トイレタンク底から水漏れはパッキン交換で解消!原因・対処方法紹介

「トイレタンクの底から水漏れ……どうしたらいいの?」トイレタンクの下あたりから水漏れしている場合、まず水漏れしている場所をよく確認しましょう。

トイレタンクの底から水漏れがある場合は、パッキンの劣化が原因であることが多いです。トイレタンクと便器は別々の部品であり、ボルトで固定されているだけなので、接合部分のパッキンが劣化することによって水漏れを起こしやすいのです。

パッキンの劣化による水漏れは、パッキンを交換すればすぐに解消します。まずは、トイレタンクの底から水漏れをしている原因を特定しましょう。また、当コラムではパッキン交換を適切におこなう方法も紹介していますので参考にしてください。

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トイレタンク底から水漏れ……まずは原因を特定しよう

トイレタンクの底から水漏れがあるときは、どこから水が出ているのかを詳しく見て原因を特定しましょう。水漏れ箇所を確認するときには、以下の2つのチェックをおこなってみてください。

チェック1:レバーを回して水を流してみる

チェック1:レバーを回して水を流してみる

まずは、レバーを回して水を流してみましょう。水の流し方は、トイレの機種によって異なり、レバーを軽く回す方法のほかにボタンやレバーを押すタイプのトイレもあります。

何もしていない状態のときには水漏れがないのに、水を流すと水漏れが始まるという場合は、トイレタンクと便器の接合部分のパッキン劣化が疑われます。

チェック2:トイレタンク底のボルトを点検する

次に、トイレタンクの底にあるボルト付近を点検してみましょう。トイレタンクが低い位置にある場合は、下からしっかりのぞきこむようにしてトイレタンクの底にあるボルトを確認してください。

水を流したときにボルトから水がポタポタと落ちてくる場合は、ボルト内部のパッキンが劣化しているおそれがあります。パッキンが劣化すると硬くなったり変形したりしてすき間ができ、水漏れを起こします。その水がボルトを伝って外へ漏れているのです。

タンクと便器の間にあるパッキンの役割・耐用年数

トイレタンクと便器は、もともと別のパーツであり、そのふたつはボルトで固定されています。パッキンは、接合部分から水が漏れないようにするために取り付けられているのです。

トイレタンクと便器の間にあるパッキンは、黒いゴム製で密結パッキンと呼ばれることもあります。タンクの重みがかかる構造になっている場合は、パッキンの劣化が早く進むかもしれません。

ゴムパッキンは、10年以上使用すると劣化して水漏れが起きやすくなるといわれています。しかし、使用の仕方によっては、それより早く劣化することもありますし、20年以上使用しても水漏れが起きないという場合もあります。

パッキン劣化ではなさそう…原因がわからないときは

タンク底からの水漏れをよく確認してみると、ボルト部分以外のところから水が漏れてきている場合があります。その場合はパッキンの劣化ではなく、タンク内の別の部品の故障や、タンクや便器のひび割れが原因で水漏れが起きているかもしれません。

また、トイレタンクの位置によってはのぞきこむことができず、確認できないケースもあるでしょう。「トイレタンク底から水漏れしているようだけど、はっきりした原因がわからない」という場合は、水道業者に見てもらうのが安心です。

弊社では、トイレの水漏れに対応できる業者を紹介いたしております。

「どの業者に依頼したらよいのかわからない……」「できるだけ早く修理してほしい!」といったご要望もうけたまわっております。業者をお探しのときには、遠慮なく電話にてご相談ください。電話対応は24時間365日対応可能です。

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パッキン交換でトイレタンク底の水漏れを解消しよう!

パッキンは、経年劣化によって水漏れを起こすため交換が必要です。きちんと交換すれば、タンクの底からの水漏れを解消することができます。適切な対処で、トイレタンク底の水漏れを止めましょう。

パッキン交換は自力でできるの?

パッキン交換は自力でできるの?

パッキンの交換自体はむずかしい作業ではありません。ボルトを外して、パッキンを新しいものに交換するだけです。ただし、トイレタンク底のパッキンを交換する際には、タンク自体をいちど取り外す必要があります。

トイレタンクは重量があるうえに、ある程度の高さまで持ち上げなければいけません。また、陶器でできているので、落下してタンクや便器が破損したり、床や壁に傷をつけたりするおそれがあります。

作業中のミスで床が浸水してしまったりケガをしてしまったりというリスクもありますので、パッキン交換は、業者に任せることをおすすめします。

パッキン交換を自力でおこなう方法は【トイレタンクと便器のすき間のパッキン交換方法】をご確認ください。

パッキン交換を業者に依頼する費用相場

パッキンの交換を業者に依頼した場合の費用相場は5,000円程度です。ただし、早朝や夜間、休日などは別途時間外料金が発生する場合があり、エリアによっては出張費がかかることもあります。

水漏れ発生時に役立つ知識をまとめたこちらの記事では、トイレ水漏れの修理費用も詳しく解説していますので参考にしてください。

また、ホームページなどで探してみてもよくわからない場合や信頼できる業者をできるだけはやく見つけたいという場合には、弊社の業者紹介サービスが便利です。

お客様のご要望をお聞きして、すぐに駆けつけることのできる業者を紹介いたしております。お急ぎのお客様に対応できるよう、電話にて常時受付しておりますので遠慮なくご相談ください。

