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2019.07.01更新

木の切り方を必要な道具からご紹介!自分で伐採できるか確認しよう

自分で伐採する方法

【木の切り方】伐採を自分でやる方法

庭木が1本邪魔になった程度なら、自分で木を伐採してしまおうと考える人はいるでしょう。しかし、木を切るには必要な道具を用意し正しい手順でおこなうことが必要です。

また、どんな木でも伐採できるというわけでもありません。素人が伐採できる木には大きさなどの目安があり、それを超えるほど大きな木の伐採は危険です。

本コラムでは伐採に必要な準備や、自分でおこなう際の木の切り方、その他業者に伐採を依頼する場合の費用やメリットをご紹介します。

まずは自分で木を切る方法と必要な道具をみていきましょう。

自分で切れる木なのか確認する方法

高さのある木や幹の太い木は、一般の方には扱いが難しいものです。そのため、自分で伐採ができる木の大きさは「高さ3メートル・太さ直径20センチメートル」が目安とされています。

木の伐採をおこなう際、木が倒れる場所に建物や車があったり、人が通りかかったりすれば、建物や車が破損したり、通りかかりの人にケガを負わせるなど大きな事故につながるおそれがあります。

そのような場合に木が倒れないよう支えられる限界の大きさが、上記のサイズなのです。

使う道具と作業をする際の服装

木の伐採は上記で説明したように、倒れた先に人がいたり車などがあったりすれば、大きな事故につながるおそれのある危険な作業です。木を切る道具の用意はもちろん、服装にも注意が必要です。事前に用意しておく道具と服装は、以下の通りです。

【使用する道具】

  • チェーンソーまたはノコギリ
  • ロープ、滑車
  • ウインチ
  • シャベル
  • ゴミ袋
  • 除草剤

ロープ・滑車・ウインチは馴染みがないという方も多いと考えられます。以下に使用方法を簡単に説明いたしますので、参考にしてください。

ロープは、木にくくりつけて滑車とウインチにつなぎます。木を倒す際にウインチで木をひっぱってバランスを取り、倒したい方向に確実に倒れるよう重心を調節します。

【服装】

  • 防護服(周りの木や枝、チェーンソーでのケガ防止)
  • 防護メガネ(飛散する木くずなどを防ぐ)
  • ヘルメット
  • 手袋

伐採する木自体の枝はもちろん、周りの木やその枝でもケガをするおそれがあります。また、ノコギリやチェーンソーといった刃物も使用するので、厚手の防護服で身を守る必要があるのです。

また、木を切っているや木が倒れる際、木くずやノコギリやチェーンソーの刃が欠けて、自分に向かって飛んでくるおそれがあります。目に入れば最悪失明の危険性もあるので、防護メガネをつけて作業しましょう。

     

木を切る手順

道具や服装など、必要なものが揃ったら伐採をおこないます。手順が間違っていると、ケガや事故につながるおそれもあるので、正しい木の切り方をしっかりと覚えておきましょう。

手順1:木を倒す方向を決める

倒したい方向に車や建物などの障害物はないか、人が通らないか、別の木にひっかからないかなどを考慮して木を倒す方向を決めます。このときにロープや滑車、ウインチを木に取り付けておきます。

手順2:余分な枝を落とす

倒しやすいようバランスを整えるため、別の木にかかるおそれのある余分な枝を落とします。

手順3:受け口と追い口を入れる

決めた方向にきちんと倒せるよう切り込みを入れます。まずは倒したい方向に受け口を作ります。受け口としてまず、幹の3分の1くらいまで45度くらいの角度で切り込みを入れます。次に受け口の反対側に追い口という切込みを入れます。追い口を入れる際は、受け口よりやや上の高さに水平に切り込みを入れます。

このとき、幹の10分の1くらいは切り込みを入れずに残すようにするとよいでしょう。

手順4:木を倒す

切り込みを入れたら、追い口側から受け口のほうへ木を押すと、ゆっくり木が倒れます。決めていた方向に倒れるよう、必要があればロープで引っ張るなどして調整してください。

手順5:根っこを掘り出して整地

残った根っこはシャベルで掘り出します。完全に掘り出せるのが1番ですが、難しければ
できるところまで掘り出して、残りは除草剤を撒いて作業した場所がなるべく平らになるよう整えて枯れるのを待ちましょう。

