芝生のお手入れ方法|DIYのコツを押さえてきれいに保つポイント

芝生のお手入れ方法|DIYのコツを押さえてきれいに保つポイント

一戸建てにお住いのみなさまは、お庭に芝生を張っている方も多いのではないでしょうか。お庭の地面を彩ってくれる芝生には、見た目を美しく彩ってくれるだけでなくさまざまなメリットがあります。

 

お庭に何も張らずに土のままにしておくと、雨の日に泥が家に跳ねてしまうことがあるかもしれません。また、風の強い日には砂埃が舞ってしまうようなこともあるでしょう。芝生を張ることで、そのような問題が解決します。

 

また、柔らかい芝生は足腰への負担をやわらげてくれますので、お庭でのひとときを快適にしてくれます。そしてコストが安いこともポイントですよね。このように、メリットが沢山ある芝生をきれいに保つ方法をご案内していきます。

 

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【芝生のお手入れ】年間スケジュール

芝生のお手入れといえば、芝を刈るだけで簡単だと思われがちですよね。実は芝生は、1年をとおしてさまざまなお手入れをする必要があります。日頃のお手入れがきれいな芝生を保ち、また病害虫を防ぐことにつながります。ここでは、月別に必要なお手入れをご案内します。

 

・1月

1月は気温も低く、芝生は休眠しています。芝生や雑草の成長があまりないためほとんどお手入れは必要ありませんが、目につく雑草をきちんと抜いておきましょう。

 

西洋芝の場合は、霜や雪により緑の色が鈍化していくことがあるかもしれません。その場合は、夜間にはシートをかけて芝生を保護・保湿するとよいです。

 

・2月

1月と同様、雑草抜きのお手入れをします。寒さで凍った芝生を踏んでしまうと、芽が傷んでしまいますので、芝生の上を歩いたりお手入れなどの作業をおこなったりする場合は、霜が解けてからおこないましょう。西洋芝において芝生が乾燥する場合には、月に2度ほど散水をおこなってください。

 

・3月

新しく芝生を張ったり、傷んだ箇所の補修に最適な時期です。芝生のくぼみが見られる場所には目土を入れて、芝生を平らに保ちましょう。そうすることで芝生の育成に効果がありますし、雨水などの排水にも役立ちます。そして寒い冬と同様に、雑草抜きは小まめにおこなってください。

 

西洋芝の場合は寒さから目覚め、育成が活発化してきます。肥料を散布して、また3月の下旬には芝生の刈り込みが必要となります。おおよそ25mmを目安に刈り込みましょう。

 

・4月

緑の新芽が伸び始め、芝生が美しい緑色になります。芝生が緑色になる頃には、肥料を散布しましょう。1平方メートルあたり、20gほどが適正量です。この肥料の散布は年に3回ほど施すとよいでしょう。

 

くぼみが見られる部分に目土を入れて、芝生を平らに保つことも先月同様に心がけてください。傷んだ箇所を張り替えるにも、最適な時期です。

 

また、芝生の育成状況によっては刈り込みも必要となります。西洋芝においては勢いよく育成していきますので、月に3回ほどの刈り込みが必要です。種まきをする場合はこの時期におこないます。芝生は20度前後で発芽しますので、タイミングを見て種まきをおこなってください。

 

・5月

5月になると、全体的に新芽が生えそろって、芝生の美しい緑色を楽しむことができます。それと同時に、小まめな芝刈りが欠かせません。日本芝の場合は月に2回ほど、西洋芝の場合は月に3回ほどが目安です。

 

芝刈りは、短く刈り込み過ぎてしまうと茎まで輪切りしてしまう場合もありますので、慎重におこないます。日本芝は20mmが目安、西洋芝は25mmが目安です。また、肥料は与えすぎに注意して、適量散布してください。

 

5~6月には芝生の天敵である害虫が発生しますので、害虫の発生を見つけた場合には、速やかに殺虫剤で駆除しましょう。

 

・6月

6月になると、芝生の育成が盛んになります。定期的な肥料の散布も大切ですが、肥料の与えすぎは雑草や病害虫の原因にもなりますので適量おこないましょう。

 

