庭の雑草は種類が豊富!植物や季節にあわせてキッチリ駆除しましょう
私たちが普段歩いている道の端や庭にいつの間にか生えて仲間を増やしている雑草。
特に気にしなければなんてことない、ただ生えているだけの邪魔な草、そんな認識の方がほとんどだと思います。
景観が損なわれる、育てている植物の栄養が奪われてしまうといった理由で忌み嫌い引き抜かれてしまうことが常でしょう。
しかしそんな邪魔者扱いされてしまう雑草にもさまざまな種類や個性があり、健康や環境への被害をもたらすことがあります。
今回はそんな雑草の種類や対策方法について紹介していこうと思います。
さまざまな雑草の種類
まずは生える季節ごとに雑草を紹介していきます。
日本でも広く生息していて有名なものをピックアップしました。名前を聞いたり目にしたりしたことがある人もいるのではないでしょうか?
春の雑草
・スズメノカタビラ
ずっと昔から姿を変えないまま世界中に生息していると伝わる植物です。
名前の由来は、花をスズメの衣装に多と照られたとこからだと言われています。
・カタバミ
午前中に花が開き、夕方閉じるのが特徴です。
繁殖力が高いので1度根付いてしまうと駆除することが大変です。
その繁殖力から昔は武家の家紋として使用されることが多くありました。
葉が欠けたように見えることからこの名前が付けられたようです。
・ハコベ
春の七草の1つとしても有名なハコベ(ハコベラ)は、小鳥やうさぎの餌として使用されることがあります。
昔から血液を浄化する植物と言われていて、女性が子供を産む際にも用いられてきました。
・ナズナ
こちらも春の七草の1つであり、「ぺんぺん草」とも呼ばれています。
耳元で回すとガラガラという音が鳴るので子供のころに遊んだ人もいるのではないでしょうか。
ナズナという名前の由来は、「撫でる菜」から来ており、昔から人々に愛でられていたことがわかります。
・コニシキソウ
春から夏にかけて発生するこの植物は、地表を這うように成長し、茎や葉を切ると白い汁が出ます。
夏の雑草
・ヒルガオ
アサガオとは違い、ヒルガオは日中に花を咲かせます。
一年草(1年で成長し枯れる)であるアサガオとは違ってヒルガオは多年草なので、数年にわたって何度も花を咲かせます。
・ブタクサ
花粉症の原因としても知られているこの草は、もともとアメリカから持ち込まれた植物です。
戦後の日本にアメリカの駐在軍が持ち込んだため、「マッカーサーの置き土産」とも呼ばれているそうです。
もともと英語で「豚の餌」のような意味の言葉が、そのまま日本語にされてブタクサという名前になったそうです。
・メヒシバ
どんな場所でも成長し勢力を拡大する厄介な生命力を持っています。
そしてこのメヒシバは根の部分にほかの植物の成長を抑える「アレロパシー」という物質を持っています。
・オヒシバ
メヒシバよりも逞しく、引き抜くのに力が必要なことからこの名前が付きました。
「力草」とも呼ばれています。
・エノコログサ
ネコジャラシとも呼ばれているこの草も、根の部分にアレロパシーを持っています。
エノコログサはとても高い繫殖能力を持っているので、対策をしないでいたらいつの間にか辺り一面エノコログサになっていた、なんてことも頻繁にあります。
・チドメグサ
夏~秋の時期の湿った場所に生え、地面を這うように生育するこの植物は、その繁殖力の高さから放置しているとあっという間に数を増やしてしまいます。
秋の雑草
・セイタカアワダチソウ
別名「代萩」とも呼ばれ、切り花では萩の代わりとして使用されています。
どんな場所でも生息できる高い適応力があり、一時期とても繁殖してしまったため、外来生物の中でも要注意外来生物に指定されていました。
また、インディアンがその昔このセイタカアワダチソウの葉を噛んで歯や喉の傷みを和らげていたと言われています。
・オオイヌノフグリ
ヨーロッパが原産のこの植物は、秋に発生して冬に成長し、早春に花を咲かせます。
花は朝方に咲き、夕方にしぼんでしまうが、また次の日の朝に再び咲きます。
・ハルジオン
都会近郊に多く見られるこの花は、秋に発生して春に花を咲かせます。
大正時代に観賞用として日本に持ち込まれたものが、持ち前の高い繁殖力で日本全国に広まりました。
