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クマネズミは駆除剤が効きにくい!生態・特徴から被害対策を考える

クマネズミは駆除剤が効きにくい!生態・特徴から被害対策を考える
ゴキブリなどの害虫と同様に、家に被害をもたらす代表的な害獣はねずみです。そして、そのねずみ被害のほとんどがクマネズミによるものだといわれています。もし、自宅でクマネズミを発見したり、ねずみに荒らされた形跡が見られたりしたら、すぐに業者に相談しましょう。放っておくと大きなトラブルに発展することもあるのです。

この記事では、家での被害がもっとも多いクマネズミの生態と対処法について紹介します。自分でできる対処法も紹介しますが、確実にねずみを駆除したい方はプロに依頼しましょう。

クマネズミの生態と特徴【生息場所・寿命・繁殖】

人間の生活圏内で見られるねずみは、おもにドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミです。その中でも人間の住む家にもたらされる被害の9割が、クマネズミといわれています。そんなクマネズミを駆除するには、クマネズミの生態を知っておくとよいでしょう。

クマネズミの見た目

身体的な特徴 耳が大きい しっぽが体より長い
口が細長い 体が細め
体の大きさ 16~23センチメートル
体重(成体) 100~200グラム
体重(赤ちゃん) 5~6グラム
体の色 黒~茶褐色
指の数 5本

クマネズミは、16~23センチメートルほどの茶色い毛色をした耳の大きなねずみです。おしりから伸びた黒く長い尻尾は体より長いのも特徴のひとつといえるでしょう。

クマネズミの生態と生息場所

性格 怖がり、警戒心が強い
食事 何でも食べる雑食
とくに好きなものは、雑穀などの植物性
(果物など)
身体的能力 高いところに登るのが得意
生息場所 天井裏、高層ビルなどの高い場所
フン 0.7~1センチメートル
生活 夜行性、人の気配がなくなってから活動する

基本的には何でも食べますが、雑穀などの植物性のものを好んで食べる傾向があるようです。性格は怖がりで、ほかのねずみに比べて警戒心が強いことでも知られています。クマネズミが家に生息していると、夜ドタドタと屋根裏を走りまわる音が聞こえてきたり、柱や壁などに穴を開けられたりといった被害が見られるようになるでしょう。

クマネズミのフン

走りながらフンや尿をするためそこら中に散らばってしまい、悪臭や人体への健康被害も懸念されます。

クマネズミのフンの図解

クマネズミの繁殖と寿命

寿命 約2~3年
繁殖時期 1年中
ピークは秋
出産回数 年5~6回
出産数 1回に約6匹
繁殖可能な時期 生後3ヶ月ほどから可能

クマネズミは、生後3か月ほどから繁殖行動を始め1回に約6頭もの子どもを産みます。そして、妊娠・出産を1年に5~6回おこない、個体数を増やしていくのです。とくに秋に繁殖のピークを迎え、冬にはあっというまにたくさんのクマネズミが繁殖している状態になってしまいます。

このように繫殖力の強いクマネズミが個体数を増やせば、その分被害も大きくなってくるでしょう。また、クマネズミの寿命はおよそ3年といわれているため、放っておけばすぐに数が増えてしまうのです。

クマネズミの侵入経路

クマネズミの侵入経路

クマネズミは、家の壁面などにできたひび割れや通気口などから侵入してきます。そして、寒いのが苦手なクマネズミは、暖かい天井裏などに移動して住みかにしてしまうのです。高層マンションなどにお住まいの方は、「さすがにねずみは上がってこれないだろう」と安心しているかもしれません。

しかし、クマネズミにとって断熱性が高い高層マンションは快適で、暮らすにはもってこいの場所なのです。また、配管などを伝って上に登るのが得意なクマネズミは高層ビルだろうと平気で住みかにしてしまいます。そのため、近年では高層マンションやビルでもクマネズミの被害が見られるようになってきているのです。

垂直にのぼるクマネズミ
垂直に登ることができるよ!