また、梅雨に入る時期でもありますので、雨の日を避けて早め早めに手入れをしていきます。排水をよくするために、芝生を平らに保っておきましょう。

 

この時期には芝生の密度が上がっているので雑草は生えにくくなっていますが、油断は大敵です。芝生の密度が低い場所にある雑草を放置してしまうと、あっという間に雑草だらけになってしまいます。雑草抜きも小まめにおこなうとよいでしょう。

 

・7月

7月になると、更に芝生の成長が盛んです。肥料を与えて芝刈りをする。これを繰り返していきましょう。芝刈り後に出る芝のカスは「サッチ」といわれますが、このサッチは芝の病気の原因となりますので、必ず処分するようにしてください。

 

水やりは1週間に1度、たっぷりとおこないます。寒い地域では、水のあげすぎには注意しましょう。1日おきが目安です。

 

また、芝生に穴を開けて地中への空気のとおりや水を浸透させる「エアレーション」も効果的です。開けた穴には、目土を入れておきましょう。ただし、芝張りや通常の目土入れは、芝生の乾燥したこの時期には適していません。

 

・8月

高温が続く8月には、芝生の乾燥を防ぐために朝と晩の涼しい時間帯に水やりをたっぷりとおこないます。肥料や水切れには注意が必要です。7月と同様に、肥料を与えて芝刈りをする。これを繰り返します。

 

日本芝の場合は成長が旺盛な時期ですが、西洋芝は暑さで弱っています。肥料は少なめに与えて、刈り込みは20mmの高さを維持しましょう。

 

・9月

この時期の芝生は緑色の美しい芝生を見せてくれますが、涼しくなるにつれて育成が遅くなっていきます。水やりは芝生の状況を見て、乾燥しない程度に与えてください。芝生の刈り込みは、伸びすぎる前におこなうことがポイントです。日本芝の場合は目安となる高さの20mmの倍、40mmほどの高さになる前におこないます。

 

西洋芝はこの時期、徐々に元気をとりもどします。3日に1度の水やりと、月に2回の芝刈りをおこないましょう。また、芝生の上からさらに種まきをするオーバーシードをおこなう場合は、種をまく前に10mm程度に芝を刈っておきましょう。

 

・10月

日本芝は急激に芝生の育成が衰えます。中旬までに芝刈りを済ませておきましょう。肥料や水やりの必要はありません。土壌処理剤にて除草しておくと、雑草を抑制してくれますので、土壌処理剤を使う場合はこの時期におこないます。

 

西洋芝の場合は全く異なり、発芽が始まる時期です。肥料はチッソ分10%のものを1平方メートルあたり30g与えて、水やりも毎日おこなってください。芝刈りも月に3度はおこない、25mmの高さを保ちます。種まきをおこなっていた場合は、新芽が50mmほどに伸びるまで刈り込みは控えてくださいね。

 

・11月

日本芝は育成がほぼ止まります。芝生の色づきも衰えてきますので、ついお手入れに手を抜きがちになりますが、この時期にもしっかりと雑草を抜くなどのお手入れをおこないます。肥料や水やりの必要はありません。

 

西洋芝は、やや育成が衰えてくる時期です。週に1~2度、水やりをしましょう。肥料を与える場合は、チッソ分10%のものを1平方メートルあたり30gです。

 

・12月

日本芝は休眠状態です。芝生の色も枯れた色となっている時期です。お手入れもほとんどありませんが、雑草抜きはおこなっておきましょう。西洋芝も、育成が衰えて芝生の色も変色が始まります。

 

日本芝の場合、水やりなど必要はありませんが、西洋芝は月3回程度は水やりをしましょう。芝生の変色が気になる場合は、肥料を与えるとある程度保つことができます。

 

何をするの?7つの芝生のお手入れ

何をするの?7つの芝生のお手入れ

 

芝生には、芝刈りだけではなくさまざまなお手入れの方法があります。きれいな芝生を維持するための主なお手入れ方法をご紹介します。

 

・芝刈り

芝刈り機や、芝刈りハサミなどで短く刈り込みます。月別のお手入れ方法に詳しくご紹介しましたが、一般的に日本芝の場合は20mmが目安、春と秋は月に1回で、7~8月には週に1回の刈り込みが必要です。

