夜間の騒音、屋内の悪臭やペットへの攻撃など、イタチは害獣としての一面があります。
イタチ被害にあった場合は早めに解決したいものですが、すんなりとはいかないこともあります。
まずはイタチの生態・習性や性格などを知ることから、対策をしましょう!
この記事ではイタチの鳴き声や分布などの生態情報とすぐにできる防除対策までまとめました。
また「今すぐイタチを何とかしたい、イタチを自分で駆除するのは怖い」なら【害獣駆除110番】にご相談ください。
【害獣駆除110番】は、イタチをはじめとする害獣駆除をおこなう民間の駆除業者です。
電話やメールをいただければ、イタチの追い出し・駆除、清掃や再発防止まですべておこないます。
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1.日本には2種類のイタチがいる。イタチの生態について
日本には在来種の「ニホンイタチ」と外来種の「チョウセンイタチ」の2種類がいます。
そっくりで見分けるのがむずかしい2種の特徴をまとめました。
【要注意!】チョウセンイタチ
日本にもともといる在来種のニホンイタチは現在数が減っているため、害獣被害や街中で見かけるイタチはチョウセンイタチがほとんどです。
チョウセンイタチは別名「シベリアイタチ、タイリクイタチ」とも呼ばれています。
輸入された経緯や正確な時期はわかっていません。
「毛皮を目的として輸入された、戦後に荷物とまぎれて九州に持ち込まれた」といわれています。
1970年代には京都の都市部を中心に、チョウセンイタチが人家に侵入する被害が報告され以来被害は続いています。
分布 | 主に西日本に分布 |
顔の特徴 | (オス)16~21㎝ (メス)13~16cm |
しっぽの長さ、特徴 | 黄色っぽい色 |
繁殖期 | 4~5月に交尾、6~8月に育児をする |
参考:斎藤 昌幸,金子 弥生,渡辺 茂樹,塚田 英晴[都市における食肉目動物研究 2]
ニホンイタチ
ニホンイタチは日本の固有種ですが、地域によっては外来生物として扱われています。
ネズミを食べるニホンイタチは、ネズミ対策として本来は生息していない北海道や宮古島などに放たれました。
結果ニホンイタチがその地域の固有種を食べ始め「国内由来の外来種」として、地域によっては警戒されているんです。
また「イタチごっこ」など言葉が残っているように、日本人とニホンイタチの関係は古くから続いています。
ですが「人を切り裂く妖怪かまいたち」「イタチの最後っ屁(意味:追い詰められた時の最後の一手。イタチが興奮して放つくさいニオイが由来)」など、昔からあまりよいイメージではないようですね…。
分布 | 本州に広く分布 |
顔の特徴 | (オス) 27~37cm (メス) 16~25cm |
しっぽの長さ、特徴 | (オス) 12~16cm (メス) 7~9cm 褐色 |
繁殖期 | 4~5月に交尾 |
イタチの種類についてはイタチは実質2種類|見分け方や特徴を解説でも解説しているので、参考にしていただけるとイタチについてさらによく理解できるはずです。
参考:環境省[チョウセンイタチ及びコウノトリの見分け方~誤認捕獲の防止について~]
河内 紀浩、中村 泰之、渡邉 環樹[国内由来の外来種ニホンイタチ Mustela itatsi による絶滅危惧種ミヤコカナヘビ Takydromus toyamai の捕食]
2.イタチの特徴を知りましょう!イタチの生態、習性、行動を解説
ここからはイタチ科全般の生態や習性をご紹介します。
チョウセンイタチ、ニホンイタチに問わず当てはまるため参考にしてください。
木登りと水泳が得意
人家にイタチが入ると、イタチは屋根裏に巣を作ることがあります。
イタチは木登りが得意なため、雨どいや木の枝を使い屋根裏の通気口や瓦の隙間から中に侵入してしまうんです…。
さらに、泳ぎも得意で水を恐れません。
イタチは、カエルやザリガニなどを捕食するため水の中に潜り、カワウソのように泳ぎます。
体長30㎝なのに、わずか3㎝の穴を潜り抜ける
イタチの体長は大体15~30㎝ほどですが、わずか3㎝ほどの穴をすり抜ける器用な動物なんです。
ペットボトルのフタが大体2.8㎝ほどのため、ペットボトルのフタほどの大きさがあれば通過できます。
目の大きな金網やネットでは通り抜けられるので、設置の際には網目の大きさまで注意を払いましょう。
ゴミや農作物を荒らす困った害獣
