ガラスの傷を補修する方法には、「自分で補修する」と「業者に依頼をする」という2つの方法があります。
自分で補修する方法は、歯磨き粉や重曹などの身近にあるもので試すことができたり、費用が安くすんだりするというメリットがあります。
しかし、自分で補修ができるか否かは傷のサイズによって変わります。
自分で補修ができなさそうな場合は、業者に依頼をする必要が出てくるのです。
当記事では、自力で補修ができるかどうかの判断方法や具体的なリペア方法についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
もし自力で補修できない傷だった場合はガラス110番にご相談ください。
ガラスが割れて壊れてしまう前に対処できるようおすすめの業者をご紹介します。
目次
自力でガラスの傷を補修できる4つの方法
傷のサイズが1センチ以内のものであったり、浅いものだったりする場合は、自力で補修をすることが可能です。自力で補修をしようとお考えの方は、以下でご紹介する方法を参考にしてみるとよいでしょう。
補修方法1:研磨剤入り歯磨き粉を使う
歯磨き粉のなかには、研磨剤という成分が含まれているものがあります。研磨剤とは、物質を削る成分のことです。そのため歯磨き粉を使うことで、研磨剤が周囲を軽く削り、凹凸を目立ちにくくさせることができるのです。
自宅にあるもので手軽に補修ができるというメリットがありますが、専用の道具でないため効果が薄くなってしまいます。1回ではきれいにならないことが多いので、何回か繰り返しましょう。研磨剤入り歯磨き粉は、以下のように使っていきます。
- 乾いた布に歯磨き粉を1~2センチ程つける
- 歯磨き粉が付着した布で優しく擦り、傷を目立たなくさせる
- 傷口付近の歯磨き粉を、濡れた布でぬぐう
補修方法2:重曹を使う
近所のスーパーや100円均一のショップなどで売られている重曹も、補修の道具になります。歯磨き粉と同じく手軽におこなえることが魅力ですが、強い力で作業をしてしまうと、かえってガラスを傷つけてしまうおそれがあります。力加減に注意して使用しましょう。
- 重曹と水をかき混ぜて、やわらかいペーストを作る
- 乾いた布にペーストをつける
- ペーストが付着した布で優しく擦り、傷を目立たなくさせる
- 傷口付近のペーストを、濡れた布でぬぐう
- 乾いた布で、再度磨く
補修方法3:酸化セリウムを使う
酸化セリウムとは、研磨剤の一種です。重曹と同じように、100円均一のショップなどで購入することができます。
酸化セリウムは、通常の研磨作用に加えて「ガラスと化学反応を起こす」という性質をもっています。そのため、通常の研磨剤よりも効果的に補修をすることが期待できるでしょう。そんな酸化セリウムは、以下の流れで使用します。
- 酸化セリウムと水をかき混ぜて、やわらかいペーストを作る
- 乾いた布にペーストをつける
- ペーストが付着した布で優しく擦り、傷を目立たなくさせる
- 傷口付近のペーストを、濡れた布でぬぐう
- 乾いた布で、再度磨く
補修方法4:リペアキットを使う
リペアキットとは、ガラスの傷の補修に特化した専用のキットのことです。リペアキットにも種類があります。
ひびを埋めたい方であれば「補修液」、傷をきれいに直したいのであれば「コンパウンド」を選ぶとよいでしょう。またガラスが車用のものか、自宅用のものかでもリペアキットは変わってくるので注意が必要です。
購入したら、説明書きの記載通りの補修作業をしていきます。リペアキットを使う補修は、手間や費用は先ほど紹介した補修方法よりはかかってきます。しかし、自力でおこなう補修方法のなかで、もっとも美しく、大きめの傷にも対応できた補修をすることができるでしょう。
ただしガラスに特殊なコーティングが施されており、自力で補修することが難しいものもあります。そのような場合は、直接メーカーに問い合わせて対応してもらうことをおすすめします。
また、傷のサイズが大きい場合は補修が難しいため交換したほうがよいでしょう。ガラス110番では、ガラス交換に対応した業者を紹介しております。まずはお気軽にご相談ください。
大きな傷はまず応急処置をしよう
傷が深いものであったり、1センチを超えるようなサイズのものであったりすれば、残念ながら自力で修復をすることはできません。無理して自力で補修をすれば、かえって傷を広げてひび割れてしまうおそれもあるのです。そのため、大きな傷は業者に対応をしてもらう必要があります。
しかし業者にきてもらうまで傷を放置すれば、雨風が入ってきたりセキュリティ面で不安が出てきたります。そのため、業者に依頼をする前に応急処置をしましょう。
処置方法1:瞬間接着剤を使う
瞬間接着剤は、傷がひび割れになっている場合におすすめの処置方法です。瞬間接着剤をひび割れの間に塗り込んで、間を埋め込みます。接着剤は空気の通りを遮断しやすいので、ひび割れの応急処置には最適です。
しかしリペアキットを使用した場合と比べて強度が出づらく、時間が経過するにつれて剥がれる危険性があるというデメリットがあります。剥がれたことに気づかず触れてしまえばケガをするおそれがあるので、安全性が高い処置をおこないたい場合は、リペアキットの補修液をオススメします。
処置方法2:ガムテープを使う
傷の上からガムテープを貼るという方法です。傷口を防ぐだけでなく、周囲のガラス片などが飛散することを防ぐ効果も期待できます。細やかな破片が生じそうな傷である場合は、ガムテープを使って処置をするとよいでしょう。
ただしガムテープは、耐久性に難があります。時間がたてば剥がれてしまうため、あくまで交換までの応急処置として使用しましょう。ガムテープで処置をしたあとは、お早めに業者に依頼して、新しいガラスと交換してください。
ガラス110番では、ガラスの交換を承っている業者をご紹介しています。24時間受付をしておりますので、ガラスの交換を検討中の方もお気軽にご相談ください。
応急処置が完了したら業者へ依頼 !
ガラスの応急処置ができたら、業者に依頼をして修理をしてもらいましょう。ガラスの修理交換はおよそ1~2万円程度でおこなうことができます。
ただし依頼をするときには、「信頼できる業者か」というのをじっくり考えてから選ぶことが大切です。まれにですが、「思ったよりも料金が高かった」という費用トラブルが起きてしまうことがあります。そのような事態を防ぐためにも、事前にホームページや口コミを確認して、信頼に値するのかを見定めておくことが大切です。
別の種類のガラスに交換する手も
「またガラスが傷ついてしまうと大変なので、何らかの対策をしたい」と考える方も多いでしょう。日ごろからの注意をすることでも対策はできますが、ほかに有効な方法として、強固なガラスに交換するという手もあります。
防犯ガラスなどの強化ガラスは性能がよい分、交換の費用相場は約3万円前後とやや高めになっています。しかし頑丈なガラスに交換をすることで、もし何か衝撃を受ける機会があったとしても、傷つきにくくなるのです。
ガラス110番では、そんなガラスの交換を承っている業者が多数加盟をしています。何か不明な点があれば、365日体制のコールセンターへご相談ください。ガラス交換のプロをご紹介いたします。