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トイレ汚れの種類|黒ずみは水垢で黄ばみは尿石
トイレの汚れには様々なものがあります。ここではまず、トイレで発生しがちな4つの汚れとその除去に有効なアイテムをご紹介しますね。トイレ汚れの種類
✓黒ずみ(カビと水垢による汚れ)
✓ピンクの汚れ(菌による汚れ)
✓黄ばみ(尿石による汚れ)
✓茶色い汚れ(頑固な尿石汚れ)
【トイレ汚れに関する簡易表】
2021年1月11日現在
要点 | 黒ずみ・ピンク汚れ | 黄ばみ・茶色い汚れ |
トイレ汚れの種類 | 酸性の汚れ | アルカリ性の汚れ |
効果的な掃除アイテム | 重曹(弱アルカリ性) | クエン酸(弱酸性) |
黒ずみ(カビと水垢による汚れ)
トイレの黒ずみ汚れはカビと水垢によってできることが大半です。そのためトイレ便器の黒ずみは酸性寄り(中性~弱酸性)の汚れに分類されます。 酸性の汚れはアルカリ性クリーナーに弱い傾向にあります。つまり、酸性汚れであるトイレの黒ずみはアルカリ性クリーナーを用いると落としやすいわけです。★黒ずみ汚れは酸性➡重曹が効く!
アルカリ性クリーナーの中でおすすめなのが『重曹』です。重曹は別名『炭化水素ナトリウム』とも呼ばれ、掃除に重宝するアイテムのことです。 そして重曹はベーキングパウダーやベーキングソーダの主成分でもありますので、人肌に優しいのが特徴。しかも重曹は弱アルカリ性であるがために、酸性汚れである黒ずみを効果的に除去できるのです。 それだけでなく重曹は『300円前後/1㎏』で売られていることもあり、コスパがいいのが魅力。 「トイレの黒ずみ汚れをスピーディーに落としたいけど、お金はかけたくない」ときは、アルカリ性を有しておりコスパもいい重曹を使ってみてくださいね。 なお重曹でトイレ便器を掃除する方法は『重曹とクエン酸で汚れを効果的に落とす手順』でご紹介しています。重曹を使ったトイレ掃除の仕方を知りたい人は、チェックしてみてくださいね。ピンクの汚れ(菌の付着)
トイレでできたピンク色の汚れは以下2つの菌の内、どちらかが原因となっています。
≪ピンク汚れの原因となる菌≫
✓メチロバクテリウム
✓ロドトルラ
★メチロバクテリウム
メチロバクテリウムとは水道の水に存在する『貧栄養細菌』を指します。簡単に言うとバクテリアみたいなものですね。 このメチロバクテリウムはピンク色のコロニー(肉眼で見える集合体)を形成するために、トイレのピンク汚れはメチロバクテリウムであることが多いのです。 メチロバクテリウムは一般的に『中性~酸性』であることが多いために、酸性寄りの汚れに分類されます。そのためアルカリ性を備えた重曹だと、メチロバクテリウムを落としやすいです。★ロドトルラ
ロドトルラは酵母菌の一種です。『ピンクカビ』と呼ばれることが多いのですが、正確には酵母菌に分類されます。 ロドトルラもメチロバクテリウム同様に、ピンク色の集合体です。そのためロドトルラが繁殖した箇所は、ピンク色のカビが生えたように見えます。そしてロドトルラもメチロバクテリウム同様に、中性~酸性寄りの汚れに分類できます。 このことから、ロドトルラを除去するときはクエン酸や酸性洗剤を使うよりも、重曹などのアルカリ性クリーナーを使用した方が落としやすいですよ。黄ばみ(尿石による汚れ)
トイレの黄ばみの正体は『尿石』です。尿石とは尿内のカルシウムイオンが化学変化を経て結晶化した汚れを指します。要するに尿汚れのなれの果てが、トイレの黄ばみになるわけですね。 黄ばみを放置すると茶色い汚れに変化し、便器にこびりつきます。こびりついた尿石は落としにくいので、黄ばみの時点で除去するのがおすすめです。★黄ばみは弱アルカリ性の汚れ➡クエン酸が効く!