イタチは雑食性の動物で基本的になんでも食べます。
人家にイタチが侵入する理由のひとつは、近くに生ごみや農作物などの食べ物があるからです。
また食料品店に住み着き、商品の食べ物を荒らしていたケースもあるんです…。
害獣は住み心地のいい場所を発見すると、何度も訪問し、やがて住みつくようになります。
被害に一度あうと同じイタチが何度も戻ってきたり、別のイタチが現れたりするため徹底した対策が必要です。
イタチは非常に狂暴で怖いもの知らず
2015年3月にイギリスを中心に、キツツキ(ヨーロッパアオゲラ 体長30㎝ほど)の背に乗って空を飛ぶ子イタチの写真が話題となりました。
一見合成写真のようですが、じつはこれイタチがキツツキを狩猟している瞬間なんです。
写真を見てわかる通り、イタチは自分の体長よりも大きな獲物を捕食する怖いもの知らずな動物です。
動画のBBCのキャスターによると「メスの子イタチはマース (チョコレートバー)と同じぐらいの体重だが、ライオンのように獰猛」とのこと。
ペットとして飼育されているフェレットは人懐っこい一方で、野生のイタチやオコジョは気性が荒く、攻撃的です。
かわいい顔に反して鋭い牙と長い爪で、噛みつかれたり引っかかれたりする可能性もあるため、安易に近づくのは危険です。
1年中活動、夜行性のため1日で夜がもっとも活発
イタチは冬眠しません。
たいていの動物は冬になると活動量が減りおとなしくなります。
しかしイタチは雪の中でもトンネルを掘って、活発に行動します。
詳しくはこちらの記事でまとめています。
またイタチは昼に活動することもありますが、基本は夜行性です。
そのため、「夜間に走り回りうるさい」「冬でも食べ物を荒らされる」などの被害が報告されています。
採ったエサは自分の巣穴に持ち帰る
イタチは取った獲物をその場で食べますが、場合によっては安全な巣穴まで持ち帰ります。
エサはカエルやザリガニなどの水辺の動物に加え、ハトなどの鳥やネズミも捕食します。
イタチが家に住み住み着くと、天井裏などに食べ残した動物の死体や羽などが散乱している場合もあるんです…。
3.イタチは「キッキー」「キャッキャッ」と鳴く。イタチの鳴き声
イタチは普段あまり鳴きません。
しかし、いかくの際には「キッキー」「キャッキャッ」と甲高い声で鳴きます。
イタチが鳴く理由
- いかく
罠にかかった、猫などの敵が来たなど - 求愛行動
4月が近くなるとオス・メスのイタチが鳴き始める - 子どもが親を呼んでいる
小さな声で弱弱しい「キューキュー」という声
イタチが鳴くのは悪い知らせ…?イタチと民俗学について
愛知県や和歌山県など日本各地では「イタチが鳴くと不吉」という伝承があります。
理由は定かではありありませんが、昔からイタチの鳴き声を聞くのはそれだけ珍しいことだったのかもしれません。
現在イタチは市街地にまで生息域を広げています。
屋根裏からイタチの声がしたら、イタチが住んでいる可能性があるため確かにいいことではありませんね…。
参考:国際日本文化研究センター
4.イタチの分布について。イタチの捕獲頭数は大阪府がダントツ
※イタチの捕獲がない都道府県は省いています。
チョウセンイタチの分布は西日本が多いといわれています。
環境省がまとめた2016年のイタチの捕獲頭数を見ると、大阪府・京都府・滋賀県の西日本の捕獲件数が100匹を超えています。
一方で、関東から九州まで広く分布していると捕獲頭数からわかります。
大阪府のような飲食店が多い地域から農業が盛んな千葉県まで、イタチ被害に注意がひつようです。
5.深刻なイタチ被害。イタチが住み着くと何が起きるの?
ここまでは、イタチの生態についてみてきました。
次からは、イタチによる被害や対策を見ていきましょう!
イタチは基本的には夜行性で、小さな隙間に潜り込んだり、壁を登ったりできます。
器用さと柔軟性をあわせ持ったイタチは、気づかれず人家に住み着くこともあるため要注意です。
イタチが住み着くと家が破壊!しかもうるさい
イタチは屋根裏に住み着くと断熱材(グラスウール)をはぎ取り巣材にします。
さらに天井裏でフン尿をするため「ある日、天井にシミができてクサイ!」という事態にもなるんです…。
またイタチは夜行性のため、夜に行動します。
「天井裏で毎晩ドタバタと走り回られ、夜うるさくて眠れない!」と、困っている人が多いんです。
天井裏や床下にフン尿をしてクサイ!イタチの最後っ屁にも注意!
