す方法と同じくイタチの出入り口から離れた場所におこなうことが大切です。
出入り口の近くで嫌な匂いを発生させてしまうと、イタチが建物の奥へと逃げ込んでしまうからです。
■おすすめの市販忌避剤
封を開けて置くだけで使えるゲルタイプの忌避剤です。
ワサビや唐辛子、ドクダミなど、13種類の天然植物を配合した強力な匂いでイタチを追い払います。
この商品1個で12~20畳の広さをカバーでき、容器のまま使用するため薬剤に直接触れる必要がないです。
屋内で使用できるイタチ用忌避剤には他に、固形タイプや袋タイプがありますが、どちらも1メートル前後の間隔で設置しなければいけません。
また、固形タイプは強い匂いを放つ忌避剤のかたまりがむき出しの状態になっているため、取り扱いに少々注意がいります。
初めてイタチの追い出しをおこなう方には、設置が簡単で使いやすい屋根裏害獣ニゲールがおすすめです。
子供のイタチがいない場合はくん煙剤も有効
建物内に子供のイタチがいない場合には、害虫用のくん煙式殺虫剤での追い払いも効果的です。
※「バルサン®」はライセンスインターナショナル株式会社の登録商標です。
くん煙剤にもイタチの苦手な匂いが含まれていて、モクモクと出る煙で驚かせることもできます。
ただし、子供のイタチはうまく逃げられず、取り残されて手の届かない場所で死んでしまうおそれがあります。
そのため、「甲高い鳴き声が連続して聞こえる」など、子供のイタチの気配を感じるときにはくん煙剤以外の方法で対処してください。
光で追い出す方法
チカチカと点滅する光でもイタチを追い出せる場合があります。
クリスマスの飾り付け用イルミネーションなどを持っている方は、イタチのいる場所に設置してみてください。
「まぶしくて居心地が悪い!」とイタチに思わせて、外に出るよう促します。
ただし、お手持ちのイルミネーションが白熱電球の場合には、屋根裏への設置はおすすめできません。
点灯中に電球が熱くなり、火災が発生するおそれがあるからです。
イタチの追い出しにイルミネーションを使用する際には、
- 発熱しにくいLED電球である
- 電球や配線の周りに燃えやすいものがない
この2点を確認して、火災に十分注意してください。
(参考:大阪府「イタチでお困りの方へ」)
追い出したあとには侵入口の封鎖が必須!
イタチの追い出しに成功したら、すべての侵入口を塞いでください。
音や匂い、光を使った対策はイタチに危害を加えるものではなく、驚かせたり居心地を悪くさせたりして一時的に遠ざけるものです。
そのため、しばらくすると危険がないと判断したイタチが戻ってきてしまいます。
イタチ被害を繰り返さないように、追い出したあとには必ず侵入口を封鎖しなければいけません。
ただし、すべての侵入口を塞ぐことは、害獣駆除のプロでなければ難しいでしょう。
なぜなら、イタチの侵入口となりえる箇所は家中にあり、ぱっと見ではわからないような小さな隙間であることも珍しくないからです。
イタチの侵入口になりやすいのは、次のような箇所です。
- 屋根と屋根の重なりにできた隙間
- 外壁に開いた穴
- 配管の貫通部分
- 換気扇や通気口
- 基礎の周りにできた隙間
イタチが住み着いたのが天井裏でも、侵入口は屋根の周りとはかぎりません。
建物の基礎の周りにできた隙間から侵入し、壁の中を通って天井裏まで移動することもあるのです。
そして、イタチはわずか3センチメートル四方の隙間があれば通り抜けることができます。
(参考:枚方市「イタチについて」)
3センチメートルといえば、500円玉の直径(2.65センチメートル)より少し大きい程度。
基礎の周りから屋根の上まで、500円玉サイズの穴をすべて見つけて塞ぐのは簡単ではないですよね。
しかも、イタチは穴掘りが得意で、小さな隙間をこじ開けてしまうこともあります。
パンチングメタルや金網を頑丈に取り付けたり、コーキングで隙間なく埋めたりする必要があり、慣れない方には難しい作業です。
その点、害獣駆除のプロなら経験や知識をもとにイタチの行動を予測し、スムーズに侵入口を見つけてきっちりと塞ぐことが可能です。
イタチの侵入口の封鎖は、害獣駆除業者に任せることをおすすめします。
イタチを寄せ付けない環境作りも大事
イタチ被害を防ぐためには、イタチを寄せ付けない環境作りも大事です。
イタチにとって居心地のよい場所だと、いくら追い払おうとしてもなかなかいなくなってはくれません。
次の項目に心当たりのある方は、ご自宅周辺がイタチの好む環境になっているおそれがあるため改善が必要です。
- 食料品やごみを屋外に置いている
- 収穫時期を迎えた作物や果実を放置している
- 不用品を屋外に放置している
- 雑草や庭木が伸び放題になっている
食料品や生ごみ、未収穫の作物はイタチを引き寄せる餌となってしまいます。
庭に放置された不用品や茂みは、イタチが身を隠しながら移動できる格好の侵入経路です。
