「サッシを交換したいけれど、お金がかかりそう……」
当記事をご覧の方は、そんなイメージをおもちの方が多いかもしれません。
サッシの交換費用は、どの工法を選ぶかで大きく変わります。
もちろんサッシの種類や機能、窓の大きさなどでも変わるので、事前にさまざまなパターンを考えて比較してみることが大切です。
場合によっては補助金を利用できるケースもあります。
上手に活用すれば、相場よりお得なリフォームも可能ですよ。
ガラス110番の修理交換料金は、ガラス代・施工費・出張費すべて込みのわかりやすい価格設定になっています。
正式なお見積り後の追加料金は一切発生しませんので、安心してご利用ください。
目次
不具合の原因によっては部分的な修理で済むかも
サッシの交換と聞くと、サッシを丸ごと交換しなければならないと考える方が多いですよね。
しかし、必ずしもその必要はありません。
サッシ本体ではなく周りの部品の不具合が原因になっているケースもあるからです。
部品が壊れているだけなら、部品を交換するだけで直ります。
部品交換だけで済めば、サッシを丸ごと交換するよりもかなり費用を抑えられるので、費用が気になる方はいちどチェックしてみてください。
戸車
戸車は引き戸の下についている、引き戸をスムーズに動かすための車輪のことです。
戸車がレールを走ることで窓が左右に動きます。
レール部分にすれた跡があったら戸車の破損を疑いましょう。
レールに何も挟まっていないのに窓がうまく動かない場合は、戸車の高さに問題があると考えられます。
戸車が破損した場合は、新しいものと交換しましょう。
戸車はホームセンターなどで購入可能です。
ただし、ご自宅のサッシに対応した戸車を探す必要があります。
古いものだと廃盤になっていることもあるので、自分で探しても見つからない場合は建具の修理業者やリフォーム業者に相談してみましょう。
メーカーから直接取り寄せてもらえる可能性があります。
戸車の高さに問題がある場合は、プラスドライバーで戸車の調節ネジを回して引き戸の高さを合わせましょう。
引き戸を上げたいときはネジを右に、下げたいときは左に回します。
このときネジを完全に外さないように注意してください。
窓の内部の部品が外れて元に戻せなくなるおそれがあるからです。
クレセント錠
クレセント錠は窓に使われている三日月形の鍵です。
鍵をかけるときはクレセント錠を半回転させます。
鍵をかけたつもりなのに窓が開いていた、鍵をかけていないのに閉まった場合は、クレセント錠が劣化して締め付けが悪くなっているのが原因かもしれません。
クレセント錠はホームセンターで購入できますし、自分で交換もできます。
今使用しているものと同じ品番のものを探し、取り扱い説明書にしたがって交換してみましょう。
網戸
網に穴が開いていたり、ゴムが劣化していたりする場合は、それぞれ部品を交換しましょう。
サッシによっては網がセットになっているものもありますが、網のみの交換も可能です。
網戸の張り替え手順と必要な道具を簡単にまとめます。
必要な道具
- 新しい網戸シート
- 網押さえゴム(サッシに対応した太さのもの)
- 網戸の張り替え用ローラー
- カッター(刃が大きいもの)
- クリップや洗濯ばさみ
張り替え手順
- 網押さえゴムをすべてはがす
- 古い網戸を枠から外す
- 網目と枠が平行になるように新しい網戸シートを置く
- 網戸シートをクリップなどで枠に固定する
- 網押さえゴムの端を枠の溝にはめ込む
- 網戸用ローラーを転がしてゴム全体をはめ込む
- 余った部分をカッターで切る
こんな場合は早めにサッシの交換を!