イタチが住み着くといたるところでフン尿をします。
そのため、家の中が獣臭くなってしまいます…。
さらに、イタチは興奮したり、危険を感じたりすると「臭腺(肛門腺)」からくさいニオイを放ちます。
「イタチの最後っ屁」という言葉が残るほど強烈なニオイを食らわないよう、万が一出くわしても刺激しないようにしましょう。
ノミや病気の恐れがある…
イタチに限らず野生動物には、ノミが寄生しています。
イタチが庭や家の中を歩き回ると、落ちたノミが人間のほうに寄生する恐れがあります。
蚊に刺されても放っておけば1日程度で腫れやかゆみはひきますが、ノミの場合は強烈なかゆみと固い腫れが数日間ひきません。
蚊用の塗り薬では、効果が薄いためノミ用のかゆみ止めが必要です。
さらに、野生のイタチが高病原性鳥インフルエンザウイルス (HPAIV)を運んでいる可能性も指摘されています。
HPAIVは鳥インフルエンザの中でも、鳥が感染すると高い確率で死亡するウイルスです。
鳥インフルエンザは鳥から鳥への感染だけでなく、イタチやネズミなどの野生動物の口や体などに付着したものが感染する場合もあります。
人間が鳥インフルエンザに感染するのはまれですが、ペットの鳥類や庭でニワトリを飼っているかたは要注意です。
イタチの被害についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
参考:
農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター[野生動物による高病原性鳥インフルエンザウイルス伝播の可能性]
厚生労働省 [鳥インフルエンザに関するQ&A]
6.イタチの弱点を掴む。イタチがキライなものは何?
「イタチが家に住み着いた!」とお困りのかたは、イタチのキライなものを使って追い出しましょう!
後述で説明しますが、イタチの捕獲には法的な許可が必要です。
そのため申請が降りるまで、時間がかかります。
ですがイタチの追い出しに許可は要らないため、まずは追い出しから試しましょう。
まずは、イタチの嫌いなものを試してみましょう!
イタチの追い出し方に関しては、こちらの記事で詳しく解説しています。
イタチは強いニオイがキライ
イタチ科の動物は嗅覚に優れ、仲間同士の個体判別もニオイでおこなっているといわれています。
イタチが家に出たら、ニオイの強い木酢液、漂白剤、お酢やクレゾール石鹸などをまいてみましょう。
漂白剤やお酢はすでに自宅にあるかたも多いですよね。
木酢液は木を炭にする際にとれる副産物で、防虫剤などに利用します。
クレゾール石鹸は主に医療現場で使われる消毒液です。
木酢液、クレゾール石鹸どちらも正しく使えば人間に害のないものです。
ニオイの強い木酢液などをイタチが侵入しそうな場所やイタチがいそうな場所にまいておけば、ニオイでイタチを追い出せるかもしれないんですね!
直接、壁や木材にかけるのに抵抗があれば新聞紙を丸めて、そこに木酢液などをかければOK。
同じくイタチのいそうな、屋根裏や床下にまいておきましょう。
ニオイはしばらくたつとニオイは薄まるので、定期的に取り換えてくださいね。
強い光や点滅する光も苦手
イタチは強い光や点滅する光が苦手です。
また光を見ると「人間に見つかった!」と驚いて逃げる場合もあります。
そこでクリスマスのイルミネーションを使って、イタチを追い出しましょう。
イタチが侵入しそうな場所などにイルミネーションをセット、後は放っておくだけです。
光がより反射するようアルミ箔をイルミネーションの後ろに張る、CDをぶら下げておくのも効果的です。
うまく追い出せたら清掃と再発防止を忘れずに
イタチが出ていったら、次は清掃と再発防止のためのちょっとしたDIYをおこないます。
1.清掃
イタチは屋根裏や床下に巣を作るため、そこを掃除します。
まずは、イタチが本当にいないか確かめるために天井をほうきでつついたり、床下に向けてフライパンを鳴らしたり、騒がしくします。
イタチがいないと確認できたら、いよいよ清掃です。
イタチのフンやイタチが運び込んだ動物の死体などが散乱しているかもしれません。
放っておくとカビ、ハエやウジなどの発生が考えられるためきれいに取り除きましょう。
マスク、眼鏡や使い捨て手袋でしっかり防御して清掃をおこないます。
イタチのフン、動物の死体はたいてい燃えるゴミで処分できます。
しかし、イタチが荒らしやすいグラスウールは自治体によっては引き取ってくれないかもしれません。
ゴミの処分は各自治体で微妙に異なるため、不安なかたは確認しておきましょう。