 

西洋芝の場合は25mmを目安に、春は月に2回、4~6月は週に1回、7~8月は2週に1回、9~10月は週に一回といわれています。

 

・水やり

芝の種類や気温や湿度により水やりの量は変わります。タイミングによって、適切な量の水やりをすることが必要です。月別のお手入れ方法に詳しくご紹介しましたが、一般的には、春:週2~3回、夏:1~2日に一回、秋:週に2~3回、冬:特に必要なし。となっています。

 

美しい芝生を保つには、芝生を乾燥させないことが重要です。

 

・肥料

芝生の育成を補助し美しい芝生を保ちます。主に芝生の育成期に与えますが、日本芝なら春~夏に、西洋芝なら春と秋の季節に芝生用の肥料を1平方メートルあたり10~30g与えます。

 

雑草の生育が盛んな時期には雑草へ栄養を与えてしまうので、その時期は肥料を与えないようにしましょう。肥料は、肥料の3要素である窒素・リン酸・カリウムの2要素以上を配合しているものを選びましょう。

 

・雑草対策

雑草は小まめに手で摘み取ります。雑草が多く手で積みきれない場合は、除草剤を使うのもひとつの手です。除草剤には、芝も雑草も枯らす「非選択性除草剤」と、雑草のみ枯らす「選択制除草剤」があります。

 

また、日本芝には適しているが西洋芝には使えないといったものもありますので、確認の上除草剤を選んでください。

 

・目土入れ

芝生に3~6mmほど薄く土をかける作業のことです。目土には、山砂や川砂を選ぶようにしましょう。ホームセンターや園芸店で購入が可能です。一般家庭のお庭の芝生でしたら、数年に一度程度の目土入れで構いませんが、部分的に凹んだ部分などの補修はしておきましょう。

 

日本芝の場合は芝生が3~4月、西洋芝の場合は9~10月におこなうのがよいとされています。目土をした後には、肥料も与えておきましょう。

 

・エアレーション

芝生に穴をあける作業です。芝生は植えてしまうと耕すことがありませんので、時間がたつと土が固まってしまうのです。土が固まることで芝生の表面に水がたまる原因となり、芝生の育成を害します。

 

そのような状況になった場合におこなうのが、このエアレーションです。年に1度ほどおこなうようにするとよいです。エアレーション用のローンスパイクやローンパンチを用意して、深さ10cm、直径1~2cmの穴を15~20cm間隔で開けるようにしましょう。その後、開けた穴に目土をすることも忘れないようにしてください。

 

・サッチング

芝刈り後に出る芝のカスをサッチといい、そのサッチを取り除くことをサッチングといいます。サッチが溜まると病害虫が発生しやすくなりますし、芝生の通気や水はけも悪化させます。サッチが堆積したままですと芝生によくありませんので、年に1回はサッチングをおこないましょう。

 

成功へと導く芝生のお手入れ!基本チェック

芝生はどんな場所や環境でも育つわけではありません。芝生が健康に育つように、まずは場所や時期、土壌について確認してみましょう。

 

・芝生が育つ環境とは?

芝生が健康に育つには、日当たり、風通し、水はけ、この3つが欠かせません。日当たりや風通しは建物の問題となりますので改善は難しいですが、水はけについては改良ができます。

 

・時期はいつがよい?

芝生を植え付けるのに、もっとも適した時期は、関東から西日本であれば3月下旬から6月、東北などの寒冷地ならば4月上旬から6月だといわれています。6月下旬から9月上旬は植え付けに不向きな時期ですので、この時期は避けましょう。

 

・土壌改良について

芝生を植える場所の土壌について確認してみましょう。砂土であれば、日本芝にとても適した土壌ですが、西洋芝の場合砂土は向きません。もし粘土質な土壌であれば水や空気をとおさないため、日本芝も西洋芝も生育しない環境です。

 

その場合は、30cmほど土を掘りだして川砂や元肥、有機石灰を投入することで解決できます。もし水はけが悪い場合には、暗渠(あんきょ)を作りましょう。

 

暗渠(あんきょ)とは一般的に地下に埋設された水路のことをいい、土の中に細いパイプをとおしたり、大きめの石などを埋めることで地中の水分を逃がしたりすることができるものです。

 

または、地面に勾配をつけて排水管で流すのもひとつの手ですね。雑草や石ころを取り除くことも、忘れずにおこなってください。

 

きれいな芝生にはコツがある!