トイレの黄ばみ(尿石)の主成分は『カルシウムイオン』です。そのためトイレの黄ばみ汚れは『アルカリ性』になります。 アルカリ性の汚れは『酸性』に弱い傾向にあります。そのため弱酸性である『クエン酸』を使えば、黄ばみ汚れは落ちやすいですよ。 ちなみにトイレの黄ばみ汚れに限らず、クエン酸はタンク上の蛇口回りで発生しがちな『カルキ汚れ』にも効果的です。カルキ汚れとは『水道中の水に含まれるミネラルが固まった汚れ』を指します。 カルキ汚れの主成分は『カルシウム』です。そのためカルキ汚れはトイレの黄ばみ同様にアルカリ性の汚れに属します。つまり、酸性であるクエン酸に弱いということですね。 このことから、トイレの黄ばみ掃除にクエン酸を使うのであれば、ついでにカルキ汚れも落としてしまうといいでしょう。これを機会に、トイレ全体を掃除してしまいましょう。茶色い汚れ(頑固な尿石汚れ)
トイレで発生する茶色い汚れも尿石が原因です。ただし、茶色い尿石は黄ばみ汚れに比べて『頑固なこびりつき汚れ』であることが多いです。そのため茶色い汚れは一筋縄では落ちません。クエン酸だけでなく、タワシと併用して掃除するとよいでしょう。
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重曹とクエン酸で汚れを効果的に落とす手順
トイレの黒ずみ汚れ(カビと水垢)・ピンク汚れ(菌による汚れ)を重曹で、黄ばみ(尿石)・茶色い汚れ(こびりついた尿石)をクエン酸で落とす方法をご紹介しますね。トイレ汚れを落とす手順
1.重曹もしくはクエン酸スプレーを作成
2.該当箇所にキッチンペーパーを貼り付ける
3.スプレーを吹きかける
4.30分ほど放置
5.該当箇所を雑巾などで拭き取る
1.重曹もしくはクエン酸のスプレーを作成
まずは重曹もしくはクエン酸のスプレーを作成しましょう。スプレーにすることで該当箇所に拭きかけやすくなるからです。重曹もしくはクエン酸をスプレーにすることで、効率的に掃除をすることが可能になりますよ。 スピーディーに黒ずみ汚れ・ピンク汚れ・黄ばみ・茶色い汚れを落としたいときは、ぜひ簡易スプレーを作ってみてくださいね。★重曹スプレーの作り方
重曹スプレーの作り方はとても簡単。まずは重曹小さじ2杯分に水200ミリリットルを加えましょう。あとはよく混ぜてください。重曹が完全に溶けたら、スプレーボトルに重曹水を入れましょう。これで重曹スプレーの完成。簡単ですよね。 ちなみに、出来上がった重曹水にアロマオイルを数滴垂らしておくと、香りを楽しみながら掃除ができます。試してみてくださいね。★クエン酸スプレーの作り方
クエン酸スプレーの作り方も簡単です。粉末タイプのクエン酸小さじ1杯分に水200ミリリットルを加えてください。そしてよく混ぜましょう。クエン酸が溶けきったら、スプレーボトルにクエン酸水を入れてください。これでクエン酸スプレーが完成します。 また、クエン酸の入れすぎには注意してくださいね。クエン酸を入れすぎてしまうと液体がドロドロになるからです。 ドロドロになったクエン酸はスプレーの吐出口で詰まり、噴射することができません。これでは掃除ができませんよね。 このことから、クエン酸スプレーを作るときは粉末が多くならないよう、気をつけましょう。2.該当箇所にキッチンペーパーを貼り付ける
黒ずみ汚れ・ピンク汚れ・黄ばみ・茶色い汚れが発生している箇所に、キッチンペーパーを貼り付けましょう。キッチンペーパーをあらかじめ少しだけ濡らしておくと、トイレ便器に貼り付けやすくなりますよ。 また、黒ずみ汚れ・ピンク汚れ・黄ばみ・茶色い汚れが発生しやすい箇所は以下のとおりです。
≪トイレ汚れができやすい場所≫
✓便器のフチ
✓便座の裏
✓便器底の水が溜まるとこ
✓温水洗浄便座(TOTO製でいうウォシュレット)のノズル
どこか1か所を掃除する場合、他の場所も汚れている確率が非常に高いです。トイレ掃除をするときは、トイレ全体を掃除してくださいね。 ちなみに、キッチンペーパーではなくトイレットペーパーでも便器や便座裏に貼り付けることは可能です。ただし、トイレットペーパーだと水でボロボロになってしまうおそれが。そのため、ある程度の耐水性を備えているキッチンペーパーの方が使いやすいですよ。
3.スプレーを吹きかける
汚れが発生している箇所に貼り付けたキッチンペーパーめがけて、スプレーを拭きかけましょう。キッチンペーパーが液体でピッタリ張り付けばOKです。4.30分ほど放置
キッチンペーパーを貼り付けたら、あとは30分ほど放置しましょう。重曹であれば汚れをだんだん浮かせてくれます。クエン酸であればこびりついた汚れをジワジワと溶かしてくれますよ。 注意点としてはキッチンペーパーをすぐには剥がさないこと。あまりにも早くキッチンペーパーを剥がしてしまうと、重曹とクエン酸の威力を引き出せません。焦らずに30分前後放置してくださいね。 また、もしもキッチンペーパーを誤ってトイレに流してしまい、トイレつまりが発生したときは、トイレのつまりを取る道具はラバーカップ(すっぽん)だけ?各種道具の名前、価格、使い方を完全解説 をチェックしてみてくださいね。 自分でトイレつまりを解決させる方法がわかりますよ。5.該当箇所を雑巾などで拭き取る
30分が経ったら、キッチンペーパーを剥がしましょう。そして雑巾などで汚れを拭き取ってください。雑巾で拭き取れない場合はタワシを使ってくださいね。 もしもタワシを使っても落ちないのであれば、2~4の流れを数回繰り返しましょう。そうすればこびりついた頑固な汚れを落とせるはずですよ。 また、掃除をしている際にトイレの調子がおかしいことに気づいたときは、水110番にご相談ください。最短15分で現場に駆けつけ、無料で調査いたします。見積り後のキャンセルは無料ですので、お気軽にご相談ください。重曹やクエン酸でナチュラルクリーニング!
