草刈りを高刈りにすると今後の手間もカメムシも減る!その理由と方法
草刈りは高刈りという方法を用いることで、カメムシが発生する原因となるイネ科雑草の生長を抑えることができます。しかし、適切な高刈りの方法を理解していない場合、イネ科雑草の生長を抑えるために必要な広葉雑草を枯らせてしまうおそれがあります。
失敗しないためにも、高刈りのメリットとやり方を事前に理解しておくことが大切なのです。そこで、ここでは草刈りを高刈りにするメリットから高刈りのやり方、広葉雑草とイネ科雑草の関係についてご紹介します。
目次
草刈りを高刈りにするメリットとやり方
雑草を刈るときは、なるべく低い位置で刈る方が多いでしょう。しかし場合によっては、あえて高い位置で切ったほうがよいこともあります。ここでは高い位置で雑草を刈る「高刈り」のメリットや方法についてご説明していきます。雑草にお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
高刈りをするメリット
高刈りをおこなうことには、以下のようなメリットがあります。
- カメムシが寄ってこない
- 草刈りによる体力的な負担を抑えられる
- 草刈り機の刃が石や障害物などに触れにくい
- 刃こぼれを防ぐことができる
高刈りをおこなうことでの最大のメリットは、害虫であるカメムシの発生を防げることです。その理由については後ほど詳しく解説します。
草刈りの頻度を抑えることができることも、メリットのひとつです。雑草は低い位置で刈られると根が広がる性質があるので、高い位置で刈ることでそれを避けることができます。根が広がってしまうと雑草が生える範囲がどんどん広くなってしまいます。しかし高刈によってこれを防ぐことができ、結果的に草刈りにかかる体力的な負担を減らすことにつながるのです。
また、高刈りでは草刈り機の刃が石や障害物に触れにくくすることができます。高い位置で切ることで、誤って石や障害物にあたって作業者が跳ね返されるのを防ぐことができるので、安全に作業をおこなうことができます。
さらに、高刈りをおこなうことで、「刃こぼれ」も防ぐことができます。刃こぼれは草刈り機が固いものにあたるとおこります。高刈りによって、石や障害物にあたるのを防ぐことができるので、刃こぼれも防ぐことができるのです。
高刈りのやり方
高刈りをおこなうときには、以下のものを用意しておきましょう。
【準備するもの】
- 鎌または草刈り機
- 熊手
- 草をまとめるゴミ袋
- 長袖・長ズボン
- 手袋
高刈りの際は、雑草を切るための鎌、または草刈り機を用意しましょう。このほか、刈った雑草を集めるための熊手や、処分するためのゴミ袋も用意してください。
草刈りをおこなう際は、服装にも気をつけなければなりません。まず、長袖・長ズボンを着用しましょう。雑草には害虫がいる場合があり、刺されてしまうかもしれません。ダニやチャドクガなどの害虫に刺されると、激しいかゆみや腫れなどのアレルギー反応をおこす危険があります。
草で手が切れることを防ぐために、手袋も着用してください。ちなみに、綿の軍手だと草が絡まってしまって作業効率が落ちてしまうので、ゴム製の手袋がおすすめです。
【高刈りの方法】
高刈りは、普通の草刈りと違い、雑草を10~15cmほど残して切っていきましょう。草を刈ることができたら、熊手で草を集めてゴミ袋に入れて処分したら作業終了です。
もし、「高刈りをおこなっている時間がない」という方は業者に依頼することをおすすめします。業者に依頼することで、手間をかけずに草を刈ってもらうことができます。
弊社では多数の加盟店と提携しており、実績のあるスタッフも多数在籍しています。24時間365日受付対応しているので、ご都合のよい日時にあわせて伺うことが可能です。雑草にお悩みの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。
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高刈りをするとなぜカメムシが増えにくくなるのか
高刈りをするとカメムシの発生を抑制することができます。その理由としてふたつのことがあげられます。ここでは、その理由についてご説明していきます。
カメムシが好むのはイネ科雑草