クマネズミの見つけ方【ラットサイン】

家にねずみがいるかどうか確かめるには、ラットサインを探してみるとよいでしょう。ラットサインとは、ねずみが残す痕跡のことです。ねずみが通る場所には体が壁に擦れてできた黒っぽい汚れがついていることがあります。また、クマネズミは歩きながらフンや尿をするので、フンが落ちていたり天井にシミができていたりします。

ラットサインらしきものを見つけても自分で判断できない場合は、ラットサインの付近に小麦粉をまいてみてください。その上をねずみが歩けばきれいに足跡がつくため、ねずみの存在を確信できることがあります。
ラットサインがある場所

クマネズミが家にいることの被害

クマネズミが家にいる状態が続くと、衛生面で問題が出てきます。
もともとねずみの体にはダニが寄生しています。そのうえ、ホコリが溜まっている場所や、屋根裏などをよく徘徊するため、あらゆる病原菌を体にまとっているのです。

もしそれらに接触すると、サルモネラ菌や鼠咬症(そこうしょう)、ペスト菌などを発症してしまうおそれがあります。

また、クマネズミの歯は伸び続けるので、固いものをかじり短く削る習性があります。そのため、家の中にある家具などをかじり、ときには電気コードをかじる場合も……。そして最悪の場合、漏電して火災になってしまう危険性があるのです。

不安なときはネズミの無料調査を相談してみましょう

家にねずみがいるかもしれないと感じたら、まずねずみ調査をしてもらうのがおすすめです。ねずみ調査では業者が実際にご自宅に伺い、依頼者から状況などを丁寧にお伺いすることから始めていきます。

聞き取りが終わったら、実際に被害が予想される屋根裏や通気口などの周り、床下を含め屋外からも徹底的にラットサインがないか調べていくのです。ラットサインがあれば、それを辿ってどこが侵入口になっているか、巣があるかなども調査します。

調査終了後はねずみ被害があるか、巣や侵入経路はどこであったかなどの報告を依頼者におこなう形となるでしょう。このような調査や駆除にかかる費用の見積りは無料でおこなってくれる業者も多いようです。

いざねずみを駆除しようとなると、駆除や侵入経路を塞ぐ工事にかかる費用はおよそ10万~25万円とされています。しかし、被害が軽度である場合、もう少し費用を抑えられるかもしれません。

自宅のねずみ駆除にかかる費用を知るには、業者にねずみ調査を依頼した際に見積りも一緒に出してもらうとよいでしょう。

被害が小さいければ小さいほど、費用は安く済みます。
早期発見・早期駆除が大切です!

殺鼠剤に強いスーパーラット!駆除方法は?

クマネズミの中には、殺虫剤や毒餌が効かないスーパーラットと呼ばれる個体が増えつつあります。もともとクマネズミはかしこく警戒心も強いため、罠や毒餌には寄りつかない傾向があります。それに加えて、最近では毒餌に対して耐性を持った個体も現れ駆除が難しくなりつつあるのです。

これは、もともと毒餌への耐性が強い個体同士が繁殖行動をおこなうことで、生まれた子どもがより毒餌に対して強い耐性を持った個体となるからです。このようにスーパーラットへと進化をとげたクマネズミを自分で駆除するにはどうしたらよいか紹介していきます。

罠を設置1:毒餌の作り方と注意点

まずは、毒餌を食べさせて駆除する方法から試してみましょう。しかし、クマネズミには毒餌に対して耐性のある個体、ない個体が存在します。そのため、どちらの個体に対してもそれぞれ違った毒餌で対策する必要があるのです。まずは一般的な毒餌の作り方と設置方法について紹介します。

【毒餌の作り方】

まき餌の作り方(まき餌タイプの場合)
(1)トウモロコシやヒマワリの種、パンなどを小さくして袋に入れる
(2)粉末タイプのホウ酸を10~30gほど餌と混ぜ合わせる
(3)においでおびき寄せるため、ごま油を少量かけて完成
(4)トレーやお皿に入れておく

