蛇口の水漏れ、水道管にヒビが入った、自宅前に汚水があふれている…。 こんな時どこに連絡すればよいか、わからないですよね。
水漏れの相談をどこにすればよいか? 判断が難しい場合には、【水110番】に連絡しましょう。
【水110番】は水のトラブルに駆け付け、次にどこに連絡を取るべきかすぐに教えてくれるからなんです!
この記事では、水漏れをどこに相談すべきか?を徹底解説。 さらに、後半では「集合住宅の水漏れは誰に相談すべきか?誰の責任か?」もまとめました。
水漏れで悩んでいる方は参考にしてください。
目次
水漏れの相談先を具体例でご紹介!
水に関するトラブルは、水漏れの発生個所により修理業者や相談先が違います。 ケース別で確認しましょう。
また、集合住宅の方は、水漏れの規模に関わらず管理会社や大家さんにまず連絡してください。
ご近所の業者やマグネット式広告の水道修理業者などに相談
■壁や床下の配管工事が必要な大規模なもの
地方自治体の水道局に認められた指定工事業者に相談
■温水洗浄便座(TOTOのウォシュレットなど)や給湯器などの住宅設備で、アフターケアや保証期間があるもの
各住宅設備メーカーに連絡
■水道メーターが壊れた、自宅前の公道が水漏れしている
お住いの自治体の水道局に連絡
■アパートなど集合住宅で水漏れ発生
規模の大小にかかわらず、管理会社や大家さんに連絡
水漏れの相談先5か所を詳しく解説!
先の章でご紹介した相談先は、あまりなじみのないところもありましたよね。 なぜそこに相談するのか?相談先はどんなところなのか解説します。
水道修理業者
その名の通り、水道を修理する業者をまとめた呼び名です。
さまざまなケースに幅広く対応し、小規模の水漏れから大規模の配管工事まで依頼可能です。
近年では24時間365日全国対応している業者も多く、テレビCMやマグネット式広告で知っている人も多いでしょう。
ただし、新しい水道管を設置したい、配管にひびが入ったので修繕してほしいなど。 大規模な工事が必要な際には、後述の「指定工事業者」の認定が必要です。
水道修理業者は「指定工事業者の認定」がなくても、蛇口のパッキン、蛇口の交換など小規模な工事ができます。
そのため、水道修理業者の中には大規模な工事で必要な「指定工事業者」がない業者もいるんです。
もしも上下水道の工事を希望する場合は、「指定工事業者かどうか?」確認してから見積もりの依頼をしましょう。
指定工事業者
専門の知識、専属技術者を備え各自治体の水道局から認められている業者です。
先に説明した通り、水道修理業者の中でも上下水道の工事ができます。
また、水道局の指示により工事が必要な場合。 実際に工事をおこなうのは、水道局から依頼を受けた指定工事業者です。
対応時間は24時間のところもあれば営業時間が決まっているところなど、事業所によってさまざまです。
ちなみに、基本的に指定を受けた自治体以外の工事はできません。
現在各地方自治体の水道局公式ホームページでは、認可を受けた業者が検索できます。 もしも指定工事業者に依頼を考えているのなら、お住いの自治体の水道局公式ホームページから検索してみましょう。
住宅設備メーカー
住宅設備メーカーとは、エアコン、トイレや給湯器など生活に関わる設備、機器を販売している会社です。
基本的に住宅設備の設置、水漏れは、水道修理業者など専門業者が対応します。
しかし「購入した商品に不具合があった。メーカーのアフターケアや保証が付いている」場合には住宅設備メーカーが対応します。
商品の補償や交換をしてくれるはず、まずはメーカーに相談しましょう。
水道局
自宅の水道メーターのガラスが割れた、公道下の配管が壊れたらしく水浸し…。
こういったケースは水道局の管轄です。
基本的に水漏れ被害の修理費は「自分の敷地内」で発生したら「家主の負担」 「公共の敷地」で発生したら「水道局の負担」になり、上のようなケースでは修理費はかかりません。
