モグラ捕獲器の効果とは?実際に設置する方法や捕獲器以外の対策

モグラ捕獲器の効果とは?実際に設置する方法や捕獲器以外の対策

畑や田んぼなどを穴だらけにして荒らしてしまう厄介なモグラ。できれば大切に育てた野菜や果物をきれいなまま収穫したいですよね?

しかし、モグラは土のなかにもぐっているので、捕獲しようとしてもどこにいるかわからず、てこずってしまった経験はありませんか?

そこで今回は、設置しておくだけでモグラを捕まえることのできる「モグラ捕獲器」のメリット・デメリット、設置方法や使い方についてご紹介していきます。モグラを退治して、きれいな畑や田んぼを取り戻しましょう。

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モグラ捕獲器は有効?メリット・デメリットを確認しよう

モグラを退治する方法は、捕獲器を使用する以外にもたくさんあります。たとえば、音波を使うものや、土の上に薬剤をまいてニオイで追い出す方法などです。

そのなかでも、モグラ捕獲器を使った方法は「モグラ対策の最終手段」といわれているほど、その効果が期待されています。

しかしどんなに便利な道具でも、いいところやわるいところがあるため、使い方や意味を知る必要があるのです。そこで、捕獲器を使用することでどんなメリットやデメリットがあるのかをくわしくご紹介します。

【メリット】確実に退治することができる

モグラはひとつの巣に一匹しかいません。一度、捕獲器を設置してモグラを捕獲できれば、ほとんどの場合、その巣にいるモグラを全滅させることができます。ただし、使い方をまちがえてしまうとモグラを傷つけてしまうおそれがあるため危険です。

なぜかというと、モグラは「鳥獣保護法」によって管理されているからです。あやまって傷つけてしまうと、法律に違反する可能性もあります。ですので、捕獲器を使用するときは十分注意して設置しましょう。

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【デメリット】設置するのにコツがいる

モグラを捕まえるためには、捕獲器も同じように土のなかに埋める必要があり、モグラがいる周辺を一度掘り起こさなくてはなりません。また、正しい場所に設置しないと全くモグラがかからないというデメリットもあります。

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モグラ捕獲器を設置する方法

モグラ捕獲器を設置する方法

モグラ捕獲器とは筒状やかご型のものを、モグラがいつも生活しているトンネルのなかに設置し、通り道をなくすことでかんたんに捕まえることができるものです。

モグラ捕獲機ははじめて農業をする方や、趣味で家庭菜園をしている方など、初心者向けの対策グッズです。しかし、正しい使い方を知らなければモグラを傷つけてしまい、最悪の場合、捕獲器のなかで亡くなってしまっていたということにもなりかねません。

【注意!】「捕獲許可・捕獲後」のことを考えて使用すべき

モグラを無許可で捕獲することは、「鳥獣保護法」という法律で禁止されています。そのため、お住まいの都道府県にある野生鳥獣保護窓口、または市町村の害獣対策課に連絡する必要があります。

これをやらないと違反行為となってしまうおそれがあるので、しっかりと電話をかけ必ず確認をとるようにしてください。

1.モグラの「本道」を発見する

モグラの本道を発見するために、トンネルの場所を探す必要があります。モグラは基本的に土のなかにいるので、見つけるのがむずかしそうと思いがちですが、じつは地上からでもかんたんにみわける方法があります。

≪モグラ塚を見つける≫

まず、「モグラ塚」を探します。「モグラ塚」はモグラがトンネルを掘ったあとにできる、土の山ことをいいます。その下にトンネルがあるよ!というしるしのようなもので、土の色が掘り返されてかわっているため、みつけやすいでしょう。

≪「本道」と「支道」をみわける≫

モグラのトンネルは2種類あり、何個もある部屋をいったりきたりする「本道」と、エサを見つけるときに掘るトンネルで、たまにしか使わない「支道」があります。

本道は部屋をつないでいるトンネルで、エサを探すために何度も通っている道なので、比較的モグラを捕まえやすく、捕獲器を仕掛けるのにはとてもよい場所です。逆に支道はエサを探すためにただ掘り進めただけの道なので、あまり意味はありません。

「本道」と「支道」をみわけるために、モグラ塚を踏んで壊してみてください。もしモグラが壊れたトンネルを直し始めたら、そこは「本道」の可能性が高いです。反対に壊れたまま放置されている場合は「支道」である可能性が高いでしょう。

