人間の生活圏にいる公園や道路にいる鳩は警戒心がほとんどなく、側に近づいても飛び去ることはあまりありません。それどころかエサを与えてくれる存在として認知しているため自ら近づいてきます。一方、人間の生活圏から離れた山などで生息している野生の鳩は、人間を「敵」として認識をしていて素早く逃げるので、人間の生活圏に生息する野鳥と変わりはありません。おかれる環境によって、鳩は人間とのかかわり方も大きく変わるのです。
問題となるのは、前者の鳩です。人間に慣れてしまった鳩は、住宅や工場、倉庫などに勝手に住み着いてしまう事があります。そうなれば、徐々に鳩被害に悩まされることになってしまいます。人懐っこく、可愛らしい鳩も、住み着いてしまえば害鳥になってしまいます。その際は心を鬼にし、鳩を追い出さなければならないのです。