空き地の雑草が生えてこないように対策するには「除草剤」と「防草シート」を使うのがおすすめです。雑草が生えてくるのは「根が残っている」「種子が根付く」「植物が育ちやすい環境」がおもな原因になります。
それらの原因を解決できるのが、除草剤と防草シートです。本記事では、除草剤と防草シートを使った空き地の雑草対策の方法を紹介していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
除草剤と防草シートで空き地の雑草対策
空き地の雑草対策は、除草剤と防草シートを使うのがおすすめです。ここからは、この2つのグッズを使った雑草対策の方法と、雑草対策に効果的な理由を解説していきます。
雑草は生える原因は3つ
雑草が生える原因は「根が残っている」「種子が根付く」「植物が育ちやすい環境」の3つです。なぜ雑草が生えてしまうのかそれぞれの原因について解説していきます。
雑草をどうにかしようと引き抜いて除草する方は多いでしょう。しかし、ただ抜いただけでは雑草を完全に駆除することはできません。土中に残った数ミリの根っこは、まだ生きているからです。
雑草を抜くと、ちぎれた根っこが残ります。そこから再び雑草が伸びてくるのです。そのため、まずは雑草の根っこから枯らして、伸びてこないようにしましょう。
また、今生えている雑草をキレイにしたとしても、飛んできた種子によって雑草が繁殖します。一株から出る種子は、数千を超えるといわれています。きれいにした空き地に再び雑草が根付かないようにするには、種子を根付くのを防ぎましょう。
とくに空き地は、太陽を遮るものがなく雨水をたくさん吸収することができます。そのため植物にとって、空き地は最適な環境です。そのまま放置をすれば、空き地の雑草は一気に成長をするでしょう。そうならないためにも、空き地の雑草を対策するには光や水を遮る必要があります。
まずは除草剤で根から枯らそう
空き地の雑草を対策するには、今生えている雑草を枯らしましょう。雑草を枯らすには、液体タイプの「茎葉処理型除草剤」がおすすめです。茎葉処理型の除草剤は、雑草の葉や茎から薬剤を吸収して雑草を枯らします。とくに、根から枯らせるタイプの茎葉処理型除草剤を使用するのがおすすめです。
しかし、茎葉処理型除草剤は、土に残された種子や発芽したばかりの種子を枯らすことができません。これらを育たないようにするには粒状タイプの「土壌処理型除草剤」を使うのがおすすめです。
はじめに、茎葉処理型除草剤で今生えている雑草を枯らし、予防として土壌処理型除草剤を撒くのがよいでしょう。
防草シートで雑草が育たないようにしよう
除草剤で雑草を枯らすことができたら、防草シートを使って雑草が育たないようにしましょう。防草シートとは遮光性の高いシートのことで、植物が光合成できないように光を遮ります。
不織布など縫い目のない素材のシートを選べば、下から雑草が伸びてきても貫通しづらくなるでしょう。また、防草シートを敷いておけば飛んできた種子が根付く心配もありません。
防草シートの上に砂利をかぶせると効果倍増!
防草シートの上に砂利を敷き詰めると、さらに高い効果を得ることができます。防草シートを敷いているだけでは、風が吹くとシートがめくれたり隙間ができたりするでしょう。
そうなると、飛んできた種子が根付いたり、雑草が下から突き破って伸びてきたりすることがあります。シートのめくれや隙間ができるのを防ぐために、上から砂利をかぶせるのがおすすめです。また、防草シートを敷いているだけでは殺風景なため、砂利を敷くことで彩りができて景観もよくなります。
はじめは業者に依頼をするのもおすすめ!
