目次
- ▼トイレの止水栓から水漏れがあったら
- ・トイレの止水栓はどこにある?
- ・トイレの止水栓から水漏れする原因
- ・トイレの止水栓の開閉方法
- ・止水栓が閉められなかったら
- ・自力で水が止められないなら業者に依頼しよう
- ▼トイレ止水栓の修理方法
- ・トイレ止水栓の修理をする前におこなうこと
- ・トイレ止水栓の修理に必要な道具
- ・止水栓の接続部分の修理方法
- ・止水栓の調節部分の修理法
- ・止水栓からの水漏れが自力で修理できない場合は業者に依頼しよう
- ▼トイレの修理・交換は早めに業者に依頼しよう
- ・タンク、給水管…トイレの水漏れ原因は複数の場合もある
- ・トイレの水漏れ修理をプロに任せるメリット
- ・業者選びのポイント
- ・水漏れ修理を業者に頼むといくら?
- ・費用を安く抑える方法
トイレの止水栓から水漏れがあったら
トイレの止水栓からポタポタと水漏れを発見した場合、どのように対処すればよいのでしょうか。また、水漏れの原因はなんなのでしょう。ここでは止水栓の位置や止め方などをご紹介します。
トイレの止水栓はどこにある?
止水栓はトイレの他に洗面所や台所などにも設置されていることが多く、トラブルが起こった場所の水の流れを個別にストップできます。水漏れ全般の知識をまとめたこちらの記事では、止水栓のある場所や形状をイラスト付きで解説しているので、参考にして探してみてください。
止水栓が見当たらない場合は元栓を止めることになりますが、元栓を止めると家の水がすべて出なくなってしまうので注意してください。
トイレの止水栓は、トイレのタンクに給水する役目があります。一般的には止水栓は完全に開いているか閉じていることが多いです。トイレの場合はタンクに流れ込む水の量を調節しなければならないので、止めた後に元に戻す場合はちょうどよい開き具合に設定することが大切です。
タンクレストイレの場合は、止水栓が便器の後ろに隠れていますが、大体がトイレの壁や床から出ている配管に付いていますので、比較的見つけやすいかと思います。水を止めるときは、止水栓を時計回りに回せば水が止まります。
止水栓を止めても水が止まらないという場合は、温水便座の分岐栓と間違えているのかもしれません。まれに止水栓がないトイレもあります。止水栓がないトイレは、元栓を閉めるようにしましょう。
トイレの止水栓から水漏れする原因
トイレの止水栓から水漏れする場合は、止水栓のパッキンが劣化している場合がほとんどです。部品と部品の接続部分の隙間を埋めるために使われるパッキンですが、ゴム製のため大体10年くらいすると劣化してしまいます。
定期的にパッキンを交換するなどしておけば、止水栓から水漏れすることはありません。しかし水が漏れてしまってからパッキンの劣化に気づくことのほうが多いでしょう。
まれにパッキンの劣化以外にも、止水栓自体が劣化していて交換しなければならない等の場合があります。止水栓からの水漏れを発見したら、まずは栓を止めて業者に確認してもらってください。無理に自分でなんとかしようとすると、止水栓を壊してしまったり、他の故障していなかった部分まで分解してしまうことがあります。その結果、水が止まらなくなったりするおそれがあるので注意が必要です。
トイレの止水栓の開閉方法
トイレの止水栓には、ドライバー式、打ちネジ式、ハンドル式の3種類があります。これらの止水栓は、ドライバー式が最も多くマイナスドライバ―を使って回すことができます。突起のマイナスの凹み部分にドライバーを指し込み回しましょう。打ちネジ式もドライバー式同様、マイナスドライバーを使って開閉します。
打ちネジ式はドライバーを指し込む部分が突起していないのが特徴です。ハンドル式は名前の通り、ハンドルが付いていてそれを回して開閉するタイプのものになります。どの止水栓も右に動かなくなるまで回せば閉めることができ、反対に左に回せば開けることができます。
止水栓が固くて回らない場合は、無理に回してはいけません。無理に回そうとすると配管が破損してしまい、被害が拡大するおそれがあります。
止水栓が閉められなかったら
止水栓が止められない場合でも、焦らなくて大丈夫です。家の水道の元栓を止めれば、トイレの水も止まります。水道の元栓は、大体が家の玄関や壁に付いている水道メーターのボックスの中にあります。水道メーターと並んで付いていることが多いので確認してください。
一戸建ての場合は、敷地内の地面にまるい鉄の蓋がついている水道メーターのボックスがあることも多く、その中に止水栓が設置されています。マンションやアパートで止水栓が見当たらない場合は、大家さんか管理人さんに聞いてみましょう。
