「お庭でシロアリを見つけた……どうしたらいいの？」

お庭の手入れ中にシロアリを発見して、ご自宅への不安が頭をよぎった方も多いのではないでしょうか。
じつはシロアリという生物は土の中なら日本中どこにでもいるため、お庭で見つけることは珍しいことではないのです。

シロアリが庭に現れても、しっかりお家のシロアリ予防ができていればご自宅まで食われていることはなく心配する必要はありません。

ここでは、お庭にシロアリが現れた時の対処法と、シロアリを庭に寄せ付けないための対策についてお伝えしていきます。

この記事を読めば、お庭でシロアリを発見してしまった不安が一切なくなるでしょう。

庭のシロアリは放置しても大丈夫

庭に現れたシロアリは放置しても問題ありません。
なぜなら、ご自宅のシロアリ予防さえ問題なければ、家の内部まで侵入してくることはないからです。
そのため、シロアリが庭に現れたら以前シロアリ駆除業者にいつ予防してもらったのか確認しましょう。
シロアリ予防の保証期間内であれば、薬剤の効果も切れていないので安心していいでしょう。

庭のシロアリは殺虫スプレーで駆除する

「放置で問題ない」とわかっても、シロアリが庭にいる状態は気持ちの良いものではないですよね。
庭のシロアリを駆除したい場合は、市販の殺虫スプレーを使用しましょう。
パッケージに「シロアリ用」と書かれている製品であれば何でもOKです。

殺虫スプレーなら目の前のシロアリに向けて噴射するだけで駆除ができ、即効性を期待できます。
ただ、市販の殺虫剤の中には忌避効果が含まれている製品もあるため、逃げたシロアリが別の場所で加害する可能性があります。
あくまで目の前のシロアリを駆除するための方法として使用しましょう。

庭にシロアリを寄せ付けないための3つの対策

シロアリが庭に現れないようにするには、エサになるものを庭に放置しないことが重要です。
それぞれの対策について解説していきます。

廃材を庭に放置しない

庭で雨に晒されたままになっている木材やダンボールなどの廃材は、湿気を好むシロアリにとって最高のエサになります。
そのままにしておけば、シロアリが廃材を目指して庭にやってくるので、いらない廃材はすぐに処分しましょう。
どうしてもすぐに処分できない場合は倉庫の台の上など、地面から離れた場所で保管しておきましょう。

残っている切り株は掘り起こして処分する

切り株の放置もシロアリが発生してしまう原因です。
切り株はできる限り処分してしまうことをおすすめします。
切り株を処分する場合は、根本から掘り起こさなければ土中の根にシロアリが再び発生する可能性があるので注意しましょう。
切り株を腐らせる、または除草剤を注入して枯らせることで根ごと抜きやすい状態にすることができます。

庭の木材に防蟻処理を施すか木製以外のものを使う

庭の枕木やウッドデッキなどにもシロアリが発生しますので対策が必要になります。
まず、枕木や木杭で既にシロアリによる被害を受けてしまっているものはすぐに処分しましょう。
そのままにしておけば引き続きシロアリのエサになるだけでなく、場合によっては壊れてしまう恐れがあります。
その後、必要に応じて防腐防蟻剤を木材に施して手入れをおこないましょう。
防腐防蟻剤の効果年数は製品によって異なりますが、できれば1年に1回程度シロアリの様子をチェックすることをおすすめします。

また、これを機に庭の枕木や木杭を木以外の素材でできた製品にすべて買い変えてしまうのもひとつの手です。

シロアリ対策が不安なら調査依頼がおすすめ

ご自宅のシロアリ予防が問題なくても、やはりお庭にシロアリが発生すれば不安な方は少なくないと思います。
その場合、以前シロアリ予防を頼んだ業者がいれば再度調査依頼をお願いすることも検討してみましょう。

業者の保証内容にもよりますが、保証期間内であればシロアリが発生した場合に無料で駆除をおこなってくれるところもあります。

保証期間が過ぎてしまっても、近年は調査までなら無料で実施してくれるところも多いので、ご自宅のシロアリ対策に不安があれば一度調査依頼をおすすめします。
たとえばシロアリ110番では、全国加盟店からお住まいの地域の対応できる業者が※無料で調査に伺います。
駆除や予防の依頼も可能な業者もあわせてお探しできますので、お気軽にご相談ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいたうえで調査費用等をいただく場合がございます。

まとめ

シロアリが庭に現れても、家自体に侵入されなければ問題ありません。
気になる場合は殺虫スプレーで見える範囲のシロアリを駆除するだけで大丈夫です。
ただ、シロアリ予防の保証期間がギリギリまたは保証期間外の場合はご自宅の薬剤の効果が切れている可能性も少なくありません。
気になる場合は、シロアリ業者の無料調査依頼を活用して家の状態を調べてもらいましょう。