キッチン修理の基礎知識

• DIYでできるキッチンの蛇口交換｜シャワー付き蛇口も自分で対応可能

  キッチンの蛇口が古くなったり水漏れを起こしたりしたときには、交換を検討しましょう。

  • 蛇口の選び方

    キッチンの蛇口交換をするなら、まずはどの蛇口にするか選びましょう。
    蛇口の選び方のポイントは、種類と取り付け方です。

    キッチンでよく使用される蛇口には、ワンホール混合水栓やツーホール混合水栓、またシャワー付きのものもあります。
    それらの中から、どの種類の蛇口に交換したいかを決めましょう。

    ただし、基本的に蛇口の交換は同じ取り付け方のものにしかできません。
    そのため、ワンホールならワンホールに、またツーホールならツーホールへの交換となります。
    なおツーホールの蛇口に関しては、取り付けられている2つの穴の距離も同じでなければいけません。

    蛇口の種類とあわせて、取り付け方もしっかり確認して交換する蛇口を選ぶようにしましょう。

  • 蛇口の交換方法

    キッチンの蛇口を交換する方法としては、まずは止水栓を閉めます。
    止水栓を閉めずに作業をすると水漏れを起こすことになるため、必ず確認するようにしてください。

    その後は、モンキーレンチやプラス/マイナスドライバーを使って古い蛇口を取り外していきます。
    そして新しい蛇口を取り付けて、止水栓を開けて水が出れば作業は完了です。

    なお、シャワー付きのものに関しては単に蛇口の交換だけでなく、シャワーホースの交換も伴います。

  • 水道業者に依頼したときの費用

    キッチンの蛇口交換は自分でできる場合もありますが、慣れていないと時間がかかったり水漏れを起こしたりするおそれもあります。
    そのため、自信がない場合は水道業者に依頼しましょう。

    水道業者に依頼した場合の費用は、安ければ20,000円程度になります。
    これは作業料金や基本料金、また蛇口本体の料金も含まれた金額です。

    なお、作業料金はそこまで変動しないことが多いですが、交換する蛇口本体の料金で費用の総額は大きく変わります。
    選ぶ蛇口によっては、50,000円程度になることもあります。

    そのためキッチンの蛇口交換をする際は、予算内に収まる料金の蛇口を選ぶことがポイントです。

• 蛇口トラブルがあるならシンクの交換も考えよう

  キッチンの蛇口が古くなって水漏れなどのトラブルを起こすようになったら、シンクの交換も考えましょう。
  あわせて交換しておくことで、別々でおこなうよりも安く済ませることができます。

  • シンクの選び方

    キッチンのシンクを交換するうえでは、まずはシンクを選ぶ必要があります。

    シンクは大きく、キッチンの上からはめ込むオーバーシンクと、反対に下からはめ込むアンダーシンクがあります。
    また素材に関しても、ステンレスや大理石、ホーローなどがあります。
    そして選ぶうえでは、防汚性や耐熱・耐久性などもチェックすることが大切です。
    そのため、まずはこれらのポイントからどれにするかを選びましょう。

    ただし、シンクだけを交換できるのはすでにオーバーシンクかつシステムキッチンの場合です。
    アンダーシンクであったり、システムキッチンではなく流し台やガスコンロ台などがわかれているタイプだったりする場合は、シンクだけの交換はできません。
    この場合は、キッチンカウンターもしくはキッチンごとの交換が必要になります。

  • シンクを交換する方法

    シンクの交換をおこなう方法としては、システムキッチンでオーバーシンクであるなら、古いものを取り外して新しいものを取り付けるだけです。
    なお新しいシンクを取り付けたら、しっかりとコーキング処理をおこなって作業は完了となります。

    ただし、シンクだけの交換ができずキッチンカウンターごとの交換をする際は、コンロや蛇口の取り外しと取り付け作業も必要です。
    またキッチンごとの交換となるケースも含めて、非常に重いものを取り扱うことになるため、かなりの重労働で危険を伴います。
    さらに排水管との接続など、知識や技術が必要になる作業も伴います。

    そのため、自分でおこなうことはあまりおすすめとはいえません。
    安全に確実にシンクの交換をするためにも、専門業者に依頼することがおすすめです。

  • シンクの交換でかかる費用

    シンクの交換でかかる費用についてですが、シンクだけの交換であれば素材やサイズにもよりますが5万円程度です。
    ただし、キッチンカウンターの交換やキッチンごとの交換となれば当然費用は高くなります。

    キッチンカウンターの交換は20万円程度、キッチンごとの交換の場合は30万円程度になることが多いようです。
    とはいえ具体的な費用は素材やサイズなど、さまざまな要素によって変動するため、まずは見積りを依頼するようにしましょう。

• キッチントラブルを依頼する業者の選び方

  キッチンの蛇口交換やシンクの交換などは自分でできることもあります。
  しかし、確実に安全に、そして失敗なくおこなうには業者への依頼がおすすめです。
  ここでは業者の選び方を確認しておきましょう。

  • 豊富な施工実績がある

    キッチンは生活するうえでほぼ毎日使う水回りです。
    また、口にするものを扱う場所でもあります。

    そのため、できるだけ安心して任せられる業者に依頼したいところです。
    そこで大切になるのが、業者を選ぶときに施工実績が豊富かどうかを見ることになります。

    あわせて評判や利用者の声などを確認することも、信頼できる業者かどうかを判断する材料になるでしょう。

  • 相見積りをおこなう

    キッチンの蛇口交換にしろシンクの交換にしろ、かかる費用はケースバイケースです。
    そのため安くするコツともいえますが、業者を選ぶうえではしっかり相見積りを取ることが大切になります。

    また、見積りの内容にどんな作業内容を伴いいくらになるのかが明瞭かどうかも確認しましょう。
    業者のなかには不明瞭な見積りや安すぎる料金を提示したりして、後々高額な追加料金を請求してくるところもあります。
    そういった業者を利用しないようにするためにも、しっかり相見積りを取って業者を見極めるようにましょう。

  • アフターフォローがあるか

    キッチンを含め水回りにおけるトラブルを業者に依頼するうえでは、アフターフォローがあるかどうかも選ぶときにチェックすべきポイントです。
    業者の中には〇年保証というように制度を設けているところもあります。

    また、そんなアフターフォローが無料かどうかも見ておきましょう。
    無料でのアフターフォローがあるということは、それだけ自信を持っているということです。
    そのため、丁寧にしっかりと対応してくれる業者かどうかの判断材料になります。