自力で水が止められないなら業者に依頼しよう
止水栓を止める作業は、特に難しい作業ではありません。しかし止水栓が回らない場合などは、無理せずに業者に依頼しましょう。自力でなんとかしようとしたために、配管を破損したりして被害が拡大するおそれがあります。
また少しの水漏れだからと放置してしまうと湿気で床材が腐食したり、カビが生えたりして床材まで交換することになってしまいます。
もし水漏れした場所に電気の配線などが通っていたなら、配線が水に濡れてしまい漏電の原因にもなります。漏電すると備え付けていたウォシュレットが故障したり、電気が漏れ出して電気代が高くなることもあります。早めに業者に相談して対処しておけば、最小限の出費で済みますし、何より安心です。自力で水漏れをとめることができなかった場合はすみやかに業者に依頼しましょう。
トイレ止水栓の修理方法
ご自身でもできるトイレの止水栓が壊れてしまった場合の修理方法を、簡単にご紹介します。止水栓を取り換える場合の注意点などを確認しておこなってください。
トイレ止水栓の修理をする前におこなうこと
止水栓を修理する前には、まずどこから水が漏れているのかを確認しましょう。水が漏れている量が多い場合は特定しやすいですが、すこしだけ滴っているくらいの漏れの場合、意外と特定することが難しくなります。
一度配管と止水栓をきれいにタオルで拭いて、どこから水が漏れているのかをしっかり把握しましょう。止水栓からと思っていても、配管から漏れているかもしれません。水が漏れているところを確認できたら、水道の元栓を閉めてください。止水栓の劣化などで水漏れしている場合は、止水栓を止めても意味がありません。きちんと元栓を閉めるようにしましょう。
トイレ止水栓の修理に必要な道具
止水栓を止めたり、止水栓のナットなどを外すのにマイナスドライバー、ウォーターポンププライヤー、モンキーレンチが必要になります。水を拭いたり、配管から出る水を受けるためにタオルやバケツもあると便利です。
止水栓の接続部分の修理方法
止水栓の接続部分から水漏れしている場合はおそらくパッキンの劣化が原因です。パッキンを交換すれば、水漏れが止まる可能性が高いので交換してみましょう。
1.ナットを外す
元栓を閉めたら、ナットをモンキ―レンチで取り外してください。長年回していないナットは、固まって動かないことがあります。そのような場合は、ナットをモンキ―レンチで挟み、ハンマーなどの固いものでモンキーレンチをすこしずつ叩いてみると動くことがあります。
2.パッキンを交換する
ナットが取り外したら、中のパッキンを取り外してナットをきれいに掃除しましょう。ナットがきれいになったら同じ形状の新しいものに取り換えてください。それを元通りに閉めれば終了です。
ナットが回らない場合は、無理せずに業者に相談してください。必要以上の力で無理に叩いたり回したりすると、配管が壊れてしまうおそれがあります。だめだなと思ったら中断することも大切です。
止水栓の調節部分の修理法
止水栓の調節部分から水漏れしている場合は、ふたつの修理方法があります。ひとつめは、止水栓の調節部分を交換する方法です。ふたつめは、止水栓自体を交換する方法です。止水栓自体の交換は止水栓を外すのと同時に壁から出ている給水管にも力がかかってしまい、破損させてしまうおそれがあります。
自分でおこなう場合には、止水栓の調節部分だけを交換することをおすすめします。
1.止水調節部分を取り外す
元栓を閉めた後、止水栓をウォーターポンプフライヤーで固定し、開閉部分をモンキ―レンチで取り外します。
2.新しいものに交換する
開閉部分を新しいものと取り換えれば完了です。長く使用している場合はパッキンも劣化している可能性が高いので、一緒に取り換えておくと安心です。
止水栓からの水漏れが自力で修理できない場合は業者に依頼しよう
自分で修理してみても水漏れが止まらない、作業中におかしいなと思うことがあれば作業を続けずに、専門の知識を持った業者に相談しましょう。力任せに修理を継続すると給水管を破損や水が止まらなくなってしまうおそれがあります。スムーズにいかない場合は業者を頼ることも必要です。
トイレの修理・交換は早めに業者に依頼しよう
トイレは毎日必ず使用するため、水漏れなどで使えなくなるととても不便です。水漏れを発見したら、早めに業者に依頼しましょう。
タンク、給水管…トイレの水漏れ原因は複数の場合もある