雑草には、稲のような細長い葉を持った「イネ科雑草」と、葉が大きな「広葉雑草」に分けられ、カメムシはイネ科雑草を好みます。そのため、イネ科雑草を残しておくことでカメムシが発生してしまいます。
しかし、高刈りをおこなうと、広葉雑草も枯れずに残ります。広葉雑草はカエルやクモのようなカメムシの天敵が寄ってくるので、カメムシの発生を防ぐことができるのです。
高刈りでイネ科雑草を抑制できる理由
カメムシが増えにくくなる理由として、高刈りをおこなうことでイネ科雑草を抑制することができることもあげられます。高い位置で切ってあえて広葉雑草を残すことで、イネ科雑草に日が当たりにくくなります。その結果、イネ科の雑草は光合成を十分におこなうことができなくなり、生長しにくくなるのです。
「低い位置で切っても一緒なのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、低い位置で切ると広葉雑草は枯れてしまい、イネ科雑草だけが残ります。
この現象は、「生長点」に違いがあるため起こります。生長点とは、植物を成長させる組織のことで、そこから細胞が分裂することで植物は成長していきます。生長点は植物によって位置が異なり、広葉雑草の場合は高い位置にあり、穂を出す前のイネ科雑草の場合は地面近くにあります。
つまり、低い位置で草刈りをすると、イネ科の植物の生長点を切ることができずに広葉雑草の生長点だけを切ることになります。その結果、広葉雑草は枯れ、イネ科の雑草ばかり残ってしまうのです。
そのため、高い位置で刈ることで広葉雑草を残すことができ、イネ科雑草を抑制することができるのです。
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高刈りをしても効果が出ない場合とは
高刈りはカメムシが寄ってこない、草刈りの頻度を防ぐことができるなど、さまざまなメリットがあります。しかし、以下の場合は高刈りの効果を期待することができないため、避けたほうがよいでしょう。
広葉雑草に悩まされている場合
農業では、カメムシから大事な植物を守るためにイネ科雑草を駆除したいという場合が多いので、高刈りは有効でしょう。
ただ、広葉雑草に悩まされている場合には、高刈りは不向きです。なぜなら高刈りはイネ科雑草を除去するために、あえて広葉雑草を残すからです。「広葉科の雑草が伸びきっていて見栄えが悪い」という場合には、ほかの方法で雑草を除去しましょう。
広葉雑草がほとんどなく、イネ科雑草ばかりある場合
高刈りは広葉雑草がほとんどなく、イネ科雑草ばかりが生えている場合でも不向きです。なぜなら高刈りは、広葉雑草を使ってイネ科雑草を抑えるからです。そのため、せっかく高刈りをおこなっても、効果を得ることができないでしょう。
個人で対処しきれないときは業者利用も視野に
広葉雑草に悩まされている場合、イネ科雑草ばかり生えている場合には、高刈り以外の方法で雑草を除去しなければなりません。しかし、「どんな方法が適切なのかわからない」「自分で対処できる自信がない」という場合には、無理に自分でおこなわずに業者に依頼することをおすすめします。
業者に依頼することで、草刈りのプロが作業をおこなってくれます。状況に合わせた最善の方法で草刈りをおこなってもらうことができるでしょう。
草刈りを業者におこなってもらう場合の費用相場は、 50平米あたり「6,000円~25,000円」程度です。ただ、業者によっては日当制や時給制のところもありますのであくまでも参考としてお考え下さい。
より正確な費用を知るためには、業者から見積りを取るのがよいでしょう。このとき、複数業者から見積もりを取ることで、費用やサービスを比較することができます。
さらに、無料で見積りをおこなってくれる業者を選ぶとよいでしょう。無料で見積りをおこなってくれる業者を選ぶことで、費用を気にせずに複数の業者の費用を比較することができます。その結果、より自分の予算に合った業者を見つけることができます。
弊社では、見積りは無料でおこなっております。料金やサービスに納得ができない場合にはキャンセルも可能です。雑草にお悩みの方は、まずは弊社までご連絡ください。
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