「アンテナの修理っていくらかかるの?どこに依頼したらいいの?」
アンテナの修理をしたくても、いくらかかるのかわからないと依頼をためらってしまいますよね。
アンテナ修理の費用は、修理内容によって大きく異なります。
例えば、アンテナの向きの調整だけなら安く済みますし、本体や周辺機器の交換をするなら高くなりやすいです。
アンテナ修理を依頼するときは、高額な支払いを避けるためにも費用相場を知っておきましょう。
この記事では、主に以下の内容をご紹介しています。
- アンテナ修理の費用相場
- アンテナ修理はどのようなときに必要なのか
- テレビが映らないときに自分で直す方法
- アンテナ修理が依頼できる場所
この記事を読めば、なるべくお金をかけずにテレビが再び見られるようになりますよ。
アンテナの修理・交換費用は4万円以内に収まる人が多い
アンテナの修理や交換を依頼する前に、大体の費用を知っておきたいという方は多いと思います。
そこで、弊社運営サイトにご相談いただいた9,986件の事例を調査したところ、平均金額は36,496円でした。
グラフで見てみると、全体の67%が4万円未満で修理・交換していることがわかります。
集計期間:2019/4/1~2022/4/1(9,986件)
集計対象:弊社運営サイト全体における地デジアンテナの修理・交換の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
アンテナの向きの調整だけで直るようでしたら安く済みますが、本体の交換や周辺機器の交換が必要になれば、高くなりやすいでしょう。
アンテナの交換が必要になれば、この機会に別のアンテナの種類に変えるのもよいかもしれません。
アンテナの種類については別記事「テレビアンテナの選び方」でもご紹介していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
詳しい修理・交換内容の費用相場は以下のとおりです。
- アンテナの向きの調整:平均29,790円
- ブースターの交換:平均36,245円
- 配線工事:平均19,778円
それぞれの平均金額の詳細をグラフで見てみましょう。
アンテナの向きの調整は平均29,790円
台風などの強風でアンテナの向きが変わってしまった場合、方向調整が必要になります。
アンテナの向きの調整は、平均で29,790円でした。
詳細をグラフで見てみましょう。
集計期間:2019/4/1~2022/4/1(626件)
集計対象:弊社運営サイト全体における地デジアンテナの方向調整の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
アンテナの方向調整は、10,000円~19,999円かかった人が多く、全体の25%いることがわかりました。
ごく簡単な調整で済む場合など、1,000円~10,000円で施工が完了した人も16%います。
ただし、屋根の上に登るのが困難な場合は、足場を組んだり、高所作業車を用意したりする必要があり、費用が高くなりやすいです。
ブースターの交換は平均36,245円
電波を増幅させるブースターが故障している場合は、交換が必要です。
ブースターの交換は、平均で36,245円でした。
詳細をグラフで見てみましょう。
集計期間:2019/4/1~2022/4/1(579件)
集計対象:弊社運営サイト全体におけるブースター交換の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
ブースターの交換は、3万円未満の人が全体の46.2%いることがわかりました。
ブースターだけでなく、アンテナも故障して交換が必要になった場合は、高くなることがあります。
配線工事は平均19,778円
アンテナから建物内に配線されているケーブルが損傷している場合、配線工事が必要になります。
配線工事は、平均で19,778円でした。
詳細をグラフで見てみましょう
集計期間:2019/4/1~2022/4/1(494件)
集計対象:弊社運営サイト全体における配線工事の施工実績
集計方法:対象の平均値を算出し、小数点以下を四捨五入
※大規模な施工など特殊なケースを除く費用の平均値を算出するため、上下2.5%の施工費用を異常値として集計対象から除外しています。
配線工事は、10,000円〜19,999円かかった人が多く、全体の34.2%いることがわかりました。
配線工事はケーブルを交換するだけですので、比較的安くなりやすいでしょう。
アンテナの修理にかかる大体の費用はわかりましたか?
次に、アンテナの修理はどのようなときに依頼するのかご説明していきます。
アンテナの修理はどのようなときに必要?
