ユーカリの木は成長するスピードが早いので、放置しておくとどんどん木が伸びていきます。ユーカリが大きくなりすぎると電線に引っかかったり、ほかの木が成長するのを阻害してしまったりするおそれがあるので、お手入れが難しい場合は伐採してしまうのがおすすめです。
しかし、「伐採方法がわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。そこで、ここでは伐採方法をお伝えしていきます。また、自分での伐採が難しい場合の手段として、業者に依頼する方法についてもご説明していきます。
「ユーカリの伐採で悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ユーカリの木を伐採する方法
ユーカリの木は成長が早く、伐採したいと思ったときには樹高がかなりが高くなっている 場合も少なくありません。樹高の高い木は低い木を伐採する際とは若干手順が異なります。そこで、まずはユーカリの木を伐採する方法について お伝えしていきます。
ユーカリの伐採方法
まず、ユーカリの伐採に必要なものを 見ていきましょう。
【準備するもの】
- チェーソー
- ロープ
- 厚手の作業服
- 保護メガネ・ゴーグル
- 手袋
- ヘルメット
木を切るためのチェーンソーを準備しましょう。木が高すぎる場合、一気に切り倒すと危険なため、何度かに分けて切ります。その際には木に登ってチェーンソーを使用するため、 小さめのものを選ぶのがおすすめです。
また、倒したい方向に木を倒すため、けん引をおこないます。そのため、ロープも用意しておきましょう。
伐採するときは服装にも気を配りましょう。チェーンソーから体を守るために作業服を、落下した枝が頭に当たった際に被害を減らすためにヘルメットを着用しましょう。
伐採した際に木くずが散るので、目に入ったり手を切ったりしないようにゴーグルと厚手の手袋も着用しておいてください。
【ユーカリの伐採方法】
【木が低い場合】
まず倒したい方向を決めましょう。「障害物がないか」、「木を倒したときに人が逃げることができるか」も踏まえて決めます。なお、地形や樹形によって重心の位置が異なります。そのため倒したい方向に倒すのが難しい場合もあり、その場合にはロープでけん引する必要があります。
次に、安全を確保します。ユーカリの木を切る際に作業員がスムーズに逃げたり、倒す場所を確保したりするために、障害物をどけておきましょう。
また、木の付近に人が近づくことがないようにする必要があります。作業員や看板を配置したり作業範囲をロープで囲っておく のがよいでしょう。安全を確保することができたら、危険な方向に倒れないよう、木にロープをかけておきます。
ロープをかけたら、いよいよ木を切っていきましょう。まずは、「受け口」を作ります。受け口とは、倒したい方向から入れる切り込みのことで、だいたい斜め下45度くらいの角度で入れていきます。幹の3分の1から4分の1程度まで入れる ようにしてください。
次に、「追い口」を作っていきます。追い口とは受け口の反対側に入れる切り込みのことです。受け口とは異なり、水平に入れていきます。 だいたい幹の半分くらいまで切り込みを入れましょう。
受け口や追い口を作るときには、切りすぎないように注意してください。切り込みを入れすぎてしまうと、想定外のタイミングで倒れてしまいます。受け口と追い口を作ったら、あらかじめひっかけておいたロープでけん引して、木を倒してください。
【木が高い場合】
ユーカリの木が大木の場合は、木に登って上から徐々に木を切っていきます。まず、倒す方向を決めて安全を確保したら、木に登って木を切っていきます。この場合も、受け口と追い口を作り、倒したい方向に倒していきましょう。
ほかの木や電柱などに引っかからない高さまで木が低くなったら、ロープを木にかけてけん引して倒すとよいでしょう。
木を伐採したら、根の処分(抜根)もおこないましょう。もし、伐採した木の根を放置すると、シロアリをはじめとした害虫が発生したり、地中の根が腐敗して地盤沈下などの被害をもたらすおそれがあるからです。
伐採をするときの注意点
伐採をおこなう際は、安全に十分配慮しましょう。木は重いので倒れてきた木が当たったら命を落としてしまうおそれもあります。また、チェーンソーで体を切ってしまうおそれもあります。
そのため、障害物をどけたり作業員を配置して人が近づかないようにしたりして、安全対策を十分におこない、体を切らないように服装にも気を配りましょう。
また、「かかり木」にも気を付けましょう。かかり木とは、伐採した木がほかの木に引っかかってしまうことです。かかり木になった場合、いつ引っかかりが外れて倒れてくるかわからず、大変危険です。
そのため、倒す方向を決める際には木を倒す方向にほかの木がないかもしっかりと確認しましょう。 また、万が一、思わぬ方向に倒れたときのために木の周辺にある障害物もどけておきましょう。
さらに、伐採した後の木は数人で運ぶとよいでしょう。伐採した木は重いので、ひとりで運ぶのは大変な場合も多いです。
もし、「自分で伐採したり処分したりするのが大変」という場合は業者に依頼しましょう。業者に依頼すれば、伐採のプロが作業に来てくれるので、安全に作業をおこなってもらうことができます。
弊社と提携している加盟店には実績のある伐採のプロが多数在籍しております。 1本からでも伐採を受け付けておりますので、伐採でお悩みの方は、ぜひ弊社までご連絡ください。
木が細くても油断は禁物!
