ハクビシンを見つけたら放置も捕獲もNG!法的理由と正しい侵入対策

ハクビシンを見つけたら自分での駆除はダメ!近所で目撃したら被害対策を!

「ハクビシンを見つけたけど、どう対処したらいいの?」

誰に相談したものかパッと思いつきませんし、本当に困ってしまいますよね。

結論から言えば、もしハクビシンを自宅や所有する農地内で見かけたのなら、放置はいけません。

ただしハクビシンを見つけたら近づかないようにして、自分で駆除や捕獲もしないようにしてください。

なぜならハクビシンは害獣ではありますが、無許可で駆除や捕獲することはできないんです。

そのため、早急に害獣駆除の専門業者に相談することがおすすめです。

本稿では、ハクビシンをはじめとする害獣対策のプロ「鳥獣管理士」のアドバイスをまじえながら、ハクビシンを見つけたときの正しい対処法を説明していきます。

この記事を読めば、ハクビシンが二度と自分の敷地内で悪さをしないように対策することができるようになりますよ。

また当サイト【害獣駆除110番】なら、そんなハクビシンにプロが対応します。
駆除はもちろん、徹底した侵入防止対策もまとめて対応できます
ので、本稿を読んだあとまずご相談ください。
ご相談と現地調査、またお見積りは無料で、24時間365日お問い合わせを受け付けています。

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▼この記事の監修者プロフィール

Kota氏(鳥獣管理士2級)

ツキノワグマの西中国地域個体群の出没予測に関する基礎調査立ち上げに参加。
また、山口県内や、宮島(広島県)のニホンジカ調査、管理に従事。
その他、タヌキ、アナグマ、ヌートリア等の中型哺乳類の捕獲及び食性調査・行動圏解析やヤマネ等の小型哺乳類の捕獲調査も実施経験あり。

現在は、鳥獣被害のみでなく、環境全般の仕事をしています。鳥獣被害対策においての、モットーは、「獣の気持ちになって考える」です。

ハクビシンを見つけても駆除や捕獲はNG

ハクビシンを見つけたら驚いてしまうかもしれませんが、大切なのは下手に近づいたり手を出したりしないことです
まずはこの理由と、その後どうすればよいのかを確認しましょう。

【関連記事】自分ですぐできる!うるさい足音を一瞬でなくせるハクビシン駆除方法

やってはいけない3つのこと

ハクビシンを見つけたら、まずは以下のことをやらないようにしてください。

ハクビシンを見つけてもやってはいけないこと
  • 殺したり捕まえたりする
  • 近づいたり触ったりする
  • エサを与える

とくに注意してほしいのが、勝手に駆除したり捕獲したりしないようにすることです。

ハクビシンは家の屋根裏や天井裏に住み着き、騒音やフン尿、ダニやノミの発生といった被害を及ぼす害獣ですが、野生動物は鳥獣保護管理法で原則捕獲が禁止されています
そのため、勝手に殺したり捕まえたりすることは違法行為になり、罰則を科せられることもあるのです

鳥獣保護管理法に違反すると…

1年以下の懲役または100万円以下の罰金という罰則が科せられる!
※参考 環境省

また、そもそも野生動物なので不衛生です
そのため下手に近づいたり触ったりすることで、以下のような病気や感染症にかかるリスクもあります

ハクビシンによってかかるリスクのある病気や感染症

■疥癬(かいせん)
ハクビシンが、ヒゼンダニ科のダニに寄生されることで発症する皮膚病です。
これは、人にも移ります。
症状としては、皮膚に赤いボツボツができたり、激しいかゆみを伴ったりします。
※参考 日本皮膚科学会
※参考 東京都|アライグマ・ハクビシンに関する主な人獣共通感染症

■SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
マダニが媒介する感染症です。
マダニはハクビシンに付着していることがあります。
そのため、これが人に移ることもあるのです。
症状としては発熱や消化器症状、また血小板や白血球の減少など、さまざまなものが見られます。
なお、致死率が10%~30%程度と非常に危険な感染症です。
※参考 厚生労働省
※参考 国立感染症研究所

そして、エサを与えることもやめましょう。
ハクビシンはかわいらしい見た目をしていますが、それでも害獣です。

エサを与えると繁殖を促すことになりますし、何よりさらに人に慣れて被害が拡大してしまうおそれがあります。
そのため、エサを与えることもやめてください。

害獣駆除の専門業者に相談してください

ここまで、ハクビシンを見つけたら基本的には接触しないようにするのが大切であることはわかってもらえたでしょう。
とはいえ、ハクビシンが家に住み着いているならそんな悠長なことはいってられません。