テレビが突然映らなくなった場合、必ずしもアンテナに問題があるとは限りません。
テレビが映らない原因は、屋内にある場合と屋外にある場合に分けられます。
屋内に問題がある場合 | 屋外に問題がある場合 |
|
|
テレビが映らない原因が屋内に問題がある場合、自分で直せる可能性があります。
詳しくは次の章でご紹介していますので、修理を依頼する前に試してみてください。
反対に、屋外に問題がある場合は、アンテナの修理を依頼する必要があります。
自分で修理しようと屋根の上など高い場所に登ると、落下する危険があるため絶対に止めましょう。
屋外に問題がある場合、以下のようなアンテナ修理をおこないます。
問題 | 修理内容 |
---|---|
アンテナ本体の傾き、倒壊 | 向きの調整、アンテナの立て直し、交換 |
アンテナ本体の故障 | アンテナの交換 |
アンテナを固定する支線のゆるみ | 支線の張り替え |
ブースターの故障 | ブースターの交換 |
アンテナケーブルの断線・接触不良 | 配線工事 |
しかし、実際にどのような修理が必要になるのかは、アンテナの状態を見てみないとわかりません。
あきらかにアンテナが傾いている、倒壊している場合はもちろん、屋内に問題がないようでしたら、アンテナ業者に一度調査を依頼しましょう。
アンテナ110番では、アンテナの調査や修理がおこなえる業者を多数ご紹介しています。
アンテナ業者をお探しの際は、ぜひお電話にてご相談ください。
テレビが映らないトラブルは自分で直せることもある!
テレビが映らない原因が屋内にあれば、自分で直せる可能性があります。
以下の方法を順番に試してみてください。
- テレビを再起動する
- 配線に抜けや緩みがないか確認する
- B-CASカードを差し直す
- チャンネルを再設定する
テレビを再起動する
まずは、テレビを再起動しましょう。
テレビが映らないとき、再起動で直ることがあります。
- テレビ本体の電源を切る
- テレビの電源プラグをコンセントから抜く
- 2分後、電源プラグを差し込む
- テレビ本体の電源を入れる
アンテナケーブルに抜けや緩みがないか確認する
再起動してもテレビが映らない場合は、テレビ周りのアンテナケーブルに抜けや緩みがないか確認してください。
アンテナケーブルがしっかり接続できていないと、電波がテレビまで届かずテレビが映らなくなることがあります。
B-CASカードを差し直す
配線を見直してもテレビが映らない場合は、B-CASカードを差し直してみてください。
B-CASカードは、テレビを見るのに欠かせないカードです。
B-CASカードが接触不良を起こしていると、テレビが映らなくなることがあります。
B-CASカードは、テレビの上や左右にありますので、差し直してみましょう。
B-CASカードの差し直しは、以下の手順でおこなってください。
- テレビの主電源を切る
- B-CASカードを取り出す
- B-CASカードのICチップをやわらかい布で拭く
- B-CASカードを元の場所に差し込む
チャンネルを再設定する
B-CASカードを差し直してもテレビが映らなかったら、チャンネルを再設定してみてください。
お住まいの地域の放送局に変更があった場合、チャンネルの再設定をしていないとテレビが映らないことがあります。
- リモコンの「ホーム」ボタンを押す
- 「設定」を選ぶ
- 「チャンネル設定」を選ぶ
- 「地上デジタル」を選ぶ
- 「再スキャン」を選んで決定を押す
これらの方法を試してみてもテレビが映らなかったら、屋外のアンテナに問題があるおそれがあります。
アンテナ業者に調査を依頼しましょう。
アンテナの修理が依頼できる場所は3つ
アンテナの修理は、以下の3つの場所で依頼できます。
- 家電量販店
- 近くの電気屋
- アンテナ専門業者
先に結論をいいますと、一番おすすめなのは「アンテナ専門業者」です。
その理由をそれぞれの特徴を比較しながらご説明します。
家電量販店
家電量販店では、家電の販売以外にも、アンテナの設置や修理などの工事も受け付けています。
しかし、実際に施工するのは下請け業者となるため、仲介手数料が発生して高くなることがあります。
また、家電量販店によっては、以下のように調査や見積りに料金がかかるところもあります。
見積り・調査費用 | |
ケーズデンキ | 見積り:3,300円 |
ヤマダ電機 | 出張費:2,200円 |
ビックカメラ | 出張費・調査費:2,200円~ |
ヨドハシカメラ | 無料 |
※2022年6月27日時点の調査。
※すべて税込み。
近くの電機屋
近くの電気屋でも、アンテナ修理を受け付けているところはあります。
ただし、電気屋さんはアンテナ工事を専門に扱っているわけではありません。
高所でのアンテナ工事は、慣れている人がいないと修理を断られてしまう場合があります。