トイレの水漏れ原因には、トイレタンクの水漏れ、温水便座からの水漏れ、床からの水漏れといったものがあげられます。タンクの水漏れの場合、給水管が開きすぎていることが原因でタンクの排水量の割合を超えてしまい、タンクの内部からの水が溢れてしまうことが考えられます。
タンクとつながっている給水管などから水が漏れてしまっている場合は、経年劣化が原因として考えられます。温水便座からの水漏れの原因で一番多いのは、洗浄ノズル本体からの水漏れです。洗浄ノズルは、ウォシュレットの使用時に出てきて先端の穴から水が出る細長い部分になります。
ここから水がポタポタ垂れていたりすると、ノズルの水を調節するバルブユニットが故障している可能性が高いでしょう。バルブユニットは部品自体が市販されていない場合が多く、部品を手にいれてもウォシュレット本体を分解して修理する必要があるため、ご自身で修理するのは難しい部分になります。
給水ホースや配管、パイプからの水漏れの場合は部品を閉め直したり、水漏れ部分を取り替えたりすれば修理できる可能性があります。しかし内部の貯水タンクが何らかの原因で破損していたり、機械自体が故障している場合は、修理するのは難しいでしょう。無理をせず業者に相談することをおすすめします。ウォシュレットからの水漏れの場合は、まず止水栓を止めてコンセントを外し、どこから水漏れしているのかを確認しましょう。
床からの水漏れは一番厄介です。床から染み出てくる場合は、床下に埋めてある排水管が劣化して水が噴き出している場合や、建付けが悪いことが考えられます。自分で修理するのは困難ですので、すみやかに業者に施工を依頼しましょう。タンクやパイプ類、便器の結露が原因で床が濡れてしまっている場合は、よく換気をするなどして湿気をためないように対処してください。
トイレの水漏れ修理をプロに任せるメリット
水漏れ修理をプロに任せる最大のメリットは、的確に原因を把握し、短時間で作業をおこなってくれることです。トイレにトラブルが起きて使用できなくなってしまうと、その時間が長いほど不便が生じてきます。トイレが我慢できない小さなお子様や高齢者がいるご家庭では、あまり長い時間トイレが使えないと大変なことになりますよね。
プロに任せれば、最速で修理をおこなってもらえ、修理中に誤って水が噴き出したりする心配もありません。また、他にも劣化しているところがないか調べてもらったり、補強してもらったりアフターフォローをうけることもでき安心です。
業者選びのポイント
トイレのトラブルが起こった場合、とりあえず早く修理してもらいたいですよね。そのため、連絡すれば迅速に来てもらえることが重要です。お住まいのエリアに対応できる業者を選びましょう。
また、作業前にしっかりと調査をおこない、状況や作業工程を説明してくれることも大切です。作業し始めてからどんどん追加工事が増えて、はじめの見積りより多額の請求をされることがないように、事前に確認をしてください。部品交換だけでも請け負ってくれる業者もあります。ご自身で水漏れ状況の確認ができる場合は、部品交換だけの作業対応してくれるか聞いてみるといいかもしれません。
水漏れ修理を業者に頼むといくら?
費用は簡単な水漏れやつまりなどの解消の場合は、大体5,000円前後から請け負ってもらえるようです。ただ故障した箇所などによっては修理が困難であったり、部品が必要になることもあるでしょう。その場合は費用がもっとかかってしまうでしょう。
水漏れの種類によって費用が変わってきますので、事前に見積りをとることをおすすめします。電話で概算を教えてもらえるところや、事前の現地見積りを無料でしてくれる業者がありますので、相談してみてください。止水栓をとめるのも困難な場合は、とりあえず家の水道の元栓だけ閉めておき、早めに業者に依頼することをおすすめします。
費用を安く抑える方法
費用を安くおさえるには何社か見積りを取って、比較するのがおすすめです。大体の費用も把握できますし、それをもとに費用や作業内容を比較することができます。何社から見積りをとる場合は、キャンセルが無料の業者を選びましょう。
また、かなり安い価格設定の業者の場合は、作業開始してから追加工事をおこない、あとで多額の費用を請求されるおそれもあります。事前に見積りをとる際は、説明のない追加料金が一切かからない、明瞭会計の業者を選ぶようにしましょう。
弊社では24時間電話での受付をおこなっており、事前現地見積りも無料です。日本全国対応しておりますので、トイレの水漏れやトラブルが起こったら、お気軽にご相談ください。