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トイレタンクと便器のすき間のパッキン交換方法

パッキン交換には、体力を必要とする作業や手順をしっかり守らないとトイレタンクを破損させたりケガをしたりする危険があります。自力でパッキン交換をするときには手順をよく確認してから作業を始めてください。

ステップ1:パッキン交換に必要な道具・部品を準備しよう

ステップ1:パッキン交換に必要な道具・部品を準備しよう

パッキンの交換に必要な道具は以下の通りです。

  • 新しいパッキン
  • ドライバー
  • ウォーターポンププライヤー
  • ゴム手袋

新しいパッキンは、密結パッキン(トイレタンクと便器の間専用のパッキン)を準備しましょう。密結パッキンは、ホームセンターやネットなどで購入することができます。

メーカーによっては、公式サイトから購入することが可能な場合もあります。パッキン購入の際には、トイレの型番を確認しておき、適合するパッキンを選びましょう。

ドライバーは、プラスマイナス両方準備しましょう。プライヤーとは、開口部の大きさを調整できる工具でDIYなどによく使われます。ウォーターポンププライヤーは、通常のプライヤーに比べて持ち手が長くなっているもので、水道工事などによく使われます。

作業用に使う手袋は、軍手よりゴム手袋がおすすめです。ゴム手袋のほうが、水が浸み込みにくく、作業しやすいからです。

ステップ2:給水を止めよう

トイレのメンテナンスや修理をおこなうときには、まずトイレタンクへの給水を止めましょう。トイレの給水は、止水栓を閉めることで止められます。止水栓は、壁とトイレタンクとの間に設置されていることが多いです。

止水栓が見つからない場合は、トイレタンクの裏側や下部を探してみましょう。見栄えをよくするために、正面からは見えにくい場所に設置されている可能性もあります。止水栓はトイレ内のどこかに必ずありますので、探してみてください。

止水栓は、右へ回すと閉まります。水が止まるまで回し続けてください。マイナスドライバーで回すタイプが多いですが、素手で回せるタイプや専用の工具が必要なタイプもあります。

給水を止めたら、タンク内の水も抜きましょう。タンク内の水は、レバーを何回も回すなどして水を便器へ流します。タンク内の水を流すと、タンクへ給水が始まってしまう場合は、止水栓をしっかり閉めなおしましょう。

ステップ3:ボールタップを給水管から外そう

タンク内の水が空っぽになったら、タンク内にある部品(ボールタップ)を給水管から外しましょう。作業中に水が床へ落ちることがありますので、雑巾や古タオルを敷いてから作業をおこなうことをおすすめします。

タンクの外から続く給水管とボールタップの根元にあるナットは、ウォーターポンプフライヤーを使って緩めます。ナットはある程度緩んだら、素手で外すことができます。外したボールタップや浮き球は、作業の邪魔にならないようにタンク外へ取り出しておきましょう。

ステップ4:タンクを取り外そう

タンク内の部品を取り外したら、トイレタンク底にあるボルトを外します。ボルトは、ウォータープライヤーなどを使ってナットを緩めてから外してください。ボルトを取り外したら、タンク本体を持ち上げながら外します。

タンク本体は想定よりも重いと感じることが多いですので、ケガに気をつけて作業をしましょう。タンクを持ち上げながら外すことができたら、便器横などの邪魔にならない場所へ寝かせるように置きます。タンクの落下で床やタンクを破損させないように気をつけてください。

ステップ5:パッキンを取り替えよう

取り外したタンク本体の底の部分に、古いゴムパッキンがついています。古いゴムパッキンを取り外したら、その周辺をきれいに拭いておきましょう。その後、新しいゴムパッキンを取り付けます。すき間ができないようにしっかりはめこみましょう。

ステップ6:タンクを取り付けよう

パッキンの交換が終わったら、タンクを取り付けます。外したときの手順を逆の方法で取り付けてください。ナットを締めるときには、締めすぎに注意して遊びを持たせておきましょう。ナット周辺のパーツが膨張したときに、遊びの部分が緩衝材となってくれるからです。

タンクを取り付けたら、タンク内の部品(ボールタップ)と給水管を接続させましょう。タンクや部品の取り付けが終わったら、止水栓を開けて水を流してみてください。トイレタンク底からの水漏れが止まっていれば作業完了です。

トイレタンクのパッキン交換は単純な作業ではありますが、取り外す作業が煩雑で時間がかかることが多いです。また、作業中のミスで部品を破損させてしまったり、水漏れが解消しなかったりというケースもあります。

自力での作業がむずかしいと感じたら、はやめに業者へ相談しましょう。パッキン交換は、業者へ依頼すれば、安全に作業してもらえます。

「パッキン交換だけでも請け負ってくれるのかな?」「パッキンの準備もしてくれるのかな?」といった疑問をお持ちの際には、弊社の業者紹介サービス窓口へ電話でご相談ください。お客様のご要望に沿って、安心して修理依頼ができる業者を紹介いたします。

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