屋根裏や天井裏を住処にされている状態を放置すると、そこで繁殖して騒音やフン尿、ダニやノミの発生などによって生活被害も健康被害も深刻なものとなります。

とくに、フン尿による被害は大きいです。
悪臭に加えダニやノミの発生を促し、さらには天井を腐らせるなど家そのものを破損させ、場合によっては大規模なリフォームが必要になることもあるのです。
また対応が遅れると、先ほどご紹介した病気や感染症にかかるリスクも高まります。

そのため、ハクビシンを見つけたら下手に近づいたり手を出したりしないようして、その後は早急に専門業者に相談して対応してもらうようにしましょう。
なおその際は、【害獣駆除110番】にぜひご相談ください。

プロがハクビシンの駆除に対応することに加え、住み着かれている場合には殺菌や消毒といった清掃までまとめて対応します。
またご相談と現地調査、お見積りも無料で、さらにお問い合わせは24時間365日受け付けているのでスピーディーに対応することもできますよ。

以下のボタンからすぐにお電話がつながりますので、ハクビシンを見つけたらまずはご相談ください。

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自治体に対応してもらう手もあるがオススメはできない

ハクビシンを見つけたら、専門業者ではなく自治体に相談する手もあります。
ただし、結論をいうと専門業者に相談する方がオススメです。

自治体にハクビシンの対応について相談すると、多くの場合で駆除するための捕獲器を貸し出してもらうことになります。

しかし捕獲器の使用は自分でおこなう必要があり、加えてこれには原則として狩猟免許が必要になるのです

また自分で対応することになるため、有害鳥獣捕獲許可の申請などさまざまな書類を作成して自治体に提出しなければいけません。
そのため、数週間~数か月といった長い時間がかかることもあるのです
※参考 野生鳥獣被害防止マニュアル

現役鳥獣管理士のワンポイントアドバイス

個人の方も有害鳥獣捕獲許可の申請書を提出することはできます。ただ、行政書類の特有の書き方に慣れていないと、申請書の作成が難しいかもしれません。
実際に許可申請を行う場合、窓口の担当者によって同じ内容でもOKをもらえたり、もらえなかったりします。

そのため、我々も捕獲許可申請を出す場合は、事前に担当者にメールで内容を確認してもらい、OKをもらってから提出しています。

さらにいうと、捕獲器の貸し出しをおこなっているかどうかといった対応内容は自治体によってまちまちです
また中には、結局専門業者を紹介してくれるだけという自治体も少なくありません

捕獲したあとの「処理」にも大きな心理的なハードルがある

仮に捕獲許可をもらってハクビシンを捕獲できたとしても、こうした害獣の駆除にはまだ大きなハードルがあります。

それは捕獲したハクビシンの「処理(安楽死)」です。

これが害虫であれば心理的な抵抗も少なくて済むのですが、ハクビシンは哺乳類です。

同じ哺乳類である犬や猫を自らの手で安楽死させる覚悟があるか?と聞かれると、かなり戸惑ってしまいますよね。

こうした処理方法は申請の段階で、事前に計画し、申請書に記入する必要があります。

現役鳥獣管理士のワンポイントアドバイス

捕獲後の処理方法は、箱罠ごと水路に沈める、二酸化炭素で窒息させるなどが簡単な方法です。

ですが「かわいそう」、「自分で殺すのはいやだ」などの感情が芽生え、自分で処理することに抵抗を覚える方は多いのではないでしょうか。

まとめると、ハクビシンの駆除を自身でやり遂げるには多くのハードルを越える必要があります。
かかる手間や時間、心理的な負担を考えても、最初からすべてまかせられる専門業者に相談することがオススメというわけです。

そのためハクビシンを見つけたら、ぜひ【害獣駆除110番】へご相談ください。

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効果的な対策のためにハクビシンについて最低限知っておくべきこと

ハクビシンを見つけたらどうすればよいのかという方の中には、近所で目撃しただけという方もいるでしょう。
このような場合も、まず取るべき行動は下手に近づいたり手を出したりしないようにすることです

ただ、それだけではいずれ自分の家に住み着かれるのではないかと心配ですよね。
そこで大切になるのが、ハクビシンの被害にあわないように対策をすることです。

なおその前に、実際どんな対策が効果的なのか、ハクビシンについておさらいしておきましょう。

ハクビシンはこんな動物①基本情報編

ハクビシンは、ネコ目ジャコウネコ科に分類される、見た目がアライグマに似ている動物です。
ただアライグマとは違い、以下のようにハクビシンは鼻から額にかけて毛が白くなっていいます。

ハクビシン

なお、体毛自体は灰褐色で、手足は黒色です。

そして画像にもありますが、大人になったハクビシンは、体長は90cm~110cm程度で、体重は3kg~4kg程度となっています。
ちなみに身体的な特徴としては、先ほどの顔の白い模様に加え、体長の半分程度ある長いしっぽもあげられますね。

【関連記事】ハクビシンの生態や行動の特性。ただしペットとして飼うのは難しいので注意!