2.再侵入防止のDIY
イタチが再び侵入しないように、侵入口をふさぎます。
イタチは約3㎝、ペットボトルのフタ(2.8㎝)の穴をすり抜けられます。
わずかな金網の破れや建物の隙間からも侵入する恐れがあるため、徹底的に探しましょう。
穴を見つけたら金網、針金や鉄板などでしっかりとふさぎます。
壁に立てかけた程度では、力ずくで侵入する可能性があるためネジやクギなどでしっかりとふさぎましょう。
地面、外壁や雨どいにイタチの足跡がないか探し、それを頼りに侵入口を探しましょう。
足跡については後述で、紹介しています。
イタチは木登りができる動物です。
侵入口を探す際には屋根の上も忘れずに確認し、イタチ対策は完了です。
しかし、「忙しくてそこまでできない、イタチを捕まえたり屋根の上に登ったりは怖い」という方は【害獣駆除110番】にご相談ください。
【害獣駆除110番】はイタチ駆除をおこなう、民間の駆除業者です。
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7.イタチを自分で駆除すると、法律違反になる場合もあります
「何度追い払っても戻ってくるから、イタチを捕まえたい!」というかた、ちょっと待ってください。
イタチは「鳥獣保護法」で守られているため、勝手に駆除や捕獲をすると法律違反になるかもしれません。
【関連記事】イタチ捕獲の成功のカギは罠と餌にあり!法律を守って安全に処分する方法
鳥獣保護法とは?
鳥獣保護法とは、ざっくりまとめると「野生動物を保護する。そのため、勝手な捕獲、狩猟、駆除はダメ!」という法律です。
鳥獣保護法にのっとり、イタチを捕獲するには「許可捕獲」を申請するか、「狩猟で捕まえるか?」のどちらかです。
許可捕獲と狩猟の違いは後で説明しますが、狩猟には狩猟免許が必要です。
また狩猟には期間があり、時期によっては狩猟できません。
そこでイタチをすぐに捕まえたいなら「許可捕獲」を申請します。
参考:法令検索 e-GOV[鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律]
許可捕獲の申請の流れ、申請条件について
許可捕獲の申請は、お住いの地域の行政機関におこないます。
「原則狩猟免許を持っている」という条件もありますが、自治体によっては条件次第で許可が降りるかもしれません。
申請が通れば、罠を仕掛けて捕獲ができます。
ただし、捕獲後のイタチの処分は自分でおこないます。
その際にはイタチが苦しまない処分方法を選択し、処分後の死体も自治体の指示に従い適切に処理しましょう。
参考:群馬県吾妻市 [狩猟免許を持たない方の有害鳥獣捕獲について]
イタチの捕獲には法律がかかわるため、慣れていないとなかなか大変ですね…。
場合によっては許可捕獲の申請も降りないため、今すぐイタチ被害を何とかしたいなら民間の害獣駆除業者への連絡がオススメです。
弊社【害獣駆除110番】は、イタチ駆除を24,800円(税込)からおこなう害獣駆除業者です。
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許可捕獲と狩猟の違いについて
ざっくり捕獲と狩猟の違いをまとめました。
イタチの場合、大きな違いは「捕まえられる動物・狩猟鳥獣の種類」です。
分布 | ||
狩猟 | 分布 | |
捕まえられる動物 | 法律で決まっている48種 | 狩猟対象48種と狩猟対象以外の動物 |
捕獲できるイタチの種類※ | ニホンイタチ オス チョウセンイタチオス・メス |
ニホンイタチ オス・メス チョウセンイタチ オス・メス |
期間 | 法律で決まった時期だけ | 申請すればいつでも |
目的 | 問わない(自分で食べる、ジビエとして売るなど) | 生態系への被害防止、農業への被害防止、個体数の調整 |
狩猟方法 | 猟銃や罠など、決められた狩猟方法(法定狩猟) | 方法は問わない(爆弾、毒薬など危険なものは制限あり) |
※長崎県対馬のチョウセンイタチは自然分布の在来種であり絶滅危惧種、対馬でチョウセンイタチは捕獲禁止です。
また地域によっては、狩猟鳥獣であっても禁止や規制をかけている場合もあります。
詳しくは許可捕獲申請時に、行政機関にお尋ねください。
イタチはほかの動物よりも狩猟と許可捕獲の違いが少しややこしいんです…。
「ニホンイタチのオスは狩猟鳥獣、メスは対象外。2017年以前はチョウセンイタチもメスは対象外」と種類と性別によって異なるため混乱するかたも多いようです。
