電動のこぎりは木材などを切るための道具で、DIYや庭木の剪定などで活躍してくれるアイテムです。本記事では、そんな電動のこぎりのおすすめ商品を紹介していきます。
また、あわせて電動のこぎりの選び方のポイントも解説していきますよ。そのためDIYや剪定で使うのこぎりを電動化したい、と考えている方はぜひ参考にして、自分に合った電動のこぎりを見つけてくださいね。
目次
1.電動のこぎりを選ぶ基本ポイント
ストレスなくスムーズに剪定作業やDIYをするためには、基本的なポイントを押さえて自分に合った電動のこぎりを選ぶことが重要です。ここでは、DIYや剪定で使う電動のこぎりを選ぶときに気をつけたい「タイプ」「重量」「切断能力」の3つのポイントについて解説します。
電源コード式/充電(コードレス)式
電動のこぎりには電源コード式と充電(コードレス)式の2タイプがあるので、自分に合ったものを検討しましょう。それぞれメリット・デメリットを下記にまとめました。
充電(コードレス)式 | 電源コード式 | |
メリット | 場所を選ばず使用可能 コードがないぶん操作しやすい |
長時間の利用が可能 充電式よりパワーが高い |
デメリット | 稼働時間の制限がある | 可動範囲に制限がある |
充電(コードレス)式は電力に限りがありますが、コードを使うわずらわしさがないため、ストレスなく電動のこぎりで剪定やDIYをしたい方に向いているでしょう。一方電源コード式は電気が十分に供給できるので、固い枝や太い枝を切るのに適していますよ。
重量
電動のこぎりは重さが数kg以上あることも珍しくありません。そのため体力に自信のない方が重い電動のこぎりを使うと、剪定の失敗やケガのおそれがあります。用途に合ったタイプを選ぶと同時に、作業しやすい重量の電動のこぎりを選ぶことも大切です。
またDIYや庭木の剪定で電動のこぎりを使うときは、軽量である方が何かと扱いやすいでしょう。なお、本記事でご紹介する電動のこぎりのなかにも比較的軽量なものもあります。購入に迷った場合は、より軽いものを選ぶのもひとつの方法です。
切断能力
切りたい枝をストレスなく剪定するためには、切断能力がなるべく高い電動のこぎりを選ぶことも大切です。切断能力は、その電動のこぎりの「ストローク数」と「ストローク幅」を見て確認します。
ストローク数 | ストローク幅 | |
特徴 | 刃の動きの速さを示す | 刃が前後に動く範囲を示す |
数字の見方例 | 例:0~3,700min-1 (1分間に最大3700回転) |
例:12mm (一回転で12mm動く) |
数値が高いと…… | 切断スピードが早くなる | 厚みのある枝を切りやすい |
とにかくスピーディーに作業したい方はストローク数、太い枝などを切りたい方はストローク幅を重視して、DIYや剪定で使う電動のこぎりを選ぶとよいでしょう。
2.おすすめ電動のこぎり|電源コード式
ここから、DIY・剪定向け電動のこぎりのおすすめ商品を合計15ご紹介していきます。まずは電源コード式から6種を見てみましょう。
■ほかの電動のこぎりを検討したい方
・充電(コードレス)式
・軽量タイプ
新興製作所 電気ノコギリ ACES-280
参考価格(税込) | 6,110円(税込) |
サイズ(mm) | 415×60×120 |
重量 | 1.5kg |
ストローク数 | 0~3,700min-1 |
ストローク幅 | 12mm |
コードの長さ | 2m |
新興製作所のACES-280は、とても切れ味のよい電動のこぎりです。最大3,700回転のストローク数によりスムーズに枝を切ることができるため、素早くDIYや剪定作業を終わらせることができるでしょう。
アースマン AC100V電気のこぎり DN-100
参考価格(税込) | 5,213円(税込) |
サイズ(mm) | 300×65×205 |
重量 | 約1.6kg |
ストローク数 | 0~2,200min-1 |
ストローク幅 | 約18mm |
コードの長さ | 約2m |
購入しやすい値段の電動のこぎりを探しているなら、アースマンのDN-100がおすすめ。枝の剪定はもちろんのこと、プラスチックや薄い金属も切ることができます。そのため幅広い用途で使うことが可能です。
