庭の草刈りをより効率的に!正しい草取りの方法や雑草対策を解説
お家の庭は綺麗に保ちたいけど、もう草刈りはうんざりしてしまった……。なんて人も多いのではないでしょうか。特に夏の繁殖力を増した雑草の対策には悩みますよね。草刈りには熱中症などの危険性もありますし、できれば回数を減らしたいものです。
安心してください。しっかりとした対策を行えば、雑草の発生を極力抑えることができます。雑草対策には様々な方法があります。今回は、お庭の雑草対策の流れと様々な方法をご紹介したいと思います。お住まいのお庭に最適な対策方法があると思いますので、ぜひ参考にしてください。
雑草対策のステップ
雑草対策は正しい手順で行わなければなりません。
まずは目的を明確にしましょう。雑草の整理のみを考えている場合は、草刈りのみ行いましょう。草取りに比べ少ない労力で大きな効果を得ることができます。広い場所の雑草対策を考えている場合におすすめです。
完全に雑草を除去したい場合は、草取りをしましょう。草取りを行う場合は大変な労力を必要とします。そのため手軽に草取りをしたい方のために除草剤などのアイテムが市販されています。
お住まいのお庭環境から最適な手段を選びましょう。草取りをした後は防草対策をして再発生を防ぎましょう。防草対策にはいくつか手段があります。こちらもお庭環境にあったものを選びましょう。
以上が雑草対策の流れです。各作業の詳しいやり方を見ていきましょう。
正しい草取りと草刈りの方法
草刈りは、定番の雑草対策です。目的に応じて草を刈る高さを変えるとよいでしょう。草刈りには高刈りという、刈高さが10センチメートルから15センチメートルほどになるように刈る方法があります。雑草の種類によっては高刈りが推奨される場合もあります。高刈りのメリットは、イネ科の成長を抑え、クモやカエルなどが好む環境を作り害虫への対策になるということです。
雑草の成長点は種類によって変わります。広葉雑草は比較的高い位置に成長点がありますが、イネ科の雑草は地面際にあります。そのため、低い位置で草刈りを行うとイネ科の雑草のみが残ることになります。実は、カメムシなどの害虫が好む雑草はこのイネ科の植物で、害虫が好む環境を作ってしまうことになります。雑草対策と同時に害虫対策も考えている場合は高刈りがおすすめです。
お庭の見栄えをよくしたい場合は、雑草の低い位置から刈っていきましょう。数回に分けて刈っていくと鎌や草刈り機に負荷が掛かり過ぎずおすすめです。
草刈りの回数を減らしたい場合は草取りをしましょう。根まで完全に抜ききらなければならないため大変ですが、労力を減らすコツがいくつかあります。
土を湿らせてシャベルで土ごと根を掘りましょう。余分な力を入れずに済む上、根をより確実に抜くことができます。
椅子を用意するのも大切です。長時間の作業になりますから、体に掛かる負荷はできるだけ少なくしましょう。
また、抜いた雑草は地面に置かずに袋に入れて管理するようにしましょう。抜いた雑草をそのまま地面に置いてしまうと、抜けた根や種が地面にまかれ、新しい雑草が根付くきっかけを作ってしまいます。雑草を扱う際には慎重に作業を進めましょう。
除草アイテムを使った方法
てっとり早く草取りがしたい場合は、除草アイテムを使うと良いでしょう。
・除草剤
一番効果のあるものはやはり市販の除草剤でしょう。除草剤には農耕地用と非農耕地用があります。農耕地用であれば雑草にのみ効果がありますが、非農耕地用を使うとすべての植物へ除草効果が出てしまいます。非農耕地用はそれほど強力なため、主に植木に使われることが多いです。お庭で使う場合は農耕地用の使用がおすすめです。
・お湯・ゆで汁
費用を抑えて除草したい場合はお湯やゆで汁を使うことが多いようです。ほぼ無料で除草することができます。地上の雑草であれば熱湯で枯らすことができますが、根っこまでは効果がないので注意しましょう。大量の熱湯を用意するのは大変ですので、花壇などの小さなスペースでの草取りに使うとよいでしょう。
・塩
安価でできる雑草対策として塩を使う方がいらっしゃるようですが、塩は地中へ残留するため塩をまいたところは半永久的に植物が育つことができなくなります。また、雨水などで近隣へ塩が流出する可能性もあります。近くに田畑がある場合はトラブルの元になりますので気を付けましょう。
雑草の発生を防ぐアイテム
雑草を除去することができたら、次は再発生を防ぐ対策をしましょう。こちらも色々なアイテムがありますのでご紹介していきます。
・防草シート
防草シートを地面に敷いて、光を遮断させ雑草が育たない環境を作ります。防草シートの上へ砂利を敷くのが一般的です。見栄えが良くなりますし、防草シートの劣化防止にもつながります。また、ウッドデッキと組み合わせるのも効果的です。
・砂利
比較的安価に入手できますが、防草効果を得るにはかなり厚く敷かなければいけません。また、人の出入りが多いところは砂利が地中へ沈没しやすく、頻繁に手入れをする必要があります。防草シートと併用されることが多いです。
・固まる土、タイル、コンクリート
一度固めてしまえば撤去しない限り効果は持続します。施工が難しいため業者に工事してもらうのが一般的です。撤去は簡単にはできないので計画的に設置しましょう。
・グランドカバー
グランドカバーとはほふく性の植物で地面を覆い、雑草を防ぐ方法です。踏まれても平気で頑丈な種類や花を咲かす種の多年草が好まれています。
グランドカバーのメリットは見栄えが良く手入れが楽という点ですのでお庭の防草対策におすすめです。
まとめ
お庭の雑草に悩まされる方は多いです。そのため多くの除草アイテムや防草アイテムがあり、その数だけ解決方法があります。お住まいの環境にあったアイテムを選んで素敵な邸を作りましょう。
また、雑草は非常に繁殖力が高く除草には慎重な作業が求められます。雑草の特性を知り、正しい方法と手順で行うことが大切ですが、素人だけでは判断が難しい場面も多いです。
より確実な除草作業を行うには、草取りのプロにお任せするのが良いでしょう。除草から防草まで雑草対策に必要なすべての作業に対応してくれますのでぜひご相談ください。
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