シンクの悪臭は防臭キャップが原因?交換方法やその他の対策について

シンクの悪臭は防臭キャップが原因?交換方法やその他の対策について

排水口を掃除しても取れない頑固なシンクの悪臭。その原因は、じつは汚れではなく「パイプの隙間」から漂う臭いなのかもしれません。通常、この隙間は防臭キャップで塞がれているのですが、防臭キャップの劣化やズレにより、下水の臭いが漏れてしまうことも……。

この記事では、防臭キャップの設置方法をはじめ、シンク下の悪臭を解消するためのさまざまな対策方法をご紹介します。この記事の内容をぜひ一度お試しいただき、不快な悪臭は一刻も早く消していきましょう。

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シンク下の悪臭は防臭キャップが原因?

シンクの下にから嫌な臭いがする場合、排水ホースと排水管パイプの隙間を塞ぐ防臭キャップの劣化・ズレなどによって漏れ出した下水の臭いである可能性があります。まずは防臭キャップの本来の役割を知り、正しく設置してあるか確認してみましょう。

防臭キャップの役割

シンクの下にある排水ホースは、床から出ている排水管のパイプと繋がっています。排水ホースと排水パイプの接続部分に隙間があると、そこから下水の臭いが漂ってしまうことがあるのです。そのため、隙間が出てしまわないように「防臭キャップ」と呼ばれるものを接続部分に装着していることがあります。

しかし、その防臭キャップ自体が劣化していたり、サイズが合っていなかったりすると隙間が防ぎきれず嫌な臭いが漏れてしまいます。シンクの下から悪臭がして気になるという方は、まず防臭キャップが正しく装着されているか確認するとよいでしょう。

防臭キャップが正しく設置してあるか確認しよう!

防臭キャップが設置されているかどうかは、床から出ている排水管のパイプと排水ホースの接続部分を見れば確認することができます。もし排水管のパイプが見えないとのことでしたら、下の板を取り外してみましょう。

防臭キャップが見えたら、異常がないか確認してみてください。浮いている場合は入れ込めば正しく設置されます。劣化していたり、サイズが合っていなかったりするようでしたら、新しい防臭キャップへ交換するとよいでしょう。もし接続部分に防臭キャップがないようでしたら、新しく設置してみましょう。

防臭キャップはホームセンターなどで手に入れることができます。取り付けは簡単で工具も必要ないので、ぜひチャレンジしてみてください。

シンク下の防臭キャップを自分で交換・設置する方法

防臭キャップを自分で交換、新しく設置しようと考えている方は、これからご紹介するサイズの選び方と取り付け方法をぜひ参考にしてみてください。

まずはサイズを確認!

シンク下の悪臭は防臭キャップで対処!

防臭キャップを正しく使うには適したサイズを用意する必要があります。なぜなら、サイズが違うとうまくはまらないほか、隙間が空いたままで効果が薄くなるからです。そのため、防臭キャップを用意するときは、あらかじめサイズを確認しておきましょう。

サイズを選ぶときのポイントは、排水口と排水ホースの直径を確認することです。キッチンと洗面所では排水口の大きさが異なることがあります。一般的に、排水口が32 mm、排水ホースが50 mmといわれていますが、マンションなどでは異なるので事前に計っておきましょう。

最近では、どんな大きさにも調整できる万能タイプの防臭キャップもあります。間違ってサイズの違いものを購入したいためにも、調整できる万能タイプを検討してみてください。

防臭キャップを取り付ける手順

まずは、シンクの下を確認して排水ホースを確認します。このとき、排水ホースにある水があふれてくる可能性があるので、タオルなどを用意しておきましょう。また、ぬれないよう周辺にものを置かないようにしてください。

排水ホースが床につながっているので、そこの箇所を開けます。排水管パイプにつながっているホースを外して防臭キャップを取り付けましょう。防臭キャップを取り付けて再度、排水管パイプにつなげれば完成です。

防臭キャップは正しく取り付けないと外れてしまうことがあります。また、排水ホースの取り外しや取り付けがうまくできていないと、シンクを使用しているうちに水漏れして、周囲が水浸しになってしまうおそれもあります。

失敗なく作業を終えたい方は、最初からプロの手を借りたほうが安心です。シンク下の悪臭は、保管している食材に臭いが移るおそれがあります。そうならないためにも、正しく対処して早期解決していきましょう。

防臭キャップ以外で考えられる悪臭の原因

定期的にシンク回りを掃除していても、臭いだけが消えないなどのトラブルも少なくありません。防臭キャップをしていても悪臭が解消できない場合は原因を調査し、適した方法で対処することが大切です。ここでは、自分でできる悪臭の解消方法をご紹介しますのでぜひ参考にしてみてください。

1.排水トラップが機能していない

悪臭の解消法

排水トラップとは、悪臭や害虫の侵入を防ぐための装置のことをいいます。中でも排水口にはワントラップと呼ばれるお椀を逆さまにしたようなトラップが設置してあるのですが、このトラップがきちんと取り付けてないと悪臭が上がってきてしまうことがあります。一度正しく設置してあるか確認し、破損している場合は新しく交換をするようにしましょう