放置された空き地の雑草は伸びっぱなしになり、ジャングルのようになっている場合もあるでしょう。「手に負えない」「どこから手をつけたらいいかわからない」という方は、はじめだけでも業者に依頼をするのがおすすめです。
弊社では、草刈りや草むしり、除草など生い茂った雑草をキレイにする業者の紹介をおこなっております。雑草の処理を業者に依頼をして、効率よく庭をすっきりさせてみてはいかがでしょうか。空き地の雑草対策をするまえに、今生えている雑草を根絶させましょう。
ほかにもある空き地の雑草対策
空き地の雑草対策には、先ほど紹介した方法以外にもあります。ここからは、除草剤と防草シート以外の雑草対策を紹介していきます。自分の状況や目的にあわせて対策するのがおすすめです。
固まる土
固まる土とはセメントや砂でできた土のことで、水をかけると雑草が生えてこないほどカチカチに固まります。土の質感を保ちながら雑草を防止することができるため、人気が高いです。
固まる土は、ホームセンターなどで購入することができます。水をかけるだけで雑草対策ができるため簡単に思われがちですが、実は施工が難しいです。
水の加減によっては、うまく固まらなかったりムラになったりします。しかし、固まる土を厚く敷けば、防草シートより雑草が下から突き破って生えてくることが起きにくいです。また、狭い場所に敷き詰めることができるため、隅々まで雑草対策をすることができます。
グランドカバー
グランドカバーとは、雑草が生えないようにほかの植物で地面を覆う方法です。グランドカバーに使用される植物は「アレロパシー効果」を備えています。アレロパシー効果とは、ある植物以外の植物の成長を阻害したり、微生物の発生を抑制したりすることです。
このアレロパシー効果を備えもつ植物を使ってグランドカバーをおこなうと、雑草が生えにくくなります。とくに「シバザクラ」「ヒメイワダレソウ」「ベロニカ・オックスフォードブルー」を植えると花を咲かせるため、景観もよくなりおすすめです。
コンクリート塗装
雑草を確実に対策したいなら、コンクリートで塗装するのがおすすめです。コンクリートで塗装をすると空き地を駐車場として利用することもできます。雑草対策が面倒で、空き地を有効活用したい方に向いているでしょう。
雑草対策に効果が非常に高いコンクリートですが、費用が高く撤去が大変です。また、ヒビやすき間から雑草が生えることがあるため、完全に雑草対策することはできません。コンクリートで塗装をするときは、高額な費用がかかることと、撤去が大変なことを考慮してからおこないましょう。
レンガやタイルを敷く
タイルやレンガを敷いて、雑草対策をする方法です。隙間なく地面を覆えば、コンクリートと同様の効果を期待することができます。また、コンクリートよりもデザイン性が高いため、景観の雰囲気がよくなります。ただし、レンガやタイルを敷くのは費用がかかり、DIYでおこなうのは難しいです。
空き地を覆って雑草対策したいならまずは雑草駆除を!
空き地を覆って雑草対策をしたいなら、まずは雑草駆除をしましょう。固まる土やグランドカバー、コンクリートなどで覆いたいときは、ムラや凸凹にならないように雑草をキレイに駆除する必要があるからです。
自分で広い空き地をキレイに雑草駆除するのは大変でしょう。そんなときは雑草駆除をおこなっている業者へ依頼をしましょう。業者に依頼をすれば、早く確実に雑草をキレイにしてくれます。
雑草駆除をおこなっている業者をお探しなら弊社へご相談ください。弊社では、伸びきって手がつけられない空き地の雑草でもキレイに駆除する業者をご紹介しております。
雑草の放置はNG!放置するリスク
広い敷地に生えた空き地の雑草を駆除するのはとても大変です。とはいっても、空き地の雑草を放置してはいけません。
空き地の雑草をそのままにしてしまうと、さまざまなリスクが発生してしまうことがあるからです。空き地を問題なく管理するためにも、雑草を放置するリスクについて知っておきましょう。
不法投棄されやすい
雑草だらけになった管理されていない空き地は、不法投棄がされやすいです。不法投棄されたものは、空き地の所有者が処分をしなくてはなりません。
そのため、家具や産業廃棄物などを不法投棄されてしまうと、それらを処分する費用や手間がかかるリスクを負います。また、不法投棄されたものによっては、土壌が汚染されることもあるでしょう。
近隣トラブルに発展
雑草を放置すると、どんどん繁殖し伸び放題になります。伸びた雑草が近隣の住宅に侵入したり、道路へはみ出たりすると近隣トラブルに発展することがあるでしょう。
また、雑草が生い茂ると害虫が発生するようになります。雑草は害虫のエサであり、隠れる場所でもあります。雑草を放置すると蚊やダニ、ゴキブリなどさまざまな害虫が住み着くことになりかねません。近隣から「家の中に害虫が入ってきた」「害虫に刺された」などクレームが入るまえに、雑草はキレイにしておきましょう。
また害虫被害だけでなく、生える雑草によっては健康被害を出すことがあります。とくにブタクサは花粉症のひとつであり、アレルギー物質をもっています。おもいがけないアレルギー症状を引き起こすことにもなるので注意をしましょう。
雑草は庭の手入れと一緒に業者へ依頼するのがおすすめ
雑草は空き地だけでなく、庭の手入れと一緒に業者へ依頼するのがおすすめです。空き地の雑草だけでなく、庭木の剪定なども依頼すれば楽にお手入れすることができます。近隣トラブルに巻き込まれるまえに業者に依頼をして、庭や空き地の雑草対策をしましょう。
弊社でご紹介している業者の中には、雑草の駆除だけでなく、庭木の剪定や伐採などにも精通した業者もおります。もし空き地の雑草だけでなく庭の手入れも一緒に作業してくれる業者をお探しなら弊社へご相談ください。