トイレの掃除方法に『ナチュラルクリーニング』というものがあります。これは自然由来の素材のみを使って掃除をする手法を指します。 ナチュラルクリーニングは食べ物や自然界に含まれる天然成分を使って掃除をしますので、肌への負担がとても少ない、安心安全の手法と言われています。 そして重曹やクエン酸はもともと自然界に存在する物質です。そのため、重曹やクエン酸はこのナチュラルクリーニングに分類されます。つまり、重曹やクエン酸は肌への負担が少ない掃除方法であるわけですね。 このことから肌荒れがひどい人や肌がもともと弱い人は、重曹やクエン酸などといった洗剤(クリーナー)を使ってみてくださいね。そうすれば、市販の洗剤を使うよりも肌が荒れにくいですよ。
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重曹とクエン酸で落ちない汚れにはこの洗剤!
重曹とクエン酸を使っても汚れが落ちないときは、以下のクリーナーを使ってみましょう。こびりついた汚れを簡単に落とせるかもしれませんよ。おすすめのクリーナー
✓セスキ炭酸ソーダ
✓電解水
✓中性洗剤
✓酢
✓酸性洗剤
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダとは天然の鉱石から生成されるアルカリ性クリーナーのことです。重曹よりも強めのアルカリ性なので、なかなか落ちない頑固な黒ずみ(カビ)やピンク汚れ(菌)もセスキ炭酸ソーダであれば落とせるかもしれません。試してみてくださいね。電解水
電解水とは水を電気分解することで『pH(ペーハー値)』をアルカリ性にした液体を指します。この電解水はナチュラルクリーニングに分類されますが、強力なアルカリ性を有しているのが特徴。 そのこともあり、重曹やセスキ炭酸ソーダでは落ちなかった汚れをでも、電解水ならスルッと除去できるかもしれません。一度トライしてみてくださいね。中性洗剤
中性の洗剤ということで、黒ずみ汚れ・ピンク汚れ・黄ばみ・茶色い汚れのいずれにも効果があります。つまり、広い万能性が特徴であるわけです。 もしも重曹やクエン酸が手元にないのであれば、食器用洗剤などの中性洗剤を使ってみてくださいね。酢
酢も酸性なので、黄ばみ(尿石)や茶色い汚れなどといった『アルカリ性の汚れ』に威力を発揮します。クエン酸が通用しなかったときは、試してみてくださいね。 ただし、食物酢やリンゴ酢には調味液などが入っており、掃除後にべたつくことがあります。そのため酢を使うのであれば、穀物酢やホワイトビネガーを使うとよいでしょう。調味液が混入していないこれらであれば、べたつきを抑えることができますよ。酸性洗剤
クエン酸や酢を使っても黄ばみ(尿石)や茶色い汚れを落とせないときは、酸性洗剤を使いましょう。酸性洗剤とはアルカリ性の汚れを落とすことに特化した洗剤のことです。そのため、尿石汚れに強い効果を発揮します。 ただし、酸性洗剤はクエン酸よりも肌への負担が大きいです。そのため酸性洗剤を使うときはゴム手袋を二重にして使うといいでしょう。クリーナーを購入できる場所は?
セスキ炭酸ソーダや酸性洗剤などといったクリーナーを購入できる場所は以下のとおりです。
≪購入できる場所≫
✓ネットショップ
✓薬局(ドラッグストア)
✓スーパー
✓業務用スーパー
✓コンビニ
✓100円ショップ
あなたにとって一番購入しやすい販売店で入手してくださいね。
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まとめ|トイレ汚れは重曹とクエン酸で掃除!
トイレ汚れは重曹とクエン酸で除去しましょう。黒ずみやピンク汚れといった『酸性の汚れ』であれば重曹が効果的です。 その一方で、黄ばみ(尿石)や茶色い汚れは『アルカリ性の汚れ』ですので、クエン酸が有効です。発生した汚れに応じて、重曹とクエン酸を使い分けてくださいね。 また、もしも重曹やクエン酸で汚れが落ちないときは、セスキ炭酸ソーダや酸性洗剤を使ってみてください。重曹やクエン酸よりもスムーズに落とせるかもしれません。いろいろと試してみてくださいね。 また、掃除をしているときにもしもトイレに不具合が発生したときは、水110番にご相談ください。最短15分で現場に駆けつけ、無料で原因を調査いたします。お見積り後のキャンセルも無料ですので、お気軽にご相談くださいね。
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