参考:農林水産省[捕獲に関する基礎知識]
8.イタチとほかの動物の見分け方
慣れていないとイタチかどうか判断に迷う動物もいます。
そこでイタチとほかの動物の見分け方を、ご紹介します。
イタチの大きさ比べ
イタチは意外と小さな生き物なので、大きさを見れば大体予想ができます。
おおよそですが、イタチの大きさと人家に侵入して問題になる動物の大きさをまとめました。
今回は比較用に猫と柴犬も入れました。
ネズミより大きく猫より小さいならイタチの可能性があります。
イタチとほかの動物の足跡
イタチは木登りが得意なため、雨どいや屋根の上などにも足跡を残します。
上記の足跡がないか確認しましょう。
また屋根裏を走り回る足音が大きい、上記以外の足跡があった場合はアライグマなどの可能性があります。
庭や外壁に下記の足跡がないか確認しましょう。
9.イタチに似た動物とその鳴き声や特徴
イタチと同じように、人家に侵入する生き物の鳴き声をまとめました。
タヌキ
タヌキは本州に広く分布する「ホンドタヌキ」と北海道に生息する「エゾタヌキ」がいます。
今回は分布が広い、ホンドタヌキをご紹介します。
分布 | 本州に広く分布 |
体長 | 55~65cmほど |
鳴き声 | クーン、キューン |
参考:国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構[鳥獣害情報提供センター]
アライグマ
分布 | ほぼ日本全都道府県に分布 |
体長 | 40~60cm |
鳴き声 | クルクルクル、キュッキュ |
ハクビシン
分布 | ほぼ日本全都道府県に分布 |
体長 | 60cmほど |
鳴き声 | キャッキャ、キャーキャ |
ドブネズミ
分布 | ほぼ日本全都道府県に分布 |
体長 | 10~30cmほど |
鳴き声 | チューチュー、キィーキィー |
誤った捕獲を減らそう!イタチとよく似た動物
イタチ、フェレット、オコジョといった動物はかわいらしい顔で、日本でも注目を集めるようになりました。
どれもかわいらしい小型動物ですが、どれがどれだか判断がつかないかたも多くいらっしゃるのでは?
万が一誤って捕獲しないよう、イタチに似た動物をまとめました。
狩猟鳥獣に制限がない許可捕獲でも誤って動物を捕獲した場合は、勝手に駆除をしてはいけません。
必ず行政機関に相談、場合によっては警察に相談しましょう。
テン
※写真ははく製です。
本州や四国に生息しているイタチ科の動物です。
イタチよりもやや大きく、冬は明るい黄色の毛皮になります。
近年イタチとともに農作物を荒らす動物として問題になっています。
フェレット
イタチ科の動物を人に慣れるよう改良した、愛玩動物です。
日本には生息しておらず、今のところ野生化も確認されていません。
迷子や捨てられた個体の可能性が高いため、落とし物(遺失物)として警察に相談しましょう。
オコジョ
北海道にいるエゾオコジョが有名ですね。
オコジョは東北から中部地方にかけても生息しています。
順絶滅危惧種で捕獲や狩猟は禁止されていますが、誤って捕獲した場合は行政機関に相談すれば問題ありません。
アメリカミンク
特定外来生物に指定されている、動物です。
北海道で多く確認されています。
個体によって毛皮の色が異なり、黒っぽい色や白っぽい色までさまざまです。
参考:環境省 [日本の外来種対策 特定外来生物の解説]
10.まとめ
イタチはペットとして人気なフェレットと違い、かわいい見た目に反して凶暴で、衛生的にも問題があります。
またイタチの特徴や法律が絡んでくることもあり、捕獲・駆除が厄介です。
害獣の駆除をする際には、害獣駆除の知識を持ったプロにまかせることが最善策でしょう。
イタチの駆除はプロにまかせるのが得策、しかし、「業者を呼んでも時間がかかる、とりあえず何か試してみたい」かたも多いかと思います。
本記事でご紹介したイタチの特徴と忌避方法を参考にして、イタチ対策をおこなってください。
また「害獣駆除といってもどこに電話すればよいかわからない…」なら【害獣駆除110番】にご連絡ください。
【害獣駆除110番】は24時間365日全国からイタチ駆除の依頼を受けている害獣駆除業者です。
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参考:エキゾチックアニマルの栄養学 4.フェレット
国土交通省[イタチ(ニホンイタチ)]
国立環境研究所[侵入動物データベース]
大阪府[イタチでお困りの方へ]