ハルジオンという名前は「春に咲く紫苑」という意味だそうです。
・オオアレチノギク
道端や荒れ地でよく見かけるこの植物は、100年ほど前に日本に入ってきて瞬く間に全国に定着しました。
手入れのされていない庭や公園でもよく見かけます。
・シロツメクサ
春から秋に花を咲かせるこの植物は、四葉のクローバーを探したり、王冠を作ったりと馴染み深い人もいるでしょう。
繁殖力があり、抜いても根が残ってしまう、駆除が大変な植物の1つです。
雑草の被害について
代表的な雑草の種類を紹介してきました。ここからは、雑草が原因になって発生する被害やトラブルについて解説していきます。
健康への被害
雑草の中にはアレルギー物質を含んだものもあります。
代表的なものに毎年花粉症の被害に大勢の人が悩まされているブタクサがありますが、実はほかにもメヒシバやオヒシバ、スズメノカタビラなどがアレルギー物質を持っているのです。
症状は一般的な花粉症と同じく、くしゃみや鼻水、目のかすみや肌荒れ、せきなどで、人によっては通院しなくてはならないほどの大きな症状になってしまうかもしれません。
環境への被害
雑草は害虫の食事場です、放置したままでいると気づかないうちに繁殖させてしまい、生活を脅かす脅威になってしまうかもしれません。マダニのような大きな病気の感染源になりうる害虫も繁殖させてしまうので気を付けましょう。
隣人とのトラブルになってしまうことも
雑草を伸びたまま放置してしまうと、次のようなことも考えられます。
・日差しが入りにくくなる
・害虫が発生してしまう
・景観が損なわれる
こういったことが影響して、近隣住民の迷惑になることがあります。忠告や苦情を聞き入れないと、ことが大きくなってしまい民事裁判に繋がってしまう可能性もありますので、草刈りなどの対処は徹底しましょう。
雑草の対処方法
人や環境へ害を与えるかもしれない雑草はできるだけ早く取り除きたいです。では、雑草への対策はどうすればいいのでしょうか?
定期的な草取りも大切ですがそれだけではありません。ここからは雑草への正しい対処法を紹介していきます。
自分でする雑草対策
草取りをしてもまた生えてきてしまうので、労力に比べるとあまり効果的とは言えません。
そこで今回オススメするのは「除草剤」と「防草シート」です。
除草剤と言うと、健康に害がありそうと思う人もいるかもしれません。
しかし今は、ペットや子供がいても安全な天然由来成分の除草剤や食品添加物で作られたものもあります。
防草シートは、日光を遮断することで雑草が伸びるのを防ぐ効果があります。
ホームセンターなどで売られている市販のものだけでも種類がありますが、破れやすいかや紫外線による劣化が起こらないかなどの点を、しっかりと見比べなければなりません。
あまりに安いシートだと効果が薄い可能性があります。
また、雑草を目立たなくするために、あえてほかの植物で地面を覆ってしまうという手段もあります。
困ったら業者に依頼してみましょう
「自分で雑草対策をするのはめんどくさい」「所有している土地が雑草で足を踏み入れられない」なんてときは業者に依頼するという手段も考えてみましょう。
雑草について、そして草刈りについてノウハウのある業者なら、手作業や機械による作業で庭や土地をきれいにしてくれるでしょう。
まずは1度電話での相談や見積りをしてみることをオススメします。
まとめ
ここまで雑草について紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
普段何気なく目にし、草取りしている雑草にも1つ1つ名前や特徴があるのです。
気になった雑草の花言葉や名前の由来などを調べてみるのも面白いかもしれませんね。
しかし雑草をそのまま放置しておくと健康や環境への被害が出てくるだけどなく、近隣住民の方とのトラブルに繋がってしまうこともあります。
指摘される前に自ら進んで対策をしましょう。
もし自分で雑草を取り除くことが大変ならば、草刈り業者に頼ることも大切です。
きっと草刈りのプロの手によって雑草を跡形もなく取り除き、スッキリさせてくれるでしょう。
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