窓ガラスを替えるときやガラス製の家具が不要になったときには、処分方法や費用が気になります。方法を工夫すれば、ガラスの処分費用は安く抑えることも可能です。自治体のゴミ回収に出すことができれば、ゴミ袋などの代金だけで済みます。
また、状態のよいガラスならリサイクル業者などに買い取ってもらえる可能性もあるのです。このコラムでは、ガラスを適切に、安く処分する方法、費用がかかる場合の目安を解説します。不要なガラスにお困りの方は、参考にしてみてください。
目次
費用をかけずにガラスを処分するには
不要になってしまったガラスは、ゴミとして回収に出すか、買い取ってもらうことで費用をかけずに処分することができます。それぞれの方法や注意点をくわしくみてみましょう。
自治体のゴミ回収に出す
自治体指定のゴミ袋などに入れることができれば、ガラスは通常のゴミと同じように回収してもらうことが可能です。ガラスは不燃ゴミに区分されていることが多いですが、自治体によって異なりますので、ルールを確認しましょう。
ある程度大きな板ガラスなどは粗大ゴミとして扱われることが多いですが、小さく割ってゴミ袋に入れれば不燃ゴミに出せる場合もあります。ただ、車のフロントガラスなどの特殊なガラスは簡単には割ることができません。無理に割ろうとするとケガをするおそれがありますので、ほかの処分方法を選びましょう。
ガラスを割る際は、破片などでケガをしないよう注意が必要です。手順を解説しますので、安全を第一に作業をしましょう。
- 安全のため、手を保護する軍手や目を保護するゴーグルなどを着用してください。
- ガラスにガムテープなどを巻きつけます。
- さらに新聞紙やブルーシートで覆います。
- 上からハンマーなどで叩いて少しずつ割っていきましょう。
- 小さく割ったら、ゴミ袋を突き破らないよう破片を新聞紙や紙袋、厚紙などで包みます。無理はせず、少量ずつ包みましょう。
- 回収する人がケガをしないよう、目立つ位置に「危険」や「ガラス」などと書きます。
- 自治体指定のゴミ袋に入れ、指定の日に指定の場所へ出しましょう。
これは基本的な方法ですが、自治体によって異なる場合があります。必ず自治体のルールに従って出しましょう。
買い取ってもらえる場合もある
不要ではあっても状態のよいガラスであれば、リサイクルショップや買取業者で買い取ってもらえる可能性があります。ガラス製の食器や小物、ガラステーブルなどの家具はもちろん、窓ガラスに使用していた板ガラスも買い取っているところがあるのです。
とくに大きなガラスや大量のガラスを処分したいというときには、出張買取をしている業者を探すとよいでしょう。重たくて危険なガラスを運ぶ手間が省けるので、とても便利です。
ただし買取には査定があり、買い取ってもらえないこともあります。どのようなものを買い取ってもらえるのか、あらかじめ電話などで確認しておくのがおすすめです。
買取業者で買い取ってもらえない場合は、オークションサイトなどで売るという方法もあります。ただし、オークションサイトでは落札者とのやり取りや発送は自分でおこなわなければいけません。また、商品の状態や料金などを巡って落札者とトラブルになるおそれもあります。手間やリスクも多いことを覚えておきましょう。
ガラスの処分に費用がかかるケースと相場
ゴミ回収に出したり買い取ってもらったりといった方法が難しいときには、処分に費用がかかってしまうことが多いです。ガラスの処分方法はいくつかありますので、それぞれ費用の相場を解説します。費用や手間、安全性を考慮して、最善の方法を検討しましょう。
粗大ゴミの回収に出す
自治体によって、「何cm以上は粗大ゴミ」という規定があります。大きなガラスを割ってゴミ袋に入れるのが難しい場合には、粗大ゴミという扱いになるのです。
粗大ごみの回収は有料で、板ガラスなら1枚500円~1,000円程度、ガラス製の家具なら500円~1,500円程度が相場でしょう。粗大ゴミを出す手順は、基本的には以下のような流れです。
- 自治体の粗大ゴミ受付センターなどに電話で申し込みをし、ゴミを出す日を予約すると、回収の料金を教えてくれます。
- コンビニやスーパーで、教えてもらった料金分の回収用シールを購入します。
- ゴミに回収用シールを貼りつけ、予約した日に指定の場所へゴミを置いておきましょう。
回収日は指定されることが多いので、それにあわせて回収場所まで運ばなければなりません。また、回収場所までは自分で運ぶ必要があったり、シールを購入しにコンビニなどまでいったりと、若干手間は多い方法かもしれません。
ゴミ処分場に持ち込む
粗大ゴミは、自治体のゴミ処分場に自分で直接持ち込むことも可能です。回収を利用した場合に比べて半額近くまで費用が安いこともあるので、費用を抑えたいときにはおすすめです。ただ、大きなガラスを運べるだけの車両が必要です。
また、持ち込みをするには申し込みをして先に料金を支払ったり、自治体の窓口で手続きをしておく必要があったりする自治体もあります。あらかじめ自治体のルールを確認しておきましょう。
民間の回収業者に引き取ってもらう
不要なものを引き取ってくれる民間の業者もあります。買取業者と違って、壊れて使えない状態のものでも引き取ってくれるので、確実に処分ができます。また、自宅まで引き取りにきてくれるので運ぶ手間も必要ありません。
回収業者の費用相場は、軽トラック1台分で収まる程度なら1万円~1万8千円程度でしょう。回収業者の料金には基本料金や出張費が含まれることが多いので、引き取ってもらうものが少ない場合は料金が割高になることがあります。
処分にかかる手間は省けますが、その分費用は格段に高くかかる方法といえます。料金は業者によって差がありますので、いくつかの業者を比較してみるのがよいでしょう。
修理・交換するならガラス業者に頼むのもおすすめ
ガラスの修理や交換に対応している業者では、割れたガラスや不要なガラスの回収も引き受けていることが多いです。窓や家具の修理や交換にともなってガラスの処分を考えているなら、ガラス業者に頼むのもおすすめです。ガラス業者を利用するメリットや費用について解説します。
交換のついでに回収もしてもらえる
ガラスを交換すれば当然古いガラスを処分する必要がありますので、ガラス業者ではガラスの処分にも対応しているのです。交換と一緒に依頼することで、処分だけを業者に依頼するよりも処分費が安くなる場合があります。修理や交換の費用も含めて、依頼する業者を決めるのがよいでしょう。
好きなガラスに交換できる
ガラス業者では、さまざまな種類のガラスを扱っています。家具のガラスをすりガラスなど違う種類のガラスに変えれば雰囲気が変わりますし、窓ガラスを強化ガラスなどにすればセキュリティを高めることができます。また、2層構造になっているガラスなどは冷暖房の効率をよくし、節電の効果も期待できるのです。
ガラス交換の費用相場
ガラスを交換する際の費用は、ガラスの種類やサイズによって変動します。一般的な腰高サイズの窓の場合、すりガラスなら1万3千円~1万5千円程度、強化ガラスなら2万円~3万円程度でしょう。
相見積りでお得な業者をみきわめよう
ガラス業者を選ぶ際には、いくつかの業者を比較して検討しましょう。より費用の安い業者をみつけるには、少なくとも2~3社程度から見積りを取るのがおすすめです。
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