2.排水トラップや排水管に汚れが溜まっている

排水トラップや排水管には油汚れが溜まりやすく、掃除をしていないとそこから臭いが漂ってくることがあります。しばらく掃除をしていなかったという方は、この機会に掃除をしてみてはいかがでしょうか。2種類の掃除方法についてご紹介しますので、ぜひ試してみてください。

1.重曹とお酢でキレイにする方法
排水管や排水トラップについた油汚れは、重曹とお酢でキレイにすることができます。

用意するものは、重曹、お酢、50度のぬるま湯です。重曹とお酢の割合は、2:1で使います。まずは排水口に重曹を回しかけてください。その上に、お酢をそそぎましょう。そしたら泡が発生するので、30~40分ほど放置してから、ぬるま湯をそそいでください。これで、汚れが落ち、臭いが解消されるのです。

2.パイプクリーナーでキレイにする方法
排水管や排水トラップを掃除するときは、ジェルタイプのパイプクリーナーもおすすめです。ホームセンターやスーパーなどで手に入ります。使い方は、ジェルを排水口に直接そそいでください。そそいだら約20~30分おいて、浸透させましょう。その後、多めの水でしっかり流すことで汚れが落ちます。

製品の使い方は取扱説明書に従いましょう。説明書の指示以上の時間で放置することは逆効果なので気をつけてください。長時間放置することでパイプの中でジェルが乾いてしまい、つまりの原因になるおそれがあるのです。また、強力な薬剤を使っているタイプもあるので換気は忘れずにおこないましょう

掃除や薬剤を使用しても悪臭が解消できない場合は、排水管の交換をおすすめします。長年排水管を使っているとパイプ内に汚れが蓄積し、固まってこびりついてしまうのです。そうなってしまったら薬剤を使用しても汚れが落ちづらいため、新しく交換したほうがよいでしょう。

3.水切りネットを交換していない

キッチンでは、ゴミをキャッチする水切りネットをゴミ受けで使っている人も多いでしょう。この水切りネットは定期的に交換する必要があります。なぜなら、放置することでゴミが腐敗し、ぬめりが発生する原因となるからです。腐敗したゴミは臭いが発生する前にキレイにしておきましょう。

4.補修テープ・防臭キャップが劣化している

防臭キャップではなく補修テープ防臭ゴムを使用して隙間を塞いでいた場合、これらが劣化していると臭いが漏れてしまうことがあります。一度接続部分を確認し、劣化していないか確認してみましょう。劣化していた場合は、新しいものへ交換するとよいでしょう。

5.排水管が劣化している

防臭キャップをしていても臭いが解消できない場合は、排水管と床の接続部分に問題があるおそれがあります。シンクの下に排水管が床と接続している塩ビ管のジョイントが外れていないか、劣化して亀裂が入っていないか確認していきましょう。外れていたら、しっかりつなげてあげ、亀裂が入っていたら、交換する必要があるでしょう。

上記を読んでも原因に心当たりがないときは、一度プロに点検してもらったほうがよいでしょう。シンク下からの悪臭は、排水管がつまりかけているサインかもしれません。料理の最中にシンクの水が流れなくなって大慌て……なんて事態になる前に、不安なことは早めにプロに相談しておくと安心です。

排水管の交換は業者に任せよう!

排水管の交換が必要になったら、業者に依頼をしてみましょう。しかし気になるのは費用ではないでしょうか。

水のトラブルを解決してくれる業者6社のホームページに記載されている料金の平均値を出したところ、排水ホースの交換にかかる費用は5,333円でした。しかし、排水ホースではなく金属製や塩ビ製の排水管である場合は、金額が高くなる傾向があります。

また、業者によっては、上記の金額のほかに基本料金出張費、交通費がかかることがあります。業者に依頼するときは、最初に見積りを出してもらい、内訳を確認してから依頼するようにしましょう。相場を知るためにも3社ほどの業者に相見積りしてもらうことをおすすめします。

どの業者に依頼したらよいかわからない場合は、ぜひ弊社にご相談ください。見積りも無料でおこなっておりますので、お気軽にお電話ください。

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シンクの嫌な臭いを予防するためにできること

毎日の食事で出るゴミは、極力シンクに流さないことが悪臭の予防につながります。そのため、日々の生活でできる悪臭の予防方法をご紹介します。日ごろから悪臭を漂わせないためにも自分でもしっかり予防していきましょう。

悪臭の原因の多くは食べカスなどを放置して腐敗することです。そのため、シンクには食べカスはもちろんのこと、油も極力流さないようにしましょう。油は、排水管につきやすく蓄積すると悪臭になるおそれがあります。油がついたお皿はティッシュなどでふき取ってから洗うようにしましょう。

また、排水管に汚れが付着しないよう、日ごろからこまめに掃除することが大切です。汚れが固まって悪臭が漂う前に、定期的にパイプクリーナーなどで掃除を心がけてください。

それでも、排水管の奥など手の届かない箇所で悪臭が発生することがあります。この箇所の悪臭は自分で掃除をすることができないので、業者に依頼しましょう。業者は高圧洗浄を使ってトラブルを解消してくれます。

掃除できないからといって放置すると、臭いが悪化するだけでなく、つまりとなって水漏れするおそれがあるので、すばやい処置が大切です。水のトラブルで困ったことがあればぜひ弊社へご相談ください。

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