切った木の処分方法

庭木の伐採は、木を切ったら終わりというわけではありません。伐採をした後の、木の処分までおこなう必要があります。以下に、処分方法の例をいくつかあげます。

  • ゴミ袋に入れて出す
  • 縛ってまとめて出す
  • 粗大ゴミとして出す
  • 不用品回収業者に引き取り依頼

木の処分方法はさまざまです。地域に伐採した木を回収してくれるセンターなどがあればそこに持参することもできますし、大きさや量によっては、ゴミとしての出し方が決められているケースもあります。

ゴミ袋に入れたり、縛ってまとめて処分する場合は、主に可燃ゴミとして出すことができます。しかし、枝の大きさによっては粗大ゴミとして処分する必要があります。どれくらいの大きさまでが可燃ゴミとして扱われるかを確認し、お住まいの地域ごとに決められたゴミ出しのルールに従って処分しましょう。

ノコギリやチェーンソーを使うのがこわいときは

伐採の作業はノコギリやチェーンソーを使えばご自分でもおこなうことができます。しかし、チェーンソーの場合は刃が木に引っかかったりして突然使用者のほうへ跳ね返るおそれもあり、素人が使用するのは危険です。また、ノコギリも刃が折れたり欠けたりしないとは限りません。

そういった危険を避けたい方は伐採業者に依頼することをおすすめします。道具の用意から伐採、整地にいたるまでの作業を伐採のプロが安全におこないます。

まずはご相談だけでも構いませんので、お気軽にお電話ください。

【木の伐採】業者に依頼する場合

自分で伐採をおこなうのは怖いし不安と思っている方は、伐採のプロである業者に依頼することをおすすめします。しかし、業者に依頼しようと思っても、工程や費用などがわからなくて頼みにくい、という方もいるのではないでしょうか。

ここからは伐採業者への依頼から作業完了までの流れや、費用相場などをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

依頼から伐採完了までの流れ

木の切り方を必要な道具からご紹介!自分で伐採できるか確認しよう

まずはお電話やホームページからお問い合わせいただき、ご相談内容をお聞きします。次に現地調査ですが、こちらは不要もしくは電話見積りのみを希望された方の場合はおこないません。こうした電話や現地での調査を通し、必要な情報が揃ったら見積りを出します。

そして見積り内容に納得いただいたら、正式な作業依頼をご決定いただいたうえでご希望の日から作業へと入ります。作業が完了したら、料金をお支払いいただき終了です。

業者によってはサービスの流れに多少の違いはあるかもしれませんが、大まかな流れは上記の通りです。作業や費用に関する相談は、現地調査のときなど見積りを出す前にしておくとスムーズに作業に取りかかれるでしょう。

伐採にかかる費用相場

伐採にかかる費用には、大きくわけて作業費と処分費との2つがあります。

・作業費
伐採作業自体にかかる費用のことで、木1本あたりの伐採費用や人件費、重機代などです。

・処分費
木を処分するにあたりかかる費用のことで、大きくてそのまま運べない木を小さくする処分や、木の運搬費や業者による処分代です。

木を1本切るのにかかる費用は、木の大きさや高さによって異なり、数千円~数万円と幅広く設定されています。また、高所作業が必要だったり、木の生えている場所が狭いために重機が入れなかったりして作業自体が難しい場合は、作業の難易度も費用に反映されます。

伐採費用が多くかかるパターン

先ほども軽く触れましたが、伐採費用が高くなる原因にはいくつかのポイントがあります。以下にまとめましたので、参考にしてみてください。

・木の大きさ
木の高さがあったり、枝が大きく広がって横に大きくなっていたりする場合

・木の生えている場所
民家のすぐ横や、近くに電線が通っている場所などは作業の難易度が高くなる

・抜根の有無
根まで抜き取る作業を希望するかどうか

・重機の使用の有無
作業に重機が必要か、また必要な重機の種類によっても費用が異なる

・無料サービスの有無
見積りや駐車場代、出張費などの無料サービスがあるかどうか

まずは無料相談・見積りを出してみよう

大まかな流れはお分かりいただけたかと思いますが、伐採費用は伐採を希望する木の本数や状況によって、費用が大きく異なります。

そのため、業者の利用を迷われている場合は、まずは見積りを出して費用の確認や相談から始めてみるのはいかがでしょうか。弊社の無料相談窓口は、24時間365日対応しております。いつでもご相談ください。

業者に伐採を依頼するメリット

高さのある木や幹の太い木は、一般の方には扱いが難しいものですが、高さ3メートル・太さ直径20センチメートル以内の木であれば、自分でも伐採することが可能です。

では、業者に伐採の依頼をするメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、業者に依頼するメリットと実際に業者を選ぶ際のポイントをお教えします。

