「ラットサインを見つけたい!でもどうやって探したらいいのかわからない……。」
とお困りではないですか?
ラットサイン(ネズミが残した痕跡)が見つかる場所はだいたい決まっています。
ラットサインはネズミが通った場所に残されているため、特定の場所を探せば見つかることが多いのです。
この記事では、ラットサインをいち早く見つけるため、おもに以下の内容をご紹介しています。
- ラットサインの見た目と特徴(画像あり)
- ラットサインがよくある場所
- ラットサインを見つけたときの対処方法
この記事を読めば、ラットサインをすぐに発見し、ネズミが家にいるかどうかわかるようになるはずです。
もし、ネズミがいることがわかったら、ラットサインをうまく活用してネズミを家から追い出しましょう。
【画像】ラットサインの見た目と特徴
ラットサイン(ネズミが残した痕跡)には、以下のものがあります。
- 黒いこすり跡
- ふん
- かじった跡
- 足跡
それぞれの特徴を詳しくご説明します。
黒いこすり跡
ネズミが通った道には、黒いこすり跡がつきます。
ネズミは、隅に沿って歩く習性があります。
ネズミが何度も同じ場所を行き来することで、体についている脂分と汚れで壁や柱などにこすれ、最初は目立たなかった黒い汚れがだんだん目立つようになっていきます。
黒い跡は、ネズミの体から分泌された脂分で黒光りしているのが特徴です。
ふん
ネズミが通った道には、ふんが落ちていることもあります。
特に、家屋への被害が多いクマネズミは移動しながらふんをする習性があるため、部屋の隅をよく見るとふんが散らばって落ちていることがあります。
ネズミのふんは、ネズミの種類によって大きさが異なります。
家に住みつくネズミは、おもに「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」の3種類です。
それぞれのふんの特徴を見てみましょう。
▼ネズミの種類別のふんの特徴
ドブネズミ | クマネズミ | ハツカネズミ | |
---|---|---|---|
見た目 | |||
大きさ | 10~20mm | 6~10mm | 4~7mm |
色 | 焦茶・灰色 | 茶・灰色 | 茶色 |
特徴 | まとまって落ちていて、太い。 | 散らばって落ちていて、細長い。 | 小さくて先がとがっている。 |
このような見た目のふんが落ちていたら、ネズミが家にいる可能性が高いです。
ネズミのふんを見つけたら、早めに除去と消毒をおこなってください。
ネズミのふんに含まれている病原菌によって、感染症を引き起こすおそれがあります。
ネズミのふんの詳しいことや掃除方法は、別記事「ネズミのふんの特徴」でも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
かじった跡
家の中では、ネズミがかじった跡が見つかることもあります。
ネズミの前歯は一生伸び続けるため、ネズミは常に固いものをかじっていなければなりません。
食べ物や家の柱、家具などにかじられた跡があったら、ネズミを疑いましょう。
足跡
ネズミが通った道には、足跡が残ることもあります。
ネズミの足跡は見つけづらいですが、ホコリが溜まっている場所をよく見ると、小さな足跡が浮き出て見えることがあります。
ちょんちょんと足跡がたくさんついていたら、ネズミの足跡かもしれません。
ラットサインがよく見つかる場所
ラットサインは、以下のような場所にあります。
- ネズミが出入りできる隙間・穴の周辺
- ネズミが通る壁沿い・柱・天井
ネズミは、基本的に人のいなくなった夜に行動し、昼間は寝ています。(人の気配がなければ昼間に行動する場合もあります。)
ネズミは、夜になると餌を求めて家の中や家の外を移動するため、出入りできる隙間の周辺や通り道にラットサインが残っていることが多いです。
ネズミが出入りできる隙間・穴の周辺
ラットサインは、ネズミが出入りできる隙間や穴の周辺で見つかることがあります。
まず、屋内にあるネズミが出入りしやすい場所から見てみましょう。
▼ネズミの出入口(屋内)
- 換気扇
- ガス管のすき間
- 排水管のすき間
- ブレーカー付近のすき間
- 出入り口の框(かまち)下
- トイレの配管(ドブネズミの場合)
- 鴨居や長押(なげし)のすき間
- エアコン導入口
- 押し入れの天板
- ネズミにかじられた穴
ネズミは、10円玉大の隙間があれば通ることができます。
ネズミが入れそうな隙間や穴があったら、周辺にラットサインがないか確認してみてください。
次に、屋外にあるネズミが出入りしやすい場所を探してみましょう。
▼ネズミの出入口(屋外)
- エアコン導入部
- ひさしの下のすき間
- 窓のすき間
- 扉のすき間
- 戸袋
- 基礎のすき間
- 通風口
- 換気扇
- 壊れた壁
- 床下通風口
- 床下
- 床下通風口
- 床下の排水・トイレの配管(ドブネズミの場合)
ネズミが出入りできそうな隙間や穴があったら、周辺にラットサインがないか確認してみてください。
ラットサインを見つけたら、ネズミがそこを通って家に入ってきている可能性が高いです。
ネズミが通る壁沿い・柱・天井
ラットサインは、ネズミの通り道となる壁沿いや柱、天井で見つかることもあります。
ネズミは壁に沿って走る習性があるため、壁沿いや柱などに黒い汚れやふん、足跡などのラットサインが残ることがあります。
特に、クマネズミは垂直に移動するのが得意なため、天井にもラットサインがないかよく見てください。
ラットサインを見つけたら、ネズミがその場所を行き来している可能性が高いでしょう。
ラットサインは見つかりましたか?