ボッシュ 電器のこぎり PFZ500E
参考価格(税込) | 13,971円(税込) |
サイズ(mm) | 245×190 |
重量 | 2.0kg |
ストローク数 | 0~2,700min-1 |
ストローク幅 | 23mm |
コードの長さ | 2.5m |
ボッシュのPFZ500Eは厚みのある枝を剪定しやすい「23mm」のストローク幅となっています。さらに、搭載されている安全ロックスイッチやハンドプロテクターにより、万が一の事故を防ぎやすくなっているのもうれしいポイントでしょう。
山善 TRYBUIL 電気のこぎり TAR-280
参考価格(税込) | 6,699円(税込) |
サイズ(mm) | 415×60×120 |
重量 | 1.5kg |
ストローク数 | 0~3,700min-1 |
ストローク幅 | 12mm |
コードの長さ | 1.5m |
山善のTAR-280は片手で作業しやすい設計の電動のこぎりで、多少ラフな使い方でも作業をすることができます。そのため、普段工具を扱わない人でも使いやすいといえるでしょう。またストローク数・幅どちらも高いので、切れ味も十分です。
ブラックアンドデッカー 電動式ノコギリ KS900G
参考価格(税込) | 7,380円(税込) |
サイズ(mm) | 270×75×200 |
重量 | 2.0kg |
ストローク数 | 0~5,500min-1 |
ストローク幅 | 10mm |
コードの長さ | 6m |
ブラックアンドデッカーのKS900Gはストローク数に優れているため、切りたい枝を素早く剪定することができるでしょう。また6mの延長コードが付属しているので、少し離れた位置でも剪定作業をすることが可能です。
HiKOKI 電子セーバソー CR13VBY2
参考価格(税込) | 26,950円(税込) |
サイズ(mm) | 465×103×167 |
重量 | 4.5kg |
ストローク数 | 0~3,000min-1 |
ストローク幅 | 32mm |
コードの長さ | 2.5m |
HiKOKIのCR13VBY2はストローク幅がとても広いため、厚みのある枝を剪定することができます。さらに低振動仕様となっているので、手の負担を最小限に抑えて作業することも可能。また耐久性も高いので、定期的なメンテナンスをすれば長い期間使用できます。
3.おすすめ電動のこぎり|充電(コードレス)式
つづいて、コードを使わずに動かせる充電式のおすすめDIY・剪定向け電動のこぎりを5種ご紹介します。充電式の電動のこぎりではストローク数・幅だけでなくバッテリー使用時間や充電時間もチェックしてみましょう。
アイリスオーヤマ 充電式レシプロソー 18V JRS20
参考価格(税込) | 12,680円(税込) |
サイズ(mm) | 400×80×170 |
重量 | 2kg |
ストローク数 | 0~2,500min-1 |
ストローク幅 | 20mm |
使用時間/充電時間 | 約20分/約60分 |
アイリスオーヤマのJRS20は2種類の刃が付属しており、枝の剪定や鉄パイプの切断など幅広く対応できる電動のこぎりです。さらにガイドプレートを簡単に調整できるため、自分が作業しやすいようにカスタマイズすることもできますよ。
マキタ 充電式レシプロソー JR184DRF
参考価格(税込) | 32,855円 (税込) |
サイズ(mm) | 398×81×220 |
重量 | 1.7kg |
ストローク数 | 0~3,000min-1 |
ストローク幅 | 13mm |
1充電の作業量※/充電時間 | 木材約50本(2×4材)/約22分 |
※152mmブレード使用時のものを記載
マキタのJR184DRFは2種類の変速スイッチを搭載しており、状況に合わせて最適な速度に調整することが可能です。剪定作業だけでなく、家具などの解体やDIYで電動のこぎりを使いたい方に向いているでしょう。また充電時間も速くて扱いやすいです。
リョービ 充電式レシプロソー BRJ-120L5
参考価格(税込) | 42,183円(税込) |
