アパートやマンションなどの賃貸住宅に住んでいる方の中には、ガラスが割れてしまったら自分で修理費用を負担しなければいけないと考えている方がいるのではないでしょうか。しかしガラスの割れた原因によって、実は住居者が修繕費用を負担しなくても良いケースがあるのです。ガラスはデリケートなのでちょっとした不注意でも割れることがあります。そのため、どんなことに気を付ければ良いのか、そして何を知っておけば良いのか、賃貸住宅の種類なども含めて皆様のお役に立つ情報をまとめました。
賃貸住宅といえば、一般的にはアパートやマンションを思い浮かべる方が多いかと思います。しかし、場合によってはこれらの建物も賃貸住宅に含まれることになります。
【賃貸住宅の種類】
賃貸住宅では、大家さんと賃貸借契約を結んで住むことになります。退居をする時は、部屋を借りた時の状態に戻して貸主に返す必要があります。これを原状回復といいますが、入居していた人はどこまで修理費用を負担すべきなのか、トラブルにならないように把握しておく必要があります。
普通に生活しているだけでも、ガラスが割れたりひびが入ったりすることがあります。ベランダに設置されているガラスに間違って物をぶつけてしまったり、高く積み上げた荷物が倒れて窓ガラスを割ってしまったりすることも考えられます。また、衝撃や圧力をまったくかけていなくても、室内と室外の温度差でガラスが自然に割れることもあるのです。
ガラスが割れた時に、分譲マンション等だと交換や修理の費用を貸主が負担する場合と、入居者が負担する場合があります。そこで、どんな事がポイントになるのでしょうか。具体的なケースを見ていきましょう。
ガラスに衝撃を与えていないのに、自然にガラスが割れてしまった場合などが該当します。
このように入居者が何もしていないのにガラスが割れてしまった場合は、入居者が原因ではないので基本的に修繕費を払う必要はなくなります。
身に覚えのない状況でガラスが割れてしまった際には、すぐに貸主の方へ報告するようにしましょう。
気温や天候のせいでガラスが割れた場合は、早く報告すれば原因の特定も容易になります。
入居者の不注意でガラスに強い衝撃を与えて割れてしまうと、修理をしなければならないことがあります。
このように、入居者の行動が原因でガラスを割ったり傷をつけてしまったりしたら、基本的に入居者がガラスの修繕費を払う必要性が高くなります。
その他にも、ペットが原因でガラスの修理費を払ったりする場合があります。ペット可の賃貸住宅にお住まいの方は、ガラス付近ではペットを遊ばせないようにしておくと良いでしょう。
賃貸住宅に住んでいる方は、ガラスが住居者の不注意ではなく、熱割れなどで自然に割れた場合には、修繕の責任問題にならないように貸主の方へ速やかに相談をしましょう。またガラスのトラブルに遭わないためにも、しっかりとガラスのメンテナンスを行うことが大切です。もし結露が発生しているのに掃除をしなかった場合、適切な管理を怠ったということで修繕を求められる恐れがあります。そうなってしまったら弁償の値段が気になるのではないでしょうか。
このように家のガラスが割れてしまった時に、賃貸だと交換や修理の費用を自分で負担しなければならないことがあります。しかし、ガラスのメンテナンスを日常的にしっかり行っていれば、ガラスのトラブルを未然に防ぐことができます。適切なお手入れや点検法などは、業者の方にお任せすれば安心した生活を送ることができるでしょう。