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最新情報・レポート

ここでは剪定に関する最新情報やレポートを皆様に分かりやすくご紹介いたします。ご参考ください。

ピエール・ドゥ・ロンサールを剪定して美しいバラを咲かせよう!

ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定は生育サイクルに合わせた方法でおこないましょう。剪定の仕方によって、花数に影響がでてきてしまうからです。

この記事ではピエール・ドゥ・ロンサールの剪定方法とあわせて誘引方法についてもご紹介していきます。栽培の参考にしていただき、美しい花を楽しんでください。

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つるバラの成長に合わせた剪定時期と方法

ピエール・ドゥ・ロンサールの剪定時期は2回あります。それは花後と冬です。花後は軽い剪定、冬は強めの剪定という違いがあります。詳しく見ていきましょう。

花後の剪定

ピエール・ドゥ・ロンサールは5~7月ごろに開花します。開花後、花が枯れてきたらその都度剪定をおこないましょう。ピエール・ドゥ・ロンサールは一季咲きといって、基本的に年に1度しか咲かないバラです。しかし、上手に剪定をおこない、環境がよければ秋にも花を咲かせてくれることがあります。

剪定の仕方は、花にもっとも近いところにある5枚葉の上で切ってください。このとき深く剪定してしまうと、葉もたくさん減ってしまうことになります。そうすると秋の成長期に栄養をたくわえて株を充実させることができなくなってしまうので、注意が必要です。秋にしっかり成長させることで、翌年の花数を増やすことができます。

冬の剪定

12~2月のあいだに枝の剪定をおこないましょう。つるバラは新芽がでる時期がほかの植物より早いので、その前に剪定を終わらせておきたいです。剪定が遅いと新芽も一緒に切ってしまうことになります。「ピエール・ドゥ・ロンサールの誘引方法」で詳しく解説しますが、誘引も12月中に終わらせることが理想なので、剪定とあわせておこなうとよいでしょう。

ピエール・ドゥ・ロンサールは新しく伸びたシュートという枝に、翌年花を咲かせます。そのため、シュートは剪定しないようにしてください。

一方、シュートではない古い枝には基本的にほとんど花を咲かせることがありませんので、こちらを剪定していきましょう。もし、ピエール・ドゥ・ロンサールの成長がかんばしくなく、シュートが伸びていない場合は、古い枝も残しておきましょう。

剪定する位置は、シュートがない古い枝は枝元から切り落としてください。古い枝の途中からシュートがでている場合は、シュートが残るように、先端の古い部分だけを切り落とします。

これらの作業をするときは、ピエール・ドゥ・ロンサールのトゲに注意してください。軍手をつけて作業するとよいでしょう。

もし、自分で剪定することに不安がある方は業者を利用するという方法もあります。弊社ではピエール・ドゥ・ロンサールの剪定を依頼できる業者をご紹介させていただいております。業者の利用をご検討の際は弊社までご連絡ください。

ピエール・ドゥ・ロンサールの誘引方法

ピエール・ドゥ・ロンサールは剪定とあわせて誘引をすることもできるので、まとめておこなうとよいでしょう。誘引は12月下旬におこなうのがよいです。遅くても1月上旬には終わらせましょう。寒くなるほど枝が固くなり、折れやすくなってしまいます。また、シュートを横に倒すように誘引してやると花付きがよくなるのですが、この作業を早くおこなったほうがより効果的といわれています。

ピエール・ドゥ・ロンサールは成長力がとても強い植物です。そのため、狭いスペースに詰め込むように育てるのではなく、広い場所で大きく育ててあげることが誘引のポイントです。

簡易的に誘引する方法

簡易的に誘引する方法

誘引には、そのままの状態で剪定してから誘引する方法と、伸びて絡まった枝をフェンスや支柱などから外してから剪定と誘引をする方法があります。まずは簡単にできる、そのままの状態からおこなう方法をご紹介します。

・手順

  1. 葉をすべて取り除く
  2. 主枝とシュートを残し、古い枝や細い枝を付け根から切り落とす
  3. 主枝の先端を20~30cmほど切り落とす
  4. 主枝から伸びる枝を10cmほどの長さに切る
  5. シュートの先端を30cmほど切る
  6. シュートを水平に曲げて誘引紐で固定する

しっかりと誘引する方法

次に絡まった枝を外してからおこなう剪定方法です。少し手間がかかる方法ですが、上手に誘引できればバランスよく花で覆われるように咲かせることができます。

・手順

  1. 葉をすべて取り除く
  2. 絡まった枝をすべて外す
  3. 残して誘引する枝を決める
  4. 古い枝・枯れそうな枝・細くて弱い枝などを根本から切り落とす
  5. シュート以外の残す枝から、さらに枝が伸びている場合は10cmほどの長さに剪定する
  6. 残す枝の先端を20~30cmほど切る
  7. 残す枝を水平に曲げて誘引紐で固定する

