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トイレが凍結する原因とは?凍結防止の対策としては水抜きがよい
トイレが凍結する大半の原因は、気温の低下によって引き起こされる給水管もしくは排水管がカチコチに凍ることです。 冬は、夜中から朝にかけて外の気温がとても低くなります。だいたいマイナス4度を下回るようでしたら、水道管内部の水が凍りやすくなるといわれています。 そのため、北海道など寒い地域に住んでいる人は、就寝前に給水管・排水管・トイレタンクの水抜きをするのがよいでしょう。そうすれば、翌日の朝に「水が出ない!」「水を排泄できない!」といった事態を防げますよ。 とくに冬の寒い時期は、外の低い気温で水道管が凍り、水が流れなくなることがあります。それに付け加えてトイレを使用していない時間が長くなると、その分水道管の中にある水が移動せず、じわじわと凍結していきます。 もしも数日間家を空けるようでしたら、凍結を予防するためにも、水抜きや不凍液などの凍結予防対策をあらかじめしておきましょう。 ちなみに、水道管が凍っていなくても、トイレのタンク内に溜まっている水が凍ることも。室外にトイレが設置してあったり、トイレがある部屋の室温が低いと凍るリスクが高まります。そういったトイレにはなおさら水抜きをしましょう。トイレの給水管と排水管|どちらが凍っているのか?
トイレが凍結したとき、給水管もしくは排水管のどちらかが凍っています。ここではそのどちらが凍結しているのかを見極める方法をご紹介します。・給水管が凍結→トイレタンク内に水が流れてこない
トイレタンク内に水が流れてこない、またはトイレの水がなくなるときは『給水管・止水栓・ボールタップ』のいずれかに問題があります。 止水栓が開いており、トイレタンク内に水を流し込む『ボールタップ』に異常がなければ、『給水管』に問題があります。冬場にこの症状が出た場合、給水管が凍結した確率は非常に高いです。 そのときは給水管に対して、のちにご紹介する『7つの対処法』を実行してくださいね。・排水管が凍結→トイレ便器内の水を流せない
トイレ便器内の水が流れないのであれば『排水管』に問題があります。寒い季節にこのような事態になったときは、排水管が凍ったと考えて良いです。その際は排水管に対して対処してくださいね。トイレが凍結!お湯やドライヤーなど7つの方法で対処しよう
水道管は、外の気温が低くなると夜中から朝方にかけて凍りやすくなります。朝トイレが凍結してしまいますと、流すことができなくなり、生活に支障をきたしてしまいますよね。
もうすでにトイレが凍ってしまって、流せないとお困りな方は、ぜひご紹介する7つの方法を試してみてください。
お湯をかける(0円 ※ガス代・水道代は別)
水道管が凍結してしまったら、お湯を沸かしてかけるのが一番手っ取り早いです。しかし、お湯をかけるときは、温度に十分気を付けてください。熱湯をかけてしまいますと、破裂するおそれがあるのです。
お湯をかけるときは、ぬるま湯である40度前後を目安にゆっくりかけましょう。このときに、水道管にタオルを巻きつけておくと、急激な温度の変化をやわらげることができますのでオススメです。
カイロをガムテープで巻きつける(500円~)
複数のカイロをガムテープで給水管・排水管にグルグル巻きにする方法です。カイロが発する熱で解凍効果を期待できます。多くのカイロは持続時間が10時間以上であるため、ある程度放置することができます。 お金はかけたくないけど、『お湯をかけるために何回もお湯を沸かして何度も行き来する』のが面倒な人は、この方法を試してみてくださいね。ドライヤーをあてる(1,000円~)
ドライヤーの熱風を水道管にあてることで、徐々に溶かしていくことができます。しかし、お湯をかけるときと同じように、水道管にタオルを巻きつけて、直接熱風を当てないようにするとよいでしょう。
また、ドライヤーと水道管の距離にも気を付けてください。あまりにも近い距離で熱風を当ててしまいますと、水道管の破裂に繋がりますのでご注意ください。
ヒートガンを使う(2,000円~)