安心・安全以外のメリット

木の切り方を必要な道具からご紹介!自分で伐採できるか確認しよう

伐採のプロである業者であれば、安心・安全な作業をしてもらえることはもちろんですが、業者に依頼するメリットはそれだけではありません。以下で、その他の具体的なメリットを確認してみましょう。

・木の大きさの制限がない
業者に依頼すれば、伐採できる木の大きさに制限がありません。重機も含め必要な道具も業者であれば揃っていますし、確かな技術があるので大きな木でも伐採が可能です。

・抜根が可能
自分でおこなう場合、根を完全に抜ききるのは難しい作業です。中途半端になってしまったり、除草剤で枯らす必要があったりすることも珍しくありません。大きな根の場合、抜いてしまうことで地盤が崩れるなどの危険もあるので、その点も含めて安全で完全な抜根が可能です。

・経験や知識が豊富
木の種類や状況によって伐採に必要な道具や重機は異なり、手順が増えることもあるでしょう。業者であればそういったことも含め、多くの経験と知識で臨機応変に作業できるメリットがあります。

・木の処分をおこなってくれる
伐採は、木を切って終わりではありません。木を処分する必要があります。ゴミとして出すこともできますが、地域によっては厳しくルールが決められている場合もあります。そういった木の処分が面倒なときも、業者であれば処分までまとめて依頼できるので、助かりますよね。

ほかにも、業者によってはアフターフォローのサービスがあったり、草刈りや剪定など伐採以外のサービスも一緒におこなったりできる場合もあります。業者によってはそういったサービスを利用できるメリットもあるので、内容をよくみておくとよいでしょう。

自分にあう業者の選び方

業者に依頼した場合、伐採作業の幅が大きく広がることが分かりました。では、実際に業者を選ぶ際には、何を基準に選べばよいのでしょうか。具体的には、以下のような特徴があるかどうかをポイントとし、業者を選ぶのがおすすめです。

  • 即日対応でスピーディーな作業
  • 内訳の分かりやすい見積り
  • お客様の要望を徹底的に確認する
  • ほかに困っていることはないかなどと相談にのってくれる
  • 伐採した木や作業あとの、お手入れに関するアドバイスをくれる

こうしたサービスは、業者によって得意としている内容が異なります。そのため、自分に合った業者を選ぶには、自分が何を重視するかというのが大切なポイントになります。上記のような業者の特徴を参考に、ご自分の希望に合った業者を選択してみてください。

自分で伐採するデメリット

自分で伐採をおこなう場合、タイミングや作業後の状態が自分次第で決められるといったメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。以下で、自分で伐採をおこなう場合のデメリットを確認してみましょう。

・木の大きさに制限がある
素人が伐採をおこなう場合は、安全に作業ができる木の大きさに限界があります。庭木が高さ3メートル、太さ直径20センチメートル以上に育ってしまっていたら手が付けられません。

・完全な抜根はほぼ不可能
根は大きさも広がり方もさまざまで、近くの木の根と絡まっていたり、建物の下に広く根が入り込んでいたりする根は抜けないこともあります。そういった根の状態の判断も難しいですし、抜根可能な根でも、自力ですべての根を抜ききるのは非常に困難です。

・知識や経験が少ない
木の種類や状況に関しての知識が少ないため、通常の手順以外の方法が必要な木の場合、伐採するのは困難です。

・木の処分まで自分でおこなう必要がある
自分で伐採をおこなう場合は、伐採後の木の処分もしなければなりません。ゴミとして出すとしても、地域のルールによっては出し方が決められていることがあるので、注意が必要です。また、複数の木を伐採した場合は処分する木の量も増えるので、個人での処分は大変な作業となります。

・ケガや事故の危険性が上がる
正しい手順を知っていても、伐採をおこなう際はチェーンソーやノコギリなどの日常的にはあまり使用しないような道具や機械を使用します。そのため、ケガをしたり想定外の事故が起こったりする危険があります。

このように、ご自分で伐採作業をおこなう場合は、せっかく庭をキレイにしたいと考えていても、根や木の処分に手間がかかり、大きなケガや事故の危険もともないます。そういった面倒や不安は、伐採業者に依頼すれば解消することができます。安全で確実な伐採は、プロの技術をもった業者へお任せください。

私たち伐採110番は全国に加盟店をもつため、あらゆる地域でのスピーディーな対応が可能です。お客様のお悩み解決に最適な業者をご紹介しますので、まずは無料相談窓口へぜひお問い合わせください。

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