以上が誘引の仕方です。葉を残したままにしておくと、害虫が越冬するために付着してしまうことがあるので、必ず取り除きましょう。また枝を水平に配置する際は、枝の生えている向きに逆らうと折れやすいので、なるべく自然な角度で配置してあげるとよいでしょう。

もし誘引は難しそうと感じた方は、業者に依頼を検討してみてはいかがでしょうか。剪定とあわせて任せてしまえば、ピエール・ドゥ・ロンサールに必要なお手入れがぐっと楽になります。業者をお探しの際は、ぜひ弊社をご利用ください。

被害にあいやすい病害虫

つるバラにはいくつか注意していただきたい病害虫があります。ピエール・ドゥ・ロンサール特有といったものはありませんが、ほかのつるバラ同様の病害虫被害にあうことがあるので、気をつけていきましょう。

黒点病

気をつけたい病害虫

別名を黒星病ともいいます。葉に黒い斑点があらわれることから、これらの名前がつきました。発生時期は4~12月ですが、とくに昼と夜の寒暖差が大きい時期に発生しやすい傾向にあります。このような時期は季節の変わり目で雨が降ることが多く、跳ね返った雨水と一緒に土壌にいるカビが葉に付着することによって発症してしまいます。

黒点病を予防するにはマルチングが有効です。マルチングは地面をビニールやワラで覆うことをいいます。また、日当たりや風通しのよい環境が大切です。もし発症してしまった際には、症状がでた葉を取り除き、薬剤を使ってほかの葉に広がることを防ぎましょう。

うどんこ病

葉に白い粉がふいたような症状があらわれる病気です。こちらも原因となるのはカビで、湿気がたまった状態が続くと発症しやすくなります。そのため、湿度が高い春と秋は注意が必要です。黒点病と同様、日当たりと風通しがよい環境で育てることが予防につながります。

発症初期の段階で発見できれば、症状がでたところを乗り除けば拡大を防ぐことができます。とくに若い芽や葉・つぼみに発生することが多いので、注意して観察しましょう。カビの菌は風に乗って広がっていくので、被害が進む前に対応することが大切です。

ハダニ

ハダニは葉に付着して汁を吸うので、葉の色が変色してしまいます。症状がひどくなると葉が落ちてしまうこともあります。3~10月にかけて発生しやすいです。

ハダニは水が苦手なので、水やりの際に葉にも水がかかるようにすると予防することができます。水がかかりにくい葉の裏側なども気をつけてください。ホースなどを使って下から水をかけてもよいですし、霧吹きを使う方法もあります。

アブラムシ

アブラムシの発生も3~10月と長いですが、新しい芽を好んでやってくるので、とくに春に注意していただきたい害虫です。新芽から吸汁するので、なるべく早い段階で駆除する必要があります。薬剤を散布して駆除しましょう。

バラゾウムシ

バラゾウムシはバラのつぼみを狙ってやってくるゾウムシの一種です。できたばかりのつぼみは幹が柔らかいため、そこから汁を吸われます。そしてゾウムシに汁を吸われたつぼみは花が咲かなくなってしまうのです。バラゾウムシを予防するには週1~2回薬剤を散布しましょう。つぼみがある程度大きくなれば幹が固くなるので被害にあう心配はありません。

基本の育て方

ピエール・ドゥ・ロンサールの水やりは、土が乾いたらたっぷりとしてください。とくに乾燥しやすい夏は朝と夕方の2回水やりするとよいでしょう。

冬以外は1ヶ月に1回を目安に固形肥料を与えます。新芽やつぼみがつくころは栄養をたくさん必要としますので、バラ用の液体肥料を2週間に1度与えましょう。

先ほども述べたとおり、病害虫を予防するためには日当たりと風通しがよいことが大切です。ピエール・ドゥ・ロンサールを剪定して、健康的な環境を保ちましょう。

ピエール・ドゥ・ロンサールはつるバラのなかでは育てやすい品種といわれることもありますが、剪定・誘引・病害虫対策など難易度が高いお手入れも多いです。ご自身で作業するのが難しいという方は、ぜひ業者の利用も取り入れながら手軽に美しい花を楽しんでください。

弊社ではお客様のお悩みにあわせた業者をご紹介させていただいていますので、いつでもご相談ください。

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