部品に特段の異常が見られない場合は、サッシそのものが劣化・故障しているおそれがあります。
サッシに不具合があるとガラスとの間に隙間ができやすくなり、ひどくなると雨漏りしてしまいます。
サッシが変形して窓ガラスが外れる危険性もあるため、できるだけ早めに交換しましょう。
- サッシがゆがんでいる
サッシの上枠と下枠に糸を張り、糸と上下枠がそれぞれ平行かどうか確認してみましょう。どちらか一方でも平行にならない場合はサッシがゆがんでいます。
早めの交換がおすすめです。 - サッシの寿命を超えた
住宅産業協議会が発行している資料によると、サッシ本体の交換時期の目安は使用開始から25~30年とのことです。
見た目に異常がなくても、性能が大きく落ちているおそれがあるため、できるだけ早めの交換をおすすめします。 - ゴムパッキンがサッシにくっついて固まっている
特に木製サッシに起きやすいトラブルです。
窓ガラスと木製サッシを密着させるためのゴムパッキンが劣化すると、溶けてベタベタになってしまいます。
ゴムパッキンが溶けると、窓ガラスとサッシの間にすき間ができて雨漏りするおそれがあるため、早めの交換をおすすめします。
ガラス110番は24時間365日ご相談を受け付けております。
急なサッシの故障や不具合にもすぐに対応可能ですので、まずはお問い合わせください。
マンションのサッシ交換は許可を得てから
当記事をご覧の方のなかにはマンションなどの賃貸物件にお住まいの方もいらっしゃると思います。
賃貸物件の場合、サッシは共有部分(大家や管理会社の所有)に該当するため、個人で勝手に修理交換をするのはNGです。
もし賃貸物件のサッシを交換したい場合は、必ず大家や管理会社に許可を得てからおこなうようにしましょう。
ただし物件によっては、住人が費用を負担する条件で個人での修理交換を許可しているところもあります。
わからない場合はいちど問い合わせてみるとよいですね。
【種類別】サッシの特徴
いざサッシを交換するとなっても、種類が多すぎてどれを選べばよいか迷ってしまいますよね。
サッシは大きく分けるとアルミサッシ、木製サッシ、樹脂サッシ、アルミ樹脂複合サッシの4種類あります。
以下にそれぞれの特徴をまとめました。
アルミサッシ
現在の日本ではアルミサッシがよく使われています。
一般社団法人日本サッシ協会がまとめた調査資料によると、2019年9月段階での窓のアルミ化率(全国平均)は戸建て住宅の場合77.6%、共同建て住宅の場合95.1%とのことです。
アルミサッシのメリットデメリットをまとめます。
【メリット】
- 軽くて動かしやすい
- 防火性や耐久性に優れている
- 安価で購入できる
【デメリット】
- 外の熱が伝わりやすい
(夏は暑くなりやすく冬は結露しやすい)
木製サッシ
木製サッシは木の質感や温かみのある風合いが魅力的です。
洋室和室を問わず、インテリアともよくなじみます。
木製サッシのメリットデメリットをまとめます。
【メリット】
- 断熱性が高い
(外の熱を伝えづらく、気温差による結露が起きにくい) - 自分の好みに合わせて加工しやすい
- 環境に優しく長寿命
【デメリット】
- メンテナンスに手間がかかる
(3~5年をめどに再塗装が必要)
樹脂サッシ
樹脂サッシは海外の主要国で主流になっています。
日本での普及率はまだまだ低いですが、近年性能の高さが知られるようになり、取り入れる住宅が少しずつ増えています。
樹脂サッシのメリットデメリットをまとめます。
【メリット】
- 断熱性が高い
(外の熱を伝えづらく、気温差による結露が起きにくい) - 自分の好みに合わせて加工しやすい
- 防音効果がある
【デメリット】
- 厚みをもたせて強度を出しているぶん重たくなる
(大きな窓だと開閉しづらいことがある)
アルミ樹脂複合サッシ
アルミ樹脂複合サッシは、室内側に樹脂、室外側にアルミを使っています。
それぞれのよいところをいいとこどりしたサッシです。
アルミ樹脂複合サッシのメリットデメリットをまとめます。
【メリット】
- 軽くて動かしやすい
- 耐久性に優れている
- 断熱性が高い
(外の熱を伝えづらく、気温差による結露が起きにくい)
【デメリット】
- アルミ単体のサッシに比べると価格が高め
