樫の木は成長が早く、手入れをしないと見る見るうちに大きくなります。樫の木は、場合によっては10メートル以上にもなる木です。生えている場所が住宅地の場合、近隣住民や周囲の人に迷惑をかけてしまうおそれもあります。
このように樫の木を育てていくのは大変なので、伐採を考える方も少なくないでしょう。そこで本コラムでは、樫の木の伐採や具体的な費用についてご紹介します。
目次
樫の木の伐採・抜根は自分でできる?依頼したときの費用について
大きく育った樫の木を放置していると、近所迷惑になりかねません。たとえば、自宅の樫の木が広がり、隣の住宅の外壁や車体にぶつかってしまうこともあるのです。こうした問題を防ぐために、伐採を考える方も少なくないでしょう。
そこでここからは、自分で樫の木の伐採をおこなう危険性と、業者に依頼する際の費用について説明します。
樫の木を自分で伐採するのは危険!
なかには、「樫の木の伐採を自分でやってみよう」と考える人もいるかもしれません。しかし、樫の木の伐採はとてもリスキーな作業です。
基本的に自分で伐採ができる範囲は、高さ3メートルで直径20センチ以下の木といわれています。なぜこれ以上高い木を自分で伐採するのが困難かというと、人に向かって倒れた場合に、木の重さを自分で支えることができないからです。
また電線が近くにある場合は、倒木により電線が切れてしまうこともあります。切れて垂れ下がった電線は、触れた人や動物を感電させてしまうおそれがあるでしょう。
「自分は安全に伐採できる」と思っていても、不慮の事故が起きることもあるのです。そのため、樫の木の伐採は業者へお任せするのが賢明でしょう。
樫の木伐採を依頼すると、いくらかかる?
「自分で伐採をおこなうのは危険だから作業を業者へ依頼したいが、費用が気になる……」という人もいるかもしれません。
樫の木伐採の費用は基本的に、樹木の高さ・大きさ・本数で決まります。高さを目安に費用を考えたい場合は、0~1.5メートルほどで約3,000円~5,000円、1.5~3メートルほどですと約10,000円~15,000円、それ以上の場合は約20,000円以上になると考えておきましょう。なお、すべて1本あたりの費用となります。
伐採に関する費用は作業費として扱われ、スタッフの技術料を含んでいます。そのことから、伐採がしづらい場所や10メートルを超える大きな木になると高度な技術を求められるほか、必要なスタッフの数も増えるので費用も高くなるでしょう。
樫の木の伐根も費用がかかります
「伐根」とは、伐採を終えた後の切り株を処理する作業のことです。伐根をしておくことで再発防止になったりハチの巣対策になったりなど、さまざまなメリットがあります。伐根は基本的に伐採を終えた切り株付近の土を掘り、根元から抜き取ります。このとき業者は、太い根が張っていて手作業では難しい切り株に対し、重機を使って掘るのです。
伐根の費用は基本的に5,000円程度です。しかし、伐根の際に重機を使う場合は費用が高くなります。ただし複数箇所で重機を使う場合であれば、結果的に安くなる場合もあるので、業者へ相談しましょう。
その他にかかる費用は?
もし、お部屋の片づけをしたら、不要なものをゴミ袋にいれて捨てますよね。伐根の場合も同様、作業を終えてから処分する必要があり、処分費が発生します。そのほかも、切り株のあった場所の穴を修復するための費用もかかります。もしも伐採と伐根を希望するのであれば、同じ業者へまとめて依頼するのが費用を安く抑えるコツでしょう。
樫の木伐採や伐根のご依頼を検討中の人は、弊社をご活用ください。樫の木の伐採に関するご相談や心配な点をお電話で伺い、サポートいたします。年中無休で受付対応しておりますので、お忙しい人でも気軽にご利用いただくことが可能です。
伐採業者の選び方と依頼前の注意点
これまで、樫の木の伐採を業者へ依頼する際の費用についてご紹介してまいりました。ここからは、優良業者を選ぶコツや注意点などについて説明します。どのような業者を選べばいいか迷っているという人はチェックしてみてください。
業者による伐採の流れ
業者は、以下のような手順で伐採をおこないます。まずは手順を知って、当日のイメージをつかんでおくといいでしょう。
1.周囲の安全を確認する
伐採をするには樫の木を倒す作業は必須です。安全に倒すためにも、周りに建物や人がいないか十分に注意し、倒す方向や場所を決めます。
2.伐採作業をおこなう
安全を確保してからは本題である樫の木の伐採作業です。二方向から切り口をいれてゆっくり倒しながら伐採をおこないます。
3.伐採後の木を処分する
処分まで依頼した場合は、伐採した後の木を処分します。基本的に大きな木は可燃ゴミで捨てることができないので、業者へ依頼するといいでしょう。
優良業者を見分けるポイント
伐採業者といってもいろいろな種類の業者があり、どこへ依頼すればいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか。そこで優良業者を見分ける5つのポイントをご紹介します。
1.費用が安すぎないか
依頼するとき、あまりにも費用が安い場合には注意が必要です。見積りを提示後、諸費用として追加料金を請求されることもあります。細かい費用の内訳を提示する業者は優良であることが多いでしょう。
2相談に乗ってくれるか
見積り費用の相談や、樫の木伐採に関する相談などを親身になって聞いてくれるかどうかをみておきましょう。丁寧な対応を心がけている業者であれば、伐採作業中に疑問に思ったことなどを気軽に相談しやすいです。
3.実績や評判はどのくらいか
ホームページで実績や評判を調べておくことで、他社との比較を簡単におこなうことができます。口コミなどで業者の雰囲気をつかむのもおすすめです。しかし、依頼内容やご依頼人様はそれぞれ違いますので、あまり鵜呑みにし過ぎないようにしましょう。
4.樹木1本からでも依頼できるのか
業者によっては、樹木1本のみの伐採は断られる場合があります。あらかじめ確認するようにしましょう。
5.アフターサービスは充実しているか
樫の木伐採後の根っこを処分してもらえたり、周辺の掃除をしてもらえたりする業者もあります。アフターサービスは業者によって違うので、どのような特色があるか知っておくと業者を選ぶときに便利です。
伐採時ってお祓いをしたほうがいいの?
「大きな木を伐採するときはお祓いをしなくてはならない」という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。庭木にも命があり、精霊が宿っているといわれています。そのため、神聖な木を伐採してしまうのには気が引ける、という人は多いのです。
伐採をすることに不安がある人は、お祓いをするといいでしょう。お祓いは自分でおこなうこともできます。
基本的なお祓いの方法は、伐採をおこなう前にお神酒、盛り塩を順にお供えします。その後、伐採する樫の木に感謝を伝えましょう。ほかにも、神職の人や業者へお祓いを代行してもらうこともできます。儀式の質や形式よりも、樫の木への敬意や感謝などの気持ちが大切になるでしょう。
伐採を依頼する前に確認すること
倒す場所がなかったり、周囲に影響を与えたりする場所に生えている場合は、伐採してもらえない場合があります。確認のためにも、事前に現地調査や現地見積りをおこなうことでより確実な依頼をすることが可能です。
弊社では無料での現地調査、お見積りをお出しすることが可能です。樫の木の大きさや周囲の環境などによって費用は異なります。「だいたいいくらで伐採できるのだろう?」といったご相談も受け付けておりますので、まずはお電話お待ちしております。
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