2.捕獲器を設置する

捕獲器のなかに好物のミミズを入れたあと、本道に設置するとモグラを捕まえやすくなります。また、人間のニオイが捕獲器についてしまうと近づかなくなってしまうので、手袋をつけて作業をするのが大切なポイントです。

また、モグラは半日エサを食べないとほとんど死んでしまうので、捕まえたら家からだいたい10~30km以内の山や森に帰してあげてください。

3.数日おきに捕獲器を確認する

捕獲器を設置したら、だいたい1日から2日おきに捕獲器を掘り起こして、確認を忘れないようにしてください。もしかしたらモグラが捕獲器のなかでエサを食べることができず、弱っているかもしれません。

もし仕掛けに失敗していてモグラを捕まえられなかった場合は、また別の本道を探してみましょう。場所を変える必要があれば、もう1回設置しなおしてください。捕獲ができていないと、さらに被害が大きくなるおそれがあります。

これ以上被害を増やさないためにも、捕獲できるまであきらめず、根気よく続けることがモグラ退治への第一歩です。

モグラ捕獲器は、トンネルに設置するだけでモグラを捕まえることのできる便利な道具です。しかし、使い方をまちがえてしまうとモグラを傷つけてしまうだけでなく、最悪の場合殺してしまうことも少なくありません。

捕獲器を使う場合は使い方をよく確認し、安全に注意して使用してください。

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モグラ捕獲器以外にできる対策とは?

さて、ここまでモグラの捕獲器についてお話してきましたが、実は捕獲器を使った方法以外にも、モグラの対策はいろんな種類があるのです。どうしても捕獲器を用意できない場合などに参考にしてくださいね。

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音で対策する

音波を発生させてモグラを追い出してしまう方法です。モグラは音に敏感なので、少しの振動だけでも危険なところだとわかり、近づかなくなります。すでにトンネルの場所がわかっているときに使うようにしましょう。

穴にさし込むタイプの対策グッズなら、本道に垂直にさし込むだけなので、捕獲器よりも手軽に使用することができます。ただし、大雨が降ってしまうと正常に動かなくなることもあります。雨予報がでたときは、いったん外しておくとよいでしょう。

忌避剤で対策する

強烈なにおいを放つ薬剤をまいて追い出すといった方法です。モグラは臭いにも敏感なため、効果が期待できます。置くタイプやさし込むタイプ、スプレータイプなどがあり、ほかの対策とは違って、安く売られていることが多いです。しかし、そのニオイが難点になるでしょう。

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自分でモグラ除けを作ってみる

捕獲器などを使う方法以外にも、自分でかんたんにモグラ除けを作る方法もあります。たとえば、自宅にあるペットボトルを使ったペットボトル風車です。

ペットボトル風車は、羽を回して音や振動をおこしモグラを巣から遠ざける効果があります。ですが、モグラはかしこくすぐに音や振動になれてしまうため、長期間の使用はあまりおすすめできません。

すぐに捕獲器や薬剤などを用意できないときに一時的な対策として試してみてはいかがでしょうか。

捕獲の許可申請と捕獲後の処理が面倒!そんなときはプロに相談

捕獲の許可申請&捕獲後の処理が面倒!そんなときはプロに相談

上記で説明した通り、モグラ捕獲は許可申請をおこなわないと違法行為とみなされてしまいます。もし不安があるのであれば、害獣駆除の専門家に相談することをおすすめします。

業者に相談すれば、役所でモグラ捕獲の許可をとったり、モグラ対策グッズを設置したりする手間のかかる作業を減らすことができます。また、プロであればモグラ駆除の経験と知識が豊富なため、安全に駆除することができます。

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まとめ

モグラはかわいらしい見た目をしています。しかし、畑や田んぼに侵入して野菜などを育てるための大切な土台を荒らす、厄介ないきものであることにかわりありません。

モグラは鳥獣保護管理法によって勝手に捕獲することが禁じられています。ですので、もしモグラの被害でお困りであれば、自分で捕獲しようとするのではなく、専門家に相談することをおすすめします。

プロに依頼すれば、時間と手間をかけずに、安全にモグラ駆除をおこなってもらえますよ。

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