庭のドクダミを除草剤で駆除したい!地中深くの根っこまで枯らす方法
「ドクダミ」をご存知でしょうか?ドクダミは、日本のあらゆる場所に生えている植物です。庭のお手入れをしている方などは草むしりを何回しても生えてくるドクダミにうんざりしている方もいることでしょう。除草剤をまいてもまた生えてくることありますよね。
今回はそのような悩みをお持ちの方に除草剤でドクダミを駆除する方法から、除草剤で駆除できない原因と対策、除草剤以外の駆除のやり方をお伝えしていきます。今ドクダミの駆除に悩まれている方もこれからの参考にしたい方も参考になれば幸いです。
庭のドクダミが除草剤で枯れない…どうして?
ドクダミは薬やお茶などに使われる一方で、独特な臭いと繁殖力を持ちます。そのため、特に庭のお手入れをしている方などはドクダミを厄介な存在と思ったことがある人も少なくないでしょう。厄介だからと言って除草剤をまいて簡単に枯れてくれないのがドクダミ。簡単に枯れてくれないのには理由があります。ここでは簡単に枯れてくれない理由をお伝えしていきます。
ドクダミはやっかいな「地下茎」で繁殖している
ドクダミは強い繁殖力を持ちます。ドクダミの一部でも残っていれば、ドクダミは再生します。つまり、ちぎれた根からでもまた再生することができるのです。また、根を横に伸ばして繁殖するため、除草剤が完全に届いていないおそれが高いです。
ドクダミを除草剤でゴッソリ駆除するポイント!
根まで枯らすタイプの除草剤を選ぶ
ドクダミは強い繁殖力をもち、ちぎれた一部の根っこからでも再生することができます。そのため、根まで枯らしてくれる除草剤が効果的です。グリホサート系の除草剤は、まいた場所の植物の緑色の成分を吸収して、アミノ酸を作るのを防ぎ、根っこから枯らすという性質を持ちます。
そのためグリホサート系の除草剤を選ぶと、ドクダミの葉から根っこまで枯らす性質を持っているため、ドクダミの除草剤として向いています。グリホサート剤は根っこや土に散布するよりも、ドクダミの葉や茎に散布することでより効果的です。
グリホサート剤には、土に触れると分解されるという性質があるためです。それでも、枯れてくれない場合は、何回も繰り返して散布することで効果が期待できます。
ドクダミの地下茎まで届く量を散布する
除草剤を使っても枯れてくれない場合もあります。そのときは、散布する量を増やしましょう。ドクダミの根は地下40センチほどの深いところにあり、ドクダミの地下茎まで届くくらいの多めの除草剤が必要です。
他の植物を枯らさないようにするには?
ドクダミは除草したいけれど、庭に植えてある他の植物は枯らしたくない場合もありますよね。そのようなときは、筆やハケで塗ることが効果的です。筆やハケでドクダミの葉っぱにだけ塗っていきます。この方法だと周りの植物を枯らすことなく、ドクダミだけを枯らすことができますが、塗り忘れたドクダミが生えてくることがあるので、定期的に塗る必要があります。
ドクダミを駆除するためのポイントと対処法
できるだけ手間をかけずにドクダミを駆除するにはポイントがあります。ここでは、ドクダミを駆除するためのポイントと対処法をお伝えします。
花が咲く前、5月中までに駆除作業を済ませたい
ドクダミは梅雨に入る前の6月くらいに白い花を咲かせることを知っていますか?ドクダミは根っこから強い繁殖力で繁殖するとお伝えしてきましたが、他植物と同様、種からも繁殖します。そのため、花を咲かせて、種を作る前に駆除することが効果的です。つまり、ドクダミが花を咲かす前である5月中までには駆除作業を済ませましょう。
ドクダミ駆除には熱湯も有効!
