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【チェーンソー】目立てのコツと注意点
チェーンソーは使っていくうちに、刃が切れ味をなくしていきます。そのため、定期的に刃を研ぐ作業の「目立て」をおこなう必要があります。しかしこの目立ての作業のやり方や、頻度が分からない人も多いと思います。この記事ではチェーンソーの目立てのコツについて解説してきますので、ぜひ参考にしてみてください。
目立てをするタイミング
目立てはチェーンソーを使っていて切れ味が悪くなってきたら、おこなうようにしましょう。症状としては切りくずが細かくなったり、切断口から煙が出るようになったら、目立てが必要な時期にきています。
目立てをする方法
1.ヤスリを使った目立て方法
チェーンソーの目立てをするにあたって、まず準備として刃についた樹脂や切りくずなどの汚れをエアーガンなどでしっかりと落とすことです。こういった汚れが邪魔をして、目立てを十分におこなえないからです。またチェーンソーの刃を、いつも以上に強めに張っておきましょう。実際にヤスリを当てたときに、刃が動いてしまうことを防ぐためです。
では実際に、目立てをおこなっていきます。まずは刃先がつぶれていたり、欠けていたりなど、損傷が大きいカッターを見つけて目印をつけます。目印に向けてヤスリを両手で持って、内側から外側に向かってヤスリがけをおこなっていきます。
このときに刃に対して、ヤスリを均等にかけるために、ガイドバーの側面に対して90度に保つようにしてください。刃をつける角度は、刃の種類によって異なる場合がありますが、一般的には30度が目安のようです。ヤスリを前に動かすときに削って、引くときには刃から離すようにしましょう。
ヤスリをかけた場所が均一に明るく光っていれば、表面が均一に削れている状態の目安となります。状態です。最後にデプスという刃の隣についている突起物を専用のゲージを使って調整すれば、ヤスリを使った目立ては終了です。
2.ファイルガイドを使った目立て方法
ファイルガイドとは目立てをする際に、高さと角度を適切に保ちながらヤスリをかけることができる、ガイドとヤスリが組み合わせられた道具です。使い方として、まずファイルガイドの文字側を上に向けて、刃のデプスにファイルガイドを固定して目立てをしていきます。
目立てを失敗してしまうと……
目立てを失敗してしまうと、刃の角度が鋭利すぎて、刃が木に引っかかって止まったり、刃が鈍すぎて木が切れなくなってしまいます。最悪の場合はキックバックという、大けがにつながる危険な現象を起こすこともあるので、注意が必要です。
チェーンソーでの伐採はプロに任せると安心!
このようにチェーンソーの目立ては手間が多く、素人がおこなうのは難しいです。また伐採も知識のない素人がおこなうのは倒木などで下敷き事故になる危険性が高いので、おすすめできません。
ですので、チェーンソーの伐採は、業者に任せるようにしましょう。弊社の伐採110番には優秀な人材が数多く在籍しているので、安全に伐採をおこなうことができます。チェーンソーを使った伐採に悩んでいたら、ぜひ伐採110番まで相談してみてください。
【チェーンソー】その他のメンテナンス方法
チェーンソーを長く使うには、目立て以外のメンテナンスが必要です。こまめに点検をおこなうことで、チェーンソーの不具合や破損に気づくことができるからです。しかしチェーンソーのメンテナンス方法や点検するべき場所について詳しく知らない人が多いと思います。この章ではチェーンソーのメンテナンス方法について解説してきますので、ぜひ参考にしてみてください。
方法1:おかくずをキレイに取り除こう!
チェーンソーの汚れで一番溜まりやすいゴミは、おかくずです。おかくずは細かいので、本体内部のエンジン付近やエアクリーナーエレメントに入り込んで溜まっていきます。この部分はチェーンソーのなかでも不調になりやすい場所なので、エアダスターやブラシを使ってキレイにしてあげるようにしましょう。
方法2:オイル吐出量を確認!
オイルの吐出量が減っているのを放置すると、刃が劣化しやすくなります。チェーンソーの10センチほど先に白い紙や布を敷き、刃を2~3秒回転させてオイルが噴き出しているか確認しましょう。ほとんど出ていない場合はオイルの噴き出し口や通路にゴミが溜まっているおそれがあります。分解して汚れを取り除きましょう。
方法3:確認場所はほかにも!
