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イチジクの剪定方法と時期|夏果・秋果の収穫で仕方が違う!鉢植え・地植えの仕立てなど育て方のコツも紹介

イチジクの剪定方法と時期|夏果・秋果の収穫で仕方が違う!鉢植え・地植えの仕立てなど育て方のコツも紹介

イチジクは家でも果実を収穫できることから、家庭菜園の果樹として人気です。なおこの収穫に関しては、イチジクの剪定と仕立てという手入れが大きく関係してきます。

そこで本記事ではそんなイチジクの剪定、また仕立てについて、作業をおこなう時期や方法をご紹介していきます。また、あわせて基本的な栽培管理方法についても触れていくので、すでにイチジクを育てている方はもちろん、これから育てようと考えている方もぜひ参考にしてください。

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イチジク剪定どうやるの?時期や方法を丁寧にわかりやすく解説!

イチジクの剪定をしたい!そんなとき、どうやったらいいか…気になりますよね。

「剪定方法がわからないから不安」
「はじめてやるから慣れていない」
「失敗したくない…」

このような思いから、剪定方法を調べる方は多いのではないでしょうか?

しかし、イチジク剪定って調べてもよくわからなくないですか?
状況によってやり方が違うので、

「あああ…意味わかんない!!」という状況に陥りがち……。

そこで、イチジク剪定の方法をわかりやすく紹介します。
わかりやすくかつ、具体的に知りたい!という方に向けて丁寧に説明していくので、肩の力を抜いてついてきてください~。

これだけは絶対!イチジク剪定の予備知識

これだけは絶対!イチジク剪定の予備知識

イチジク剪定を理解するには、予備知識をつけておくことが必須になります!
ここを理解しないと、「意味わからん状態」になってしまうからです。

理解すべきことは2つ!
まず1点目。イチジクは植えてから実をつけるまで、2~3年かかります。この間に必要なのは、剪定ではなく“仕立て”という作業です。
これからイチジクを育てる、まだ植えてからそんなに経っていないという方は、この章は飛ばして、次の章を参照にしてください。

イチジクの剪定は、実付きをよくするため、収穫作業を楽にするために行うものです。そのため、植え付けてから2~3年の間、つまり実がつく安定期に入るまでは、剪定が必要ないのです。

2点目は、イチジクの種類についてです。
日本で育てられるイチジクは2種類あります。片方を普通系と呼びますが、これが代表的なイチジクとなります。普通系のイチジクは、秋に実がなるもの(秋果)、夏も秋も実がなるものの(夏秋兼用)2つに分かれています。

スーパーでよく見かけるイチジクはどっちだと思いますか?
答えは、夏秋兼用に分類される「ドーフィン」という品種です。売られている約8割は「ドーフィン」といわれているので驚きです。それだけよく育てられているということですね。

ドーフィンは、夏も秋も実がなります。「ずっと実を楽しめるじゃん!」と思った方も多いと思いますが、日本の気候や育てやすさ、収穫量を考えると、夏は諦めて秋に実をつけるように育てていったほうが、効率がよくなります。
つまり、イチジクは秋に実をつけるように手入れをしていく、これを基準にすればわかりやすくなります。

多くの人を悩ます剪定方法ですが、「夏果・秋果か」で剪定方法が変わります。
しかし、夏果か秋果かわからない…という方は多いです。そのため、剪定方法もわからなくなってしまうのです。

ここでぜひ!思い出してください。
日本では夏秋兼用種(ドーフィン)が主流、そして夏ではなく、秋に実をつけるように育てたほうが効率がいいということを…!!
これを踏まえると、どの方法でやるか迷ったら「秋果を育てること」に注目して説明を追っていくとわかりやすくなります。

早速、イチジク剪定のさまざまなパターンを紹介しますが、秋果を育てるための方法だけを確認していくのもおすすめです。(意味わからん状態回避のためです!)

イチジク剪定の時期や方法は?

剪定時期
夏果を育てたい場合は、6月上旬に行います。

そして、秋果を育てたい場合は、12~3月におこないます。目安としては葉が落ちる時期になります。
春に伸びた枝に秋に実が付く、というサイクルになるので、春が来る前に剪定をすると実付きを心配しなくて済みます。

剪定方法
剪定方法は、「夏果・秋果、どちらを育てたいか」で変わります。
剪定方法自体はカンタン!それぞれの剪定方法をみていきましょう!