すぐに片付けて見通しをよくし、イタチが寄り付きにくい環境を作りましょう。
イタチの駆除は業者に任せれば確実で安心
確実にイタチを駆除したいなら、業者に任せることをおすすめします。
多くの害獣駆除業者では、次のような作業に対応しています。
- 侵入経路の特定
- イタチの追い出し
- フン尿の清掃と消毒
- 侵入口の封鎖
ここまでご紹介してきたとおり、すみやかにイタチを駆除して被害の再発を防ぐためには、イタチの追い出しと侵入口の封鎖をあわせておこなうことが大切です。
イタチの生態を熟知した害獣駆除のプロなら、追い出し作業も侵入口の封鎖もスムーズにできます。
「忌避グッズを使ったけど追い出せなかった」
「騒音は止まったけど完全に追い出せたかわからない」
という場合にも確実に追い出して、イタチがいなくなったことを確認してから侵入口を塞いでもらえます。
また、衛生面・安全面を考えると、清掃や消毒まで任せられる点は大きいですね。
イタチはねぐら付近の決まった場所でフン尿をする習性があります。
そのため、イタチの住み着き被害に遭った場所では、大量のフン尿が見つかることが多いです。
イタチのフン尿は強烈な悪臭を放ち、害虫や雑菌の温床にもなります。
こちらの記事でご紹介しているとおり、フン尿の掃除はマスクや手袋、防護メガネを身に着けて、直接触れたり吸い込んだりしないように注意しておこなわなければいけません。
面倒で危険がともなう清掃作業は、イタチの駆除とあわせて業者にやってもらったほうが断然ラクで安心です。
イタチ駆除の費用は重症化するほど高くなる
「業者が便利なのはわかったけど、費用が高いんじゃないの?」
と、依頼をためらってしまう方もいらっしゃるでしょう。
実際の費用は状況によって違うため、一概に「相場は○○円」とはいえません。
しかし、イタチ駆除の費用は被害の程度に比例して上がるため、早く依頼したほうが出費を抑えられることはたしかです。
イタチが住み着いたまま放置すると、繁殖して個体数が増えます。
すると、追い出しが難しくなるばかりでなく、大量のフン尿で建物が腐って、大がかりな補修工事も必要になります。
こうして、被害が進行した住宅のイタチ駆除費用は高額になってしまうのです。
例えば、害獣駆除110番が独自に調査したイタチ駆除の価格帯は以下のようになっています。
※上記のグラフは、害獣駆除110番にご依頼いただいたイタチ駆除・予防のご相談のうち、2019年1月1日~2021年3月9日に施工が完了した110件の施工金額(税込み)を集計したものです。
全体の4分の1のお客様は、5万円以下でイタチ駆除や予防の施工が完了しています。
しかし、一方で数十万円の施工費用がかかっている方がいるのも事実です。
できるだけ費用を抑えられるように、イタチ駆除は早期のご依頼をおすすめします。
イタチの駆除費用に関してもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
自治体では追い出し駆除はしてもらえない
「自治体に相談したら無料でイタチ駆除をしてくれないかな?」
そうお考えの方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、自治体では追い出し駆除や侵入口の封鎖はおこなってもらえません。
自治体に相談した場合の対応は、おもに3パターンです。
- 箱罠を無料で貸してもらえる
- 地域のペストコントロール協会を紹介してもらえる
- イタチ駆除の相談は受け付けていない
一部の自治体では、駆除の必要があると判断される場合には捕獲用の罠(わな)を貸し出してくれます。
ただし、罠の設置や点検、捕獲したイタチの処理はご自身でおこなわなければならず、清掃・消毒や侵入口の封鎖にも対応していないことがほとんどです。
(参考:枚方市「イタチについて」)
自治体で駆除できない代わりに、公益社団法人日本ペストコントロール協会の都道府県協会を紹介してもらえる場合もあります。
ペストコントロール協会とは、公衆衛生向上のために害虫・害獣の研究や啓発をおこなっている団体です。
ペストコントロール協会に相談すると加盟業者を紹介してもらえますが、その際の駆除費用は原則自費です。
そして、イタチ駆除の相談には対応していない自治体も多いです。
すぐにイタチ被害を解決したいなら、追い出し駆除と侵入口の封鎖が可能な害獣駆除業者への依頼をおすすめします。
業者探しは害獣駆除110番にお任せください
「イタチ駆除の依頼先はどうやって探せばいいの?」
とお困りの方には、害獣駆除110番のご利用がおすすめです。
害獣駆除110番は、日本全国の加盟店と協力してイタチ被害のスピード解決のサポートをしています。
お電話やメールでのご相談は、24時間365日無料で受け付けています。
迅速に対応可能なお近くの業者をご紹介しますので、いつでもご連絡ください。