サッシの交換方法は2種類
サッシの交換方法は2種類あります。
違いは壁を壊すかどうかです。
既存の窓枠・サッシの上に新しいサッシを重ねる方法です。
壁を壊さないので、短期間で施工できて費用も抑えられます。
しかし、サッシを重ねた分だけ窓が小さくなってしまうので注意しましょう。
既存の窓枠・サッシ周りの壁を切断して窓枠を取り外し、窓そのものを交換する方法です。
元々の窓タイプを気にせずに好きなサッシを選べます。
しかし、カバー工法よりも大がかりになるぶんリフォーム費用は高額になります。
サッシの交換費用の決まり方
サッシの交換費用は、窓(2枚1組)の大きさ×交換する数+工事費が基準です。
上記に新しいサッシ代や古いサッシの撤去費用、諸経費などを加えた額が総額となります。
特に費用に影響しやすいのは工事費です。
壁を壊す壁カット工法と、上から重ねるだけのカバー工法では、同じサッシを選んでも数十万円の差が出ることもあります。
窓枠サイズを測ってみよう
だいたいの費用を把握するために、窓枠のサイズを測ってみましょう。
測るのは、ガラスが納まっているサッシ枠を含めた横幅と高さです。
サッシの交換費用の相場
サッシのみ交換する場合、壁を壊さないカバー工法だと約3~5万円です。
壁を壊す壁カット工法だと約20~50万円かかります。
サッシの種類やグレードなどでも変動するため、詳細な費用は見積りをとってご確認ください。
ガラス110番は全国に加盟店を設けているので、さまざまな業者を比較したい方におすすめです。
相見積りのご相談も承っておりますので、お気軽にお電話ください。
補助金制度を活用しよう
断熱性の高いサッシに交換する場合は、国の補助金制度を利用できます。
国がおこなう補助金制度として代表的なものは「高性能建材による住宅の断熱リフォーム支援事業」と「次世代省エネ建材の実証支援事業」です。
2つとも、住宅の断熱効果を高める高性能建材や蓄熱建材を用いた断熱改修にかかる費用を補助し、住宅の省エネ化促進を目的としています。
ただし補助金の利用には条件があるので、希望する方は条件に該当するかどうか調べてみてください。
サッシとガラスを一緒に交換するのがおすすめ!
サッシとガラスを一緒に交換するのもおすすめです。
組み合わせによってはさらなる断熱性の向上や、防犯性や防火性などの向上が期待できます。
以下で代表的なガラスの特徴をご紹介します。
さらに詳しくは<ガラスごとの特徴と交換費用>を参考にしてください。
一般的に使用されている透明なガラスです。
内部にワイヤーが入った防火用ガラスです。
火災でガラスが割れたとき、破片が飛び散りにくい仕組みになっています。
別名断熱ガラスともよばれます。
ガラスとガラスの間に空気層を作り、熱の移動を防ぐことで、断熱効果や結露防止効果を高めたガラスです。
ガラスとガラスの間にフイルムが入っており、万が一ガラスを割られても貫通しにくい仕組みになっています。
外から割ろうとしても時間がかかるため、空き巣犯に犯行を諦めさせる効果があります。
ガラス110番は、どんな種類のガラスにも対応できます。
詳しくは無料の相談窓口までお問い合わせください。
サッシを長持ちさせるコツ
サッシはメンテナンスによって長持ちさせることができます。
掃除の目安は年に2回程度ですが、汚れが目立つ場合はその都度こまめに取り除きましょう。
アルミサッシは水洗い可能なため、不要な歯ブラシで軽く掃いて水洗いをします。
表面を擦ると傷がつきやすいので、水分をふき取る際は雑巾などを使用してください。
木製サッシや樹脂サッシは、アルミサッシよりも念入りなメンテナンスが必要です。
塗料が落ちたと感じたら、定期的に塗り直しをしましょう。
塗料が剥がれ落ちていると水はけが悪くなり、カビや腐食の原因になってしまいます。
塗布する塗料は、市販の自然系塗料やオイルステインを使用しましょう。
ガラス・サッシの交換はガラス110番にお任せください
ガラス110番は、全国各地の加盟店のなかからご依頼くださったお客様のお近くのガラス業者を手配し、迅速に対応いたします。
「サッシやガラスの交換はどれくらいお金がかかるの?」
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