このようなラットサインがあるということは、ネズミが家に侵入していることが考えられます。
ラットサインを見つけたら、次の章のネズミを家から追い出す方法を試してみてください。
ラットサインが見つからなかった場合も、不安でしたら一度ネズミ駆除業者に調査してもらうことをおすすめします。
ネズミ駆除業者は、ラットサインがある場所を熟知しているため、すぐに見つけてくれます。
ねずみ110番では、ネズミの調査や駆除・対策がおこなえる業者を多数ご紹介しています。
ネズミの調査を依頼する際は、ぜひご相談ください。
ラットサインを見つけたときの対処方法
ラットサインを発見したら、以下の順番で対処してネズミを家から追い出しましょう。
- かじられた食べ物は排除する
- ネズミが出入りできる隙間・穴は塞いで侵入を防止する
- ラットサインがあった場所に罠を仕掛けて駆除する
ラットサインが見つかれば、ネズミの侵入ルートをある程度把握できるため、効率よくネズミを追い出せます。
順番に解説していきます。
かじられた食べ物は排除する
ネズミにかじられている食べ物があったら、排除しましょう。
ネズミは1日に自分の体重の3分の1~4分の1の量の餌を食べるといわれているため、ネズミを追い出すには、餌を利用できないようにして被害を止めることが大切です。
ネズミにかじられている食べ物はもちろん、ネズミの餌になりそうなものは片づけておきましょう。
ネズミは雑食で、何でも食べます。
ネズミの餌になるものは、以下のように保管をしておいてください。
- 食材や生ごみは密閉できる容器に入れる
- ペットが残した餌は片づける
- 花瓶や仏壇の花は夜片づける
- 園芸用肥料は密閉できる容器に入れる
ネズミが出入りできる隙間・穴は塞いで侵入を防止する
ネズミが出入りできる隙間や穴は塞いで、家の中に侵入されないようにしましょう。
特に、ラットサインがあった隙間や穴はネズミが通った可能性が高いため、確実に塞いでください。
隙間や穴は、以下の方法で塞ぐことができます。
ネズミが出入りできる隙間・穴 | 塞ぐ方法 |
---|---|
小さな隙間・穴 | 金属たわしを丸めて埋める |
外壁の穴 | パテで埋める |
排水パイプやダクト周りの隙間 | 防鼠板(ぼうそいた)で塞ぐ |
通風口 | 防鼠金網(ぼうそかなあみ)で塞ぐ |
通気口は、完全に塞ぐと床下の風通しが悪くなってしまうため、適度に穴が空いている防鼠金網(ぼうそかなあみ)で塞ぎましょう。
ラットサインがあった場所に罠を仕掛けて駆除する
最後に、ラットサインがあった場所に罠を仕掛けて残ったネズミを駆除しましょう。
ネズミの駆除は、「粘着トラップ」がおすすめです。
粘着トラップは、ネズミの通り道に設置し、その上を通ったネズミが足元をとられて体ごとくっつくというものです。
ネズミの駆除方法には、他にも殺鼠剤で駆除する方法や、捕獲器で捕獲する方法などがありますが、ネズミが死んだあとの処理を考えると、粘着トラップが一番扱いやすいでしょう。
粘着トラップは、ラットサインがある場所に敷き詰めて設置することで、効率よく捕獲できます。
以下のように、ラットサインがあった出入口と通り道に粘着トラップを設置しましょう。
▼ネズミの出入口付近に設置する方法
ラットサインがあった出入口付近には、このように粘着トラップを10枚ほど規則正しく並べてください。
▼ネズミの通り道に設置する方法
ラットサインがあった通り道には、このように5枚以上の粘着トラップを壁に沿って隙間なく設置しましょう。
狭い場所では、粘着トラップをL字型、U字型、トンネル型に折ると設置しやすいです。
家屋への被害が多いクマネズミは警戒心が強いため、最初は粘着面を出さずに折りたたんだ状態で設置してみてください。
3日間ほどたってネズミが慣れてきたら、粘着面を出してみましょう。
ネズミが粘着トラップにかかったら、折りたたんだ状態で生ごみとして処分してください。
ラットサインの調査はプロに任せるのが確実!
ラットサインを探すなら、プロのネズミ駆除業者に調査してもらうのが確実です。
プロのネズミ駆除業者に調査してもらうメリットは以下のとおりです。
- ネズミの侵入ルートを熟知しているため、効率よくラットサインを探せる
- ネズミの侵入されやすい場所を徹底的に塞いでくれる
- 自分では難しい床下や屋根裏の調査もしてもらえる
- ラットサインなのか、ただの汚れなのか判断してもらえる
ネズミ駆除業者に調査してもらえば、ラットサインがあるか徹底的に見てもらえます。
ラットサインがもし見つかったら、侵入口の封鎖、ネズミの駆除、消毒・清掃なども状況に応じて対応してくれます。
ラットサインを見つけられなくて、ネズミが家にいるんじゃないかと不安に思われている方は、一度ネズミ駆除業者に調査を依頼してみてはいかがでしょうか。
ねずみ110番では、ネズミの調査や駆除、対策がおこなる業者を多数ご紹介しています。
いつでもお気軽にご相談ください。
まとめ
ラットサイン(ネズミが残した痕跡)には、以下のものがあります。
- 黒いこすり跡
- ふん
- かじった跡
- 足跡
ラットサインは、ネズミが出入りできる隙間・穴の周辺や、壁沿い・柱・天井で見つかることが多いです。
ラットサインがもし見つかったら、以下の順番で対処してネズミを家から追い出しましょう。
- かじられた食べ物は排除する
- ネズミが出入りできる隙間・穴は塞いで侵入を防止する
- ラットサインがあった場所に罠を仕掛けて駆除する
ラットサインを見つけられなくて不安に感じたら、ぜひねずみ110番にご相談ください。
プロのネズミ駆除業者をすぐにご紹介いたします。