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もみの木の剪定|小さく整える剪定・お手入れ・枯れる原因について

もみの木 剪定 切り方

クリスマスツリーのイメージが定着しているもみの木は樹高40mにもなる大木なので、ほどよいサイズで育てたいですよね。
木の大きさを調整するには剪定が必要ですが、「剪定ってどうすればいいの?」と困っていることでしょう。

もみの木の剪定は、松など他の針葉樹に比べると簡単です。
もみの木は自然に樹形が整いやすいので、基本的には不要な枝を取り除くだけだからです。

このコラムでは、もみの木のきれいな樹形と適度な大きさを保つためのポイントを解説します。

もみの木剪定のポイント
  • 剪定の時期は冬
  • 葉を残して切る
  • 大きくなったら芯止めで高さを抑える

このコラムを読めば、本物のクリスマスツリーを毎年楽しめますよ。

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もみの木の剪定時期は10月~3月頃

もみの木の剪定は、10月~3月頃の寒い時期におこなうのが最適です。

もみの木は寒さには強く暑さには弱い性質があり、寒い時期のほうが体力に余裕があるからです。

針葉樹であるもみの木の葉は、細くて表面積が小さいのが特徴です。
表面積が小さいと気温が低くても葉に含まれる水分が凍りにくいため、寒さで葉が傷んでしまうことがあまりありません。
反対に気温が高いときは葉から発散できる熱の量が少ないため、暑さで葉が傷みやすくなっています。

枝を切られると葉の量が減って光合成で作れるエネルギーが減ってしまうので、剪定はもみの木にとってダメージになります。
夏場の暑い時期に剪定をすると、ダメージを回復できずに枯れてしまうおそれがあるのです。

クリスマスツリーとして利用するなら、それに合わせて12月頃に剪定をして枝葉を整えておくのもおすすめです。

もみの木の剪定方法は間引き剪定と芯止め

もみの木の剪定で基本になる剪定方法は、間引き剪定です。
また、大きくなってしまったもみの木を小さく整えたいというときには、芯止めという剪定をします。

どんな方法なのかそれぞれ解説します。

間引き剪定

間引き剪定は、木にとって邪魔になっている枝を取り除く剪定方法です。
もみの木は基本的には自然と円錐形のきれいな樹形になる樹木なので、剪定で形を作ろうとする必要はありません。

間引き剪定で切り落とす枝は、以下のような枝です。

  • 他の枝と重なったりぶつかったりしている枝
  • 内側に向かって伸びる枝
  • 真上や真下に向かって伸びる枝
  • 葉が枯れたり葉がなくなったりしている枝

不要枝

不要な枝については、忌み枝の特徴と切り方のコラムもご参考ください。

枝を切るときは、枝の付け根部分で切りましょう。
途中で切って葉がない状態になると、その枝は枯れやすくなるからです。

もみの木は、葉がなくなった枝からは新しい枝が生えにくくなります。
短く整えたい場合は、葉の付いた短い枝が残る位置で切るようにしましょう。

芯止め

芯止めは、幹を切り落として木の高さを下げる剪定方法です。
切られた幹はそれ以上伸びなくなり、代わりに横に出た枝が生長していきます。

芯止め

1番上にある枝が伸びてまた背が高くなったら、その枝を再び芯止めします。
もみの木のように生長の早い樹木は数年に1度芯止めをして高さを下げることで、一定のサイズを保つことができるのです。

太い幹を切るには、剪定ノコギリを使うのがおすすめです。
剪定ノコギリは生木をスムーズに切れるように歯が粗めになっていて、片手でも使えるように角度が付いたノコギリです。

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幹を切るときは、横に出ている枝のすぐ上の位置で切りましょう。

途中で切るとその先端部分が枯れやすくなります。

芯止めをした切り口には、癒合剤(ゆごうざい)を塗っておきます。
癒合剤は木の切り口に塗る傷薬のようなもので、切り口から雑菌が侵入したり、乾燥したりするのを防ぐ効果があります。

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※2022年12月21日時点の税込価格です。

芯止めについては芯止めの方法と注意点のコラムでも解説していますので、ぜひご覧ください。

プロに剪定してもらう費用

「大きくなりすぎて自分では剪定が難しい」「失敗して枯れてしまわないか不安」というときは、プロに任せるのも有効な手段です。
ただ、業者に依頼するとなると料金が気になりますよね。

当サイト【剪定110番】に寄せられた剪定のご相談事例のデータを見ると、剪定料金の相場は以下のようになっています。

木の高さごとの剪定単価の相場
木の高さ 低木(3m未満) 中木(3~5m未満) 高木(5~7m) 高木(7m以上)
1本あたりの平均料金 ¥9,851 ¥14,796 ¥24,924 ¥38,044

集計期間:2021年1月~2021年12月(1,196件)
集計対象:弊社運営サイト全体における剪定の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出(※)し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。

剪定の料金は木の高さごとに設定されていることが多いです。
もみの木のように高く生長する木の場合、4万円近くの費用がかかることもあります。

ただし、この料金には剪定の作業だけでなく、剪定で出た枝ゴミの回収処分費用も含まれています。
剪定やゴミの処分にかかる手間を省け、きれいに整えられたもみの木が確実に手に入ることを考えれば、高すぎるということはありません。

実際の料金は業者ごとの料金設定や木の状態によっても変動します。
より正確な料金を知りたいなら、一度木を見てもらって見積りを出してもらうのがおすすめです。

剪定110番では、現地での見積りを原則無料(※)で対応している剪定業者をご紹介しています。
「料金を見てから考えたい」というご相談も大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

