草刈り機の選び方がわかるポイント
雑草処理はとても労力がかかりますよね。一本一本手で抜いたり、鎌で刈り取ったりするのは疲れるので嫌だと感じる方も多いです。
そんな方には草刈り機を導入することをおすすめします。庭の草刈り程度では必要ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、お庭でも使える手軽なタイプも販売されております。このページでは、様々なタイプの草刈り機を紹介したいと思います。きっと用途に合った草刈り機が見つかるでしょう。
しかし、草刈り機は日々のメンテナンスが必要であったり、けがの危険性が伴ったりとマイナスの面もあります。総合的に見て、草刈りのプロへ依頼した方が費用を抑えられたり、安全であったりします。よく考えて草刈りの方法を選ぶようにしましょう。
目的から選びましょう
草刈り機を選ぶポイントはメーカーよりも用途や作業する場所に選んでいくことです。それぞれの特徴を簡単に説明していきますので参考になればと思います。
・草刈り機
主に柔らかい草を刈るのに適していて、庭や道路に生えている草を刈るために使用されます。2~3キログラムと軽量のものが多いため、手軽に使えます。電気式のものは小回りが利きやすいので、家庭菜園などの小規模な場所で使用するのに適しています。
刃は多くの場合、ナイロンコードカッターが使われています。鋭い切れ味がないですが、固いものに当たっても刃こぼれをしません。そのため壁や塀などの周りでも安全に作業することができます。
・刈り払い機
草刈り機よりもパワーがあるため、細い木や竹など固い植物を刈るために農業や林業用でも使用されます。エンジン式のものが多く、重量も5㎏前後と大型になるため植物の多い農道や山林のような広範囲を作業するのに適しています。
刃は多くの場合、チップソーが使われていて、円盤状のノコギリを回転させることで固い植物に効果的に作業することができます。
・芝刈り機
芝をきれいに揃えることに特化しているため、ほかの植物に使用するということには向いていません。車輪のついている手押し式が一般的ですが、自走式のものなどもあります。
草刈り機には様々なタイプがあります
草刈り機の中にも用途に合わせた様々なタイプがあるため、作業をする環境などに合わせて選びましょう。
草刈り機のタイプ
【エンジン式】【バッテリー式】【電気コード式】の3種類が一般的です。
エンジン式草刈り機は排気量が多くパワーがあり場所を選ばず作業できることが特徴です。エンジンには車と同じようにガソリンや混合ガソリンなどのオイル燃料を用意する必要があります。
バッテリー式草刈り機は音がエンジン式と比べ静かで場所を選ばず作業できることが特徴です。こちらは電気を使用するので充電が必要になってきます。
電気コード式草刈り機は長時間稼働が可能で、音もバッテリー式と同じく静かなのが特徴です。こちらは電源が必要なため、コードの届く範囲内での作業となります。
・ハンドルタイプ
【両手ハンドル】【ループハンドル】【2グリップハンドル】【背負い式】【肩掛け式】の5種類が一般的です。
両手Uハンドルは平地向きのハンドルで、縦に刈ることが難しいため斜面には向いていませんが、身体への負担は一番軽くなります。
ループハンドルは傾斜地向きのハンドルで、平地でも斜面でも対応することが出来ます。
2グリップハンドルは傾斜地や狭い場所向きのハンドルで、障害物の多い場所や細かい作業に向いています。
背負い式は長時間の作業や傾斜地向きで、刃部分が軽くなるので小回りが利きやすくなります。しかし背中部分が大きく重量があるため身体への負担が大きくなります。
肩掛け式は本体と刃部分が固定されているため地面との距離を一定に保ちながら作業できます。比較的きれいに刈ることができますが、片方の肩で背負うことになるので片側の肩への負担が大きくなります。
草刈り機のメンテナンス方法
草刈り機の能力を最大限に引き出すためにはメンテナンスがとても大切です。
メンテナンスを疎かにしてしまうと思わぬ事故に繋がってしまいますので注意してください。ここではメンテナンスのポイントを紹介していきます。
・グリスアップ
草刈り機のヘッド部分は使用中、常に動いています。内部の部品が摩耗するのを防ぐためにも定期的なグリスの充填をすることが大切になってきます。
・刈刃の確認
刈刃のチップ部分は直接草を刈る部分になるため、固い植物や石などに当たることで摩耗したり欠損したりすることが多くなってきます。
欠損の場合は少しであれば問題はないと思われますが、回転のバランスにも影響が出てきますので早めの交換を考えておきましょう。
・刈刃の交換
刈刃を交換する際にも注意があります。注意する点として回転部分のナットが逆ネジになっていますので間違って逆に力を加えないようにしましょう。何故、逆ネジになっているかというと、動作中の回転につられて緩むことを避けるためです。
利刃の交換の際には、上下の確認と、必ずレンチ等の工具を使いネジが緩むことのないようにしっかり締めることに注意してください。
事故やけがを防ぎましょう
簡単に雑草を刈ることができるので一般の方にも広く復旧している草刈り機ですが、少し取り扱いを誤るだけで、事故やけがを引き起こしてしまいます。
普段は中々イメージがしづらいですが刃物を取り扱っているという意識を持ち、万が一の事故を減らすために、準備をしていきましょう。ここでは身体の安全を守るために効果的な保護具を紹介していきます。
・ヘルメット
頭を怪我することにより重大な事故に繋がることが多いので頭はしっかり保護しましょう。
・フェイスカバー
できることなら保護メガネなどの眼だけを保護するものではなく顔全体の保護ができるものを用意しましょう。
・長袖・長ズボン
なるべく厚めの生地のものを用意しましょう。
・すねあて
・安全靴
刈った草や小石などが一番飛んでくるのが足元になるため足元への対策は特にしっかりしましょう。
保護具を用意していなかったために起きた事故の一例をご紹介します。
・植物の破片が眼の中に飛んできて眼を傷つけた。
・固い石にあたって跳ね返ってきた刃が足の指を切った。
・落ちていた空き缶が飛ばされ足を打撲した。
・刃に挟まった異物を取ろうとしたら刃が動き出し手を切った。
・エンジンをかけた瞬間刃が回り足を切った。
このように注意をしていても起きてしまう事故から、少しの気の緩みから事故に繋がるものなど様々です。
しっかり準備をして万が一のないようにしていきましょう。
まとめ
最近の草刈り機は便利で価格もお手ごろになってきているため、多くの方が使用されています。
多くの方が使用しているからと自分でも簡単にできるとは考えずに、保護具の準備やメンテナンスをしっかりと行い万が一を起こさないよう安全に気をつけていきましょう。
準備が大変だと思う方には、業者を使うという方法もあります。
草刈りのプロがしっかりときれいに整えてくれますので一度をプロに任せてそのあとの簡単な草刈りをご自身でされるということも考えていいと思います。
安全のためにも無理はせず、ご自身にあった草刈りを選択していくのがいいでしょう。
何か困ったことなどあれば是非、草刈りのプロにご相談いただければと思います。
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