樹木の伐採は、ケガや事故の危険があるため業者へお任せするほうが安心です。しかし、業者に伐採を依頼するととなると、費用が高くならないかと不安ですよね。安心してお任せするためにも、依頼前にきちんと伐採費用を知っておくことが大切です。
そこで、今回は業者に伐採を依頼するときにかかる費用やその内容、また業者を選ぶときのポイントもお伝えいたしますのでぜひ参考にしていただき、安心安全な樹木伐採をおこないましょう。
樹木伐採の費用相場【基本料金、追加料金について】
樹木伐採の費用相場は、業者によって異なっています。その理由は、伐採する場所や伐採の難易度、伐採に使用する道具が作業内容によって違いがあるからです。ここでは、伐採費用の内訳や費用相場をご紹介します。
基本料金
伐採費用の基本料金には、“伐採費”“出張費(人件費)”が含まれています。それぞれの内容は、以下のとおりです。
伐採費……樹木の伐採にかかる基本的な費用
出張費(人件費)……業者の移動や運搬にかかる費用
追加料金(オプション)
基本料金に加えて追加料金(オプション)が必要となる場合があります。伐採にかかる費用は、1本あたり“約3,000円~30,000円” で、木の高さや幹の太さ、また追加料金の有無によって差があります。追加料金が必要となるのは、以下のような場合です。
- 特殊な道具や重機が必要
- 伐採場所の近くに駐車スペースがない
- 抜根が必要
- 樹木や根の処分が必要
特殊な技術や道具を使用して伐採作業をする場合は、基本料金と別に追加料金が発生するということを知っておきましょう。
弊社の伐採費用に関しては、こちら【料金のご案内】に詳しく記載しております。ぜひ一度ご確認いただき、弊社への相談や見積りをご検討ください。
【伐採110番】での費用平均
ここでは、弊社「伐採110番」の費用の平均や依頼件数について詳しくご紹介いたします。
価格帯 | 依頼件数 |
1万円以下 | 207 |
1万円~10万円 | 2284 |
10万円~20万円 | 354 |
20万円~30万円 | 84 |
30万円以上 | 68 |
上の表を見ていただくと、“10,000円~100,000円”の件数が多くなっています。依頼内容は、“伐採と伐採後のごみ処分”で、伐採本数は1~5本程度、大きさは5メートル前後であることが多いです。この金額はあくまで相場ですので、幹の太さや周辺の環境に応じて費用の差があります。
もし、木が小さく本数も少ない場合は、“10,000円以下”で済むこともあります。反対に、木の種類が多く伐採に手間がかかる場合や草むしりなども依頼したいという場合には、“300,000円以上”かかってしまうこともあるのです。費用の不安をなくすには、まずは業者に見積りをとり正確な費用を把握することが大切です。
依頼月 | 依頼件数 |
1月 | 109 |
2月 | 164 |
3月 | 208 |
4月 | 209 |
5月 | 302 |
6月 | 294 |
7月 | 223 |
8月 | 292 |
9月 | 431 |
10月 | 435 |
11月 | 204 |
12月 | 126 |
総計 | 2997 |
費用に続き、依頼月別の件数をチェックしてみましょう。上の図を見ると、依頼件数が増えるのは“5~6月”と“9~10月”ごろです。
初夏は植物の生長スピードが早まり、かかり木や害虫被害が発生するので、そのタイミングで伐採を考える人が増えます。また、秋口は夏場の過度な成長で邪魔になった木を伐採したいと考える人が増えるため、伐採依頼が増加します。
このように、費用は作業内容や時期、成長スピードなどの条件も影響するため、より正確な費用を知るためには見積りが欠かせません。
弊社では、安心してご依頼いただくために事前の現地調査と見積りを無料でおこなっております。無料ですので、初期費用の心配もありません。「費用が高くならないか不安」という方は、まずは見積りから始めましょう。ぜひ、ご都合のよいお時間に弊社へご相談ください。
安心・優良な業者を選ぶコツ
安心して樹木伐採をしてもらうためには、業者選びがポイントです。業者選びの際は、以下のポイントを参考にしてください。
- 無料で相談や見積りをしてくれる
- 明確な料金設定でわかりやすい
- 親切で丁寧な対応をしてくれる
- 作業場所から近い
また、より伐採作業や伐採後のお庭作りのイメージがしやすいように、過去の施工事例をいくつか聞いてみるのも安心して依頼できる要素のひとつとなります。
残念ながら、なかには、高額請求や施工不良など悪徳な業者も存在しています。たとえば、十分に切り倒されていない木があったり切り株が除去されていなかったりするなど施工不良があったら、倒木や転倒のおそれもあり非常に危険です。
また、イメージをきちんと伝えていないと、想像していたお庭作りを実現できないということもあるのです。
このような失敗をなくすためにも、正式な依頼前には上記の業者選びのポイントをしっかりとチェックしておきましょう。
【伐採Q&A】よくある6つの質問
ここでは、伐採に関してよくある質問をまとめています。ぜひ参考にしていただき、伐採への不安を少しでも取り除いておきましょう。
Q1. 「伐採」と「特殊伐採」と「剪定」の違いは?
