「屋根裏から物音がする。動物がいる?」
「追い払いたい!でもどんな動物かわからないし何をしたらいいのだろう……」
屋根裏に動物がいると思うと、落ち着きませんよね。安心して眠れないという方もいらっしゃると思います。
そのままにしていると騒音だけでなく、悪臭や住宅汚染などの被害にもつながってしまいます。
しかし、侵入している動物が何かわからないと、どのような対策をしたらいいか迷ってしまうかもしれません。
実は、屋根裏に侵入する動物は主に4種類です。そしてそれぞれに特徴があるため、見分けることが可能です。
この記事では、屋根裏に発生している害獣を見分けて正しく追い出すために、次のことを解説していきます。
- 屋根裏に侵入しやすい4種類の動物の特徴
- 放置することでおこる被害と危険性
- すぐにできる安全な駆除方法
屋根裏の動物を追い出し安心して生活できるよう、ぜひ参考にしてください。
屋根裏に侵入する動物は主に4種類
屋根裏に侵入してしまう動物は何種類かいます。もちろん猫など害獣ではないものも侵入することがありますが、この章では屋根裏に侵入する害獣についてご紹介します。
ハクビシン
見た目はネコに近い大きさで、頭が細く小さな隙間からでも屋根裏に侵入してきます。名前の通り鼻筋に白いラインが入っているので、見分けは比較的簡単です。夜行性で食性は雑食なためなんでも食べます。指が5本あり、猫とは違う足跡なので、足跡でも識別ができます。
アライグマ
大きさはハクビシンと比べると2倍ほどあり、全国に生息しています。雑食ではありますが肉食系中心で、タヌキと比べると尻尾の縞々模様で判別ができます。
力が強く、侵入口を自分で作り出すこともあります。足跡は5本の長い指が特徴です。屋根裏からの足音が大きな場合は、アライグマが入り込んでいることが多いです。
イタチ
大きさは小さく、体重が2キログラムもないことが多いため、足音はとても静かです。小柄ではありますが、獰猛な肉食獣で襲い掛かってくることもあります。イタチはさまざまな種類がいるため、細かい種類を識別するのは難しいとされています。
ねずみ
屋根裏から音がすると最初に思い浮かべる害獣ではないでしょうか。屋根裏にとどまらず人に見られる場所にも出没します。夜行性で雑食なためなんでも食べます。種類によって大きさもさまざまで、それぞれ特徴に違いがあります。
そのほかの害獣
コウモリやテン、ムササビ、タヌキ、モモンガなど、他にもさまざまな害獣が屋根裏に侵入することがあります。
浸入される理由は「安全で居心地がいい場所だから」
前章のような害獣は屋根裏に侵入するのにはいくつか理由があります。まず屋根裏は安全なことが多いことが挙げられます。特にねずみなどの小型動物は外敵から狙われやすく、できるだけ安全な場所に逃げてきます。その結果、天敵が入りにくい屋根裏に侵入してきます。
また子育ての時期などは、子供を守るために安全な空間を手に入れる必要があります。そのためハクビシンやイタチなどは外敵が入って来られない、狭い隙間がある屋根裏を狙って侵入し、子育てをすることもあります。
他にはエサが豊富にあることです。特に冬などは虫や動物が外に出なくなるので、なかなかエサを見つけることができません。屋根裏は外よりも暖かく、さまざまな虫や小動物が集まるので、それを目当てに害獣が来ることもあります。また人間が捨てた生ごみや残飯などを目当てに来ることもあります。
屋根裏には断熱材が入っていることが多いです。そのため冬など寒い時期は、その断熱材を寝床代わりにするために、屋根裏に侵入することもあります。アライグマやハクビシンは力が強く器用なため、断熱材を引きちぎり自分好みの巣を作ることもあります。
害獣がわたしたちに与える被害
屋根裏に侵入した害獣たちをそのまま放置しておくと、さまざまな被害を受けることがあります。まず害獣は野生動物なため、不潔なことが多いです。そのためダニやノミ、寄生虫や病原菌を運んでくる恐れがあります。
また屋根裏に住み着いてしまうと、屋根裏でフンや尿をします。ハクジシンなどはトイレの場所を決めて、毎回同じ場所に排せつするため、長年放置しておくと、天井が腐ってしまい、抜けるおそれがあります。もちろんフンや尿から臭いが出るので、悪臭にも悩まされます。フンや尿が原因でダニやノミなどの害虫が大量発生してしまうおそれもあります。
屋根裏に侵入してきてから数日は静かに暮らす害獣ですが、住み着いてから年月が経つと、どんどん足音がひどくなってきます。また子供を産んでいた場合は、どんどん大きくなり、遊びだすとさらに騒音が増えていきます。
ねずみなどが侵入している場合は、屋根裏に設置してある電気の配線などを噛んでしまうおそれがあります。配線を噛まれてしまうことで、断線することはもちろんのこと、火災にまで発展するおそれがあるので、注意が必要です。
害獣が屋根裏に侵入してしまったときは、できるだけ早く追い出すことで、このような被害を最小限に抑えることができます。
追い出し&侵入防止!すぐにできる効果的な対策
害獣の被害に遭わないためにも侵入される前の対策が大切です。屋根裏に侵入されなければ被害に遭うことはありません。そのためにも侵入経路である通気口や通風口の穴などがしっかりと塞がっているかの確認や、屋根の重なりが甘くなっていないかなどの確認をいましょう。
ハクビシンやイタチは頭が入る場所であれば侵入することができます。またねずみなどは床下から侵入してくることがありますので、床下に穴が空いていないかも確認しておきましょう。
すでに屋根裏に侵入されてしまっている場合は、まず追い出すことが重要です。追い出した後に侵入経路を確認し、遮断することで再度侵入されることをなくします。違う侵入経路があるおそれもありますので、住み着いていた場所に忌避などをしましょう。そうすることで戻ってきたときに、屋根裏に再度住み着くのを防げる可能性があります。
しかし野生動物である害獣は、人間に襲い掛かってくることもあります。そのため無理な追い出し方は危険を伴うことがあります。追い出すのが難しいと感じたときや侵入経路がわからない場合は、害獣駆除のプロに依頼してみるのも1つの手です。経験豊富な害獣駆除のプロに任せることで、再度害獣被害に遭うのを防ぐことができるかもしれません。
害獣駆除110番には、現地調査や見積りを無料※で対応している加盟店も多数ございます。状況をうかがったうえでピッタリな加盟店をご紹介しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
まとめ
いかがでしたか?屋根裏に侵入するのは、小さなねずみから大きなアライグマなどさまざまで、どの動物も侵入されてしまうと、大切な家に被害を与える危険性があります。そのため屋根裏に侵入されたときは、できるだけ早い対応が必要になります。
また家への被害だけでなく、住んでいる人にも健康被害が出たり、悪臭や騒音に悩まされたりする恐れもあるので、そのまま放置しておくことはおすすめできません。対策する場合には、侵入経路を塞ぐことが一番有効的な対策です。
すでに侵入されている場合は襲われる危険がないように、安全な方法で追い出しましょう。難しい場合は害獣駆除のプロに依頼することで、襲われることなく追い出すことができます。