もちろん、以下のように高品質なサービスにも自信があります。
- プロの技術でイタチの行動を把握
- 安全な薬剤で1匹残らず徹底駆除
- 清掃・消毒・消臭までおこなって二次被害を防止
- 侵入口を塞いで再発を防止
プロによる現地調査とお見積りは無料でおこなっています。
「まずは料金を知りたい」という方も、ぜひお気軽にご相談ください。
罠を使ったイタチ駆除は難しい
「罠でイタチを捕まえて駆除したほうが早いんじゃないの?」
そうお考えになる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、以下のように、罠を使ったイタチ駆除は手間がかかって難易度も高いです。
- イタチの捕獲駆除には原則許可が必要
- どうしても必要と判断されないと許可が下りない
- 罠を仕かけてもすぐにイタチが入るとはかぎらない
- 捕まえたイタチは自分で処分しなければならない
イタチは鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)によって、無許可の捕獲や殺生が原則禁止されています。
捕獲駆除時にはお住まいの地域の自治体に申請する必要があり、
- 家屋や畑に被害が発生している
- 忌避グッズを使った追い払い対策をしても被害を止められない
など、やむを得ない場合でなければ許可は下りません。
また、許可が下りるまでには通常1週間程度かかり、すぐにはイタチを駆除できないです。
許可を得て罠を仕かけたあとも、警戒心の強いイタチを誘い込んで捕まえるのは難しいため、長期戦を覚悟したほうがよいでしょう。
そして、捕まえたイタチは、自治体のルールに従ってご自身で放獣か殺処分をおこなわなければいけません。
かまれたり引っかかれたりするリスクもあり、殺処分となれば精神的な負担も大きいですよね。
迅速・確実・安全なイタチ被害の解決をお望みなら、罠を使った捕獲駆除ではなく、追い出し&侵入口の封鎖で対処することをおすすめします。
「どうしてもイタチを追い出せないから罠で捕まえたい」
「手間がかかってもいいから自分で捕獲駆除したい」
という方は、こちらの記事で方法や注意点をよく確認してください。
イタチ駆除のQ&A
イタチ駆除に関する3つの疑問にお答えします。
Q.姿は見てないけどこれって本当にイタチ?
A.下記の特徴に当てはまるならイタチの可能性が高いです。
行動 |
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鳴き声 |
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フン |
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足跡 |
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Q.イタチはネズミの天敵だから駆除しなくてもいい?
A. イタチのフン尿・騒音被害のほうがひどいため駆除が必要です。
たしかに、ネズミにとってイタチは天敵で、イタチが住み着いた家からはネズミがいなくなることもあります。
しかし、イタチのフン尿の臭いは強烈で、天井裏を走り回る騒音もネズミ以上です。
イタチが家屋に侵入したときは、すぐに駆除をおこないましょう。
ネズミ被害のご依頼も害獣駆除110番が承りますので、あわせてご相談ください。
Q.畑のイタチも追い出し駆除が有効?
A.畑に来るイタチを忌避剤などで追い出すことは難しいです。
野菜や果物、それを狙いに来る小動物や虫など、イタチの餌となるものが豊富にある環境では追い出し駆除の効果はあまり期待できません。
たとえ一時的に遠ざけられても、侵入経路を封鎖できない屋外ではすぐに被害が再発してしまうでしょう。
畑のイタチ対策は、
- 畑全体をワイヤーメッシュで囲う
- 作物が見えないようにトタン板を設置する
- 電気柵を設置する
これらを組み合わせておこなうと効果的です。
他にもイタチ駆除に関して疑問がある方は、害獣駆除110番までお気軽にご相談ください。
害獣駆除110番では、お客様に安心してお任せいただけるよう、親切丁寧な対応を心がけております。
「ペットや子供の安全に配慮した施工をしてほしい」
「見積り内容を他社と比べてみたい」
などのご希望も、遠慮せずお申し付けください。
お電話・メールでの無料相談は、日本全国どちらからでも24時間年中無休で承っております。
害獣駆除のプロによる現地調査とお見積りも無料で、ご契約前ならキャンセル料もかかりません。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積り・キャンセルに費用をいただく場合がございます。
見積りだけでも歓迎していますので、「とりあえず料金を見てから考えたい」という方もぜひお問い合わせください。