「緑青をどうやって落とすのかがわからない……」ということでお困りではありませんか。じつは蛇口に発生した緑青は、身近にあるアイテムを使って落とすことができるのです。また、緑青が頻繁にできてしまう場合は、「水漏れ」のおそれもあるため注意が必要です。
この記事では、緑青を落とす方法や水漏れを見抜く方法、業者に蛇口の修理や交換を依頼する際のポイントについてご紹介しています。緑青に関する知識を身につけて、対策を知りましょう!
目次
蛇口についた緑青の落とし方
「蛇口に緑色の不気味な汚れがついている……」と、はっ!としたことはありませんか。その汚れの正体は緑青(ろくしょう)と呼ばれるサビです。ここでは、自分で緑青を落とす方法について4つご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
緑青の正体は蛇口のサビ!
蛇口のほとんどは、真鍮(しんちゅう)といわれる金属でできています。真鍮は銅と亜鉛を混ぜてつくられており、この銅が酸素に触れることで酸化して、緑青(サビ)になってしまうのです。蛇口のほかにも、仏像や十円玉のような銅でできているものに、緑青ができることがあります。
緑青は人体に害はありませんが、蛇口が緑色にサビついているとお手入れがなされておらず、不潔な印象を与えてしまいますよね。緑青が気になる!という人のために、次はサビの落とし方についてご紹介していきます。
クエン酸を使った落とし方
クエン酸には、還元作用といってサビを除去してもとの状態に戻す効果があるといわれています。使用方法は以下のとおりです。
- クエン酸小さじ1に、水200mlを加え混ぜ合わせる(クエン酸水)
- キッチンペーパーにクエン酸水を含ませ、蛇口の緑青部分に被せる
- 乾燥を防ぐために、上からラップをかけておく
- 2~3時間ほど時間を置き様子をみる
- ラップとキッチンペーパーを外して、水かぬるま湯で流す
緑青の状態がひどい場合は、ここでご紹介したクエン酸水を使用した方法を数回繰り返してみてください。回数を重ねるごとに、頑固なサビも徐々に落ちやすくなります。
重曹を使った落とし方
重曹には、研磨効果があるためサビ落としに効果的といわれています。使用方法は以下のとおりです。
- 重曹に水を加えてペースト状にする(2:1の割合)
- 重曹ペーストを緑青に塗り付ける
- 時間を置き様子をみる(30分~1時間ほど)
- 歯ブラシなどでこすってサビを落とす
- 水かぬるま湯で流す
重曹は食品添加物として使用されているので、体に入っても安全な物質です。小さなお子様やペットがいるご家庭でも、安心して使用することができますよ。
お酢と塩を使った落とし方
重曹だけを使った方法では、サビを落とすことはできますが、蛇口がピカピカにならないこともあるようです。そういった場合は、重曹ペーストを塗り付けたところに、酢と塩を1:1で混ぜ合わせたものをかけてみてください。重曹だけのときよりも、サビ取り効果が期待できます。
薬剤を使った落とし方
クエン酸や重曹を使っただけでは、思うようにサビが落ちなかったというときは、サビ取り専用に販売されている薬剤を使用する方法もあります。薬剤を使用する際は安全を考えて、パッケージに記載されている使用方法や容量をよく読むことが大切です。
こすりすぎないよう掃除しよう
蛇口はメッキ加工されていますが、無理な力を加えると下の金属がむき出しになり、掃除前よりも余計にサビやすくなってしまうこともあります。歯ブラシで強くこすりすぎると、蛇口に傷がつきやすいので注意が必要です。歯ブラシを使ってこする際は、緑青の汚れがひどい部分だけにして、蛇口に傷がつかないように注意しながらおこなってくださいね。
緑青があるときは水漏れの危険信号!
緑青の正体はサビですが、体に害はありません。しかし、害がないからといって安心して緑青を放っておくと、「水漏れ」を放置することにつながることもあるのです。なぜ、緑青が水漏れと関係があるのでしょうか。
緑青ができる原因
緑青ができるということは、蛇口のメッキがはがれた部分に水がかかり酸化することが原因です。水漏れを起こしていると、水が常に蛇口についている状態になってしまうため、サビができやすいともいえます。このように、水漏れが起こっていると、緑青を作り出す原因となってしまうのです。
「緑青ができているみたいだけど、ほんとうに水漏れしているの?」という人のために、次はかんたんな蛇口の水漏れチェック方法についてご紹介していきましょう。
かんたんな蛇口の水漏れチェック方法
蛇口の水漏れをチェックする方法を以下にまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
- 水道メーターを確認する
- 給水管の接続部を乾いたタオルで拭き時間を置く
- 蛇口の先からポタポタ漏れがないか確認する
- 水道料金が高くなっていないか確認する
水道メーターはほとんどの場合、一軒家なら自宅敷地内の地面、賃貸なら玄関横に設置されています。水を使用していないのにメーターが動いていれば、水漏れしていることがあるのです。また、先月に比べて水道料金が高くなったと感じた場合も要注意です。水漏れが発生しているおそれがあります。
直接、蛇口からの水漏れを確認する際は、給水管の接続部についている水気をタオルで拭きとります。この間は、蛇口を使用しないでくださいね。数分後に拭いたところに水が付着していれば、水漏れを疑いましょう。
また、蛇口のハンドルをしっかり締めたはずなのに、先から水がポタポタと落ちてくる場合は、蛇口内部の部品が劣化して、水漏れが起きていることもあります。蛇口内部にあるパッキンの交換程度であれば自分でもできるので、次は、水漏れ対処法についてご紹介しましょう。
蛇口の水漏れ対処法
蛇口の内部には、パッキンと呼ばれる水漏れ防止のための輪っかになったゴム状の部品が取り付けられています。おもにパッキンには、三角パッキン、コマパッキン、Uパッキンという3種類が存在しています。これらのパッキンが摩耗していると、隙間から水が漏れてしまうため、定期的に交換することで水漏れを予防することができます。
業者をよんだほうがよいレベルとは?