もしもドライヤーの熱風をあてても解凍できないのであれば、ヒートガンを使いましょう。 ヒートガンとは500℃以上の熱風を送ることができる、ドライヤーのような形をした機器のことです。 ドライヤーは基本的に60℃前後までしか温度が上がりませんが、ヒートガンであれば500℃以上の熱風を出すことが可能です。そのため、ドライヤーよりも高い確率で解凍ができますよ。 安いモノであれば、ネットショップにて2,000円程度で購入できます。ドライヤーを使っても効果がなかったときは、ヒートガンを試してみてくださいね。 ただし、ヒートガンは非常に強力な熱風を出しますので、ヤケドやケガには十分に気をつけてください。また、いきなり高温で温めると給水管や排水管が破裂します。ヒートガンを使うときは、必ず40℃前後からスタートさせてくださいね。凍結防止ヒーターを巻く(2,000円~)
凍結を防止するために、水道管に巻き付ける用のヒーターが存在します。常に温めてくれる効果がありますので、解凍が可能です。
また、凍結防止ヒーターは非常に種類が豊富です。長さ・太さ・発熱量が千差万別ですので、購入する際はよく確認をしてくださいね。解氷機を使う(25,000円~)
ここまでやってもダメだったときは、解氷機を使いましょう。解氷機とはその名の通り、『モノの解氷』に特化した機器のことです。 解氷機の仕組みは付属しているクリップを水道管に挟み、電流を流した時の熱を利用して解凍するというもの。値段が高いのが玉に瑕ですが、効果は折り紙付き。ドライヤーやヒートガンを使ってもトイレの解凍ができなかったときは、解氷機を試してみてくださいね。 また、解氷機には『電気型・スチーム型(蒸気の力で解凍)』があります。自分の好みに合わせて購入してください。自然に溶けるのを待つ(0円)
一番手間がかからない方法は、外の気温が暖かくなるのを待つことです。とても時間のかかるやり方ですが、お昼ごろになれば、外の気温も温かくなり、氷が溶けてくれることがあります。
しかし、一日中気温が低いままの状態が続きますと、なかなか自然には溶けてくれませんので、その場合は他の対処法を試した方がよいでしょう。
また、冬の時期になると夜中から朝方にかけて、外の気温がぐっと下がります。だいたい気温がマイナス4度を下回ると、トイレや水道管が凍結してしまうといわれています。
そのため、朝起きてトイレを使用したときに水が流れないなんてトラブルが起こってしまいます。もしトイレが凍結してしまったら、お湯をかけたりドライヤーの熱風を当てたりして氷を溶かしましょう。
お湯を使用する場合は、ぬるま湯である40度前後の状態でゆっくりとかけてください。熱湯をかけてしまいますと、破裂するおそれがありますのでご注意くださいね。
もしもよりスピーディーにトイレの解凍をしたいのであれば、水110番にお任せください。水110番であれば現場に最短15分で到着します。迅速にトイレを利用可能にしたいときは、水110番にご相談くださいね。 また、水110番ならほかにも以下の特徴があります。totoやinax製トイレのウォシュレットが凍結したときの対処法
トイレが凍結してしまいますと、ウォシュレットも凍結することが。そうなるとウォシュレットを使えなくなります。こんなのは困りますよね。 そこでここではウォシュレットが凍結したときの対処方法を、『toto製品』『inax製品』別で解説します。トイレ便器がtoto製品の場合
トイレがtoto製品なのであれば、以下の方法でウォシュレットを解凍してくださいね。これでtoto便器のウォシュレットを解凍できます。toto製品のウォシュレットから水が出ないときは、この方法で解凍してくださいね。 また、トイレ室内に暖房が設備されているのであれば、暖房も入れましょう。解凍スピードが上がりますよ。
トイレ便器がinax 製品の場合
トイレ便器がinax製ならば、次の手順に沿ってウォシュレットを解凍してみましょう。これでinax便器のウォシュレットを解凍することができます。意図せずしてウォシュレットが凍結してしまったときは、この方法で解凍しましょう。 またtoto製品同様、室内の暖房を入れれば、早めの解凍が期待できます。試してみてくださいね。
トイレ凍結を防止!水抜きや不凍液など7つの方法で予防しよう
トイレの凍結は日頃から防止することができます。外の気温がマイナス4度を下回りそうだなと感じたら、早めに予防しておきましょう。
水抜きをする(0円)