ほかにも、確認が必要な場所はいくつかあります。メンテナンスをおこなう際には、アイドリング回転を確認する必要があります。アイドリング回転数とはエンジンが停止しているときに回転数のことをいいます。
調整方法としては本体側面にL、H、Tと書かれている穴がのうち、Tの穴の中にあるネジをドライバーで回すことで調整することが可能です。時計周りに回せば回転数が上がって、反時計回りで回転数を下げることができます。
調整をおこなった後に、実際に動作をさせて点検をおこないます。キンキンと耳障りなノイズが聞こえる場合には回転数が高すぎるので、調整が必要です。ほかにもチェックとして、オイルの給油や部品の傷や欠落を確認しましょう。
チェーンソーの正しい保管方法
チェーンソーを3週間以上の長期に渡って保管する際には、燃料タンクから燃料を完全に抜きとる必要があります。酸化して固形化したガソリンがエンジンを詰まらせてしまうためです。
ポンプなどを使ってタンク内のガソリンを抜き取った後、エンジンが停止するまで、空ふかしをおこないます。エンジン内の燃料を完全にゼロにすることで、エンジンの詰まりを防止することができます。
また安全のために、チェーンカバーをかけるようにしましょう。チェーンオイルタンクの中のオイルが噴き出しや本体下部から染み出すことがあるので、下に敷物を引いておきましょう。
チェーンソーでの伐採に不安を感じたら?
チェーンソーを使うには目立てだけではなく、さまざまなメンテナンスをおこなう必要があります。正しくメンテナンスをおこなわないと、チェーンソーがトラブルを起こす危険性があります。
チェーンソーを扱うことに不安を感じているのでしたら、業者を利用しましょう。弊社“伐採110番”では優秀なスタッフのいる数多くの伐採業者と提携しており、そのなかからお客様のご要望に沿う業者をご紹介しております。伐採でお悩みの際にはぜひ一度ご連絡ください。
チェーンソーでの伐採は慎重におこなおう!
木を伐採するのに便利なチェーンソーですが、使い方によっては大けがにつながる危険性があります。チェーンソーの事故を未然に防ぐためにも、この章ではチェーンソーを使うことで発生するリスクについて解説していきます。
チェーンソーを扱うリスク
チェーンソーの事故として一番危険なのが、切断中のキックバックです。キックバックとは、チェーンソーを使用しているときに刃が手前に跳ね返ってくる現象です。原因としては石や金属など切断できないものに当たったときや、切れ味が悪い状態の刃で切断しようとすると起こります。
キックバックが起きると、ものすごい速度で刃が跳ね返ってきます。最悪の場合に命にかかわる大けがにつながる場合があります。キックバック以外にも、チェーンソーの電源を切り忘れていてケガをしてしまう例があります。
ほかにも切断した木が自分のほうに倒れてきて、下敷きになってしまう事故もよく起きるそうです。このようにチェーンソーを使うことは最悪の場合に命にかかわる場合があるので、慎重に作業をおこなうようにしましょう。
伐採は自分と業者どちらがよい?
チェーンソーを使った伐採は、無理して自分でおこなわずに業者に任せるようにしましょう。先ほどの章で述べたように、チェーンソーを使った伐採は最悪の場合に命の危険につながる場合があります。
業者に頼むとお金がかかるので、利用することに抵抗がある人もいると思います。しかし命に関わるような事故が起きてしまえば、お金では解決することはできません。もし少しでもチェーンソーを使うことに不安を感じているのであれば、ぜひ業者を利用してみてください。長年の経験を持った職人が、安全に伐採をおこなってくれます。
業者に伐採を依頼するといくらかかる?
業者に依頼する際に、どれたけの費用がかかるか気になる人もいると思います。木のサイズによって値段は異なりますが、平均的1本あたり5,000円~15,000円の料金からサービスをおこなっているところが多いです。
しかし業者によっては、もっと安くおこなえる場合があります。状況によっても値段が変わってくるので、たくさんの業者で見積りをとることが大事になります。
弊社の伐採110番は多くの伐採業者と提携しているので、お客様の状況にあった業者をご紹介することが可能です。複数の業者で相見積りをとることもできますので、まずは1度ご相談ください。