夏果を育てたい場合・・・
日当たりをよくするために剪定します。不要な枝を根本から切ります。対象の枝は、下や内に向かって生えている枝、元気のない枝、込み合っている枝です。

秋果を育てたい場合・・・
長く伸びた枝に芽を2~3個残して、枝の途中で切ります。込み合っている枝があれば、枝の根本から切って整えてください。

剪定方法に迷ったら…業者に頼ってみるのもいい

イチジクの剪定は、予備知識を理解することと、夏果か秋果を考えることが大切です。
日本では、ドーフィンという品種が一般的で、夏も秋も実がつくのが特徴です。
気候などを考えると、秋に実がつくように育てたほうが効率がいいため、剪定に迷ったら秋果を育てるための方法を選ぶのもいいでしょう。

イチジクの剪定方法はさまざまあるため、私たちを悩ませます。最近では、リフレッシュ剪定という新しい剪定方法も確立されました。今までの剪定とは違い、主となる枝まで切ってしまう思い切った方法です。

「たくさんある剪定方法だけど、最適な対処をしてほしい!」

こんなときは、業者にまかせるのもひとつの方法です。プロならではの技術で、最適な剪定をおこなってくれます。

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イチジクを育てるための基本をチェック!仕立ての方法とは?

イチジクの実をつくるためには、剪定以外の作業も必要です。

「剪定以外でやるべきことを知りたい」
「これからイチジクを育てたい!」
「イチジクの仕立てってよく聞くけど、どういうものかわからない…」

このように感じている方も多いのでは…?

ここでは、イチジクの仕立て方を中心に、水の与え方、肥料についてなど、育て方の基本を紹介していきます!

イチジクを植えたら2~3年は“仕立て”を頑張る

イチジクを植えたら2~3年は“仕立て”を頑張る

仕立てとは、樹を形作ることです。
イチジクを植えてから実をつけるようになるまでの2~3年の間は、仕立てを行うことが大切です。

仕立ての方法は、「イチジクの植え方」と「品種」によって変わります。
植え方には、地面に植える地植えと、鉢に植える鉢植えがあります。それぞれの場合の仕立て方をみていきましょう。

【地植えの仕立て方】
地植えの仕立て方は、杯状にする方法と、一文字にする方法の2つあります。
適した方法は、イチジクの品種によって異なります。

●杯状

蓬莱柿(ほうらいし)など、秋果専用のものはこの形が適しています。上から覗くと、イチジクの枝が十字に見えるのが特徴です。

12月~3月に植え付けます。地面から40~50㎝の高さに切ったら、支柱を立てて枝を支えます。

1年目 作業は12~3月に行う。
主となる枝が4本になるように他を切る。
残した4本の枝は、30~50㎝になるよう、先端を少し切る。切る位置は外芽の上。
残した4本の枝は、グーっと斜めにして紐で固定しておく。
2年目 作業は12~3月に行う。
1年目に残した4本の枝先から発生した枝(のちに実のつく枝)の先端をすべて切る。
3年目 作業は12~3月に行う。
実のつく枝が毎年30本くらいになるように調節していく。
調節するために、込み合っている枝を根本から切る。

●一文字

ドーフィンなど、樹勢が強くないものはこの形が適しています。その名の通り、一文字のような形になるのが特徴です。

12月~3月に植え付けます。地面から40~50㎝の高さに切ってください。

1年目 作業は5月に行う。冬に植え付けた枝を2本に減らす。つまり、2本以外は全部根本から切る。
残す2本の枝は、元気がよく、左右逆方向に伸びている枝を選ぶ。
(のちに一文字にするため)
2年目の冬 1年目に残した2本の枝が一文字になるように、横に誘引する。
2本の枝は、色が緑に変わっているあたりで切る。
2年目の6月以降 枝がまっすぐになるように紐で誘引。
一文字にした枝からは上に向かって伸びる枝が発生している。上に伸びた枝が30~40㎝間隔になるように根元から切る。
枝と枝の間は、芽が1個残るようにするのがポイント。

【鉢植えの仕立て方】
9~3月の間に大きめの鉢に植えます。地面から20~30㎝の高さで切っておきます。切る位置は芽の上です。

1年目 作業は5月上旬に行う。3枝だけ残して後は切る。
冬になって葉が落ちたら、3つの枝をそれぞれ20~30㎝の長さになるように切る。切る位置は、外芽(外側に向かって伸びている芽)の上。
2年目 4月下旬から5月中旬に作業する。込み合っている枝を根本から切る。
季節が冬になったら、長くなってしまった枝を切る。枝に1~2個の芽を残すことがポイント。
込み合っている枝があれば、根本から切る作業も必要。

イチジクを育てるための基本の「き」!

