いちごの剪定では、枯れた葉っぱを取り除くことやランナー摘みをおこなうことが大切です。なぜなら枯れ葉があると、病気や害虫が発生する原因になってしまうからです。また、ランナーがあると栄養分を取られて実が大きくなりにくくなってしまいます。
当記事では、いちごの剪定方法や時期について解説しています。さらにいちごの植え付け方法や人工受粉の仕方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
いちごの剪定はランナー摘みがポイント
いちごを育てていくためには、剪定作業が大切になります。この章では、いちごの剪定時期や方法について解説していきます。
ランナー摘み
収穫前と収穫中(12月~3月)にはランナー摘みをおこないましょう。ランナーとは親株から伸びてくるつるのような枝のことで、先端に新芽ができます。ランナーを伸ばしておくと、栄養分を取られてしまい実付きが悪くなるおそれがあるので、根元の近くをはさみで切っておきましょう。
葉っぱの手入れ
冬になると、冬眠するために葉っぱが茶色になります。しかし枯れた葉っぱを放置していると病気や害虫が発生しやすくなってしまうので、早めに取り除きましょう。また、葉が生い茂りすぎた場合も葉かきをおこないます。花の下のほうにある古い葉を減らしていきましょう。
いちごの剪定では、ランナー摘みや枯れた葉や古い葉を取り除くことが必要です。しかし、自分で剪定する時間がないといった場合などは、業者に相談するのがおすすめです。業者に依頼をすれば時間の節約をすることができますし、ゴミの処理もおまかせすることができます。
弊社では、いちごの剪定に対応した業者の手配をおこなっております。お電話またはメールでご相談いただきましたら、お客様のお近くの業者をすばやく派遣いたします。剪定作業でお困りの際は弊社までお気軽にお問い合わせください。
おいしいいちごを育てる方法について
おいしいいちごを実らせるためには、日当たりや水やりなどにも気をつけなければいけません。この章では、いちごを育てる方法について解説していきます。
日当たり・用土
日当たりがよく、風通しのよい場所を好みます。日当たりのよい場所で育てることで、実が甘くなるのです。また、水はけがよい土を準備しましょう。鉢植えの場合は、市販の野菜用の培養土を使うのが手軽です。また、いちごに適した肥料を配合した専用の土もあります。
水やり
鉢植えの場合、土が乾いたら水やりをおこないましょう。地植えの場合は、降雨でも育つので基本的に水やりは必要ありません。また冬場は吸水量が少なくなるため、水やりは少なめにします。いちごは水をやりすぎると根腐れをおこしてしまうので注意しましょう。
肥料
市販の培養土には「元肥」が含まれているものが多いです。そのため植え付けてからすぐは肥料を与えなくてもよいです。元肥の効果がなくなってきたら、追肥をおこないます。追肥をおこなう時期は11月と2月ごろです。ゆっくり効果のあらわれる緩効性肥料を与えるようにしてください。
注意すべき病気や害虫
いちごを育てていくうえで、病気や害虫にも注意しなければいけません。いちごに発生しやすい病気や害虫について見ていきましょう。
・うどんこ病
うどんこ病は、葉っぱや茎に白いかびが生える病気のことです。白くかびた部分は正常に光合成をおこなうことができなくなってしまいます。そのため、生育不良や花が咲かないといった被害が出てきてしまうのです。うどんこ病は春から秋に発生しやすいといわれています。
また風通しの悪い場所で多く発生するといわれているので、剪定をして日当たりや風通しをよくしておくことが大切です。
・灰色かび病
灰色かび病は、糸状の菌(かび)が原因で発生する病気です。灰色かび病にかかると、葉っぱや茎に灰色のかびが生えてきます。灰色かび病は、4月~11月ごろに発生します。また、気温が低く湿度の高い環境を好むので、とくに梅雨の時期には多く発生するといわれているのです。灰色かび病にかかってしまった葉っぱや花は放置せずに、見つけたら切り取っておきましょう。