ドクダミを駆除する方法は除草剤だけではありません。熱湯を使ってドクダミを除草することもできます。やり方は、ドクダミ全体に熱湯をかけるだけです。ドクダミに熱湯をかけることで茹でたようになり、枯れるというわけです。薬は使いたくないという人におすすめです。ここでは、ドクダミを熱湯で駆除するメリットとデメリットをお伝えしていきます。
メリット1:費用が安い
ドクダミ全体にかけなくてはいけないので水の量は必要ですが、水を沸かすだけなので、除草剤を使うことを考えたら費用が安く済みます。
メリット2:負担が小さい
家で熱湯を用意すればいいので準備を簡単にすることができます。また、いくら人体への影響が少ない除草剤でも熱湯ほど人体に影響の小さいものはないですよね。準備の面でも人体への影響の面でも負担が小さいと言えます。
デメリット1:時間がかかる
ドクダミの一部に熱湯がかかっただけでは、そこからまた再生してきます。そのため、定期的に熱湯をかける必要があり、完全に駆除するには時間がかかります。
デメリット2:他の植物に影響も
ドクダミだけにかけたつもりが、実は土を伝って他の植物に影響を与えてしまう場合があります。ドクダミの周りに熱に弱い植物がある場合は特に注意が必要です。可能な限り、ドクダミだけに熱湯をかけるようにしましょう。
一番安全なドクダミ駆除アイテムは重曹
除草剤は使いたくないし、熱湯をかけて何回も定期的に熱湯をかけるのも面倒だと感じている方におすすめなのが、重曹です。
重曹での除草方法
1.鎌などでドクダミに傷をつけます。このときに他の植物を傷つけてしまわないように気をつけましょう。
2.濃度8%の重曹を作ります(100mlの水に8gの重曹を混ぜて溶かします)
3.濃度8%の重曹をドクダミの傷口に塗っていきます。そうすると、傷口から二酸化炭素が奪われて次第に枯れていきます。
メリット1:安全
重曹はお菓子作りなどに使われているように、食用の重曹だと人体に影響がありません。そのため、仮に重曹が手についたとしても、除草剤のときほど神経質にならなくて大丈夫です。
メリット2:手軽さ
重曹は100円均一で購入できるように手軽に効果を試してみることができます。
デメリット:一度ドクダミを傷つけないといけない
重曹を使って除草をするには、一度ドクダミを傷つけないといけません。広い範囲にドクダミが広がっていると傷つけるのが大変になってきます。
広範囲にはびこるドクダミ駆除・予防対策
広範囲になる前に除草してしまうのが一番いいですが、気がついたら広範囲にドクダミが広がってしまっていたということありますよね。そんな方に、広範囲のドクダミでも効率的に駆除・予防方法をお伝えいたします。
防草シートがおすすめ!
ドクダミは繁殖力が強いため簡単にドクダミをきれいにするのは困難を極めます。そんな方は除草シートという除草方法もあります。
メリット1:簡単に作業できる
コンクリートなどでも予防することができますが、コンクリートとなるととても個人ではできません。その点、除草シートだと個人でも予防することができます。
メリット2:お子様やペットがいる方でも安心
除草シートは光を遮断することによって草の生育を遮断するので、お子様やペットがいるご家庭でも安心です。
防草シートの選び方と注意点
除草シートはホームセンターで気軽に購入することができますが、安価な除草シートだとドクダミが突き破って生えてきてしまうことがあります。安価な除草シートは生地が薄いためです。そのため、注意が必要です。また、敷き方で耐久性が変わってくるので注意が必要です。施工前にしっかりと除草処理をすることや地面を平らにすることなどが注意点として挙げられます。
予防はミントや苦土石灰で
ドクダミを生えにくくする予防としてミントや苦土石灰が効果的です。ドクダミが生えそうな場所にミントを植えることで予防することが期待できます。ミントのようなハーブ系のものは繁殖力がとても強いためです。そのため、ドクダミの繁殖力にミントの繁殖力が勝つ可能性があります。ミントだと香りもいいですよね。
また、土に苦土石灰に混ぜることも効果的です。ドクダミは酸性を好む性質があるので、庭の土に苦土石灰を混ぜてアルカリ性にすることでドクダミを生えにくくすることができます。しかし、アルカリ性だと育ちにくい植物もあるので注意が必要です。
手に負えないドクダミは、プロに相談を…
根が深すぎる、広範囲、他の植物を守りたいなど、素人では難しいドクダミの駆除もあると思います。そんな時は、プロに相談すれば何かいい解決策が得られるかもしれません。ドクダミ駆除が大変なら一度プロに依頼して、今後の予防策を教えてもらうとよいかもしれません。
まとめ
今回はドクダミの除草方法と予防法についてお伝えしていきました。何回除草をしても、しつこく生えてくるドクダミ。広い範囲に広がるともっと除草が大変になるので早めに除草することが大切です。
しかし、なかなか効果が出なかったり、薬を自分で使ことに抵抗があったり、しゃがんでやる作業は大変です。そのため、自分でドクダミの除草が不安なときはプロにお任せしましょう。安全かつ迅速に対応してくれます。
もし、依頼するときは、複数の業者に見積りを依頼して、相場を確認。追加費用などを確認してからにしましょう。この記事を見て、ドクダミの除草の役立つと幸いです。
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