剪定では、剪定道具の手入れや剪定時期などが重要になりますが、それだけではありません。どの位置で枝を剪定するのかが非常に重要になります。この位置次第では、その木が枯れてしまうか元気になるか大きく左右してしまう事があります。その剪定位置によって、以下のように三つに分けることができます。
・スタブカット
幹から離れた場所で剪定する方法です。幹の組織が傷口を塞ぐことが難しくなるため、枝の中から腐朽が進み、最悪の場合枯れてしまう事があります。
・フラッシュカット
幹に沿って、平らになるように剪定する方法です。一見してすっきりとした見た目になりますが、枝の根元にある幹の組織まで傷付けてしまうため、木に大きなダメージを与えてしまいます。
・ナチュラルターゲットカット
枝の根元にある盛り上がり(ブランチカラー)を残して剪定する方法です。周囲の幹の組織が切り口を覆い、短時間で塞いでくれます。剪定後に癒合剤を使用することで、更に腐朽菌や害虫の侵入を防ぐ事ができます。
太い枝を切る剪定の際には、三つ目のナチュラルターゲットカットが有効です。しかし、剪定の未経験者ではフラッシュカットを選択してしまう事が多いです。ごく一部の業者も間違えて行ってしまうこともあるようです。正しい剪定をご希望でしたら、まずは当サイトより剪定をご依頼ください。