ただし、少しややこしいのが「どこからどこまでが水道局の管轄になるか?」が分かりにくいこと。
例えば、「水道局がおこなっている水道メーターの交換には費用はかからない。 しかし、水道メーター付近にある水の元栓バルブの交換は利用者負担」 など判別が難しいケースもあるんです…。
水道メーターや敷地外の水漏れについて気になったら、まずは、水道局に連絡しましょう。
管理会社
水漏れの規模や原因に関わらずアパートなどの集合住宅にお住まいの方は、水漏れが起きたらまず管理会社に連絡しましょう。
賃貸物件の場合、水漏れの修理費用が家主の負担になるか、管理会社や大家さん負担になるか?原因や水漏れ箇所によって分かれます。
後述の「集合住宅で水漏れ発生!水漏れの相談は誰にすればいいの?」で詳しく解説していますが、場合によっては借主が修理費用を払わなくてもよいかもしれません。
さらに、管理会社が提携している水道修理業者がいる場合もあります。 勝手に広告で見かけた会社に連絡をすると、管理会社と後々トラブルになるかもしれません…。
水漏れが発生したら、水の元栓を閉めて水を止めてから管理会社に連絡しましょう。 ちなみに集合住宅の場合、水の元栓は玄関近くの水道メーターの近くにありますよ。
水漏れをどこに相談すればいいかわからない…、なら、水道110番に聞いてみて!
水漏れの相談先は大きく、発生した場所によって異なります。
集合住宅の方は水漏れの規模、原因に関わらず管理会社や大家さんにまず連絡しましょう。
そして、連絡を終えた集合住宅の方。 どこに水漏れの相談をしてよいかわからない方は、【水110番】に相談しましょう。
【水110番】は、24時間365日対応可能。 全国どこでも対応しており、次に何をすべきか必ず教えてくれます。 そして、最短15分で現場に駆け付け対応してくれます。
水漏れの相談でまだ悩んでいるのなら、【水110番】に連絡しましょう!
水漏れの相談をどこにすればよいかわからない…。 なら【水110番】に相談しよう!集合住宅で水漏れ発生!水漏れの相談は誰にすればいいの?
アパートやマンションなどの集合住宅では、「水漏れ(水ぬれ)の責任は誰か?」で修繕費を払う人が異なります。 「でも、誰になるのか?」は、ケースによって異なるので、詳しく解説します。
こんな時どうなる?ケース別で責任者をご紹介
住んでいる集合住宅の欠陥工事
個人のミス(借主自身、近隣住民のミス)
自然災害
住んでいる集合住宅の劣化によるもの
住んでいるアパートの老朽化、使用しているうちに劣化した部分を放置した。 それにより、水漏れが発生した場合「マンション管理組合、管理会社や大家さん」など管理者に責任があります。
「水漏れの部分が、屋上からなどマンション全体の共有部分である」と分かれば、部屋の修繕費は請求されません。
住んでいる集合住宅の欠陥工事
欠陥工事の場合、施工業者の責任ため「施工業者」が修繕費などを支払います。
しかし、施工業者が倒産したなどの場合は「マンション管理組合、管理会社や大家さん」などの管理者が修繕費を支払います。
個人のミス(家主自身、近隣住民のミス)
個人のミスには、2種類あります。
1つは、部屋の借主自身が水漏れを発生させた場合。 2つ目は、近隣住民が水漏れを発生させ、それが別の部屋の住人にまで被害が及んだ場合です。
どちらのケースも、まずは大家さんや管理会社に部屋や水道の修繕費を支払います。 次に、近隣住民にまで被害を出してしまったら、住人同士で個別に対応します。
修繕費はどちらのケースも部屋の修繕は加入時に契約した「借家人賠償責任保険」で保障されるはずです。
借家人賠償責任保険は、部屋を借りるときに加入した保険です。 この保険は大家さんの被害を補填する保険のため、部屋や建物の修繕費が出るんです。
心配な方は、自分の契約書をよく確認してみましょう。
自然災害
大雨、地震や大雪などによる建物の水漏れは「マンション管理組合、管理会社や大家さん」など管理者が補償します。