予防対策としては、剪定をして風通しをよくしておくことです。また水を与えすぎると湿度が高くなってしまうので注意しましょう。
・アブラムシ
アブラムシは体長が約1mm~4mmです。体の色は種類によって異なりますが、黄色や黒色などをしています。アブラムシは植物の新芽や葉などに寄生し植物の汁を吸うので、植物の生長を阻害してしまうのです。アブラムシの発生しやすい時期は、4月~11月になります。
窒素分が多い肥料を使うとアミノ酸が多く作られてしまうので、注意しましょう。アブラムシはアミノ酸が好きなので発生する原因となってしまうのです。また、株と株の間が狭く植えてあると風通しが悪くなりアブラムシが発生しやすくなります。風通しをよくして日当たりをよくしておくことも大切です。
いちごの育て方でお困りの際は弊社までご相談ください。弊社では剪定だけでなく、消毒や施肥などにも対応した業者のご紹介が可能です。ご相談は24時間365日お電話またはメールで受け付けております。
いちごの植え付け方法について解説
いちごはプランターで育てることも可能です。この章ではプランター栽培に必要な道具や方法について解説していきます。
準備するもの
まず準備するものについて解説します。
・プランター
いちごを育てるときのプランターは、深さが20cm以上あるものがよいでしょう。いちごは根が深く伸びる傾向があるからです。
・いちごの苗
葉っぱが青々としていて病気や害虫が発生していないものを選びましょう。
・土
土は市販の野菜用培養土を使うのがおすすめです。
・鉢底ネット
鉢底石を入れる前に敷いておくネットです。ナメクジの侵入の防止や、土の流出を防ぐのに役立ちます。
・鉢底石
プランターの底に敷きつめる石です。水はけをよくする役割があります。
植え付け方
いちごの植え付けをおこなう時期は10月~11月ごろです。
- プランターの底に鉢底ネットを敷いて、鉢底石を2~3cm敷き詰めます。
- 培養土を鉢の縁から2~3cm下ほどまで入れてください。
- 苗をポットからはずして土の上に置きます。根の周りの土は崩さないように注意しましょう。
- 苗に残りの土を被せます。葉の付け根(クラウン)が土に埋まらないよう浅く植えるようにします。
- 水をたっぷり与えて根を土に馴染ませましょう。
- 日当たりのよい場所に置いておきます。いちごはランナーの反対側に花が咲いて実がなりますので、ランナーを北側に向けると花に日光を当てることができます。
いちごの受粉から収穫までを解説
いちごは3月~4月ごろには花が咲き始めます。花が咲き終わると実がなりますが、実を収穫するにはいくつかお手入れが必要です。
受粉
いちごが実をつけるには、花が受粉をする必要があります。自然界ではミツバチなどが花の上を動き回ることで受粉をすることができますが、お庭などで育てているいちごがその方法で受粉をできる確率は低いでしょう。自然に受粉ができないときは、人工授粉をおこないましょう。人工授粉に適した時期は3月~5月上旬ごろです。
いちごの花は、真ん中に雌しべがありその周りに雄しべがあります。雄しべについた花粉を雌しべにつけることで受粉ができるのです。そのため、人工授粉では筆先の柔らかい筆などで雄しべを軽くなでて雌しべの全体に花粉がつくようにしましょう。
収穫
いちごの収穫時期は5月~6月になります。収穫時期は実が鳥に狙われるおそれがあるので、防鳥ネットをしておくとよいです。また雨の当たらない場所に置いて育てましょう。害虫の被害が確認されたときは、薬剤を散布しておくことが大切です。収穫するときは、いちごのヘタ近くを切っていきましょう。
「いちごの剪定に失敗して実がならなくなるのは避けたい」といった場合は業者に相談してみるのもよいでしょう。業者選びでお困りの際は弊社までお気軽にご相談ください。お客様のご希望に応じた業者の手配をおこなっております。
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