また、肛門付近に特殊なにおいを発生させる臭腺が発達していることも特徴のひとつです。
このにおいによって、ハクビシン同士はコミュニケーションを取ります。

なおこのことから、ハクビシンはにおいに敏感な動物といわれています。
ちなみに、詳しくは後述でご紹介しますが、においに敏感ということを生かしたハクビシンへの対策もありますよ

ハクビシンはこんな動物②習性編

ハクビシンは本来、木にできた穴や洞くつ、また他の動物の巣穴などを住処にします。
そしてそんな住処を複数持ち、転々としながら生活をします。

なお、ハクビシンが市街地で家の屋根裏や天井裏を住処にするのは、そんなもともとの生活場所に似ているためといわれています。
加えて、夜行性とため糞という習性を持つことから、騒音やフン尿の被害が多く報告されているのです

ため糞って?
同じ場所で排せつ(フン尿)をする習性のこと

このことから、そもそもハクビシンを家の屋根裏や天井裏に住み着かせないことが大切なのがよくわかりますね。

ハクビシンはこんな動物③繁殖編

ハクビシンを家に住み着かせないことが大切な理由としては、繁殖力もあげられます。

ハクビシンは、1年に1回出産をしますが、同時に2頭~4頭程度出産します。
さらに、妊娠期間がわずか2か月程度なので、かなり短期間で数を増やすことができるのです

つまり、家の屋根裏や天井裏を住処にされてそこで繁殖してしまうと、瞬く間に被害も大きくなってしまうということです
(出典元:「最新日本の外来生物」、一般社団法人日本環境研究センター編著)

ハクビシンはこんな動物④身体能力編

次に、ここでは、ハクビシンの身体能力についてご紹介します。
なお、これはハクビシンの被害にあわないようにするための対策に直結する部分なので、しっかり確認していきましょう。
先にお伝えしておくと、ハクビシンは高い身体能力を持ちます。

ハクビシンの高い身体能力
  • 木登りが得意
  • 1m程度のジャンプ力
  • バランス感覚が優れている
  • 狭いスペースでも頭さえ入れば通れる

ハクビシンは前足も後足も5本の指があり、また鋭い爪もあります。
そのため、木登りを得意とします。
また、1m程度のジャンプ力もあり、とても身軽です。

さらにバランス感覚にも優れていて、細いロープのような上を歩くことができます。
実際に市街地では、電線の上を歩く姿が目撃されることもあります。

そして、狭いスペースでも通れるという身体能力も持ちます。
頭さえ入れば小さな穴でも通ることができ、6cmという小さな穴でも通ることができるのです。

(実際に侵入した最小サイズは、高さ6cm×横幅12cm、高さ11cm×横幅7cm)

こういったことから、いかにしてハクビシンを家に入れないようにするかがポイントになります
(出典元:ハクビシンにおける侵入可能な長方形入り口の大きさ及び現状の検討、加瀬ちひろ等著)

ハクビシンはこんな動物⑤食性編

ハクビシンは、基本的に雑食です。
好物はブドウなどの果物といわれていますが、トウモロコシなどの野菜も食べます。

また他にも、小動物や昆虫なども食べてしまうのです。
さらに、市街地においては生ごみなどをエサとすることもあります

なおこの食性に関しても、ハクビシンの被害にあわないようにする対策を考えるうえではとても大切です。

現役鳥獣管理士のワンポイントアドバイス

ハクビシンは果実等のおいしい場所を食べていきます。

農家で実際に被害にあわれた方は、せっかく育てた作物や果実を食べられるのは悔しいが、全部食べるのではなくおいしい場所だけを食い散らかされるのが非常に悔しいといわれています。