ただし「台風なのに雨戸を閉めなかった。」など借り主に落ち度がある場合は、修理費用を請求される可能性があります。
もしも集合住宅で水濡れの被害にあったら
ある日突然、天井から水がポタリ、壁から水がジワッとしみてきた! 慌てて部屋から飛び出してしまいそうですが、まずは落ち着きましょう。 やるべきことを解説します。
まずは管理者に連絡、写真や動画を残しておこう
はじめに「マンション管理組合、管理会社や大家さん」など管理者に連絡します。
説明する際には「いつ、どこで、何が起きた?」をはっきり伝え、「いつ確認してもらえるのか?」を決めておきましょう。
次に、被害の箇所を写真や動画に残しておきます。 この時、水漏れの箇所だけでなく被害にあった家財道具があったら、それも撮影して残しておきましょう。
原因を探るときは落ち着いて。大家さんや管理者と一緒に探そう
例えば、「天井から水漏れしている、上には住人がいる。」のケースでは、上の住人が原因だと思いがちです。 しかし、天井からの水漏れにはさまざまなケースが考えられます。
例えば建物の管理が原因で起きたため、上の住人は水漏れに全く気が付いていないかも。 また、上の住人が原因だとしても急病で動けないケースもあり、部屋の合鍵が必要かもしれません。
どちらの例も大家さんや管理者がいるとスムーズに話が進みます。 まずは大家さんや管理会社などに連絡を取りましょう。
家財は原因によって被害の請求をする場所が違ってくるので注意!
濡れた家財の補償は、水漏れの原因が「住んでいる集合住宅」か、「近隣住民個人のミス」か?で異なります。
例えば、「建物が劣化して放置したため家財が水濡れの被害にあった」のであれば、責任は集合住宅の管理者になります。
しかし、「近隣住民が起こした水漏れ」による被害なら請求する先は近隣住民になります。
仮に近隣住民が水漏れを起こし、建物は集合住宅の管理者が保険で直したとしても、その保険では濡れた家財道具の補償まではしてくれません。 責任の所在をはっきりさせたうえで、話し合いに臨みましょう。
もしも集合住宅で水漏れの加害者になったら?!
うっかりお風呂の水を入れっぱなしで出かけて、帰ったら水浸し、しかもご近所さんにまで被害が出たよう! 水漏れの加害者なってしまったら、何をすべきかまとめました。
まずは管理者に連絡する。部屋は借家人賠償責任保険で補償されるはずだから大丈夫
まず落ち着いて大家さんや管理会社に報告、謝罪します。
現在の状況を報告し、次になにをすべきか指示を仰ぎます。
水漏れの保証は入居時に契約した「借家人賠償責任保険」が適用されるため、修理費はそこから補填されます。
ただし、借家人賠償責任保険が適用されるのは「建物の修繕費」まで。 被近隣住民の家財道具への被害までは保証されません。 近隣住民への補償は個別におこないます。
被害を確認、謝罪。保険で対応できるか確認しよう
近隣住民に水漏れの被害を出したら、できるだけ早く謝罪に向かいましょう。
個人の家財道具の保証は、大家さんや管理会社は通さず個人同士の話し合いです。 次に、被害の確認をします。
もし「個人賠償責任保険」に加入していれば、早めに保険会社に連絡し指示を仰ぎましょう。
個人賠償責任保険とは水漏れによる被害や物の破損など他人に被害を与えたときに、損害賠償金等を支払ってくれる保険です。
任意の保険のため、加入の条件、補償内容は個人よって異なります。 詳しい補償内容、条件などは、加入している保険会社にご確認ください。
まとめ
水漏れが起きたらまず、落ち着きましょう。
そして、水漏れの発生個所に対応した業者に連絡します。
しかし、「どこに連絡すればよいかわからない、水漏れの原因が分からない」場合には、【水110番】に相談しましょう。
【水110番】は24時間365日いつでも対応。 対応可能な業者を探し、次に何をすべきか的確なアドバイスをくれるはずです。 水漏れの相談でまだ悩んでいるのなら、【水110番】に連絡しましょう!