窓ガラスを交換する際には、正しい寸法を測っておく必要があります。しかし、ガラスの端は埋まっているため、目に見える箇所だけ計測しても正確な寸法にはなりません。それでは、ガラスの寸法を正確に計測するためにはどうすればいいのでしょうか。ここでは、サッシを分解する場合と、分解しない場合とをご紹介いたします。
・サッシを分解する場合
サッシを分解する方法は、手間がかかりますが精度は高いです。素人の方は、こちらの方法がおすすめだといえます。
まず、サッシを分解します。サッシを窓から外し、サッシ固定ビスを取り外します。この時、戸車の高さ調整ビスを外さないように注意します。ビスを外しましたら、サッシからガラスとビートを取り外します。取り外しましたら、ビートの隙間から見えるガラスの角から角の寸法を測っていきます。
・サッシを分解しない場合
サッシを分解しない方法は手軽に行える反面、ガラスがはめられている部分の計測が難しいため、上級者向けの方法と言えます。
サッシを分解しない場合、まずは見えている部分の寸法を測ります。それが終わりましたら、厚みの薄い定規をビートの中に差し込み、ガラスがどれだけビートの中に埋まっているのか計測します。
この二つが、窓ガラスの寸法を測る代表的な方法です。しかし、「自分では正確に測れる自信がない」「計測はできても、施工まではできない」という方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、初めからガラス屋の力を借りるのが一番かと思います。