家庭菜園でも、生ごみでも、ペットの餌でも、普段ハクビシンが食べているものに比べるとごちそうになってしまいます。

【関連記事】ハクビシンは甘いものが好き!好物や被害の実態を紹介

ハクビシンの被害にあわないためには侵入対策がキモ

ここまででハクビシンがどんな動物なのか、おさらいはできたでしょう。
ではそれを踏まえて、ここからはハクビシンの被害にあわないための対策をご紹介していきます。

なお、ポイントは家に入れないことと、家に寄せ付けないことで、具体的な対策は以下の通りです。

ハクビシンの被害にあわないための対策
  • 侵入口を塞ぐ
  • エサになるものを外に置いておかない
  • 庭木を剪定する
  • 忌避剤を使用する

侵入口を塞ぐ

ハクビシンは、市街地においては家の屋根裏や天井裏を住処にしてさまざまな被害を発生させます。
そのため、まず対策としてあげられるのが、家への侵入口を塞ぐことです。

ただ、先ほどご紹介したように、ハクビシンは狭いスペース、小さな穴でも通ることができます。
つまり、家と外とをつなぐ部分があるなら、徹底的に塞ぐことが大切です
なお、具体的には以下のような場所があげられます。

ハクビシンの侵入口になる場所
  • 通風口
  • 換気口
  • 軒下
  • 増築したところの接続部分
  • 壁にできている穴

ハクビシンを家に侵入させないためには、これらのような場所をしっかり塞ぐようにしましょう。

なお、基礎コンクリートにある通風口などは、基本的にはもとから塞いであることもあります。
しかし、家が古かったり、さびたりしていることによって、十分に塞がっていないことがあるかもしれません。
そのため、一度家全体を下から上まで全体的にチェックすることがオススメです

久宝金属製作所 平板 パンチメタル

ちなみに、実際にハクビシンの侵入口になりそうな場所を塞ぐときには、このような金網を使用するとよいでしょう。

ここでのポイントは、上図のように網目の小さい金網を設置することです。

もし金網の目が大きい場合、ハクビシンは噛みつき行動に出て、金網を食い破り再侵入することもあります。
(参考:金網の特性がハクビシンの行動に及ぼす影響、加瀬ちひろ等著

エサになるものを外に置いておかない

お伝えしているように、ハクビシンの食性は雑食です。
そのため、被害にあわないようにするための対策としては、エサになるようなものを外に置いておかないこともあげられます。

具体的には、以下のようなものが例としてあげられますね。

ハクビシンのエサになりうるもの
  • 家庭菜園の果物
  • ペットのエサ
  • 生ごみ

ハクビシンは雑食ですが、果物は好物です。
そのため、家庭菜園で果物を育てているなら注意が必要です。
野菜を育てているといった場合も同様に、早めに収穫をするなどの対策をしましょう

また雑食ということで、ハクビシンは犬や猫のエサも食べることがあります。
なお、このようなペットのエサを置きエサにしているなら、もしかしたらハクビシンにもエサを与えていることになっているかもしれません。
そのため、とくに外にペットの置きエサがあるような状態にはしないようにしましょう

そしてこれは先ほども少し触れましたが、生ごみなんかもハクビシンのエサになってしまいます。
生ごみは捨てるものなので、外に出すことはしかたないかもしれませんが、前日に出したり夜のうちに出したりするのはやめるようにしましょう。
ハクビシンは夜行性なので、とくに夜のうちに生ごみを出すと狙われやすいので注意が必要です。

なお、このようにエサになるようなものが外に置いてあると、ハクビシンがそれを覚えて家に寄り付くようになります
そのため、近所でハクビシンの目撃情報があったといった場合には今一度注意するようにしましょう。

庭木を剪定する

ハクビシンの身体能力として、木登りが得意ということはお伝えしましたね。
なお、庭などに樹木があると、ここから伝って家に侵入してくることも考えられます

そのため、定期的に庭木を剪定するなど、手入れをすることもハクビシンの被害にあわないための対策のひとつです。
とくに家の屋根に枝がかかっているといった状態は、ハクビシンの侵入を許しやすいため注意しましょう。

忌避剤を使用する

先ほどハクビシンがどんな動物かをご紹介しましたが、においに敏感であるという特徴がありましたね。
なお、これを逆手に取って、ハクビシンの嫌いなにおいを発生させて寄せ付けないことも対策のひとつです

ハクビシンは、以下のようなにおいを苦手とします。

ハクビシンが嫌いなにおい
  • ニンニク
  • トウガラシ
  • 木酢液
  • オオカミの尿
  • 石油系のにおい

そのため、これらを使用してハクビシンを寄せ付けないようにしましょう。
とはいえ、実際のものを使用するのが難しいということもあるかもしれませんね。

とくにオオカミの尿は、ハクビシンの天敵の動物の尿ということで本能的に避けるため効果が期待できますが、そもそも入手するのが難しいです。
そんなときは、これらのハクビシンの嫌いなにおいの成分を含んだ忌避剤を使用しましょう

