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ここでは剪定に関する最新情報やレポートを皆様に分かりやすくご紹介いたします。ご参考ください。

ブドウの短梢剪定の手順!ポイントを押さえて美味しい実を収穫しよう

ブドウの短梢剪定は、前年に伸びた長い枝を2~3個ほど芽を残して短く切る剪定方法です。このブドウの短梢剪定は寒い地域でよくおこなわれます。

芽の数を減らして必要な栄養をしっかりと行き渡らせることで、寒い冬を越せるようにしているのです。また枝を短くすることで目の高さに実がなり収穫しやすくなります。

ブドウの短梢剪定をする時期は品種によって異なるので、まずは育てている品種の短梢剪定の時期を確かめましょう。当記事では、ブドウの短梢剪定の手順や、美味しいブドウを収穫するために必要なお手入れについてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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ブドウの短梢剪定の時期と方法

最初にお伝えしたように、ブドウの短梢剪定の時期は品種によって異なります。ここではとくに有名な3種類を例にご紹介します。

  • シャインマスカット:12~2月ごろ
  • ピオーネ:1~2月中旬ごろ
  • 巨峰:1~2月ごろ

どの品種も、春になると葉が茂り芽を見つけづらくなってしまいます。そのため短梢剪定はできる限りこの時期中におこなうようにしましょう。それではブドウの短梢剪定の手順を解説します。

短梢剪定に必要な道具

植木バサミ

ブドウの短梢剪定に必要な道具は以下のとおりです。

  • 剪定ばさみ
  • 軍手
  • ゴミ袋
  • 脚立(必要に応じて)

剪定ばさみの刃が汚れている場合は必ず熱消毒をしてから使うようにしましょう。汚れたまま使うと切り口から病原菌やウィルスに感染してしまうおそれがあるからです。また、手が届かない高さの枝を切る場合は脚立を使用する必要があります。使用する脚立は園芸用でバランスを崩しにくい3脚タイプがおすすめです。

短梢剪定の方法

それではブドウの短梢剪定の方法を見ていきましょう。ブドウの短梢剪定は、以下のいずれかの方法でおこなわれます。

  • 基底芽から数えて3つ目の芽を切る方法(芽を2つ残す)
  • 基底芽から数えて4つ目の芽を切る方法(芽を3つ残す)

基底芽(きていが)はブドウの枝の根本にある見えない芽のことです。この基底芽を含めた芽をいくつ残すかによって2通りの方法にわかれます。たとえばシャインマスカットは、3つ目の芽を切る(芽を2つ残す)方法が適しているといわれています。

さらに芽を切るときは、芽の位置で切るのがポイントです。こうすることでその芽が枯れるので、その下の芽をしっかりと育てることができます。これは「犠牲芽剪定」とよばれることもあります。

業者に剪定を依頼するのもおすすめ!

ブドウの短梢剪定は、ほかの果樹にはない特殊な作業です。しかしこの作業は今後の実つきに大きく影響する大切な作業なので、しっかり確実におこないたいという方は、業者への依頼も検討してみてはいかがでしょうか。

業者をお探しのさいは、ぜひ弊社にご相談ください。弊社では剪定業者をご紹介するサービスをおこなっております。お見積り、現地調査は無料となっていますので、お気軽にお問い合わせください。

【育成年数別】ブドウの剪定方法

ここでは、まだブドウを植え付けたばかりという方に向けて、ブドウの育成年数ごとの剪定方法をご紹介します。育成年数に合った剪定をおこないブドウを健やかに育てましょう。

植え付けすぐ~1年目の剪定

植え付けすぐ~1年目の剪定

地植えのブドウは地面から約60cm、鉢植えのブドウは地面から約30cmでいちど枝を切り戻しましょう。切り戻したところから新しい枝が伸びるので、樹形が横に広がって全体のバランスがよくなります。

2年目の剪定

2年目は樹形を完成させる時期です。まずは1年目によく育った枝を1本選んでください。そして、地植えの場合は麻ひもを使ってフェンスなどに枝を固定します。これは「垣根仕立て」とよばれる仕立て方です。

鉢植えの場合は垣根仕立てをするのが難しいので、1本の支柱に枝を絡ませる「一文字仕立て」または3本の支柱に枝を絡ませる「行灯仕立て」のどちらかをおこないます。

3年目以降の剪定

樹形が完成している3年目以降は、すでにご紹介した短梢剪定をおこないましょう。上手に育てることができれば、植え付けから約3年で収穫できるようになります。

美味しいブドウを収穫するためのポイント

美味しいブドウを収穫するためには、剪定以外にもさまざまなお手入れが必要です。ここではブドウを収穫するまでにおこなう作業をご紹介します。

花穂整形(かすいせいけい)

ブドウは果実をつける前に小さな粒がついた薄緑色の花穂をつけます。これは「花穂(かすい)」とよばれ、一粒一粒がやがて果実になります。しかしすべての花穂を果実に成熟させてしまうとブドウの形が悪くなってしまうので、ここで余分な花穂を取り除いておきましょう。

全体に花穂が出始めたら、粒の固まりがついた軸の先端を4cmほど残し、その上を切っていきます。粒の固まりが8~15個くらいになるのが理想です。

摘房と摘粒

花穂が丸くなってきたら摘房をおこないましょう。摘房は花穂をつけ根から切り落として間引く作業のことです。ここで花穂を間引いて、1本の枝になる房(ふさ)の数を減らすことで、より品質のよいブドウをならせることができます。最終的には1本の枝に花穂がひとつある状態になっているのがよいです。

摘房をしたら次は花穂の粒を減らす摘粒をおこないましょう。摘粒をしなければ粒はたくさんなりますが、小さな実がたくさんできてしまったり、粒が大きく育ったときにお互いが押し合って形が悪くなってしまったりと、さまざまな問題が起きるおそれがあります。

摘粒では1房30粒を目安に、粒を間引きましょう。間引くときは上のほうの粒数を多く、下のほうの粒数を少なくすると、バランスがよくなります。

袋がけ

ここまでの作業が終わったら、花穂に果樹用の袋をかけてブドウを保護しましょう。なにもしないままだと、鳥につつかれたり、虫がついたりして、せっかくのブドウに傷がついてしまいます。

ブドウの収穫時期は品種によって異なりますが、ほとんどの品種は7~9月の間に収穫時期を迎えます。収穫の目安は房の付け根の枝が茶色になっていることです。美味しいブドウを収穫するためにも収穫のサインと時期を逃さないようにしましょう。

弊社ではさまざま剪定業者をご紹介しております。お電話いただければ、全国各地の加盟店の中からご希望に沿った業者をご紹介いたしますので、お困りのさいはお気軽にご相談ください。

【記載内容はコンテンツ作成時の情報です】

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