また、電機屋ではエアコンの修理などアンテナ以外の工事の依頼も受けているため、予約がなかなか取れないなんてこともあります。
アンテナ専門業者
アンテナ専門業者は、アンテナの設置や修理などを専門におこなっている業者です。
直接施工をおこなってくれるため、仲介手数料がかかりません。
また、アンテナを専門に扱っているため、知識や経験が豊富で安心して任せられます。
このように、アンテナ専門業者であればスムーズに依頼できますし、費用も安くなりやすいです。
アンテナ修理の依頼先で迷ったら、アンテナ専門業者に依頼するとよいでしょう。
失敗しない!アンテナ業者のおすすめの選び方
アンテナ業者を探そうとインターネットで検索すると、たくさん出てきてどこに依頼したらいいのか迷ってしまいますよね。
業者選びで失敗したくない方は、以下の方法で業者を選ぶことをおすすめします。
- 現地調査、見積りが無料の業者を選ぶ
- 最低3社以上見積りを比較して選ぶ
詳しくご説明します。
現地調査・見積りが無料の業者を選ぶ
アンテナ業者を選ぶときは、現地調査や見積りが無料の業者を選びましょう。
アンテナ業者によっては、電波状況やアンテナの状態を調査したり、見積りを取ったりするのにお金がかかるところがあります。
現地調査や見積りにお金がかかると、「見積りの金額が思ったより高くてキャンセルしたい……。」と思っても、お金を支払わなければなりません。
そのまま依頼しなければ結局損をしてしまうため、業者を選ぶときは現地調査や見積りが無料の業者を選ぶとよいでしょう。
最低3社以上見積りを比較して選ぶ
アンテナ業者を選ぶときは、最低でも3社以上見積りを比較してから選びましょう。
アンテナの修理費用は、同じ施工内容でも業者によって異なります。
例えば、A社ではブースターの交換が13,000円でも、B社では16,000円する場合もあります。
1社しか見積りを取っていないと、万が一高額だった場合に損をしてしまうおそれがあるため、なるべく多くの見積りを比較しましょう。
アンテナ110番では、現地調査・見積りが無料※の業者を多数ご紹介しています。
見積りを取る際は、ぜひアンテナ110番にもご相談ください。
※対応エリア・加盟店・現場状況により、事前にお客様にご確認したうえで調査・見積りに費用をいただく場合がございます。
アンテナ修理の費用は火災保険を使えば安くなる!
台風などの被害を受けてアンテナ修理が必要になった場合、火災保険で安くなる可能性があります。
火災保険の補償範囲は、火災以外にも雹災(ひょうさい)、雪災、水災、落雷などの自然災害も対象です。
例えば以下のような場合、火災保険の対象となります。
アンテナの被害例 | 対象の補償内容 |
台風でアンテナが倒れて故障した | 風災補償 |
雪の重みでアンテナが曲がって故障した | 雪災補償 |
アンテナに雷が落ちて故障した | 落雷補償 |
ただし、以下の場合は火災保険の対象になりません。
- アンテナの経年劣化
- 免責金額以下の損害
- 対象の補償内容を契約していない
- 地震や噴火によるアンテナの故障
- 被害を受けてから3年以上経っている
火災保険を使うときは、契約内容をよく確認しておきましょう。
火災保険の申請方法
火災保険の申請は、以下の流れでおこないます。
- 保険会社に被害の報告をする
- アンテナ業者に修理を依頼する
- 必要な種類を保険会社に提出する
- 審査が通ったら保険金が支払われる
アンテナ業者に修理を依頼するときは、あらかじめ火災保険を使いたいことを伝えておいてください。
火災保険の申請に必要な見積書や被害状況の写真を用意してもらえます。
保険会社の審査で金額の請求が高額、自然災害が原因であることが疑わしいと判断された場合は、現地調査がおこなわれる場合があります。
審査が無事通ったら、保険金が支払われるでしょう。
火災保険の詳しい内容や受け取れる金額などは、別記事「アンテナ修理での火災保険の使い方」でご紹介していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
まとめ
テレビが映らなくなった、アンテナが倒れたなどアンテナの修理が必要になった場合、アンテナの修理・交換費用は4万円以内で収まる人が多いことがわかりました。
アンテナの調整だけで直れば安くなりますが、アンテナや周辺機器の交換が必要になれば高くなりやすいでしょう。
テレビが映らない原因が屋内にあれば、自分で直すこともできます。
アンテナの修理を依頼する前に、ご紹介した手順で直らないか試してみてください。
あきらかにアンテナが倒れていることがわかっていたり、屋内の問題ではなかったりした場合は、アンテナ業者に調査してもらいましょう。
アンテナ110番では、全国の加盟店からアンテナ修理のプロをご紹介しています。
アンテナ業者をお探しの際は、アンテナ110番にお任せください!