アンテナ工事業者の電話・訪問勧誘や契約で「詐欺かも……?」と思ったら、安易に契約をせずに一度冷静になって考えることが大切です。
詐欺業者は、人の心理を悪用して契約を迫ってきます。勢いにのまれてつい契約してしまうと、更なるトラブルが発生してしまうおそれがあるからです。
この記事ではアンテナ工事詐欺のよくある手口と対策方法、詐欺に遭わないために気をつけたい事柄について解説。参考にして、詐欺業者に騙されないように対処してみてください。
要注意!アンテナ工事詐欺業者の手口と対策
ここではとくに気をつけたいテレビアンテナ工事の詐欺の手口を3つご紹介します。安易に手口に乗ってしまわないように注意しましょう。
巧妙な話術を使って工事を強要する
NHKや総務省などの公的機関を名乗る、「4K8k放送の切り替えは義務」といった、一見正当性がありそうな言い方で工事を契約させようとする手口があります。しかし、実際のところは公的機関がテレビアンテナの営業を持ちかけてくることはありませんし、4K8K放送の切り替えも義務ではありません。
この2点をあらかじめ知っておかないと、騙されて契約してしまいかねないので覚えておくとよいでしょう。また、電話や訪問営業などで「工事をすると料金が安くなる」といった話を持ち掛けられるケースもありますが、これにも注意が必要です。いきなり営業を持ちかけられたときは、相手の言動をすべて鵜呑みにはせず冷静になる必要があります。
前払い金の支払い後に工事をせず逃げだす
「アンテナ工事をするためには前金が必要だ」と言い、実際に支払ったところで連絡がつかなくなって逃げられてしまう、前払金をねらうタイプのアンテナ工事の詐欺もあります。この手の詐欺に引っかからないようにするためには、そもそも前払いを要求する業者の依頼を断ることが大切です。
架空の利用代金を請求してくる
いわゆる「架空請求」「振り込め詐欺」とよばれるタイプのアンテナ工事詐欺です。たとえばハガキや電話、電子メールなどの手段で身に覚えのない請求を提示して、指定口座に料金を振り込ませる手口となります。架空請求の要求に応じて支払ってしまうと、後から支払い金を取り戻すことができない場合があるので、とにかく支払いをしないことが大切です。
また、身に覚えのないアンテナ工事の請求が飛んできた場合は、焦って振り込まずに一旦落ち着き、消費者生活センターや警察署などの場所へ相談するようにしましょう。その後は相談先のアドバイスを参考に行動し、これ以上架空請求業者に関わらないように注意するようにしてください。
アンテナ工事などの詐欺に遭わないよう心掛けること3つ
突然の電話やメール、訪問などのアンテナ工事詐欺の被害に遭う可能性のある出来事は、ある日突然起こるものです。そんなとき、つい相手の話の流れに惑わされてつい契約や支払いをしてしまわないようにしましょう。そのためには、これからご紹介する3つのことを心掛けておくのが大切です。
1.その場で安易な判断はしない
アンテナ工事詐欺業者は、人の弱みや心理につけこんで勧誘して契約を急かすことがあります。もし、「この業者は怪しい」と感じたら、話に流されて契約しないように決断を先送りにしたり、キッパリと断ったりすることが大切です。ただ、角の立つ断り方をしてしまうと、それが原因で別のトラブルが発生しかねないので言い方に気をつけなければなりません。
2.インターネットで情報収集をする
かかってきた電話番号や営業に来た会社名が判明しているのであれば、インターネットなどを使って情報収集する癖をつけておくことをおすすめします。念のため検索してみると、じつは詐欺業者からの電話番号であることが分かったり、実際に被害に遭った人の口コミなどが見つかったりするかもしれないからです。
このように、現状で把握できる範囲での情報をもとに、インターネット検索などを利用して調べていくことで、さまざまな情報が得られることもあります。あらかじめ情報をしっかりと把握しておけば、冷静な対処がしやすくなるでしょう。
3.詐欺で困ったら一人で抱え込まない
すでにアンテナ工事の詐欺被害に遭ってしまった、あるいは架空請求の連絡がしつこくて困っているなど、1人で対処するのが難しそうと悩むなら誰かの手を借りてみましょう。たとえば、信頼できる家族や友達などに相談をしてみることで、落ち着いた対処がしやすくなるかもしれません。
また、事情によりそれが難しい場合は、詐欺被害の専用窓口に連絡するのがよいでしょう。なお、詐欺被害に遭ってしまった場合は、警察署へ被害届の提出が必要になります。
信頼できるアンテナ工事業者の見つけ方とは
アンテナ工事詐欺ではなく信頼できる業者を探したい、というときはどうすればよいのか気になる方もいらっしゃるでしょう。そこで、ここでは信頼できるアンテナ工事業者を探すためのポイントについて解説していきます。
自社サイトの作りがしっかりとしているか
先ほどの話と少し重複しますが、信頼できる業者探しにおいても情報収集をすることはとても大切です。インターネットを用いて検討している業者の公式サイトを検索してみましょう。自社サイトの情報やつくりがしっかりしている業者であれば、ある程度信頼のおける判断材料になります。たとえば、以下に気をつけながらチェックしてみましょう。
【業者の自社サイトを見るポイント】
- 業者の会社概要が明らかになっているか
- 施工事例や実績を詳しく紹介しているか
- 利用の流れや料金体制など詳しく書かれているか
信用度の目安となるものがあるか
その業者が信頼できる「客観的な根拠」があれば、信頼できる業者の判断材料のひとつとして加えられるでしょう。たとえば、その業者がクレジットカード払いに対応しているかといった点。業者がクレジットカード払いを取り扱うには、カード会社から信頼を得られないとできないため、信頼度をはかる基準の“ひとつ”となるのです。
ただし、「クレジットカード=信用度が高い」と安易に考えてしまわないようにご注意ください。世の中にはフィッシング詐欺という、クレジットカード会社を偽ってメールなどの連絡を取り、カード番号などの入力をうながして情報を盗む悪質なものもあるからです。
また、この件以外にも言えますが、1点だけを見て安易に結論づけるのは詐欺に遭うリスクという意味ではあまりよいものではありません。あくまで1つの情報は参考程度としてとどめておき、ほかの情報とも照らし合わせながら総合的に検討することが、物事の判断をするうえで大切になるのです。
アンテナ工事料金が適切な相場であるか
提示されたアンテナ工事料金が相場と大きくかけ離れていないかといった点も重要です。以下にアンテナ工事を業者に依頼するときの費用相場についてまとめましたので、参考にしてみてください。
【アンテナ工事の費用相場】
アンテナ取り付け工事:約2~3万円
アンテナの向き変更:約1万円
アンテナの調整や交換修理:約2~3万円
なお、明らかに相場よりも高すぎる業者はもちろんのこと、安すぎる業者も注意が必要になります。あまりにもかけ離れた格安の価格である場合、後から追加料金が発生するなどの裏がある可能性もあるからです。
また、信用できる業者を選ぶ過程で、ぜひ弊社サービスを利用することも考えてみてください。弊社は、アンテナ工事をしっかりとおこなってくれる信用度の高い業者を紹介するサービスをしています。クレジットカード払い対応でも24時間365日受け付け可能なので、お気軽に相談することが可能です。
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