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もみの木の育て方

もみの木を健康的に育てるためには、剪定以外のお手入れも必要です。ここでは、剪定以外でやっておきたい、もみの木のお手入れ方法についてご紹介します。

水やり

お庭に植えているもみの木は、基本的に水やりは不要です。
ただし乾燥には弱いので、気温が高く土が乾いているときには水やりをします。
日中に水やりをすると蒸発した水分で枝葉が蒸れてしまうので、気温の低い早朝か夕方に与えましょう。

鉢植えの場合は乾燥しやすいので、夏場は朝と夕方の1日2回水やりが必要です。
冬も土をチェックして、乾いているようなら水やりをしましょう。

水やりこまめにするのではなく、土が乾いたときにたっぷりと与えるのがポイントです。
あまり頻繁に水やりをして湿った状態が続いていると、根腐れを起こすことがあります。

肥料

肥料は基本的に必要ありません。
もしも生育が悪いと感じるなら、新芽が出はじめる3月~5月頃に、速効性のある化成肥料を与えるのがおすすめです。

鉢植えがおすすめ

これからもみの木を育てたいと思っているなら、庭植えではなく鉢植えで育てるのがおすすめです。
生長が早いもみの木は、地植えにするとすぐに大きくなって、手入れが大変になります。
鉢植えだと根の長さが制限されるので、地上部も生長が穏やかになるのです。

鉢植えなら移動も簡単にできるので、クリスマスの時期には室内に入れて飾り付けを楽しむこともできます。

鉢植えにする場合、屋外の日当たりと風通しがよい場所で管理しましょう。
暑さには弱いので、夏に直射日光が当たる場所は避けます。

冬場も室内に入れると暖房の影響で乾燥してしまうので、基本的には屋外に置いたままにします。
クリスマスに室内に入れる場合は、最長でも1週間をめどに、早めに屋外に戻しましょう。

もみの木が枯れる原因と対策

もみの木は、正しいお手入れをおこなっていないと、枯れたり変色したりすることがあります。
もみの木が枯れたり変色したりするおもな原因3つをご紹介します。

  • 水不足・水のやりすぎ
  • 根詰まり
  • 害虫

水不足・水のやりすぎ

水やりが足りなかったり、与えすぎたりしていると、もみの木は弱ることがあります。

気温の高い日が続いたときなどに水やりしないと、乾燥によって弱るのです。
夏場に葉が落ちて来るという場合は、水切れを起こしているおそれがあります。

反対に、頻繁に水やりをして土が湿った状態が続いていると、根が呼吸できなくなって弱ることもあります。
葉が黄色や茶色に変色している場合、根腐れを起こしているおそれがあります。

水やりは土の状態を確認しながら、季節ごとに頻度を変えておこなうことが重要です。

根詰まり

鉢植えでもみの木を育てている場合、生長とともに鉢のサイズが合わなくなっています。
根の量に対して鉢のサイズが小さいと、水の吸収が悪くなるのです。

しっかり水を与えているのに葉が変色するといった水切れのような症状が出ている場合は、根詰まりを起こしているおそれがあります。

鉢植えのもみの木は2~3年に1度を目安に、ひと回り大きな鉢に植え替えをする必要があります。
植え替えの時期は、生長が穏やかで気候も温暖な春か秋頃がおすすめです。

もみの木の植え替え方法
  1. 今のものよりひと回り大きな鉢を用意し、底に鉢底ネットと鉢底石を敷く
  2. もみの木の根株の高さに合わせて底に土を敷く
  3. 今の鉢からもみの木を根株ごとそっと抜き取る
  4. 根や土を崩さないように注意しながら、新しい鉢に根株を置く
  5. 根株と鉢の間に土を入れ、棒などでつついて隙間を埋める
  6. たっぷりと水やりをして根と土をなじませる

根を切ったり崩したりすると弱りやすいので、できるだけ触らないように移し替えるのがポイントです。

害虫

アブラムシなどの害虫の大量発生によっても、もみの木は枯れてしまうことがあります。
もし葉っぱに変色や食害といった異変があったときや、実際に害虫を目にした際は、すぐに植物用の殺虫剤などで駆除しましょう。

植物用殺虫剤は、ホームセンターなどで手軽に購入できます。

住友化学園芸 殺虫殺菌剤 ベニカXファインスプレー 420ml  785円

※2022年12月21日時点の税込価格です。


もみの木が弱ってしまったときには、どのように対処するのがベストなのか一般の人には判断が難しいものです。
トラブルが発生したときには、樹木のプロである剪定業者に相談してみるのもおすすめです。

多くの剪定業者は単に枝を切るだけでなく、樹木の状態を確認して、健康に育つための処置が可能です。
害虫や病気が発生していれば、殺菌や消毒、施肥などの対処でトラブルを解決してくれますよ。

剪定業者探しは剪定110番にお任せください!

もみの木が大きくなりすぎたり弱ったりしているので剪定業者に頼みたいけど、「どこに頼めばいいのわからない」というときもありますよね。

そんなときには、ぜひ【剪定110番】にご相談ください。
剪定110番は、お近くの剪定業者をご紹介するサービスを提供しています。
もみの木の状態やご要望を弊社の無料相談窓口に伝えていただけば、対応できる最適な業者を選りすぐって手配します。

現地調査や見積りは原則無料で対応(※)していますので、実際の料金を確認したうえでじっくりご検討いただけます。

ご相談は24時間365日受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。

※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様の了承をいただいた上で、調査費用等をいただく場合がございます。

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