きれいな芝生にはコツがある!

 

きれいな芝生にするには、まずは環境に合った芝生選びが重要です。環境に合っていないと、健康に生育しません。また、芝生を張り終わった後も重要です。芝生を張った後にはきちんと苗と苗の隙間を埋めます。

 

さらにその上から目土をおこなったり、芝の上から板などで平らに圧着したりと、工程も多いです。芝生を張った後には、水浸しになるくらいまで、しっかりと水やりをすることも必要です。芝生選び、そして芝生を張った後の後処理こそが、きれいな芝生を作ります。

 

どんな芝生にする?種類と選び方

芝生にはさまざまな種類があり、また土壌によって適した芝生も異なります。芝生の種類や選び方をご紹介いたします。

 

・夏芝と冬芝

芝生は大きく分けると、夏芝と冬芝の2つに分類されます。夏芝には、「コウライシバ」や「ノシバ」「バーミューダグラス」といった芝種があり、これらは春から秋にかけて育成が著しく、特に夏が最盛期です。冬には枯れてしまったように休眠しますが、また春になると美しい緑色が復活しますので、季節を感じることのできる芝種といえます。

 

冬芝には、「ペンとグラス」や「ケンタッキーブルーグラス」「トールフェスク」といった芝種があり、これらは涼しい気候が芝生の育成に適しています。気温が0度であっても冬枯れすることがありませんので、とても寒さに強いといえます。一年中鮮やかな緑色を楽しむことができます。

 

・選び方のポイント

きれいな芝生を維持するには、環境や気候に合った芝種を選ぶことが大切です。関東より西側の太平洋沿岸部側では夏芝が望ましいでしょう。夏芝の中でも「センチピートグラス」や「セントーガスチングラス」といった品種は寒さに弱いため、関東を北限と考えましょう。「ノシバ」は夏芝ですが、耐寒性が強いので北海道でも生育可能です。

 

そして、東より北側や標高が高い地域、北海道や東北などは冬芝が適しています。冬芝は高温多湿に弱く、猛暑が続くと夏枯れを起こしてしまいます。近年は耐暑性の高い芝種も開発されていますので、暖かい地域でも冬芝を楽しむことができるようになりつつあります。

 

芝生のお手入れって実は大変な作業です

これまで芝生のお手入れをご紹介してきましたが、気温や湿度、芝生の状況によって必要なお手入れを見分ける必要があります。

 

・よくある失敗例

適したお手入れができていないと、芝生が枯れてしまうことがあります。たとえば芝刈り中に芝の生長点を切ってしまいそのまま枯れてしまったり、使用する除草剤を間違えて芝生ごと枯らしてしまったり、雑草抜きや芝刈りを怠って害虫が発生し枯れてしまうこともあるかもしれません。

 

・ラクしてきれいな芝生を手に入れるには?

ご自身で美しい芝生の維持や健康管理をおこなうには、正しい知識や時間にゆとりがないと難しいものです。とくに雑草対策や害虫対策、目土、土壌対策などは、手間や労力がかかります。

 

そしてご自身でお手入れをしていたものの、上手くいかずに芝生が枯れてしまうこともあるかもしれません。そんなときは、安心して任せることのできる業者を利用するという方法もあります。

 

まとめ

芝生の種類や選び方、お手入れ方法までご紹介をいたしました。美しい緑のあるお庭で心安らぐひとときを過ごすためにも、楽しみながらご自分の手でお手入れをしつつ、美しく健康な芝生を維持していきましょう。そのためには時期の特徴も知ることも肝要でしょう。

 

芝生はときにデリケートな一面を覗かせます。季節や種類によっても注意点が異なるため、情報や管理のポイントを知っておくことが重要でしょう。不安な点や疑問点があるかたは、まずは一度、芝生のお手入れについて、業者に相談してみてはいかがでしょうか?

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