イチジクを育てるために、基本の手入れを紹介します。
誰でもカンタンに取り組めるものなので、確認していきましょう~。

・育てる場所
日が当たり、少し日陰ができるような場所が向いています。甘~いイチジクを育てるためには、日当たりが大事なので、育てる場所には注意しましょう。
風が少ない場所、水はけが良い場所だとなお良いです。

・水の与え方
地植えの場合・・・必要ありません。ただし、夏に雨が降らない日が続くようであれば、水を少しずつ、継続的に与えてください。
鉢植えの場合・・・表面が乾いたな…と感じたらたっぷりと水を与えます。鉢の底から水が出てくるくらいが適量です。夏の期間は、1日2回以上与えましょう。

・肥料のやり方
肥料はイチジクの生長のために必要です。11月~1月、6月、8~9月の3回が、肥料を与える時期です。与える肥料は、緩効性肥料が向いています。緩効性肥料とは、効果が出るまでは時間がかかるものの、効果が続く期間が長い肥料です。窒素やリン酸など、生長にかかせない成分が入っています。

イチジクを育てるときは、カミキリムシにご注意を!

イチジクを育てるときの天敵は、カミキリムシが有名です。
被害にあうと、大きく成長したイチジクもあっという間に枯れてしまいます。

被害のサインとしては、樹皮が変色する、ヤニのようなものがつく、枝に穴が開く、木くずのような糞があるなどです。これらは春から梅雨の時期あたりに見られます。

対策としては4月以降に幼虫を退治したり、6月ごろから出てくる成虫を手で摑まえるなどがあります。カミキリムシ用の殺虫剤を利用してもいいでしょう。
その他、業者に依頼することも可能です。
剪定や仕立てを依頼したときに、一緒に害虫の対処をしてもらうのも良い方法です。

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イチジク剪定を依頼するときに気になる!料金や業者選び

イチジクの剪定や手入れが難しい…、やっぱり自分でやるのは不安と感じたとき、皆さんならどうしますか?

方法のひとつは業者に頼ること。
ただし、“業者依頼”という言葉に高~いハードルを感じる方も多いでしょう。

そう感じる理由として…
「依頼したいけど料金が気になる」
「どこに依頼したらいいのか」

など、疑問に感じること、不安に思うことがたくさんでてくるからではないでしょうか。

そこで、業者にイチジク剪定を依頼するときの料金、業者選びのポイントを紹介していきます!

イチジク剪定の費用は?

イチジク剪定の費用は?

イチジク剪定の料金は、主に2つのパターンから計算されています。

・職人さんひとりあたり
対応してくれる職人さんの人数や作業時間によって、料金を決めています。このような料金設定を設けている業者を利用するときは、事前に人数や作業時間を確認していくと安心でしょう。

・イチジクに対しての料金
イチジクの大きさや本数によって、料金を決めていきます。対象のイチジクによって料金が決まるので、わかりやすい料金体制といえます。

どちらの料金設定を採用しているかは業者によって変わるため、まずは見積りからはじめるのがかしこい選択です。見積りをとることで、具体的な料金を知ることができます。

イチジク剪定の業者選びでは、ここをチェック!

業者をかしこく選ぶために、チェックする項目を挙げます。

実績があるか
地元の業者であるか
対応は親切丁寧か
料金は適切か

上の2つは、ホームページなどで把握することができます。まずは確認してみましょう。
そのうえで、実際に相談してみます。相談するときの対応をよくチェックしましょう。料金が適切かは、複数社に見積りを依頼して比較すると見えてきます。
ただし、価格だけに注目せず、サービス内容にも目を向けることが大切です。

イチジク剪定の相談・見積りは無料でできます

剪定110番では、業者探しにかかせない相談や見積りを“無料”でおこなっています。

「まずは相談だけしたいな」「見積りをして料金を知りたい」

そのようにお考えの方も気軽に利用いただけるサービスです。
相談したことで無理に勧誘することはありません。また、見積り後でもキャンセル可能です。

自分でやるか業者に依頼するか迷っている方、業者による剪定にご興味がある方は、いつでも遠慮なくご相談ください。

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