ホウ酸団子作り(ホウ酸団子の作り方)
(1)粉末状のホウ酸200gと小麦粉100gを混ぜ合わせる
(2)ホウ酸と小麦粉を合わせたものに、牛乳と砂糖をそれぞれ大さじ1ずつ加える
(3)クマネズミが好きなトウモロコシなどの粉を加える
(4)粉が団子状になるまで状態を見ながら、水を加えていく
(5)丸めて団子状にする。(ゴム手袋・ビニール手袋をつけること)
(6)ベランダなど数日干して乾かして完成

【毒餌の設置方法】

(1)クマネズミは警戒心が強いため、しばらく毒が入っていない餌を仕掛けて様子を見る。
(2)餌を食べている様子が見られたら、毒餌の混じった餌に切り替える。

このように、毒餌を上手く使って耐性のないクマネズミを駆除していきましょう。

そこでやっかいなのが、スーパーラットと化したクマネズミです。スーパーラットにはホウ酸では効果が見られないため、リン化亜鉛と呼ばれる物質が混ざった毒餌を使用する必要があります。

しかし毒餌に対して耐性があるなし問わず、仲間が毒餌によって死んでいるのを見たクマネズミは、せっかく仕掛けた毒餌に近づかなくなってしまうのです。このように毒餌だけでは十分な効果が見られないこともあるため、粘着テープなどの罠も併用するとよいでしょう。

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罠を設置2:トラップの種類と設置・自作する方法

クマネズミを駆除するための罠にもさまざまな種類があります。おもに使われるのが、粘着シート、捕獲かご、バネで挟み込むタイプでしょう。

トラップ各種

粘着シートは、ねずみの手足をシートにくっつけて動きを封じることで捕らえるタイプの罠です。バネ式の罠は、バネの上に餌を置き、それを食べたねずみをバネで挟んで捕らえます。

また、捕獲かごの罠は、ねずみの餌をかごの中に設置し、持ち出そうとかごの中に入ったねずみを閉じ込めて捕まえるものです。どれもホームセンターなどで販売しているものなので、簡単に手に入れることができるでしょう。

少しでも駆除費用を抑えたいという方は、罠を自作してみるとよいかもしれません。自分でできるねずみの罠の作り方は、以下の通りです。

【準備するもの】

●ゴム手袋
●深めのバケツ
●ねずみが歩ける幅の木の棒(バケツに立てかけるのにちょうどよい長さのものを選ぶ)
●500mlのペットボトル(フタは不要)
●ビニールひも
●水もしくはサラダ油
●キリ
●ピーナッツバターやマヨネーズなどクマネズミが好きな餌(練り状のものだと使いやすい)

【罠の作り方】

(1)ペットボトルをひっくり返して、ビニールひもを通すための穴をキリで空ける。

罠の作り方1

(2)ビニールひもをバケツの持ち手に結ぶ。
(3)結んだビニールひもの反対からペットボトルを通す。

罠の作り方2

(4)ペットボトルがバケツをまたぐように設置し、ビニールひもをぴんと張った状態にする。
(5)先ほど結んだ持ち手とは反対の部分に、ビニールひもを結んでペットボトルを固定する。

罠の作り方3

(6)バケツに水、もしくはサラダ油を約15cm入れる。ねずみの死骸を見たくないという方は滑って登れなくなるサラダ油がおすすめ。

罠の作り方4

(7)ペットボトルにピーナッツバターやマヨネーズなどの餌を塗れば完成。

罠の作り方5

【設置方法】

(1)バケツをラットサインのある壁際に置く。
(2)ねずみの通り道に沿うように木をバケツに立てかける。

罠の設置方法

このような罠を仕掛ければ、餌につられたねずみがペットボトルに乗るとくるっと回転してバケツの中に落ちるしくみになっています。クマネズミが活動しやすい夜の時間帯に合わせて置いておくとよいでしょう。

