防風林とは、家屋や農地などを強風から守る役割を持つ樹木の事を言います。強い風にさらされていますと、風そのものの力や飛散物の衝突によって住宅がダメージを負ってしまいます。農家なら、農作物が傷ついたり果実が落下したりするのを防ぐためにも利用しています。
そんな防風林も、剪定が必要になります。防風という役割から「枝が密集している方が良いのでは」と思われるかもしれませんが、実際は異なります。剪定や伐採などの手入れを全く行っていない防風林では、日差しが当たらなくなった枝は枯れてしまい、強度が著しく低下してしまいます。しかし剪定をすることによって日当たりや風通しが改善され、樹木は健康的に育つようになります。そうすればちょっとやそっとの風ではびくともしなくなります。
ただし、剪定は危険を伴う作業です。必要に応じて木の上でチェーンソーを振るうこともあるため、そうなりますと素人の方が簡単に真似をできるような作業ではありません。防風林のために体を壊しては元も子もありませんので、その作業については剪定のプロのおまかせください。