“伐採”は樹木を根元から切ること、“特殊伐採”は周辺に障害物があるときに樹木を倒さないように切ること、“剪定”は枝葉を切り形やバランスを整える作業のことを指します。
Q2. 伐採したいけど、施工時の騒音が気になる……
伐採時の騒音が気になる方は、短時間で作業が済むよう高性能のチェーンソーを使用する業者に依頼するようにしましょう。最新のチェーンソーは音が小さいものもあるので、騒音が気になる方は事前に相談しておくと安心です。
業者は、騒音トラブルとならないよう作業前に周辺住民の方に作業の説明や挨拶をおこないます。周りへの配慮を欠かさずスピーディーに作業してくれるはずです。
Q3. いつのタイミング(時期)で伐採をした方がいい?
樹木の伐採に適した時期は、“7月~8月”です。その理由は、木が水分を含んでいるため切りやすいからです。ただし、伐採した樹木を木材として利用したい場合は、樹木の生長スピードがゆるみ乾燥した状態にある冬に伐採するのがおすすめです。
Q4. 「抜根」や「伐採後の処分」は必要なの?
伐採後には、抜根や整備をしてきれいな状態にしておく必要があります。根や切り株を放置していると、シロアリなど害虫の温床となったりハチが巣を作ったりしてしまいます。
Q5. 隣家や道路の木が邪魔の場合はどうしたらいい?
隣家や道路の樹木が邪魔になっているときは、その樹木の所有者に相談し、早めに伐採してもらうようにしましょう。放置したままでは、倒木や接触による事故が起きてしまうおそれがあります。
このような場合の危険性や対処法に関しては、こちら【道路の支障木による危険と伐採が必要になる基準】に詳しく記載しております。また、手続きの詳しい内容に関しても、こちら【伐採許可の届出と役所手続き】ご確認いただきトラブルのないよう対処しましょう。
Q6. 伐採の依頼をしたいけど、忙しくて時間が取れない……
忙しくて時間が取れない方にもご依頼いただけるよう、立ち会いなしでも作業が可能ですのでご安心ください。ご都合のよいお日にち、お時間をお伝えいただければ、できるかぎりスケジュール調整させていただきます。
そのほかのご質問に関しましては、【よくあるご質問】にございますので、気になることがある方はぜひ一度ご覧ください。
自分で伐採する場合のポイント
伐採は、業者にお任せしするほうが安全かつスムーズです。しかし、もし自分で伐採をしようと考えているならば、自分で安全に伐採できるかどうかを判断してからおこないましょう。
自分で切れる木の基準
まずは、伐採作業が可能かどうかを以下の点から判断し、木が高すぎたり太すぎたりする場合は危険なので、業者に依頼するようにしましょう。
- 木の幹の太さ:直径約20センチメートル以内
- 木の高さ:高さ約3メートル以内
- 周囲環境:傾斜が急ではなく障害物がないところ
- 伐採道具:安全に作業できるものが揃っている
- 樹木を切る道具……ノコギリやチェーンソー、ロープ
- 樹木を処分する道具……ゴミ袋、ほうき、ちりとり
自分で伐採する場合の注意事項
自分で伐採する場合は、安全確認を徹底し正しく適切におこなわなければ以下のような危険やリスクがともないます。
- ケガや事故の危険がある
- 不慣れゆえに時間がかかってしまう
- 周辺住民への配慮を怠りトラブルに発展する
業者に任せれば、このような危険やリスクも低減されます。また、伐採後の整備に関しても業者に依頼するほうがよりきれいな仕上がりになるでしょう。伐採をお考えの方やお庭周りに関してのお悩みごとがございましたら、ぜひ一度「伐採110番」にご相談ください。
【伐採費用に関する記事はこちら】
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