伐採をおこないたい場合、自分でできる場合とプロに依頼したほうがよい場合もあります。「木が細いから自分でもできるだろう」と思っても、ケガをしてしまうおそれもありますので、しっかりと確認しておきましょう。
自分での伐採が難しい状況
自分での伐採が難しい場合は以下のようなときです。
- 高さが3m以上
- 直径が20cm以上
- 倒せるスペースがない
- 障害物に当たるおそれがある
上記の場合は素人が安全におこなうのが難しい ので、専門的な技術を持った業者に依頼しましょう。
プロにユーカリの伐採を依頼する費用
業者に依頼した場合に、気になるのが費用でしょう。伐採を依頼した場合、「作業費」「重機使用費」「処分費」がかかります。それぞれ、費用相場を見ていきましょう。
【作業費】
業者にもよりますが、作業費は単価制で計算するところが多いです。伐採費用は、木の高さによって異なります。また、伐根を依頼する場合は、追加で費用がかかり、木の幹の直径によって異なります。
≪伐採費用(1本あたり)≫
- 3m未満:3,000円~5,000円
- 3m~5m:8,000円~15,000円
- 5m~7m:12,000円~30,000円
≪伐根費用(1本あたり)≫
- 30cm未満:6,000~10,000円
- 30cm~50cm:15,000~25,000円
- 50cm~80cm:25,000~35,000円
【重機使用費】
場合によっては 重機を使うこともあります。重機を使う場合は、追加で費用がかかります。
≪クレーン(1日あたり)≫
- 80,000~100,000円
≪ユンボ(1日あたり)≫
- 1.5トン:20,000円
- 5トン:30,000円
- 10トン:50,000円
【処分費】
木の伐採だけではなく、処分も依頼する場合は以下の費用がかかり、木の高さによって異なります。
- 3m未満:3,000~5,000円
- 3~5m:8,000~10,000円
- 5m以上:12,000~15,000円
このほか、場合によっては整地費用 や出張料金がかかる場合があります。より正確な料金を知りたい場合は、業者に見積りを依頼しましょう。このとき、複数業者に見積りを依頼することで費用やサービス内容を比較することができ、より自分に合った業者を見つけることができます。
業者に依頼する際は、実績の多さやスタッフの対応を確認しておくことをおすすめします。実績が多いということは多くの人に選ばれているということなので、信頼することができるでしょう。また、実績の分だけ多くの経験を積んでいるということなので、技術力もはかることができます。
さらに、親切丁寧に対応してくれる業者を選ぶことで、不明点や不安な点があったときでも気軽に相談することができ 、不明点や不安な点を解消することが可能です。
弊社の加盟店では見積りは無料でおこなっておりますので、見積りだけでもお気軽にご依頼いただけます。
もし、不明点や不安な点があった場合は、24時間年中無休のコールセンターや現地スタッフに相談ください。わかるまで丁寧にご説明いたします。ユーカリの伐採を業者に依頼する際は、ぜひ弊社までご相談ください。
豆知識|ユーカリ活用法&摘芯について
ここでは、ユーカリについてより理解を深めるために、お手入れ方法のひとつである「摘心」についてお伝えしていきます。「伐採した後も有効活用したい」「ユーカリのことをもっと知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
切った枝を飾ろう!香りを楽しもう!
ユーカリはすっきりとした香りがあることから枝や葉を飾って楽しむことができます。香りを楽しめるよう、ビンに入れて飾ってみましょう。
また、「オービフォリア」や「ユーカリ・ポリアンセモス」という種類は葉の形が丸みを帯びて可愛らしいこと、ユーカリは水分がキレイに抜けていくこと、からドライフラワーとしても楽しむことができます。伐採した後にもユーカリを楽しみたいという方は、ぜひ試してみてください。
ユーカリは摘芯で樹高をコントロールできる
摘心とは、成長するのを防ぐために枝先の新芽を摘み取る作業のことで、「ピンチ」や「芯止め」とも呼ばれます。具体的には、内側に伸びる枝や絡まっている枝などを切り落としていきます。
ただ、ユーカリは成長するスピードが早いので、ほかの植物に比べて摘心を多くおこなわなければなりません。もし「手入れが大変だな」と感じたら、木は伐採して、枝を ビンに飾ったりドライフラワーにしたりして楽しむのもひとつの手段です。
もし、「伐採するのが面倒だから放置している」という方は、無理に自分でおこなおうとはせずに業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼することで、手間をかけずにおこなってもらうことができます。
弊社では受付対応を年中無休でおこなっておりますので、ご都合のよい日時にご相談いただくことができます。また、弊社加盟店は土日でも見積りや作業に伺えますので、平日に時間が取れない方もご依頼いただくことが可能です。
もし、どうしても日程の都合がつかない場合は立ち合いなしでも伐採いたします。「庭木の伐採を業者に伐採を依頼したい」「まずは相談だけしたい」「業者選びで迷っている」という方は、ぜひ弊社までご連絡ください。