パッキンの交換は、蛇口の構造をある程度知っていて、普段から工具を使い慣れている人なら難しい作業ではありません。しかし、業者に相談したほうがよいケースとはどのような場合なのでしょうか。
- 自分で対処できない水漏れが起きている場合
- 緑青がひどいので蛇口を交換したいという場合
蛇口からシューシューと水が噴き出していたり、緑青を長年放置して蛇口全体がサビで覆われていたりと、自分ではどうしようもできないという場合が考えられます。無理に触ると水が勢いよく噴き出し、辺りが水浸しになってしまうかもしれません。
また、蛇口全体に緑青がこびりついていると、それだけ蛇口を使用している年数が経過しているので、蛇口の交換のサインともいえます。蛇口を交換することで、いつも蛇口を使用する際に目についていた緑青も気にする必要がなくなりますよ!
蛇口の修理・交換にかかる料金
蛇口の修理や交換を依頼した際にかかる料金は、業者によってまちまちです。また、交換する蛇口の種類や作業の難易度によって費用に差がでてきます。以下に、業者依頼した際にかかる費用相場をまとめていますので、参考にしてみてくださいね。
- 蛇口交換:10,000~15,000円
- パッキンなどの部品交換:4,000~10,000円
料金の内訳には、基本料金・出張費・作業料金が含まれています。また、早朝や深夜の作業には、割増料金が発生することもあります。業者依頼する際は、見積りをしっかりと確認して業者が作業に入る前に、疑問点は解消しておきましょう。作業に入ってしまうと料金が発生してしまうからです。
弊社では、どなたでもわかりやすい料金体系となるために、基本料金・出張費・作業料金をコミコミ価格でご提示いたします。お見積りにご不明な点がございましたら、その場で丁寧に回答させていただきますので、安心してご利用ください!
水漏れ修理を依頼する業者の選び方
もしも、ご自宅の蛇口に緑青がみつかるなどの水漏れの疑いがあった場合は、はやめに業者に相談することをおすすめします。ここでは、業者依頼する際に注意すべきことを、4つご紹介します。
相見積りをとる
まずは、2~3社以上の業者から見積りをとりましょう。相見積りのよいところは、料金の内訳とサービス内容を比較することができる点です。料金が安く見積もられていれば、なにかサービス内容に漏れがあるかもしれません。反対に料金がほかと比べて高すぎると、いらないオプションがついていることもあります。
費用の明細がはっきりしている
見積りをみたときに、費用の明細がはっきり記載されているか確認することが大切です。総額だけ、ポンっと記載されていると、もしかするとあとから追加料金を請求されるケースもあります。費用の明細がきちんと記載されていれば、業者が作業に入る前に料金を確認することができるので、安心して任せることができますよ。
水道局指定免許をもっている
業者の信用度を確かめるひとつの方法に、「水道局指定免許」をもっているかというポイントがあります。この免許は、給水装置や排水設備に関する工事をおこなう際に必要とされているものです。蛇口や部品の交換などの軽微なものに関しては、免許がなくてもできます。
しかし、無許可の者が作業をしたことにより、水質に異常がでるなどした場合は、責任を問われてしまうこともあるのです。免許をもたない業者に蛇口の交換を依頼すると、施工に失敗するリスクが高まってしまいます。
お金を払って施工してもらったはずなのに、水漏れが起きてしまったとならないためにも、業者依頼の際は、「水道局指定工事業者」という肩書きがあるか確かめてから、依頼すると安心です。
実績や口コミを確認する
業者のホームページをみると、施工実績を掲載しているところがあります。過去のお客様からの口コミが載っている場合もあるので、業者を決めかねているという人は業者選びの判断材料に使ってみるのもよいでしょう。時間がない人は、業者の比較サイトを参考にすれば手短に業者選びができますよ。
弊社は、上記でご紹介したような業者選びのポイントを押さえて、お客様から利用していただきやすい仕組みをつくっています。見積りは、弊社加盟店スタッフが現地まで伺い状況を調査したあとで提示させていただきます。料金やサービス内容に不明な点があれば、その場で丁寧にご説明させていただきますので安心してご利用ください。ご相談をお待ちしております!