愛車のドライブや通勤など、自動車は私たちの生活に欠かせません。その自動車のガラスはちょっとしたヒビが入っただけであっても、耐久性が落ちてしまいますので、早急に修理する必要があります。自動車のガラスの損傷は頻繁に起きるというわけではないだけに、どのように修理したらよいのか、また保険の使用はどういった流れとなるのかご存じない方も多いでしょう。こちらでは自動車のガラス交換の際の、修理の流れや料金、保険の使用についてご紹介していきます。
自動車のガラスは合わせガラスを使用しているため、衝撃には強く割れにくいのですが、割れてしまう時は粉々に割れてしまうという特性があります。そのため、割れた時には殆どの場合修理ではなく交換が必要になります。
普段自動車通勤をされている方はもちろん、生活の中で自動車を使用されている方にとっては車の修理をする場合、どれくらいの時間がかかるかということは気になる部分かと思われます。自動車のガラス交換の方法や、どれくらい時間がかかるのか、被害の多いフロントガラスとリアガラスの交換時間についてご紹介していきます。こちらはあくまで部品が修理工場などに用意されている状態での一般的な時間であり、特殊な部品を使用しているなど取り寄せが必要な場合はまた日数も変わってきます。
フロントガラスの交換 | リアガラスの交換 |
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作業時間は1時間~2時間 | 2時間以上かかることも |
まずワイパーやフロントカウルなど取り外す際に邪魔になるパーツを取り外します。そして、ボディとガラスの境目のモールを取り除いたのちフロントガラスを取り外します。交換用の新しいガラスに専用の接着剤を塗布し、取り付けを行います。接着剤がしっかりと乾いて固定されるまでテープ等で固定します。対応するフロントガラスがない場合には、取り寄せに1週間以上かかる場合もあります。 | リアガラスの交換もフロントと同じように付いているガラスを取り除く作業から始まります。リアガラスは熱線が貼られているため、作業はフロントガラスより難しくなります。ナビ付きの自動車の場合にはその配線が通っていたり、バックカメラ付きであればそれに対応するものを選ばなければなりません。また、フロントガラスよりも割れる事が稀なため在庫が少なく、取り寄せとなる場合が多くなります。 |
フロントガラスに起こりがちなのが、飛び石による陥没です。高速道路などでは小さな石でも大きな衝撃がガラスに加えられますので、陥没やヒビが入ってしまうことがあります。この小さな陥没は急激な温度変化により大きなヒビとなる可能性があるほか、走行中の振動や風圧で全体が破損してしまうことがあります。自動車の樹脂系接着剤など使用したフロントガラス修理キットで、フロントガラスを補修することができます。小さな傷のうちに修理を自分でしておくと、走行中に突然全体的に割れてしまうのを防ぐことができます。
ウロコとも呼ばれるウォータースポットとは、雨や洗車後に水滴が斑点、ウロコ状の白い跡となることです。車の窓にスモークが貼られていると特に目立ちやすく、見た目があまり良くないだけでなく前を走行する車がズレて見えるなど危険があります。自分でウロコを除去する場合にはフロントガラスにはウロコ取り専用の溶剤を使用しましょう。またポリマー加工を行うことで水滴が付きにくくなり、予防にもなります。
フロントガラスの擦り傷は、ガラス面に砂やホコリが付着したままワイパーを作動してしまった、雪を取り除こうとして堅いものでフロントガラスをこすってしまった時にできてしまうことが多いようです。運転への集中力が落ちてしまうだけでなく傷の場所によっては視界の妨げとなり危険です。こういった場合のウィンドリペアの方法としては研磨することできれいになりますが、その場合にはガラス専用の研磨剤を使用しましょう。
フロントガラスの修理はガラス1枚を交換となる場合が多く、かなり費用がかかります。工賃もかかりますが、交換ガラス自体の値段が高額となる場合があるからです。工賃をあまり掛けたくないと考えると、修理工場に交換持ち込み依頼をするよりも自分で修理してしまおうとされる方も多いでしょう。車のフロントガラス交換をDIYすることは可能です。しかし、この場合以下の様なデメリットがあることも知っておかなければなりません。
特に新車や外車(輸入車)の場合には対応するフロントガラスを見つけることは困難ですし、自動車交換部品の中古品は価格に変動がありますのでどれを選んで良いのか迷ってしまいます。また、フロントガラス交換の際に工賃を抑えるために自分で交換を行っても、安全性においてはリスクがある場合もあります。
自動車の部品交換にも保険会社との契約内容によっては保険の適用範囲内となり、格安で修理を行える場合があります。飛び石によるフロントガラスの損傷は保険の内容としては車両保険を使用する事になります。保険会社によっては交換に掛かった料金の一部を負担してくれる、翌年の等級が下がらないなどのプランもあります。また、自動車部品の交換代が考えていたよりも安い工賃で済んだという理由で、保険を使わないというという変更ができる場合もあります。ただし、飛び石によるガラスの損傷に対応していない保険もありますので、ご自身の保険が対応しているかどうかまずはご確認ください。飛び石により損傷があった場合にまず確認したい点として、
などが挙げられますので一度検討し、よりお得な方法で修理しましょう。
自動車ガラスはちょっとした傷も非常に大きな事故に繋がる恐れがありますので、傷を見つけたらすぐに修理を自分や修理業者の手で行うことが重要です。そして、この自動車の交換作業や修理作業にかかる費用を保険を使用すること安く抑えられる場合があります。フロントガラスの修理やウィンドウリペアを検討する際は修理方法や交換費用について一度調べてみることをおすすめします。