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イヌツゲの剪定をご紹介!庭木の樹形をきれいにするための方法とは?

イヌツゲの樹形を整える場合は3月から10月の間に、刈り込みや透かし剪定をしましょう。この時期は刈り込みに丈夫ですので、輪郭をくずしている枝をその都度剪定をすればきれいな樹形を保てます。

今回はイヌツゲの剪定時期や方法を解説します。ほかにも、栽培のコツや枯れたときの対処方法もあわせてご紹介しますので、ぜひご参照ください。

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イヌツゲの剪定の正しい時期や方法とは?

イヌツゲは芽の成長力が強いため、どんどん刈り込んでもすぐに次の芽が出ます。そのためさまざまな樹形に仕立て上げることができます。ここでは、イヌツゲの剪定に適した時期や方法をご紹介します。

剪定は3月から10月の間におこなう

イヌツゲの剪定は3月から10月の間にいつでも可能です。冬の時期は寒さで切り口が傷むので、剪定は避けましょう。

伸びてきた枝をその都度切ってもかまいませんが、成長が落ち着いたときにおこなうと年に2回だけの剪定で済むでしょう。1回目は春に芽吹いた枝の成長が落ち着く6月~7月、2回目は少し間隔をあけて再び枝が成長したあとの9月~10月におこないます。

透かしと刈り込みの2種類の剪定が必要

イヌツゲの樹形を整えるためには、「透かし剪定」と「刈り込み剪定」という2種類の剪定をします。生垣の場合も、庭木の場合も基本は同じです。

透かし剪定は、込み合っている枝を取り除く剪定です。枝が込み合っていると光が入りにくくなったり、風通しが悪くなったりします。すると湿気がたまって害虫が発生しやすくなるため、透かし剪定で枝と枝の間に適度な空間を作るのです。基本的には剪定バサミを使用し、ほかの枝と重なったり絡んだりしている枝を根元から切り落としていきましょう。

刈り込み剪定とは、すべての枝を均等に切って表面をならす方法です。刃の長い刈り込みバサミを使用します。生垣の場合、イヌツゲの各面に刈り込みバサミの刃を水平に沿わせて、伸びた枝と葉を切っていきます。庭木の場合、剪定バサミや刈り込みバサミで形を作っていきます。形のイメージをしっかりと作っておくことが大切です。

玉仕立てや円筒形などに仕立てたいときは業者に依頼しよう

枝葉が多く刈り込みに強いので、さまざまな樹形に仕立てて楽しめるのがイヌツゲの醍醐味です。ここではイヌツゲの代表的な樹形をご紹介します。

・円筒形

木全体を1本の筒状にしたものが円筒形です。シンプルでどのようなお庭にも合わせやすい樹形といえます。

・玉散らし

葉のまとまりが丸い形になっていて、上から下へと流れるように配置されているのが玉散らしです。この樹形にすることで、木が1本だけでも躍動感のある風景を演出することができるでしょう。

・玉仕立て

ひとつの大きな丸い玉の形にした樹形です。柔らかい雰囲気で、背が低めの植え込みなどにおすすめです。

・トピアリー

トピアリーは、木を刈り込んで模様や動物など好きな形にしたものです。ほかにない個性的なお庭を作ることができます。

イヌツゲはさまざまな形にできますが、ご紹介したような芸術的な形に仕立てること、また、きれいなまま樹形を保つことは一般の方にはむずかしいものです。複雑な樹形のイヌツゲの仕立てはプロに依頼することをおすすめします。

弊社はお住まい近くの剪定業者をご紹介しております。提携業者から剪定料金の見積りを無料で作成させていただきます。まずはお気軽に、弊社コールセンターまでお問い合わせください。

栽培のコツや枯れる原因と対策法をご紹介

イヌツゲの樹形がきれいな状態で鑑賞をするためには、剪定のほかのお手入れが必要です。ここでは、イヌツゲの健康を維持するための栽培のコツ、枯らせないための対策をご紹介します。

幼苗の植え付け

イヌツゲは日当たりのよい場所を好みますので、十分に日光が当たる場所に植えてください。もし日光が当たらない枝の部分があれば、枯れてしまうおそれがあります。

イヌツゲは植えたばかりのころは成長が遅くなりがちなので、しっかりと成長するには、最初の土づくりが大切です。植え付け時には有機物をたっぷり含んだ腐葉土、水はけのよい赤玉土を2:1の割合で混ぜ、緩効性肥料を加えます。

植え付けは気候の穏やかな4月から6月、または9月から10月がよいでしょう。用意した土に緩効性肥料を混ぜ、苗を植えたらたっぷりと水を与えて根を土になじませます。

植えてから2年ほどの間は、成長をうながすためにも表土が乾いたら欠かさず水やりをおこないましょう。根付いてからは、基本的には水やりをおこなわなくてもかまいません。新芽が出てくるようになったら、土壌にしっかりと根を張ったことの目安です。

病害虫が枯れる原因に

イヌツゲに発生することがある病気に、枝葉が枯れてスカスカになる病気「ツゲ枝枯病」があります。この病気を予防するためにも、3月にはチオファネートメチル水和剤という成分を含む薬剤を散布してください。薬剤はホームセンターやインターネット通販で購入できます。

害虫で多いのはハマキムシというガの幼虫などで、葉に住み着いて食害し、光合成を阻害します。ハマキムシは湿気がこもると発生しやすいので、こまめに剪定をして風通しを良くしておくことが大切です。

また、梅雨明けから夏にかけてはハダニが発生することがあります。ハダニはおもに葉の裏側に寄生し、葉を傷つけて枯らせてしまいます。ハダニは雨が苦手なので、霧吹きなどで葉に水を拭きかける葉水をこまめにしておくと予防になるでしょう。

肥料切れは枝枯れの原因に

肥料が切れると、冬に枝葉が枯れてしまうおそれがあります。地植え・鉢植えともに、年に2回肥料を与えましょう。1回目は4月から6月の間、2回目は9月ごろに、イヌツゲの株元の土に緩効性肥料を混ぜ込んでください。

ここでご紹介したような剪定やお手入れを欠かさずおこなえば、健康で美しいイヌツゲを維持していくことができるでしょう。ただ、四六時中イヌツゲにばかりかまっていられないということもありますよね。そのような場合には、プロに任せてみるのもひとつの方法です。

剪定業者のなかには庭木や生垣を切るだけでなく、施肥や害虫の予防、駆除、植栽や移植などにも対応している業者があります。そのような業者であれば、イヌツゲに関するさまざまなお悩みを解決してくれることでしょう。

優良な剪定業者をお探しでしたら、弊社にお手伝いをさせてください。弊社コールセンターのスタッフが庭木や生垣の状態をうかがい、ご要望にピッタリの加盟業者をご紹介いたします。年中無休で電話受付をしておりますので、いつでもお気軽にご相談ください。

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