サイズ(mm) | 359×83×128 |
重量 | 1.8kg |
ストローク数 | 0~5,000min-1 |
ストローク幅 | 10mm |
充電時間 | 約50分 |
便利に使える電動のこぎりを探しているならリョービBRJ-120L5がおすすめです。目立刃やLEDライトなどの機能が付いており、場所や時間を選ばず作業できます。またストローク数もかなり高いので、効率よく剪定できるでしょう。
HiKOKI コードレスセーバソー CR10DL
参考価格(税込) | 15,290円(税込) |
サイズ(mm) | 349×207 |
重量 | 1.2kg |
ストローク数 | 0~2,700min-1 |
ストローク幅 | 13mm |
充電時間 | 約30分 |
「便利で扱いやすいものが欲しいけど、値段も抑えたい」という方は、このHiKOKI CR10DLがおすすめです。変速機能により最適な速さに調節ができ、LEDライトもあるため多少暗い場所でも作業ができますよ。
マキタ 充電式レシプロソー JR188DZK 18V
参考価格(税込) | 20,937円(税込) |
サイズ(mm) | 316×81×220 |
重量 | 2.8kg |
ストローク数 | 0~3,000min-1 |
ストローク幅 | 20mm |
1充電の作業量 | 銅管(φ34×3mm)約70本 |
マキタのJR188DZKは、電動のこぎりのなかでもかなりの小型という特徴をもっています。さらにグリップ仕様となっているため、多少無理な姿勢でも作業がしやすいです。ただ重量は重めなので注意しておきましょう。
4.おすすめ電動のこぎり|軽量タイプ
最後に、長時間の作業でも疲れにくい軽量タイプのDIY・剪定向け電動のこぎりを4種ご紹介します。なおこれらには、電源コード式と充電式どちらも含まれています。
SK11 10.8V 充電マルチソー SMS-108V-15RLS
参考価格(税込) | 9,247円(税込) |
サイズ(mm) | 231×53×143 |
重量 | 0.35kg |
ストローク数 | 0~2,000min-1 |
ストローク幅 | 16mm |
充電時間 | 約40分 |
今回ご紹介する電動のこぎりのなかで最も軽量となっているのがSMS-108V-15RLS。ストローク数が比較的少なめとなっていますが、細い枝を剪定するぶんには問題ないでしょう。また充電式となっており、コードを気にせず使用できます。
TRAD 充電式 電気ノコギリ TCL-003
参考価格(税込) | 8,999円 (税込) |
サイズ(mm) | 305×65×170 |
重量 | 12kg |
ストローク数 | 0~3,000min-1 |
ストローク幅 | 約10mm |
1充電の作業量/充電時間 | 約30回(2×4材)/約60分 |
TRADのTCL-003は1.2kgという扱いやすい軽量サイズに加え、切断速度を調節できる便利さも兼ね備えています。ただし、充電時間がほかと比べて長いため、この点には注意が必要です。
リョービ 電気のこぎり ASK-1010KT(コード式)
参考価格(税込) | 13,677円(税込) |
サイズ(mm) | 333×61×127 |
重量 | 1.2kg |
ストローク数 | 0~4,500min-1 |
ストローク幅 | 約10mm |
コードの長さ | 10m |
リョービASK-1010KTはキャリングケースがセットで付いてくるため持ち運びがしやすい電動のこぎりです。こちらはコード式となっていますが10mのコードが付属しています。そのため、屋外でも十分に使用することが可能でしょう。
ボッシュ バッテリーのこぎり KEO(キオ)
参考価格(税込) | 21,040円(税込) |
サイズ(mm) | 350×60×140 |
重量 | 1.05kg |
ストローク数 | 0~1,800min-1 |
ストローク幅 | 20mm |
充電時間 | 約3時間 |
ボッシュのKEOは「Aグリップ」というものが搭載されています。これにより枝をしっかりと固定できるので、思い通りに剪定作業がしやすくなるのです。また過充電防止機能の付いたバッテリーとなっているので電池の寿命も長くなっていますよ。