ウルフピー(WOLFPEE)

こちらは、先ほどご紹介した中のオオカミの尿の忌避剤です。
このように、ハクビシンをはじめとした害獣に対する忌避剤は多くあるので、一度チェックしてみるとよいでしょう。

【関連記事】ハクビシンは忌避剤を使えば低コストで安全に追い払える!?おすすめ商品と効果的な使用方法

現役鳥獣管理士のワンポイントアドバイス

これらの対策法は、個人の方が簡単にできる予防としてはある程度有効だと思います。その中でも、「侵入口をふさぐ」ことが最重要と考えてください。

理由は、フン害が生じている場合、ハクビシンは確実に住宅内に侵入できています。

住宅内での被害を出さないためには、絶対に侵入できない状況を作ることが重要です。

一方で「エサとなりそうなものを置かない」や「庭木を剪定する」は限界があります。

たとえば隣の家が生ゴミを常に外に置く家でしたらどうでしょう?

隣の家を食堂として、自分の家を寝室にする事もあるかもしれません。

ゴキブリも一緒ですが、自分がどれだけ対策をしても、周りの家が対策をしていないと、こうした予防には意味がないのです。

また忌避剤もハクビシンには「慣れ」が生じます。

どこかのタイミングで効果がなくなり、新しい対策が必要になることになるのには留意しておく必要があります。

田畑に侵入するハクビシンの対策法

最後に農家の方のために、田畑に侵入するハクビシン対策のポイントを見ていくことにしましょう。

結論からいえば、住宅のハクビシン対策よりも難易度はあがり、対策に設備も必要になります。

田畑に侵入してくるハクビシン対策として主なものはこちらです。

▼田畑に侵入してくるハクビシンの主な対策設備

  • ネット
  • ワイヤーメッシュ
  • 電気柵

基本的にはハクビシンが田畑に侵入しないようにする対策がメインで、これらを取り囲むように設置します。

また田畑や果樹園周辺の木の枝を切っておくことで、侵入の予防効果が高まります。

ハクビシンは木に登るのが得意なので、木から柵を飛び越えられないようするということですね。

【関連記事】【決定版】庭と作物を守るためのハクビシン対策3選!

現役鳥獣管理士のワンポイントアドバイス

田畑に侵入してくるハクビシン対策の難しさは、ほかにも2点あります。

1点目は、「農家さんの対策への理解」です。

例えばですが、果樹園で木になっている実は守っていても、出荷できなかった実は柵の外に捨ていれば、これでは「ここでおいしいもの作っているよ、食べにおいで」と言っているようなものなので、対策をしても被害が減らないということがあり得ます。

住居も田畑も同じですが、「自らの手でハクビシンを呼び寄せていないか?」を一度考えてみることが大切です。

2点目は、「対策設備の維持管理にかかるコスト」です。

電気柵やワイヤーメッシュ等の侵入対策の設備には定期的なメンテナンスが欠かせません。

適切に点検しないと、台風のせいで穴が空いているとか、草と電気柵がふれて漏電していた等、生じる事が多いです。

ハクビシンを見つけたら【害獣駆除110番】にご相談ください

ハクビシンを見つけたら、病気や感染症にかかるリスクがあるので、まずは下手に近づいたり触ったりしないでください。
また、害獣といえどもハクビシンは等の野生動物は鳥獣保護管理法で捕獲が禁止されているため、勝手に殺したり捕まえたりすると違法行為になります。
そのため、駆除や捕獲といった具体的な対応も自分ではおこなわないようにしましょう。

しかし、ハクビシンが家に住み着いているなら、早急に手を打つ必要があります。
対応の遅れは騒音やフン尿、ダニやノミの発生、病気や感染症にかかる、家が破損するなどの被害が大きくなるおそれがあります。

そのためこの場合は、専門業者に相談して対応してもらうようにしましょう。
なおその際は、ハクビシンにプロが対応する【害獣駆除110番】にぜひご相談ください

ハクビシンの駆除・汚れの清掃・再発生の対策をまとめて対応

【害獣駆除110番】なら、ハクビシンの駆除にプロがしっかり対応します。
また、住み着かれているなら殺菌や消毒などの清掃も必要ですが、これもお任せいただけますよ。
さらに、被害の再発生への対策もおこなえます

このように、害獣駆除110番】ではハクビシンへの対応をまとめておこなえるのです
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