ただし、仕掛ける場所には注意しなくてはなりません。小さいお子様がいる家庭やペットを飼っている場合は、手の届くところに置いておくと触ったり口に入れてしまったりするおそれがあります。罠を設置するときは、お子様やペットの目につかないところに置くようにしましょう。

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個人でのねずみ駆除は困難!難しさの理由

自分で毒餌や罠を置いて駆除しようと試みても、なかなかすべて駆除するのは難しいとされています。なぜなら、ねずみは学習能力が高く仕掛けられた毒餌や罠に仲間がひっかかると用心して近寄らなくなってしまうからです。

そうなればいくら毒餌や罠を仕掛けても、駆除にはつながりません。その間にもクマネズミは出産を繰り返し、個体数を増やしていくため、被害は大きくなってしまうでしょう。また、自分でも駆除が難しいと判断して、業者に依頼しても業者が仕掛ける罠にも警戒して駆除が難航することもあるのです。

もしねずみが自宅に現れたら、早めに業者にねずみ調査を依頼し駆除してもらってください。ねずみの駆除業者はねずみの種類や被害状況、ラットサインなどから的確な駆除方法を選んでおこない、できるだけ最短で駆除をしてくれます。被害を広げないためにも、プロの力を借りてねずみを家から追い出しましょう。

クマネズミの予防対策

ねずみの駆除をおこなった後も、再び被害に遭わないように予防や対策をしておく必要があります。この章では、3つの予防対策について見ていきましょう。

侵入経路を塞ぐ

ねずみの被害を防ぐには、まず侵入経路を塞がなくてはなりません。いくら家の中のねずみを駆除しても、外から再び侵入されればまたねずみの被害に悩まされてしまうでしょう。ねずみの侵入口となる壁のすき間やひび割れは、パテなどを使って補修することをおすすめします。

また、通気口などもねずみにとっては格好の侵入経路です。そのため、目の細かい金網などを取り付け、ねずみの侵入を防ぐとよいでしょう。

細かい網で通れないクマネズミ

ねずみの好まない環境を作る

ねずみが好まない環境作りも、大切な予防対策となります。ねずみが家に侵入する目的は餌を入手することや暖かい場所に住まいを作り繁殖することです。

まずは、簡単に食べ物を入手できないようにしましょう。食べ物を開封した状態で放置したり、破られやすいビニールなどに保管したりするのは危険です。フタが閉まる瓶やプラスチックなどの容器に詰め替えるなど対策をしておいてください。

また、巣を作るための材料がない家も、ねずみは好みません。ねずみは家にあるタオルやシーツなどの保温性がある素材を集めて巣を作ります。簡単に素材を入手できる環境であれば、ねずみは巣を作ってしまうでしょう。

巣作りを防ぐためにも、衣服などはタンスの中にきちんとしまうようにしてください。また、押し入れなどにねずみが通れる隙間がないかどうかも定期的に確認し塞ぐようにしましょう。

エサがなくて困るクマネズミ

忌避剤は効果が切れる前に

ねずみが寄りつかないように、くん煙剤などの忌避剤を置いておくのも効果的です。しかし、忌避剤も効果が持続する期間が決まっています。効果が切れてしまえば、再びねずみが侵入してきてしまうでしょう。

忌避剤の使用は予防につながりますが、設置する際に効果がどれくらい続くか確認するようにしてください。効果が切れる前に交換することをおすすめします。

苦手な臭いに逃げるクマネズミ

まとめ

家のねずみ被害の約9割が、クマネズミです。繁殖力も強く、放っておけばすぐに増えて、大きな被害につながってしまうでしょう。

家にねずみがいるかもしれないと感じたら、まず業者にねずみ調査を依頼してみてください。業者はねずみが残すラットサインや被害状況など詳しく調べてくれます。ねずみの被害を受けていた場合、早めの駆除をおこないましょう。

毒餌や罠を使えば自分で駆除することもできますが、スーパーラットや警戒心の強いクマネズミは駆除しきれないことがほとんどです。手を加えることでねずみの警戒心を強めてしまい、駆除が難しくなることもあるので業者にまかせることをおすすめします。

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