5.作業効率を上げるために見るべき2つのポイント
【電動のこぎりの選び方おさらい】
・コードか充電式か
・重量をチェック
・切断能力を見る
最初に、DIY・剪定向けの電動のこぎりを選ぶときの基本的なポイントについてご紹介しました。これら3つを押さえていれば良い電動のこぎりを選びやすいです。なお作業時の効率を考えるなら、これから紹介する2つのポイントも見ておきましょう。
替え刃の種類&付け替えやすさ
DIYや剪定可能な電動のこぎりには、刃の種類が変えられるものも多くあります。切りたいものや状況に合わせて適切な刃に変えれば、スムーズに作業をおこなえるでしょう。刃は別で購入することもできますが、最初からセットになっているものを選ぶのがベストです。
また刃の付け替えやすさにも注目しておきましょう。六角レンチを必要とするタイプではなく、ワンタッチで着脱可能なタイプであれば効率的に作業をおこなうことが可能です。
今回ご紹介した商品のなかでは「リョービASK-1010KT」がこれらの条件に当てはまります。3種類の刃が付属しており工具なしで着脱可能なため、便利に使用することができますよ。
作業音
室内でのDIYや庭木の剪定では、電動のこぎりの作業音にも注意しておきましょう。電動のこぎりの駆動音は大きく、なかには防音保護具の着用を推奨しているほど音が大きいものもあるのです。近所迷惑にならないように、使う時間帯には気をつけましょう。
また作業音が気になる方は、駆動音が比較的静かな「低振動タイプ」の電動のこぎりを選ぶと効率的に作業がしやすくなります。今回ご紹介した「HiKOKI CR13VBY2」は低振動の独自システムを採用しているのでおすすめです。
6.電動のこぎりにはこんな種類も!
電動のこぎりは「レシプロソー」「セーバーソー」ともよばれ、名前は違いますが基本的に同じものとして扱われます。なお、電力で動くのこぎりという括りで見た場合、今回ご紹介したようなもの以外にも種類があるのです。ここでは、電動のこぎりのさまざまな種類について解説していきます。
丸ノコ&ジグソー
丸ノコとジグソーはどちらも平らな木材などを切るのに適していますが、それぞれ特徴や切り方が違います。状況によって両者を使い分けるとよいでしょう。
■丸ノコ
円盤状の刃が回転することで物を切れる電動のこぎりが丸ノコです。
木材などの上から固定して前に進むように切るため、きれいな直線状に切ることができます。また切れ味が良いため、厚いものでもしっかりと切断しやすいです。ただし曲線状に切ることはできないので、その場合はほかの電動のこぎりを使いましょう。
■ジグソー
丸ノコとは反対に、曲線状で切ることを得意とするのがジグソーです。
細い刃が上下に動くことで切れるタイプで、小回りが利きやすいため波やカーブ状に切断することができます。また丸ノコのように直線状で切ることは難しく、厚みのある材料を切るのには不向きです。
チェーンソー
ほかの電動のこぎりとは少し種類が異なりますが、チェーンソーという種類のものもあります。
チェーンソーは、チェーン状になった刃を高速回転することで、強い力で物を切ることが可能です。基本的には木を切る、家具を解体するなどの目的で使われます。
またチェーンソーといえば、エンジン式で業者が使うイメージを持つ方も多いかもしれません。ですが現在では家庭用として使いやすい、軽量かつ電動式タイプのものも存在しています。そのため、チェーンソーはDIYや大きな枝の剪定用の電動のこぎりとして選択肢に入るでしょう。
まとめ
DIYや剪定で使う電動のこぎりは、「タイプ」「重量」「切断能力」といった3つのポイントを押さえて自分に合ったものを選ぶようにしましょう。扱いやすい電動のこぎりを選ぶことで、DIYや剪定作業をスムーズにおこないやすくなります。
また電動のこぎりを購入するのではなく、業者にお任せして剪定作業を済ませるという選択肢もあります。当サイトの剪定110番では、実績豊富な剪定のプロを紹介しているため、お客様の庭木などをきれいに整えることが可能ですよ。
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