そもそもトイレが凍結するのは、水道管内部に溜まっている水が凍ってしまうことが原因です。夜中から朝方にかけて凍りやすくなりますので、夜寝る前に水道管の中にある水をあらかじめ抜いておきましょう。
水抜きをする方法としては、まず止水栓を閉めて給水を止めます。次に、レバーやボタンを押すことで、中に溜まっている水を流すことができます。
使用しているトイレによっては、水を抜く方法が異なりますので、説明書をよく読んでおこないましょう。また、ウォシュレットがついている場合も、水を抜く必要がありますので、調べておきましょう。
再凍結防止スプレーをかける(200円~)
霜を解氷してくれるスプレーです。そのため給水管や排水管に再凍結防止スプレーをかけることで、管の周りに霜が付着することを防げます。 値段も手ごろですので、水抜きと合わせて実行すれば、コスパの高い凍結予防ができます。試してみてくださいね。保温テープを巻き付ける(300円~)
保温テープを給水管もしくは排水管にグルグル巻きにすることで、管内の温度を高めます。そうすることで、管内の水が凍結することを防ぐことができます。水抜き・保温テープと併用すれば、相乗効果を期待できますよ。 購入費用が安いので、予算が限られているときは試してみてくださいね。不凍液を使う(700円~)
不凍液とは凝固点(液体が固まる温度)が水よりも低い液体のことです。不凍液は水だと凍ってしまうような極寒の中でも凍りません。そのため水が凍結する(=体積が膨張する)ことで給水管が破裂する状況でも、不凍液であればそのような事態を回避できます。 不凍液は基本的に排水管に流し込んで使います。トイレに不凍液を使うのであれば、以下の手順に沿って使用してください。そうすれば、トイレの排水管が凍結することを未然に防げます。この2ステップで完了です。トイレの凍結予防をしたいのであれば、この方法を実行してくださいね。 また、風呂などの排水管の凍結が心配なのであれば、そういった場所にも不凍液を流し込むとよいでしょう。そうすれば排水管が凍る事態を防げます。 ちなみに、不凍液は車のウォッシャー液でも代用が可能です。というのも不凍液は猫などの動物に対して毒性があることも。そのため猫を飼っている人はウォッシャー液で代用する方がよいかもしれません。検討してみてくださいね。
凍結防止剤を使う(4,000円~)
水抜きをおこなったとしても、封水と呼ばれる水が奥底に溜まっています。この水は下水から上がってくる臭いを防ぐ効果があるものなのですが、状況によってはこの封水も凍ってしまうことがあるため、凍結を防がなければいけません。
封水の凍結を防ぐには凍結防止剤がおすすめです。凍結防止剤は、グリセリンやエタノールが主成分になります。説明書をよく読んで、封水に混ぜておけば、自然に凍結を防いでくれますので、外の気温が低いときに使用するとよいでしょう。
凍結防止ソケットを使う(4,700円~)
凍結防止ソケットとは、水温が2.5℃以下になると水を一定量排出し、凍結を未然に防いでくれる配管パーツのこと。 凍結防止ソケットを使うことで『水抜き栓を備えていない配管』でも凍結防止が可能です。トイレだけでなく風呂やキッチンなどへの給水管が凍結するのを防ぎたい人は、試してみてくださいね。凍結防止水栓を使う(6,000円~)
こちらも水温が2.5℃以下になると、自動で水を排泄してくれる優れものです。凍結防止ソケットと異なる点は『水栓(蛇口)』であること。そのため凍結防止ソケットよりも取り付けが簡単になっています。 価格はソケットよりも高いですが、取り付けハードルのことを考えると、こちらの方がおすすめです。トイレだけでなく家全体の給水管が毎シーズン凍ってしまう方は、導入を検討してみてくださいね。 また、自分でおこなった予防策に自信がないときは、いちど水110番にご相談ください。あなたの状況に最適な予防策を提案させていただきます。【緊急トラブル!】解凍の際に給水管が破裂したときの対処法
トイレに溜まった水が凍結してトイレに亀裂が入った、水道管が凍結により破裂してしまったなどの場合は、すぐに元栓を閉めましょう。
また、水が流れないなと感じたら、まずはどこかで破裂をしていないか確認しましょう。水道メーターを確認すれば、使っていなくても水が漏れているのが分かります。もし元栓の場所が分からないようでしたら、破損した部分をタオルやテープで塞ぎましょう。